死ぬまでうたたねブログ

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2006.05.28
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カテゴリ: ご本
トリツカレ男



・いしいしんじ著。

ひさしぶりにのんびりできる朝、目が覚めてもまだ2時間も3時間もうとうとしていられるような朝、ベッドから起きあがらないまま、うつぶせになってふむふむと読む。

いしいしんじという人の本は初めて読んだのだけれど、プロフィール紹介には「その物語世界は、10代からとうに大人になった人たちまで、読者の心をしっかりとつかんで放さない」とあるので、大人のための童話を書く人なんですな、と解釈。

確かに平易な文章で書いてあるけど、キャバレーとか殺し合いとかいう言葉も出てくるし。


・あらすじ(文庫本カバーより)

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。


↑最後の一文がいかにも字数合わせに取って付けた感じで、少女漫画雑誌「りぼん」でよく見る紹介のようで、面白い。「まぶしくピュア」ってほとんどのラブストーリーにあてはまるんじゃないの。


・感想(ネタバレおかまいなし)

そんなに何かにトリツカレるの、うらやましい。

ジュゼッペのトリツカレっぷりにも感じ入るものがあるのですが、私はやっぱり女の子なので、とうはたっても女の子なので、ペチカの変わりように感心。女の子は強いんだー。

悲しい結末を予想していたので、そうじゃなくって本当に良かった。
悲しいのなんてイヤだよう。


・物思い

そういえば最近、大学時代の男友達に「お前に愛がわかるのか」というような説教をされそうになた。日本酒4,5杯で。
「恋はあるけど、愛はなあ…」
などという気弱な私がそこにいて、うーん、ジュゼッペのように自分の全てを人のために捨てることができるのか、むーん。
まあ、たぶんきっと、いつかそのうち。

あ、去年行った二次会で同い年の新郎が
「恋は下心、愛は真心!!(漢字の「恋」は下に心を、「愛」は真ん中に心を書くから)」と叫んでいて、
なんだか仲人が言うような台詞を言う人だなあ、なんて思った覚えがあり。






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Last updated  2006.05.28 23:37:42
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