今が生死

今日は県立美術館に書道展を見に行ってきた。私は書道に造詣が深いわけではないが知人が秀作に選ばれたとのことで県下の一流の書道家の作品が一堂に集まったらどのようなものなのかと思って出かけてみた。上手、下手などは分からないがここに出展するまでには何百枚と練習して書き上げたものと思われその息吹に圧倒された。書道に限らず絵画や音楽、スポーツなど先生に教わりながら自分の技術を磨き人間性を高めていくことはいいことだと思うが、一方でリアルナンパアカデミ－なる存在を知って愕然とした。先生がいてナンパの仕方を教える教室である。ナンパの写真を撮って被害者が訴えないような仕組みを作り、現会員数は約百人、被害者は何千人にも及ぶという。アカデミーという名のもとに会費を取ってナンパ成功数を競うこの教室は法の網をかいくぐって今まで摘発されずにきた。手口は言葉巧みに女性を誘い、酒を飲ませてナンパに及ぶというもので極悪卑劣で考えるだけでも怒りがこみあげてくるが、授業料を払って教わるものだから悪いことではないと思った輩がいたのだと思う。それを主宰して指導していた人間は４０歳代の男性で自ら実演指導していたとのことでカリスマ的存在だったとのことである。カリスマであれ何であれ指導していることは卑劣極まりないことなので厳罰に処してその芽を摘んでもらいたいと思う。