意識のち無意識

意識のち無意識

2025.06.22
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カテゴリ: 暑さ対策



という方も多いのではないでしょうか。

しかし、その「手軽な一杯」が、
実はあなたの健康を脅かす可能性があることをご存知ですか?

今回は、知らず知らずのうちに陥ってしまう危険な状態
「ペットボトル症候群」
と、賢い水分補給のヒントについてお話しします。



ペットボトル症候群って、なに?

「ペットボトル症候群」は、医学的には「清涼飲料水ケトーシス」と呼ばれます。

これは、糖分を大量に含む清涼飲料水をがぶ飲みすることで、急激に血糖値が跳ね上がり、体内で「ケトン体」という酸性物質が増えすぎてしまう状態のこと。

簡単に言えば、ジュースの飲みすぎで体が酸欠状態になるようなものです。



こんな症状に心当たりはありませんか?

ペットボトル症候群の初期症状は、まるで夏の疲れや寝不足と勘違いしやすいものばかりです。

 * 異常な喉の渇き、いくら飲んでも潤わない
 * トイレが異常に近くなる(頻尿)
 * 体がだるい、疲れやすい
 * イライラしたり、集中できなかったりする
 * 食欲がないのに、なぜか痩せる

もしこれらが続いているなら、要注意です。

さらに悪化すると、意識がもうろうとしたり、呼吸が苦しくなったり、最悪の場合は昏睡状態に陥り、命に関わることもあります。



なぜジュースで体調が悪くなるの?

喉が渇くと、多くの人は冷たい清涼飲料水に手が伸びがちです。

しかし、これらの飲み物には驚くほどの糖分が含まれています。

例えば、500mlのペットボトル飲料には、角砂糖が10個以上も入っているものも珍しくありません。

これほどの糖分が一気に体内に入ると、血糖値を下げるインスリンの働きが追いつかなくなります。 

すると、体は糖をうまくエネルギーにできず、代わりに脂肪を分解してエネルギーを作ろうとします。

この脂肪分解の過程で生まれるのが「ケトン体」。このケトン体が血液中に増えすぎると、血液が酸性に傾き、体に様々な不調が引き起こされるのです。



賢い水分補給で、夏を乗り切ろう!

ペットボトル症候群から身を守るために最も大切なのは、日頃の水分補給を見直すことです。

1. 基本は「水」または「お茶」
喉が渇いたと感じたら、まず手に取るべきは水かカフェインの少ないお茶です。無糖のものを選びましょう。

2. スポーツドリンクは「必要な時だけ」に
スポーツドリンクは、大量に汗をかいたときに失われた電解質を補給するために作られています。しかし、日常的な水分補給としては糖分が多すぎます。運動時や熱中症の危険が高い時など、本当に必要なシーンでのみ利用し、普段は控えめにしましょう。

3. 飲み物の「成分表示」をチェック!
清涼飲料水を購入する際は、裏面の栄養成分表示を見て、炭水化物(糖質)の量を確認する習慣をつけましょう。驚くほど多くの糖分が含まれていることに気づくはずです。

4. こまめな水分補給を心がける
一度に大量に飲むのではなく、コップ一杯の水をこまめに補給する方が、体にゆっくりと吸収され、効率的です。




もしも、異常な喉の渇きやだるさ、頻尿などの症状が続いたり、気になる症状が現れたりした場合は、放置せずにすぐに医療機関を受診してください。早期に適切な治療を受ければ、重症化を防ぐことができます。

今年の夏は、ぜひ水分補給の選択に意識を向けてみてください。

正しい知識と賢い選択で、健康な毎日を送りましょう!






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Last updated  2025.06.22 11:34:02


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