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2004年12月21日
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テーマ: 野口整体(4)
カテゴリ: 体の叡智
本文の前に野口先生の前書きがありました。

『生くる者は生くる也、死ぬ者は死ぬ也。このこと昔より少しも変わらず。
細胞の不老不死なることみつけても、その塊りである人間の体に於いて不老不死を実現せることかつて無く、今後医学がどのように発達し進歩したとして、人間はいつか死ぬこと覚悟して生きざる可からざる也。

 医術の進歩著しく、ペニシリンを見つけ、ストレプトマイシンを発見し、次から次へと、新しき薬、新しき治療法、工夫されれど、出産に四十週をようすること百万年前と毫も変わらず。如何ように工夫しても細工をこらしても、無智の人の易々と造る人体のその一部すら智慧で造ること相叶わず。

生命の自然ということの前には儚(はか)なき智慧なることもとよりなるも、治療のこと、この限界のうちに行はるる也。

百年か二百年生くれば長く生きたつもりになって、千年万年生くること想像だに出来ざる頭のはたらきにて治療のこと行ふことハッキリ知りおかざる可からず。

病菌を殺す事出来ても、病毒を無毒にする工夫、ついても、いのちのこと、生くるは生き、死するは死するより一歩もはなれること出来ぬ也。

是最新の医学を修めた人が最新の薬や道具をかかえて「御寿命ですなア」と申す事やめざるも不思議無き也。人間の智慧狭き也。その狭きによりて治療の事なすを得るは生命の自然に順ふこと会するが故にして、之とはなれて治療ということ無き也。

生命の自然に順ふに於いてのみ生くるに生くる道ある也。この道会して治療のこと行ふ也。それ故治療のこと如何に進めど生くるは生き、死するは死する也、治るは治るも、治らざるは治らざる也。治療といふこと、その治りゆくを経過させる技術也。



人には『先天の気』があり、また生まれる前から『定まった禄』があります。地上の肉体に関して言えば、食を正しくして他の命をむさぼらず、むしろ節制して天に禄を積むことが出来ない限り命を長らえる事はできません。『生くるは生き、死するは死する也。』『生命の自然に順ふに於いてのみ生くるに生くる道ある也。』人の病と回復、生と死の実際において、これはまさしく事実なのです。






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最終更新日  2004年12月21日 13時32分39秒
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