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〜U字型かL字型か、それとも?〜
経済学者やストラテジストの間では、今般のコロナショックから経済が回復していく過程がどのようになるかということが既に議論され始めています。一番多い意見が「U字型」です。これはUの字の様に、経済が急速に落ち込んだ後、しばらく底をさまよい、戻る時は再びスピードを上げて戻るというものです。だいたい今年一年くらいは辛い時期が続き、2021年から急速に回復するという予想が最も多いようです。
もう一つは、少し悲観的になりますが「L字型」で、我々の経済はいわゆるLの形のまま横ばいになって元には戻らないというものです。コロナウイルスはまだ多くが謎に包まれており、完全には克服できないまま共存していかなければならないとするなら、新しい経済の形を作っていかなければなりません。これまで利益が上がってきた産業はもう通用しなくなり、潰れてしまうでしょう。産業構造の変化と呼ばれるものです。しかし、私が考える経済の回復シナリオは、どちらでもありません。私は「V字型」回復を考えています。これは世の中では少数派です。あまりに楽観的すぎると思われる方もいるかもしれませんが、実は皆さんも良く知っている世界のリーディングカンパニーの中には、既にコロナショックを乗り越え、V字型を実現しているものがあるのです。
〜コロナショックをいち早く切り抜けた企業〜
下のチャートはアマゾンの株価です。(出所 楽天証券)
先週末時点で過去最高値を更新し、コロナショックを抜け出しました。アマゾンの企業価値は約1.2兆ドル。世界のランキングでも5本の指に入る皆さんご存知の今を代表する企業です。世界中で外出禁止となる中、アマゾンにはお世話になっていますよね?巣ごもり消費や通販需要に支えられ、順調な業績が期待されています。アマゾンは7万人の追加採用を行うとの発表もしました。強気姿勢が評価されていますね。
〜レジームの変化について考える〜
経済や金融でレジーム変化という言葉が出てくる時は、これまでの前提条件が大きく変わることを意味しますが、今回のコロナショックによって起こるレジームの変化はなんでしょうか。
まず、第1にテレワークの浸透が挙げられるでしょう。今までも出来なくはありませんでしたが、企業が本腰を入れていませんでした。今回の経験から、出来ることが分かったために、今後は多くの企業が環境整備に乗り出し、当たり前となるでしょう。そして、通勤や働き方改革にも大きく影響するでしょう。企業のシステム入れ替えやiPadなどタブレット端末の導入が増えることも考えられます。社内の打ち合わせや外部関係者とのミーティングはオンラインで行うことが増えそうです。いちいち会社に行かなくても良いとなれば、通勤風景にも変化が現れるでしょうか。満員電車は本当になくなって欲しい。こうしたレジームの変化に乗れるアマゾンのような企業は、いち早く危機を脱して攻めに入れます。一方で、時代に取り残されるものは厳しいでしょうね。
今回のコロナウイルスがもたらした経済環境の変化は一時的にショックをもたらしたものの、私たちの経済活動が形を変えて再び活発になっていくきっかけを与えたのだと考えています。決して未来は暗くありません。あまり心配なさらずに、先を考えていきましょう!
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