arowana01さん
ほんと、きよちゃんには感謝せねばと思ってます。
泥んこ遊びはよして欲しいけど。
散歩がめんどくさいこともたまにはあるけど、そんなこと言ったらイメージガールに失礼。

娘さんやっぱり素敵ですねえ。お互いいい子を持って幸せです。なんて。 (2005.10.11 18:32:56)

死ぬまでうたたねブログ

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2005.09.25
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カテゴリ: きよじ




さて、先日のきよじ日記から話しはちょっと続きます。

二年半前、私が大学院1年になった年に我が家にやってきたきよじ。

きよじがやって来たことは、我が家にある変化をもたらしました。


そもそも、杉浦家が今の家に引っ越してきたのは7年前。私が大学に入った春のことです。
もちろん隣近所に引っ越しの挨拶には伺ったものの、共働きの両親を始めとして、社会人になっていた姉も、日々2:3:5の割合で勉学:バイト:部活に励んでいた私も、全員が全員朝8時前には家を出て夜は7時にならないと帰らないという家。
さらに、社交的ではなく愛想笑いもニガテな我が家の面々。

必然的にご近所付き合いはあんまりありませんでした。

町内付き合いの割合盛んな町で、たびたび回覧板がまわってきたり、たまに夕方挨拶をすれば「お帰り~」と応じてくれるおおらかさは心地よく思っていたものの、土日の昼間になると道端に椅子を出してのんびりお隣さん同士で大きな声で笑い合うおばさん達には、母ともども「あの中にはちょっと入っていけないわよね~」というところがあったのです。




「犬を飼うと愛犬仲間が増えるよ」
という話は聞いていました。散歩中に会うワンちゃん達の飼い主さんとの交流ができるという話です。

けれど、まずきよじは我が家に「ご近所との会話」をもたらしました。

うちに来て2ヶ月ほどは家の中で飼っていたきよじを庭に下ろした5月の朝。

家の前を掃いていたお向かいの奥さんがすぐに気付きました。

「あら、ワンちゃんがいるの??」

お向かいの奥さんもなかなかどうして我が家に負けずシャイな感じの方で、これまではお互い伏し目がちに挨拶を交わすことくらいしかありませんでした。
その奥さんが柵のすぐ向こうまで来て、人なつっこいきよじにペロペロと柵越しに指を舐められながら、前はうちでも犬を飼ってたのよ、とか、この子は足が太いから大きくなるのね、とか、こっちの家で飼ってるワンちゃんはココアちゃんで、こっちの家はチャッキー、とかそんなことをたくさん話してくれて、私は「犬好きのパワーは心の壁をいとも簡単に打ち破るなあ」とかそんなことを考えながら「えー!」とか「そうなんですか」とか相づちを打ちました。

それから瞬く間に杉浦家に犬が来たという情報はご近所に伝わり。

ご近所さんと交わす会話が飛躍的に増えました。もちろんその内容はきよじ。

犬という話しやすい話題が生まれた、という理由もありますが、散歩中や玄関先でブラッシングしてあげている時など、近所の方と顔を会わす場面が増えたという理由もあります。


「おはようございます」だけの挨拶だけじゃ間が持たないけれど、かといって他に適当な話題があるほど親しいわけでもない、そんな微妙な距離を埋めてくれるのが、きよじ。

もちろん、きよじが吠えない大人しい子で、しかも誰にでも尻尾を振って触らせる八方美人、日中は通りがかる人みんなの目につく庭先にいる、ということも良かった。

いつの間にか、「あそこの庭先にいる白い犬はきよちゃんという名前らしい」ということをいろんな人が知っていて、家にいると「き~よちゃん」と呼んで自転車で走っていく中学生くらいの男の子や、自分の飼い犬を連れてきて遊ばせているらしいおばさんの声が聞こえたりします。

散歩していて知らないおばさんに「あら?きよちゃんじゃない?」と声をかけられたことも何度か。きよじは「こんにちは~」って感じで尻尾を振ってじゃれていますが、人間同士は初めまして。
父に聞いても母に聞いても、そんなおばさんにきよじを紹介した記憶はないというので、うちの前を通りかかった時に近所の方が「あの子はきよちゃんていうんだって」と教えてくれたのかもしれません。



日がな一日、庭先で杉浦家のイメージガールを勤めてくれているのかと思うと頭が下がることしきりです。

玄関先で知らないおばさんに「うちの子になついてくれてるみたいで、ありがとうね、なんだかたまに煮干しをあげちゃうこともあるみたいなの、ダメって言ってるけど」なんて言われて、そのおばさんの子というのが実は私よりも年が上の男の人で、軽い障害を負われてる方だと聞いたりすると、いつもきよじをひとりぼっちにしておくことに少し負い目を感じることもあるけど、ちょっと救われた気がしたりもするのです。



