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カテゴリ： スポーツ
大相撲の最年長力士一ノ矢（序二段）が九州場所限りで引退した。引退後はマネージャーとして部屋に残るという。
一ノ矢は４６歳。最高位は三段目だが、ずいぶん昔の話。
ここ数年は１０代の力士がほとんどである序二段が定位置。
引き際が悪い！
なんてことは言わない。
「引き際」なんて言葉が使えるレベルに達していないから。
力士は十両に上がって一人前と言われる世界である。
中学卒業後１５歳で相撲部屋に入門し、出世できない力士は２０代で廃業し去っていく。
ちなみに現在は「廃業」という言い方はしない。以前は親方として角界に残る場合を「引退」、角界を離れる場合を「廃業」と言い習わしてきた。しかし幕内力士旭道山が国会議員選挙に立候補するために廃業した際、「廃業という言い方はイメージが悪い」との理由で「引退」に統一された。一ノ矢は親方として相撲協会に残るのではなく、マネージャーとして高砂親方に個人的に雇用されるので以前の言い方では「廃業」となる。
出世をあきらめた力士が現役を続けることは珍しいことではない。
いわゆる「ちゃんこ番」がそうである。
稽古は一切しないが、力士の食事づくりを一手に任されている。
それでも現役力士として番付に名前を連ねる理由は、下っ端力士であっても相撲協会から相撲部屋に手当が支給されるから。「力士養成費」というらしい。
相撲部屋から逃げ出して復帰する見込みがない力士であっても、一年間くらいは引退届が提出されないのも同様の理由である。
ちゃんこ番が力士としての仕事をするのは２か月に１回の本場所で７回相撲をとるだけ（幕下以下の力士は一場所七番である）。それ以外は相撲取りとしての活動は皆無。なんと一年３６５日で４２回の相撲をとれば力士でいられるのである。
力士でさえいれば衣食住は保障される。
序二段という地位で４６歳まで現役。
誇るべきことではない。
なぜならば力士はプロのスポーツ選手なのだから。
実績もなく力の衰えたプロ野球選手が「給料はいらないからプロ野球選手でいさせてくれ」と言っても、叶わない。
球団にとって戦力でないのだから。
４６歳で序二段力士だった一ノ矢は、高砂部屋にとって日本相撲協会にとって戦力だったのか？オレはそうは思わない。
序二段という地位で４６歳まで現役。
オレみたいな批判に耐えながらよく頑張ったと思う。
一ノ矢さん、お疲れ様でした。
一ノ矢は４６歳。最高位は三段目だが、ずいぶん昔の話。
ここ数年は１０代の力士がほとんどである序二段が定位置。
引き際が悪い！
なんてことは言わない。
「引き際」なんて言葉が使えるレベルに達していないから。
力士は十両に上がって一人前と言われる世界である。
中学卒業後１５歳で相撲部屋に入門し、出世できない力士は２０代で廃業し去っていく。
ちなみに現在は「廃業」という言い方はしない。以前は親方として角界に残る場合を「引退」、角界を離れる場合を「廃業」と言い習わしてきた。しかし幕内力士旭道山が国会議員選挙に立候補するために廃業した際、「廃業という言い方はイメージが悪い」との理由で「引退」に統一された。一ノ矢は親方として相撲協会に残るのではなく、マネージャーとして高砂親方に個人的に雇用されるので以前の言い方では「廃業」となる。
出世をあきらめた力士が現役を続けることは珍しいことではない。
いわゆる「ちゃんこ番」がそうである。
稽古は一切しないが、力士の食事づくりを一手に任されている。
それでも現役力士として番付に名前を連ねる理由は、下っ端力士であっても相撲協会から相撲部屋に手当が支給されるから。「力士養成費」というらしい。
相撲部屋から逃げ出して復帰する見込みがない力士であっても、一年間くらいは引退届が提出されないのも同様の理由である。
ちゃんこ番が力士としての仕事をするのは２か月に１回の本場所で７回相撲をとるだけ（幕下以下の力士は一場所七番である）。それ以外は相撲取りとしての活動は皆無。なんと一年３６５日で４２回の相撲をとれば力士でいられるのである。
力士でさえいれば衣食住は保障される。
序二段という地位で４６歳まで現役。
誇るべきことではない。
なぜならば力士はプロのスポーツ選手なのだから。
実績もなく力の衰えたプロ野球選手が「給料はいらないからプロ野球選手でいさせてくれ」と言っても、叶わない。
球団にとって戦力でないのだから。
４６歳で序二段力士だった一ノ矢は、高砂部屋にとって日本相撲協会にとって戦力だったのか？オレはそうは思わない。
序二段という地位で４６歳まで現役。
オレみたいな批判に耐えながらよく頑張ったと思う。
一ノ矢さん、お疲れ様でした。
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