四国ILデータ分析室

データに見るILの特徴 2:エラーは多い?


<データに見るILの特徴 2:エラーは多い?>

石毛代表、各チームの監督・コーチ、もちろんNPBを見慣れた観客も「エラーが多い」と思っているはずです。私も当初そう思っていた一人です。しかし徐々にエラーの数は減っている、と言われています。
まず基本的にエラーは多いのかを、NPB・高校野球と比較します。ほぼ同数の試合を消化したNPBの各チームと比較すると、セリーグでは最も多いのは広島で34(36試合消化)。一方パリーグで西武が33です(38試合消化)。広島は1試合平均が 0.94個 、西武が 0.87個 となります。(小数第3位四捨五入、以下同じ。)
一方、ILの各チームのエラー合計は 前期終了時点で159個。1試合平均では1.10個 です。やはり やや多い 、ということが言えそうです。
次に 高校野球と比較 します。T.Aさんがお住まいの2004年夏の 高校野球香川県大会では、1試合平均1.46個。2005年春の甲子園(選抜)では、1.42個 ありました。県大会と選抜チームが戦う全国大会で、エラー数に差があまりないのは意外ですが、高校野球とILを比較するのは失礼だったようです。

さて、しばしば選手やファンから聞かれるのは、 「ナイターには不慣れだ」と言うこと です。だからと言ってエラーをしていいというわけではありませんが、はたして ナイターとデーゲームで、エラー数に差があるのか どうか気になるところです。
そこで 「高知県内での試合」 (全てデーゲーム)と、 「香川県のオリーブスタジアム 愛媛県の坊ちゃんスタジアム での開幕戦を除く全てのナイター」 を比較すると、その差は歴然。デーゲームの各チーム1試合あたりエラー数は 0.68個 、一方ナイターではこの数値は 1.31個 まで跳ね上がります。実に倍近い差です。高知在住の方はホームで締まった試合を見る機会が多いということが言えそうです。( 徳島開催 では、イニングを追うごとに、エラーが増えるのではないかと予測されますが、これは後日検証したいと思います。)
デーゲームのデータを見る限り、 選手の守備能力自体は、平均してなんとかNPBと遜色ないレベルである といえます。
今後はNPBでの活躍を考えると、照明のあるところで守備練習をすることが必要かもしれないと思うデータです。

開幕当初と比較してエラーが減ったかどうかですが、6月3日終了時点(各チーム18~20試合消化)までの1試合あたり平均エラー数は1.14個。6月4日以降前半戦終了時までのエラー数は1.06個。ほんのわずか減ったともいえますが、まだまだ成長の余地はあるといえます。チーム別では最も改善したのは MP 。前半 1.21個 だったエラーが、 0.83個 まで減っています。デーゲーム・ナイターの比率の差は6月3日以前と以後でもほとんどなく、純粋にエラーが減ったと評価できます。

中期以降は、ナイター/デーゲームの守備の差に注目してみてください。楽しみが増えると思います。

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