きよじと散歩に出た時にいろいろと人の優しさを感じることもあります。

1週間に1回くらいは、きよじをなでなでしてくれるおじさんやおばさんに出会います。
少し遠くからアイコンタクトを取って、そうすると人なつっこいきよじはするすると引き寄せられていく。
おじさんやおばさんは決まって嬉しそうに
「やっぱりねえ、犬はわかるんだよね、犬好きな人間が」
と、言う。
そうして
「日本犬はしっぽがきゅっと上で丸くなってるのが良いねえ」
とか
「ほんとに優しそうな顔をした子ね」
とか誉めてくれます。
洋犬には「ぬいぐるみみたいで、やっぱ洋犬は可愛いよねえ」って言うのかもしれないけれど、それでもいい。やっぱり我が子を誉めてもらえるとウレシイのです。

「うちでも本当は犬を飼ってたんだけど、ネコが居着いちゃってね。でも飼ってみるとネコも可愛いのよ、一緒に寝られるし。二匹いるんだけど、そのうちの一匹がこないだ病気にかかっちゃってもう、お金がかかるかかる…」
なんて問わず語りに話しかけてくるおばさんもいて、これもきよじいてこその一期一会だなと思いながら、ふむふむとお話に耳を傾けます。

きよじが道の真ん中でう○ちを始めてしまったのを笑って待っていてくれた軽トラックのお兄さん(普段はあんまり車の通らない道だったのです、もちろんペコペコ謝りました)や、
じーっと黙ってきよじを見ていて「触る?」と聞いたら頷いて、ずーっと遠くに行ってからも手を振ってくれた小さい女の子や、
「うちでも犬飼ってる」「もっと小さい犬」とぶっきらぼうに話してくれたでぶっちょの男の子や、
「カワイイねえ、ヤサシイじゃん」と片言の日本語でしきりに誉めてくれたはいいものの、なぜかキヨジを男の子だと思いこんでいて、いつの間にか自分のとこのパグのお婿さんに、という話になっていた多分東南アジア系の父娘連れ。

思い出しても楽しいし、こんな時こそきよじがいて良かったなあと思うのです。
1200文字くらいのエッセイの題材になりそうな、そんな日常のヒトコマ。

たま~に「ちょっと!そんなとこでおしっこさせないでよ!」とか怖いおじさんに言われることもありますが。それも、おしっこしていない時に限って(犬を飼っていない人は犬が匂いを嗅いでいればそれがおしっこをする前兆だと思っていることが多いみたいですが、ワンコは十歩に一回は立ち止まって辺りをクンクン嗅ぎまわる、そんな生き物なのです)。


ここの庭の薔薇はキレイとか、ここの家ではいっつもネコが窓から覗いてるとか、親子喧嘩ってこんなに家の外まで声が聞こえるんだ…とか、あの家はぬいぐるみを道側の方へ向けて並べてるとか、松本ハウスというお笑いコンビの加賀屋という名字のボケに似ていた高校時代の友達の家を通りかかったらお向いの表札が「Kagaya」さんだったとか、そんな発見があるのも散歩中。

「なあんだ、青い鳥は自分の家にいたんだね」そんなことを思いながら白い犬を連れて今日も歩くのです。





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Last updated  2005.09.25 18:48:56
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miz  
それ、わかります。 さん
犬がいると世界が広がるよね。私の住む町はすごい割合で犬を飼ってる家が多いです。私の家の隣の人なんて、うちの犬の毛が飛んで車に付くからなんとかしてくれ、とか、飼い始めてから数年は色々嫌味を言ってきたんだけど、あんなに文句を言っておきながら数年前にチワワを飼い始め、それから態度は一変!うちの犬にも本当にやさしくなりました。我が愛犬は昨年冬に天国に行ってしまい本当に悲しかったけれど、犬からもらった沢山のことを思うと、やっぱり飼って良かったな、とつくづく思うのです。 (2005.09.25 20:38:05)

Re:miz(09/25)  
杉浦たまか  さん
mizさん
ほんとに、犬って人と人とをつないでくれますよね。
こんなことは飼うまで思いもよらなかった。
mizさんが悲しんでる分だけ、mizさんのワンちゃんは幸せだったと思います。
別れの悲しさよりも、その思い出が勝ってるって、素晴らしいですね。 (2005.09.26 01:58:46)

よいこでよかったです  
arowana01  さん
きよちゃんがきよちゃんなので、いろんなうれしいことを運んできてくれるのですね~。
イメージガールがよい子で、ほんとよかったです。
(逆だとかなり悲しいかも)

日本の家の近所は、高齢者率が非常に高く、犬の数もとっても多いです。お年寄りのご夫婦が、子どもが出て行ったあとに飼ってるうちに、うちも、うちも、となったのかなぁ。
うちの娘は犬が動物が大好きなので、登下校中や三歩中に会うたくさんの犬と友達で、近所付き合いのよくない親が知らないご近所さんをたくさん知ってたりします。
つまり、うちのきよちゃん役は娘なわけですかね? (2005.09.26 05:34:42)

Re:よいこでよかったです(09/25)  
杉浦たまか  さん

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