May 24, 2008
XML
カテゴリ: 飛行機
「天候調査中」

台風シーズンとならんで、この時期になると空港ロビーの案内板にはこの文字がずらーーっと並ぶようになります。


今の季節パイロットを苦しめる(お客さまもですね)、 着陸できないお天気 のワースト1は FOG (キリ)です。

「IFR」 と呼ばれる、管制官の指示に従いながら計器だけを頼りにフライトする旅客機は、飛行中は外がまったく見えなくてもOKだけど、離陸と着陸に限っては、 「安全のため綿密に計算された」 最低気象条件という規則に縛られています。

例えば着陸の場合、 「ILS」 という計器着陸システムを備えた空港の場合、標準的な最低気象条件は550メートルです。
「RVR」 と呼ばれる、滑走路上を光学観測した距離が550メートル以上あったら、着陸のためアプローチをしてもよいという意味です。


いくら待っても回復が期待できないと判断したら、出発空港に引き返すか、乗客の利便性を考えて、できるだけ最寄りの空港へ向かいます(超いい天気の日でも、突然の空港閉鎖など何があっても対応できるように、代替空港はあらかじめ必ず決めています)。

FOGが発生しやすい山奥とか、 着陸できない気象条件になりやすい立地条件 ばかりに空港があるのも、利用者に迷惑をかける一因ですね・・・。
(政治屋と土建屋の利権絡みなのか、日本にはロケーション的に最悪な空港が多すぎ!)

しかしそれでも、ILSがある空港は救いがあります。

問題は、 ILSのない地方空港や離島空港 です。
こういう空港では、 VOR という地上施設を使ったアプローチしかなくて、この場合の最低気象条件は、だいたい平均して1600メートル位までハネ上がります。この差は実に大きいですorz

この手の空港をよく使う人たちは、本当に気の毒だと感じます。
普通の空港ではどうってことないお天気でも、すぐに欠航や条件付運航!
言い換えれば、 旅行・出張の計画が台無し

これも隠れた地域格差! 
だからこう思うのです。




なんとかしやがれ!!!



写真・・・乗務機のコクピット(海外同型機)。機体性能的にはRVR350で着陸できる。
ブログトップへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  May 24, 2008 11:13:37 PM
[飛行機] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cyndi_nemo

cyndi_nemo

カテゴリ

サイド自由欄

設定されていません。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: