今日は朝8時半に地下鉄今出川駅で友人と待ち合わせて、まず西陣の帯屋さんのファミリーセールに行きました。9時開店のところ、早く着きすぎて、お昼のランチの店の場所確認に行き、9時過ぎに戻ってきたら既にお客さんが入っておられました。1階では社員さんが朝礼中のところ、エレベーターに乗って4階のセール会場へ。既に10人くらいお客さんがおられて、うち半数以上は着付け教室のお仲間のみなさま。そもそもこのセールも着付け教室の方のご紹介で行かせていただいているのですが、今回もメーカーならではの大特価品がいろいろ。小売店で何十万円というお値段で売られている帯が、正反でも半額以下、難物だと更にその半額。でも難物といっても、素人目にはぜんぜんわからなかったり、締めたら全く見えなくなる箇所だったり、モデルさんが1度着用されただけだったり。帯屋さんですが着物のコーナーもあって、絵羽で八掛付の色無地や小紋が2万円や3万円、生紬の付下でも8万5千円、暈染の丹後ちりめんのしっとりした時模様入りの着尺が1万5千円などなど。見るだけのつもりだった私も、2万円の八掛付で裾が引染になっている色無地(付下?)2万円と、しなやかで締めやすそうで、可愛くて粋で上品なピンクの縞の帯(難物)を4万5千円で買ってしまいました。でも買うつもりがなかったので現金を2万円くらいしか持っていなくて、カード払いだと手数料5%が別途かかるということで、3250円も手数料がかかるより、1万円を前金で入れて、残額を銀行振り込みにすることにしました。入金が確認されたら着払いで送ってもらえるそうですが、直接取りに行ってもいいそうなので、手元に来ましたらまた写真をUPします。
結局9時から12時まで3時間、じっくりたっぷり思案してお買い物をし、それから今出川智恵光院にある、tubakiというカフェへ食事に行きました。友人が一度行ったことがあるお店ですが、モダンでいい感じで、食事も美味しかったです。
それから、旦那さんが帯の図案を描いておられるという着付け教室のお仲間さんのご案内で、六角高倉を上がったところにある、千切屋さんのお得意様セールへ。前を通ることはあっても中に入るなんてとんでもない、と思っていた千切屋さんのお店に足を踏み入れることができただけで大感激でしたし、想像以上に立派な建物でした。もう、呉服屋さんというより和風老舗旅館と言ってもいいような、大きくて奥行きがあって部屋数もたくさんありそうで、最近はやりの町家レストラン開発業者さん垂涎の物件だあ、とつまらないことを考えてしまいました。こちらのセール会場は、入口横にいきなり人間国宝の羽田登喜男さんの着物や帯がどーんと飾ってあって、それから志村ふくみさんの着物が衣文にかけてあって(さすがに1枚だけ、しかも値札はついてませんでした)、北村武資さんの帯が並べてあり、いきなりクラクラきました。奥のほうも素晴らしい着物の数々がありましたが、50万、100万という値段をみて、またクラクラ。友禅作家さんの着付け仲間さんが、品のいい明るいグレーの総絞りに大小の雪輪の模様がぼかし染や刺繍であしらってある訪問着を羽織らせてもらわれていましたが、もう見ているほうも「眼福」の一言。さすがに買われませんでしたが、脱がれたときは名残惜しげでした。そこで売られていた帯の中に、午前中に行っていた帯屋さんで見た帯とまったく同じものが売られているのを発見し、すかさずお値段チェックしました。午前中の帯屋メーカーさんファミリーセールだと、正反9万円、難物4万円だったのが、ここでは20数万円!!友人と、「4万円の帯を、買おうか買うまいか悩んでたのに・・・」とメーカーと小売との価格差を実感しました。でも、例の先日倒産したたけうちグループでは、職人さんの手元を離れたときの値段の15倍で売っていたそうなので、帯屋さんで9万円が20数万円は、まだ良心的な呉服屋さんなんだろうなあ、とも思いました。実際、「どうぞ、どれでもお好きなものがあったら羽織っていって遊んでください」と笑顔で接客され、羽織らせてもらっても囲い込まれたり無理強いされることもなく、あちらの商品、こちらの商品と、広げるだけ広げさせ、質問攻めにしたあと、買わずにその場を離れるということをやりまくってましたが、「ありがとうございました」と送り出してもらいました。ああ堪能。
そしてそして、最後に烏丸六角にあるカラスマプラザ21というビルの8階で開催中の、ゑり善さんの秋の新作発表会「秋の双美展」へ。新作発表会なので全部正規価格ですし、今まで行っていた半期に1度の大蔵さらえよりはどれもお高かったですが、千切屋さんで300万円の芭蕉布や、200万円の人間国宝作品を見てきた後だったので、80万とか、100万とかではびくともしなかったです。(もちろん買えませんが)。私は生花の稽古があったので3時半頃に会場を出ましたが、友人たちはまだ残ってました。3軒の帯屋さんや呉服屋さんをはしごしましたが、見た感じ、どこも「たけうち破産」の影響や余波は感じられませんでした。まあお客さんの前で暗い顔をしたり落ち込んだりはできませんし、当たり前といえば当たり前ですが、どこの会場も盛況でしたし、実際に何十万の着物を買っているお客さんもおられましたし、着物業界が落ち込むことなく前向きに進んでいけるように願います。
京都きものフェスティバル 2009年11月15日
本格的着物髪 2008年03月22日
初・マイキモノプロデュース 2007年11月18日
コメント新着
カレンダー