死ぬまでうたたねブログ

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2007.01.24
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カテゴリ: ご本



土屋政雄/訳

■著者は■
著者は長崎県生まれ、5歳からイギリスで暮らし、そのまま英国の大学を卒業して創作を学び、ややあってからソーシャルワーカーの仕事をしながら執筆を開始したという経歴の持ち主。
ブッカー賞をはじめとしてあちらで名だたる文学賞をいくつか受賞されているようです。

解説によれば本書は≪タイム≫誌において文学史上のオールタイムベスト100に「刊行したその年に選ばれるという快挙」を成し遂げたのだとか。


■紹介■
はじまりは学校で子供たちが学び、遊ぶ日常の何気ない風景。
徐々に、彼らがなぜ小さなときから寮のようなところに住んでいるのか、なぜ両親の話が全く出てこないのか、学校の様子が通常とはどこか違うのはなぜなのか、彼らが常に不安を感じているものの正体は何なのかが明らかになっていきます。




■こう思いました■
小さなひとことや何気ない仕草が、人と人との関係に大きな影響を与えることがあること。逆に、関係が改善するときも悪化するときも、その理由は大きなひとつの事件にあるのではなく、それを含めた一連の流れにあるということ。

ひととひととの関係の微妙さ、もろさ、強さを丹念に筆者は描きます。
主人公は冷静な目線と判断力と、繊細で愛情深い心の持ち主として描かれます。

それだけに、物語の終盤で主人公がある登場人物から投げかけられる言葉に、読者は衝撃を受けることになります。


■けれども■
Amazonのレビューでも軒並み評価が高いのだけれど、正直言って、私はどちらかと言えば期待外れだった。
期待外れってほどでもないけれど、期待を超えて「素晴らしかった」ってほどでもなかった。

物語の核である「提供」「ポシブル」などの言葉で語られる設定が、「そう深刻になられても、結局小説のことだしねえ」ってなってしまった。
ノンフィクションだったら衝撃だったのか?
うぅぅん? 何でだろう?


とはいえ、読んだ後すぐにもう一度読み直したくなったことは確か。
いくつかの読みオトしてしまった断片をすくい上げておくべきだと。
もう一度読んだらしっくりくるのかも。わたし、阿呆ですから。

■タイトル■
タイトルが好き。

「Never Let Me Go」
たったひとことでこんなに切ない。





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Last updated  2007.01.25 00:57:34
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のへぴょん@ 同意! 確かに・・・季節のご挨拶に拘りつつ、 …

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