今が生死

今が生死

2023.05.28
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テーマ: 絵画(450)
カテゴリ: 感動したこと
ミレーの「種まく人」

今年卒業して就職した孫娘が東京研修の合間に我が家に来てくれたので昨日山梨県立美術館に行ってきた。
開館45周年企画もしていたが常設展のミレーの絵画を中心に観てきた。
同美術館は1978年に開館したがその時ミレーの「種まく人」と「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」の2作品を購入して展示した。その後45年間にミレーの作品を次々に購入して現在70作品を所蔵している。ルーブル美術館でもオルセー美術館でも30~40作品なので山梨の同館が世界でも群を抜いており、その購入費用は何百億円なのか分からない。
70作品の内昨日は12作品が展示されていたがいずれも本物の絵の迫力に圧倒された。
各絵画には説明がついていて「種まく人」についてはサロンに出品した時、当時の農民はこんなにさっそうとしていなかった。これは農民が体制に盾突こうとしている絵だと批判されたとのことだった。
ミレーは農家の長男として生まれて、農家を継ぐ宿命にあったが絵画の才能が優れていて絵画の道に進んだが農業を嫌いではなかった。それだけに農夫や農婦を描いた作品は多い。農業にも誇りをもっていた。それだけによぼよぼのみすぼらしい農夫が種を播いている姿でなくさっそうと種を播いている姿を描きたかったのだと思う。
いずれの作品にも真心と思想が込められており、素晴らしい作品群だと思った。
コロナもようやく厳重規制が解除された。旅行に行く人も増えたと思う。世界一ミレーの絵を所蔵している山梨県立美術館も見学先として大いにお勧めしたい。





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Last updated  2023.05.28 14:15:38
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Re:ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)の絵に魅了された(05/28)  
かんぼう さん
今年卒業して就職した孫娘が東京研修の合間に我が家に来てくれたので昨日山梨県立美術館に行ってきた。
会館45周年企画もしていたが常設展のミレーの絵画を中心に観てきた。
💛孫娘さん卒業お目でつ御座います。山梨県立美術館にミレー展を鑑賞で楽しい有意義なひと時ですね。
私も娘とパリで世界の画家の画家の展示を何度も見ています。この芸術を深く愛するパリでも農業の自給率は高いです。
娘は秋にマンガ本をフランス語で出版する為に出版の編集者と打ち合わせです。英語、フランス語、日本語等で欧州を飛び回っています。 (2023.05.28 11:46:03)

娘さんのフランス語本の出版おめでとうございます!  
楽天星no1  さん
かんぼうさんへ

「娘は秋にマンガ本をフランス語で出版する為に出版の編集者と打ち合わせです。英語、フランス語、日本語等で欧州を飛び回っています」

娘さんフランス在住長いのでフランス語堪能なのですね。フランス語での
コミックブックの発行おめでとうございます。娘さんとパリのルーブル美術館などを何回も見ているのですね。私はまだ一度もフランスには行ったことがありません。死ぬまでには一度行きたいと思っています。

山梨県は日本の中の小さな県ですが、その県が世界で最も多くのミレーの作品を所蔵しているとは山梨県に住んでいながら知りませんでした。客人がきたら案内してやろうと思いました。 (2023.05.28 21:28:48)

Re:ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)の絵に魅了された(05/28)  
田舎にいると、美術館には縁遠いです。

文化には遠のいています。(^_-)-☆。 (2023.05.29 09:33:45)

行ってみることが大事  
楽天星no1  さん
デコちゃん6902さんへ

コロナが3年以上続き美術館も映画館もずっと行ったことがありませんでした。ましてや都会から離れている所では滅多に美術館にも行かれないと思いますが、行ってみると新たな発見があります。

行ってみることが大事と思いました。
(2023.05.29 12:46:44)

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