死ぬまでうたたねブログ

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2005.07.26
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カテゴリ: 漫画


珍しい伽羅の線香をもらったご隠居が、九十九話の怪談を訪れるお客たちに語ってもらう。


外国の人からすると、日本の幽霊・物の怪は、その脈絡のなさがコワイのだそうな。

もちろんお岩さんのように恨みのある対象にメラメラメラ「いちま~~い」っていうのもありますが。


「百物語」に出てくるものをあげると

夜道に突然天からふんどしが下がってるとか

「妖怪墓磨き」を見てしまった町人が家へ帰ってきたら、幼い娘の歯が真っ黒に塗られて(お歯黒)いたとか

女房が徐々に胞子(?)に乗っ取られるとか

女房が突然叫びながら家を出て山から戻ってこないとか



巨木の精が娘を連れ去ったとか

月の夜には蔵の壁から真っ白な手が伸びてるとか


いやあ、わけわかめですね。

そのわけわかめさに不思議なリアルを感じてしまうのはやはり日本人だからでしょうか。


それにしても、話によって絵のタッチの変わること。

大きな手に山に連れ去られる女房の話は荒々しい筆遣いだったり、沼から美少年の現れる話は細緻に書き込まれていたり。

日向子さんは本当は絵を描くのはあまり好きではなくて、でも漫画という手法でしか自分の江戸は表現できないと思ったから漫画を描いたと聞いたことがあります。

もちろんタッチの違いはその話の雰囲気に合わせてのことなのでしょうが、もう一つ、日向子さんは他の漫画家とは違い、自分のスタイルがあってストーリーを作るのではなく、ストーリーに合わせるために、その時の江戸に合わせるために自分のスタイルを変える漫画家だったのではないでしょうか。



「ぐにゃり」とした感触。

一見、あっさりした印象の話が多いですが、想像すれば想像するほどおもろこわいです。


【7/26追記】

お岩さんは「四谷怪談」です。
臼の字さん、ご指摘ありがとうございます。










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Last updated  2005.07.26 13:01:03 コメント(4) | コメントを書く
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