あの、ゆるやかな日々

あの、ゆるやかな日々

2009年12月08日
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生前からこの人には注目していた。年齢もほぼ同じだし、考えていることが似ていたので(考えていることは似ていてもそのレベルは雲泥の差だが)。

あっという間に亡くなってしまい、それがまた話題になった。今でも彼女の新刊が出版されている。おととい1冊買った。「死とはなにか」。今それを読んでいる。

タイトルが直截的でちょっとドキッとするが、内容はそれほどヘビーなものではない。彼女がいろいろな雑誌や新聞に寄稿した短いエッセーのようなものを集めたものだ。

著者がひとつのテーマでまとめたものではないので、やや散漫な印象だが、それだけにちょこっと本音のようなものが出ていておもしろい。

「生きているとはどういうことか」「存在するとはどういうことか」について考えることだけの人生だった、とか臓器移植で人間は幸せになれるのだろうか、といった根源的な問いかけをするわりに、暑そうだからといって飼っている犬の毛を刈った、というエピソードが紹介されていたり…。

人間というものは日常の忙しさにまぎれているうちが幸せなのかもしれないと思う。なまじ考える時間があるから余計なことを考えてしまうのだ。池田氏も1日24時間、「存在とは」と考えていたわけではあるまい。寝る時間もあれば、お昼は何を食べようか、と考えることもあれば、恋人に電話して「この間はゴメン」と一言謝るべきだろうか、などと考えたこともあっただろう。

私も授業をやっているときに人生について悩むことはない。授業の準備をしているときも悩まない。してみると、悩み多き人生は多忙が解決してくれそうだ。






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最終更新日  2009年12月09日 01時22分03秒
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Re:ひとりごと7~池田晶子(12/08)  
泉本夏夜  さん
悩み多き人生は多忙が解決してくれそう・・・
まさにそう感じます。
忙しさにまぎれ、悩みもいつの間にか解決してくれる場合もありますし。
(2009年12月09日 21時57分49秒)

Re[1]:ひとりごと7~池田晶子(12/08)  
子犬の太郎  さん
泉本夏夜さんへ
→いまさらながら、私の世迷言にお付き合いしてくれる夏夜さんのような方がいてくれるのでなんとか精神を平常に保つことができるのだと思って感謝しています。

(2009年12月17日 23時42分35秒)

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