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テーマ： 旭川(73)
カテゴリ： 仕事
移動距離は修学旅行とは比べものにならないほど短いが、引率する教師の業務量は修学旅行の数倍である。なぜならば、旅行業者が仲介しないからである。
施設の予約、日程や研修内容の決定、バスの手配から会計の執行まで業務の一切を担当教員が行わなければならない。当然、当日の各種研修の指導や宿泊に伴う生活指導も行う。寝小便をちびる心配がある子を夜中にやさしく起こしてトイレに行かせるのも大切な業務である（苦笑）。
一番たいへんなのは「会計業務」である。青少年交流の家などの施設を利用した宿泊研修の場合、バス会社への支払い以外はすべて「当日、現金決済」である。けっこうな金額になる現金を持ち歩き、研修の合間を見て支払いを済ませなければならない。ちなみに今回の宿泊研修でオレが持ち歩いた現金は２０数万円である。 これが自分の金じゃないだけにけっこう「ドンブリ」なオレでもかなりの気を遣う。
ということで、 修学旅行 は「教師も参加する 旅行 」であるのに対し、 宿泊研修 は「教師が企画・立案・指導する 研修 」なのである。似たような行事なので混同しがちだが、引率する教師にとってはえらい違いだ。ちなみに修学旅行では「旅行取扱手数料」という名目で旅行業者に儲けが発生していることは、意外と保護者は知らないだろう。
ちなみに引率そのものは宿泊研修の方がすごく楽。なんせお子様には自由がほとんどないし、常に施設の建物内にいらっしゃるから（笑）。
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