Edee and Janija's STORY




エデーは空中で浮遊することにした。
雲の散策にはすっかり飽きてしまったのだ。
彼は彼のこういう飽きっぽいところを隠そうとしない。
ジャニジャはそこをとうの昔から見透かしていたが、決してそのことを嫌わなかった。
エデーの空中浮遊は見ていて、こっちも幸せな気持ちになる。
その時分と言ったらもう・・その時である。
雷鳴が鼓膜を貫通し、眩い白光が彼の視界を占領した。
ジャニジャの意識は慄く。
靄が霞み、虹が、その時の虹は彼が知っている虹ではない。
悪意に満ちた虹がうっすら現れ、エデーの居た場所(つまり、雷の貫通した場所)から架かる。
ジャニジャは呆然とした意識から我に還り、我が身の無事だったことをヒャチャトゥ神、つまり彼らの偉大なる生みの親に祈った。
そして、すぐに、エデーの浮遊していた場所に目を向けた。


Edee and Janija's STORY Number Seven


ヒャチャトゥ神は新たな神話の最終にあたる訓戒を創っていた。
正確に言うならば、彼はこの部分に四苦八苦していた。
彼は古き戒めを自ら破ってしまった。
こうして、脚色で塗り固められた新たな神話が誕生したのだ。
同時に暗黒の力を、邪さを生み出した。

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