
本日のドジャース対ダイアモンドバックス戦で大谷は43本塁打43盗塁を達成し大リーグ史上唯一の選手になった。凄いことである。本日は敵地での戦いでもあり大谷が先頭打者として登場すると大ブーイングが起こったとのことである。「大谷帰れ!」「大谷三振!」など大谷を罵倒する言葉が乱れ飛んだのだと思う。普通の選手ならそれで一歩引いてしまう。まして昨日の試合では5打数ノーヒット、打率3割を切って久しい。落ち込むのが普通の状況の中での快挙だから大したものである。
翔平選手には7歳上の兄と、2歳上のお姉さんがいるとのことだが、お兄さんも野球をしていて社会人野球の選手だったとのことである。
その弟が何故世界一の選手になったのであろうか?それには持って生まれた才能と運が大きな要因だと思うが才能はあってもそれを持て余し成功している人は少ない。両親はじめ少年野球、中学、高校の監督、プロ野球に入ってからの栗山監督など多くの人に支えて頂いたことは大きい。しかし第一の要因は本人の世界一になるという固い信念とその実践だったと思う。目標の中心に世界一を置き、そのためにはなにをしたらいいかをノートに書き込み実践してきたとのことである。さらに気持ちのコントロールも抜群だ。上記ブーイングやそれ以前の試合での打率不振などはさらりと忘れて目の前のことに打ち込めるように訓練してきたのである。シーズン初めに最も信頼していた通訳の水原氏の賭博での大金損失、借金問題が浮上し、大谷も窮地に追い込まれたが、それもキッパリ過去のこととして振り分け、気持ちを新たにして目前のことに集中させる能力は超一級品である。50本塁打50盗塁の目標があるが、大谷なら達成するかもしれない。
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