2011年11月30日
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僕は今ラオスという国にとても興味を持っています。


ラオスは人口620万人。九州とほぼ同面積の国です。
70%近くの人たちが山の中に、それも小さな集落を形成して山奥に住んでいて、電気の普及率に至っては50%強という国です。トイレの普及率も50%。都市部以外ではトイレはもちろん水洗はではなく、トイレがあるだけです。多くの人たちは山の中で用を足しています。
電気に至ってはインドシナのバッテリーと言われる程に発電量は豊富な国ですが、インフラ整備が遅れていて国内送電が完備していません。
山の中のでこぼこ道をドライブしていますと、水牛、牛、子豚、ヤギ、ニワトリ、犬があっちこっちにいます。
以前ラオスの息子Ithと山道をドライブしていた時、ニワトリを轢いてしまいましが、Ith曰く「今日の村の人たちの食料になるよ!」。川では女の人たちが民族衣装を着たまま水浴しているのどかな景色に出会います
ドライブ中に、村の売店でビールを買ったら、ちょうどその家が食事を始めるときでした。「ごはん食べていきなさい!」とすすめてくれたような素朴なお国柄。
敬虔な仏教国です。


先日、フィンランド人の友人と首都ビエンチャンでホテルの近所にある若い女の子がバーテンダーをしているいわゆる「ガールズバー」で毎夜酒を飲んでいました。
2日目の夜の帰り際に、明日は君たちとボウリングに行こうとそれぞれを相手してくれていた女の子(といっても30歳)を誘いましたら、相当考えた末に「分かりました。行きましょう!」ということになり、「じゃあ明日は8時に来るよ。」と言って帰りました。
次の日、仕事を終えて、夕食を済ませると9時になってしまいました。
くだんのバーに出向き、「もう遅くなったので今日はボウリング行かないでここで飲むよ」と言いますと、前日にボウリングを誘った二人の機嫌がなぜか悪そうです。どうしたの?と聞きますと。
「私たち朝8時からお二人をお待ちしていました。」!!!!

それは申し訳ないことをしたと、日本円で1000円のチップを「ごめんね!」と渡しました。
(彼女達の月収は良くても約5千円)

24時。
「閉店です。」とふたり。
「ちょっと待っていて下さい。」と外に出てしばらくするとジャンパーを着てヘルメットかぶっています。
「お二人のホテルに行きます。」


我々に合掌して「今日はありがとうございました。」と言い残して颯爽と去っていきました。
邪心満々の我々はキョトン!!

次の朝、8時の出発。チェックアウトして外に出ると、なんと表にふたりが立っています。
「お見送りに来ました。気をつけて旅を続けて下さい。」と合掌。
素朴な人たちです。


邪心は消え去りました。

合掌!













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最終更新日  2011年11月30日 14時44分56秒


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