今は繭の中

今は繭の中

PR

Profile

アナトラセルヴァチカ

アナトラセルヴァチカ

Calendar

Comments

abareusagi @ Re:今まで有り難うございました!!(06/13) こん! 方向性を 掴むことができて 終…
July 2, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
なんだか暑い日が続いていて、梅雨というより夏・・・・・。雨が降っても、暑いから、梅雨というより気分はスコール・・・・・。


私は苦手だ、暑くて湿気も多いこんなお天気続きの日々は・・・・。


で、地球温暖化にこれ以上加担してはならぬ・・・・と、頭では判っているのに、毎日毎日クーラーつけてる弱い自分がいる・・・。水没しかけてるツバル共和国のヒトゴメンナサイ。段々だんだんキているヴェネチアの建築ゴメンナサイ。未来のワタシの子孫達ゴメンナサイ・・・・・。


っていうか、もし私がなんかのはずみで80歳位まで生きたとしても、最後は結局天変地異に巻き込まれて死にやしないか。そもそも自分自身も。いえ、マジで・・・・。今やめたいのにやめられない。クーラーなくては乗り切れない。ヒートアイランドな半都会の悲しい棲息者な私。



そういえば、あの東南アジアの大津波の時にテレビニュースの中で泣いていた、スウェーデン人の中年ツーリストのご夫婦は、その後どうしたのかな。波の彼方に消えた、たった2歳の息子の消息を求めて、現地に残っていた。
あれ以来、自分が見た訳でもないのに、浮き輪に乗って波の彼方に消えてゆく小さな男の子の金髪が、ずっと頭の隅にこびりついて消えない。



変な気候が続くと、記憶の中の悪いニュースや失った友人の事などが、浮かび上がってきて。
でも、紙に書き出して燃やしてしまって、すっきり潜在意識を清める?なんてコワザも使いたくない、こんな日は。人生の、暗い側面も、愛したくなる。


まあ、冷房があるから、そして食べ物と冷たいお茶があるからだ、そんなナマイキを言っていられるのはね・・・・。









雨が上がったと思ったら、いきなり薔薇が開いていた。
しかも7つの蕾が一緒に開き、まだ3つも新しい蕾が出来ていた。その上それは、5月に買ってきたとき残っていた、一番花の薄いピンクでは全然なかった。



ほとんど真紅に近いくらい濃い、輝くようなサーモンピンク・・・・・。
雨上がりなのに、変に火照ったトロリとした日中に、輝くように強い色彩が7つ。



いったいこれはどうしたことだ。
たしかにあの日は薄ピンクの、桜色の、薔薇を連れて帰った。はずなのに。



しばらく開いた口がふさがらなかった。
目を疑うとはまさにこの事。
狐につままれたみたいだった。
と言っても、私は狐につままれた事がついぞ無いので(・・・多分。)、そんな喩えはどうかなとも思うけど。




しばらくしてそれはホントのホントに現実だと分かった時、何冊も持っている(けどちっとも覚えられない)薔薇カタログのどこかで、色変わりをする薔薇があると書いてあったのを思い出した。





5月の西武ドームのショウでは、名前も確かめる余裕もなく手に入れた大鉢だから。
あらかじめ名前と特徴を知っていたら、こんなに驚きはしなかっただろう。



なんだか有り難うよ。
ウチに来てくれて・・・・・。






この際だから告白しておこう。



「ほら他にも欲しいってひといるんだよー。お客さんどうするのー?」売り子が言ったので、初めてその鉢を他のだれかが考慮中なのだと知った。売り場はとても込み合っていて、相手の顔は見えなかったけれど、千円でこの大鉢なら是非欲しい、私に下さい、と一瞬強く念じた。ずいぶん充実した、根元は直径2、5センチから3センチもあろうかという株で、一番花が2つ咲き残っていた。


売り子の声にあせって、相手は「やっぱりいいわ、荷物が重たいから・・・」
と引いてくれた。
千円札と引き換えに鉢を受け取る時、売り子の兄さんと目が合った。
あんたもよくやるなー、でも文句なしにいい鉢でしょう、大事にしてよ、と目が笑っていた。
鉢を抱えてその場を去ろうとすると、「よくあんな高いの千円なんかにするわ。気が知れない。」と大声で連れに話している年配の婦人を見た。


片手でやっと持てるほどの大鉢をビニール袋にぶらさげて、お店がいいんだからいいんじゃ、とつい私はニンマリしてしまった。














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 2, 2005 07:31:35 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: