全145件 (145件中 1-50件目)
まだ立ちあげたばかりで何もありませんがバンクーバー三昧すっかり中華にハマってます。食情報だけで生活情報はないです。今度はさらっとやりたいんです(笑)
2011.01.20
コメント(1)

新しいブログに移行する前に、バンクーバーに来る前の話、ローマのレポートなど。5年間住んでいた借家を引き払ったのですが、付いてた家具などはほぼ全く無傷で返せたんですよね。かびてた壁もきれいに塗りなおして。文句のつけようがない。デポジットは帰ってくるはずなので、そこから光熱費を払って残りは義弟(職場が近い)に返しておいて欲しいと言ったんです。しかーし、今までニコニコと慇懃に家賃を取りに来ていた奥さん、怖い顔に豹変して「それはできない。光熱費の分も余分に残せ」と高い声でキャンキャンわめき始めました。キャンキャンいうのですがなぜできないのか、確固とした理由がわからない。ていうか理由なんてないので当然なんだけど。何を思ったか「デポジットをそっくりそのまま返さなきゃならないなんて思ってなかったわよ!」とか・・・。いや、あの、返すからデポジットなんですけどね。じゃなきゃデポジットといいませんよね。まあ日本には敷金に礼金まで払わなければならなくてその敷金さえも返ってこないケースが多いんだから、たかが家賃1ヵ月半のデポジットなんて安いものですが。もちろん夫も頑固ですからそのまま引き払ってきました。そのほか店の大家とのやり取りもあったんだけど夫は何とか収めてきました。まあ今後何があるかちょっと怖いけど。しかしもう何かあるとぎゃーぎゃーと大きい声で興奮した会話を続けるイタリア人(夫も含め)、もううんざりです~。本人に言わせると「普通にリラックスしたお話をしてるだけじゃないか」ということらしいんですが、私には怒鳴ってるようにしか・・・。さすがの夫も相手に合わせて多少はトーンを下げるので、カナダでこの喧騒会話を聞くことはないんですが、やはり声自体でかいのでちょっと注目されるような・・・。旅立ちの日、義母が泣いてしまって、私もほろりときました。この話をしたときから「そんな遠くに行くのは反対だ~」といわれるのを振り切るような感じで来てしまったのですが、ごめんよこんな嫁で。夫にもちょっと衝撃だったのか、カナダからもよくスカイプで電話してます。気を取り直してローマでゆっくり2泊。1年前泊まった事のあるテルミニの超駅前の宿POP INN HOSTELですが、今回行ってみたら共同シャワーとトイレがすっかり改装されてきれいになってました。ローマの安ホステルにはいろいろ泊まったけど、イタリアの常としてシャワーにカーテンが付いてなかったり、しょぼいカーテンだったりして、床がびちゃびちゃになってシャワーしにくい。ここの新シャワーはちゃんと引き戸が付いてて広くてきれいで快適。2人で1泊50ユーロちょい。部屋の格は安宿の部類だけど、この立地でトイレ・シャワーがきれいだったら言うことない。ただちょっと夜寒かったかも。しかも今回の部屋は駅前が見渡せる角部屋。駅前に泊まるって異次元体験。夜は確かにうるさいけど夜中12時ごろからだんだん静かになって、朝6時くらいからざわざわし始めるのでその時間帯を狙って床に就いたらぐっすり寝れると思う。ただし夏とかクーラーないので開けっ放しになるけどその状態での騒音はきついんじゃないかな。あと、テルミニ駅前、けしてガラのいい場所ではありません。パスポートの更新を余裕を持って申請するために泊まったんですが、この用事以外は駅周辺でうろうろしたり、部屋の窓から外を眺めたりしてのんびりすごしました。 朝 夜 今回の部屋は結構広かった。 共同トイレ&シャワー ケバブ&ライス7.5ユーロ宿はVia Marsalaにあるけど、駅の中をえんえん歩いて突っ切ってVia Giolittiに出ると道の向こうがわに斜め左にあるケバブ屋。工事の囲いに囲まれて見えにくいけどIstanbulという店名。以前も何度か行ったけどやっぱりここのはおいしい。一皿二人でおなかいっぱいになる。もちろんケバブサンドもあるけど、皿盛りのほうが具が沢山食べれて好き。ヨーグルトソース大盛りで。
2010.04.02
コメント(2)

今バンクーバーはチャイナタウンの安宿に泊まってます。家探しでチラッと市内の住宅街を見てきたけど、なんか街中がチャイナタウンだから、チャイナタウンって呼ぶ意味なし!! 普通の道とか中国語とベトナム語の看板で埋め尽くされてるもん。これって・・・植民地? しかも夕方住宅街を歩くとあちこちから炒め物のいいにおいが・・・(笑) 食べ物のいい匂いに弱い夫は「あーたまらん」とやられっぱなし。もちろん毎日中華食べてます(笑) チャーハンか中華焼きそばの上に2種類のおかずが選べるぶっかけ飯屋。5.75カナダドル(520円くらい)。1人前だけど2人で食べておなかいっぱいになる量です。写真は乾燥ゆばとしいたけの炒め物にレンコンと豚の炒め物。他にもいっぱい種類があって30分くらい迷ってしまう。安くて本格的でおいしいので中華だけでも充分と思うのですが、もちろん世界中の料理が食べれます。え?のっけから食い物の話ばかり?東アジア人以外もインド人、イラン人、メキシコ人、ウクライナ人などなど様々!名前を言っただけで日本人だと認識してくれます!(笑)日本食スーパーなどもあちこちにあるみたいで、住居が見つかったらすぐに行ってみたいです。人々は親切で気さくで屈託がないです。イタリア人と話すときに感じる、相手を探るような視線、イタリアに住む人ならわかると思いますが、言葉の真意を探るような感じ、あの感じがなくて、知らない人ともカラッとした会話ができます。街の端ばしから山が見えて美しい!桜があちこちに咲いてて、日本を思い起こさせられて心地よい。ここに来て初めてWIFIというものに手を出しました。以前日本語ウィキペディアを見て難しそうな感じを受けたので今まで考えたことなかったんですが。なんとメモリーペンみたいな形のアダプターを買って差し込んでインストールするだけだったんですね!知らなかった。それでWIFIが受信できるエリアに行くだけでいいんです。ホテルや人の家だとパスワードを教えてもらって使え、飲食店とかフリーWIFIありと示している場所ではそのまま使えるんです。回線はちょっと遅いけど、便利ですね~。昨日は中古車を買いました。古いホンダシビック、カクカクだけど本当のオートマです。(免許はなんか90日以内に簡易試験を受けて書き換えなければいけないそうです)後は借りアパートを見つけて夫の仕事探し。そして私のビザ申請が始まります。
2010.03.24
コメント(11)

元来片づけが苦手で、ごちゃごちゃとモノを溜め込んでは整理はいつも後回しにしたせいで、引越しのために整理し始めてもなかなか終わらない。いや~、捨てるものが多いこと!ごみばっかり溜め込んでたのね。服もだいぶ捨てたのに、あんな小さい家でどこに収めるスペースがあったのかと思うほど、ダンボール箱に入って詰まれて行きます。ガラクタばかりで人にあげれるようなものはないけど、スキー板は持って行きようがないので置いていきます。誰かもらって・・・。カービングスキー160cm ストックは1本ずつメーカー違い(笑)カセットコンロボンベは空です。これ、1本が3ユーロもするんですが、ブリコやキャンプ用品店なんかに売ってます。モリーゼ近隣の人か、取りに来れる人限定ですが・・・。
2010.02.25
コメント(7)

オーナーがレストランの売却を任せてもいいよといってくれたので、後ろ髪引かれながらもいよいよカナダ移住に向けて踏み出せます。レストランはもう閉じました。3月初旬出発を目指しています。まず車の引き取り先を個人売買で探したい。オートマ車なので、オートマ車の価値をわかっていないイタリア人よりは、日本人に買ってもらったらかわいがってくれるかなと思っているので。オートマといってもシーケンシャルとかいう仕組みだそうで、よくわからないけど日本のオートマ車とちょっと仕組みが違うそうです。マニュアルモードにもなってギア操作もできます。(でも2ペダル)。実際的な違いは、加速するとき日本のオートマよりちょっとぎこちないのと、クリープ現象がないこと。つまり登り道で止まってブレーキを離すと後ろに下がっていきます。FIAT PANDA DUALOGIC2007年製走行距離約28000kmガソリン車クリーム色シティモードというのが付いてて小回りが利きやすいようになっています。イタリアの狭い道での路上駐車にぴったりです。前横中後トランクルームです。意外と入りますよ。ここからが瑕疵↓イタリアの路上駐車の宿命その1 アンテナを盗まれる(笑)電気コードで代用していますのでもう盗まれません(笑) ちゃんとラジオ入りますよ。路上駐車の宿命その2 サイドミラーに当てられ、とれる。接着剤でくっつけています。走行するとがたがた揺れますが、機能はしています。中からの方向調整ボタンも機能します。ちょっと割れてます。路上駐車の宿命その3 前後とも少しずつ当てられていく。後には小さな傷が・・・。前のナンバープレート。微妙にゆがんでる。細い部分が取れてる。運転席に穴が数個・・・ふう・・・瑕疵はこれで全部!相場で7500ユーロ前後で考えてますが、瑕疵を考慮して相談に応じます。まず見たいという方は、CampobassoかTermoliまで来て頂きたいんです。イタリアでの車の個人売買は、公証人の下で売買契約をして、その後公証人の発行した書類を持ってmotorizzazioneで名義を書き換えてもらいます。それらをクリアしたら乗って帰っていただけます。ほとんど心が決まっている方なら一日で、見る→交渉→契約手続き→乗って帰る、ができると思います。とにかくローマなど遠方の方がカンポバッソに来てもらえる場合は1日で手続きが済むようにがんばります。質問、ご連絡はこちらからメールアドレスを添えてどうぞ。もちろんもうメール知ってるって方は直接どうぞ!にほんブログ村多くの人が見るように、クリックお願いします!
2010.02.17
コメント(4)
カンポバッソは文化も経済もせき止められた水のようによどんで濁って動かない。ことに土地や事業などの大きな買い物となると交渉も非常にのんびりしてなかなか進まない上に、新しく出てくる物件も少ない。まあ土地を探していたときにこれもイヤになった理由の一つで、結局条件にあった土地(レストランが許可される地区で、かつ住宅地で、そこそこ広く、見晴らしがよい等。多すぎ!?)など見つかりっこないとの結論に達したのもあってここでの土地購入はあきらめて移住しようということになったのだ。ちなみに土地の売主がだらだらと交渉を長引かせて強気なのは理由があって、イタリアでは固定資産税はほとんどないに等しいようなもの、かつ相続税もない(のかな・・・。あってもないに近い)ので、遊んでいる土地でもずるずる所有しても損はないのだ。レストラン事業はまあコソコソと売りに出しても、そうすぐに売れるものではないとはわかってはいたが、やはり賞味1年は売れなかった。なのでもう少し広告を増やしてみた。見に来る人はぽつりぽつりといるがリピーターは少ない。この前の人は1年前の広告で一度来た人で結構本気で話していたので今度こそかと思ったが、分割で払うという話にちょっと難色を示すととたんに話は滞った。買う気を失ったのかじらせて条件を飲む気にさせたいのか、こっちの人は分からない。今日はまた別の1年前の広告で来た人がもう一度来ることになっているのでこちらもかなり期待しているが、やはり一度見て気に入らなかった人はもう一度見ても気に入らないかなぁという覚悟もある。レストラン事業を売るとは言え、商業許可(普通イタリアでは地区に対して飲食店はいくつ、肉屋はいくつ等等各商業に制限を設けているが、ない地区もある)は、チェントロストリコなのでフリー。場所は賃貸で、ウチが入ったときは何もなかったので賃料は破格の安さ。今客はほとんどないので、売値の設定は設備代と工事代だけ一部帰ってくればいいだけという計算だ。しかし場所がちょっと問題なのかも。やや町外れ、中心地から坂道を15分ほど歩く。しかも夜はやや人気がない。バスの停留所もない。専用の駐車場もなく、町なかの公共駐車場からちょっと離れているのに、周辺の道路はいつも住民の車でいっぱいという、びみょ~~な場所にあって徒歩も車も不便なのだ。はやらない理由もこれなんだろうなとも思うが、不況で堕ちて行く前はそれでもやっていけてたのでやはりそれが唯一の原因ではない。まあ1年前からはやる気が激しく落ちてきて、早く売って移住したい気持ちでいっぱいで、メニューを変えてからも大々的に広告しなかったのが大きいか。ただ、今売れてもバンクーバーがオリンピック中に行くのは避けたい。逆にオリンピックが終わるころには行きたいので、3月初旬までには売りたい。そろそろ厨房器具だけ二束三文で売り払うとか、場所のオーナーに売買を託して出て行くとか言う覚悟も出始めている。このところNHKニュースでバンクーバーの街を映すのがうれしい。ネットでいくら写真を見たって、テレビの画面で動画を見る感動にはかなわない。テレビの前で2人で盛り上がっていた。オリンピックよりも興奮します。
2010.02.09
コメント(2)
えー、予告もなくストップしててごめんなさい。一度サボりだしたら急に億劫になってて。ちょっと行き詰ってたんですよね。イタリア生活も、新鮮味がなくなると書きたいと思わなくなって。そう、イタリア生活自体にだんだん嫌気が差してきたんです、2人して。症状がひどいのは夫のほう。まあ客の対応とか雑務とか面倒なこと全部夫がやってたからねぇ・・・。私が悪いんだけど。ここを読んでいるイタリア在住の方にはわかると思いますが、イタリア社会の物事の進ませ方とか機能とかいうもの、先進国らしくなくて、もうちょっとマシにならないのか?とか思いません?医療制度、福祉、交通から家庭にある電化製品とかいう小さなことまで、かなり遅れている部分が多いと思います。それがハードの部分なんだけど、加えてソフトの部分、人々のメンタリティ、ルールの守り方、他人への接し方、文化、社会といったものでしょうか。まあ私もずいぶん自分の育った社会からはかけはなれてるなぁと思ってたんですが・・・。10歳までカナダで育った夫、もちろんそれからはイタリア文化にどっぷりつかってるし、イタリア魂も持ってるけど、なんかやっぱ解せない部分があるみたいで。その部分は大人になってカナダで働いていたときにもっと育ったみたい。南で田舎だから余計にイタリア気質の濃い、暗い部分が感じられるのでしょうが、ローマとかミラノに行こうと言っても夫は「イタリアはどこも同じ。都会はちょっとましになるだけ。(ていうかミラノだってイタリア気質もってるのに自分では違うと思ってるからもっとたちが悪い、だそうです)」とこりごりの様子。夫の言うのは「カナダに移住しよう」と。実は結構以前だったんですがね。もちろん私も大賛成。カナダなら普通に先進国だし、イタリアよりはハードな部分は確実にイタリアよりは日本に近く、暮らしやすいかと思います。ソフトな部分も、人との付き合い方とかルールに沿った行動とか、そういうのもイタリアと比べたら日本と変わらないでしょう。後はその奥のメンタリティの部分、これは住んでみないとわからないんですが。しかしイタリアの人たちの会話の話題とか、余暇の過ごし方とか、毎日食べているものとか(そういうのって性質が反映したり、逆に性質の形成に影響するでしょう?)見ていたらかなり日本とは深い深い隔たりがあるので、それよりはやはりましそう・・・。日本はどうかって言うと私も夫も好きになれないと思う。縦社会で、右にならえで、異端排除的で、商業主義で、競争社会。カナダ、住むなら東海岸は気候が厳しいので、暖かいバンクーバーがいいな、と。バンクーバーならさらに人種も多く(なんとアジア系が50%!)文化も多彩で、私たち好みといえるでしょう。そういう観点で言えば日本はあまりにも均一文化で、単一人種主義的過ぎて国際結婚の私たちに向かない。白人崇拝があるから少なくともうちの夫が貶められることはないにせよ、そんな崇拝を享受したくはないだろう。裏を返せばアジア人蔑視が付いてくる崇拝なんて。イタリアは日本に比べれば異人種が多いけど、最近の移民によるもの。なので異人種=移民と考えられている。つまり異人種は貧乏でかわいそうな低賃金労働者。さらには他のヨーロッパがかつて経験したように、急増する移民に対して反感が高まっているのだ。そうそう夫はカナダ国籍もあるので移住も簡単。私の永住を申請すればいいだけ。英語は私たち夫婦の公用語だし。ああでもまだまだボキャが少ないし、聞き取りむつかしいんだよな~。英語でテレビ(sky)見てても夫に解説してもらわなきゃわかんない。ベルリンに行ったとき、交通の便がいいとか物価が安いとかいろんなところがとてもとても気に入ったんだけど、なんせドイツ語だからね~。まあそんなこんなで、レストラン事業(attivita')を売りに出してたんです。といっても細々とね。レストランのメニューを変えた後も特に客数が上がることもなく赤字だったので、さらに広告を増やして売りに出してたんです。それでもなかなかだったんですが、今回はちょっと脈がありそう。2度目に見に来る人がいるんです。というわけで売れたらカナダ移住します!
2010.01.30
コメント(12)

今年の夏は蚊が多かった。蚊取りマットの親戚で、マットじゃなくて液体のやつ、名称を知らないのだが・・・あれをタイマーに挿して毎晩就眠時間帯に30分おきに点くようにしておいた。確か去年はほとんど使わなかったのに。イタリアの蚊に咬まれるとかゆみがひどく後を引く。4,5日たっても赤く痒い。日本のムヒ、イタリアの薬局で買ったかゆみ止め(eurax)、中国商店で買ったタイガーバーム等、いろいろ選択肢はあるが、一番効果があるのは日本から持ってきた「かゆみ止めパッチ」。子供むけの商品だが、私は寝ているあいだにかきむしっていることがあるので買ってみたのだ。もちろん触れるのを防止するだけでなくかゆみ止め効果もある。つけたのをすぐ忘れて掻いてしまうような薬品類と比べ、こいつはじっとそこにいて腫れを癒してくれているようで、効果をより感じる。しかし久しぶりに日本で蚊に刺された時、一度ムヒつければ痒みなど忘れるし、半日で跡形もなくなっていたのにとても驚いた。そう、日本ではずっとこうだったのだ。なのになぜイタリアでは何度薬を付け直しても痒く、何日も消えないのだろう。咬まれた後の腫れ方も違う。日本だと刺し後は丸くぷっくりと膨れて、膨れているところは白く周りは赤い。図昔、職場で蚊に刺されて大きく白く膨れ上がったのだが、それを見た同僚が「そんなの蚊ちゃう!なんかの病気や!」と大騒ぎした。逆に聞いてみると彼女は蚊に刺された箇所は単に赤くなる。彼女の家族もそうだし、白くなる人なんか見た事ないとのことだった。私は白くなるのが普通だと思うんだけど、そうならない体質の人から異常だと決め付けられたことに憤懣たる思いをずっと引きずっていた。(そのときは確かに異様に白い部分が大きかったので周りの人も蚊だと断言できなかった)そんなことをふと思い出して、そもそも蚊に刺された跡が白くなる赤くなるとかって何なのだろうか、と調べてみた。一種のアレルギー反応だということは知っていた。なので個人差があるのは分かるが、自分という同じ人間がイタリアで刺されたら赤くなり日本で刺されたら白くなるのは何なのかと。調べてみると白くなるのは「即時型反応」と言い、刺されてすぐに出る腫れでしばらくするとおさまる。赤いのは「遅延型反応」で刺されてから一日たってから出てくる。そしてしばしば痒みが長引く。蚊に刺されるとこのうちどちらか一方の症状が出たり、両方、つまり即時反応が出た後、遅延反応が出てきたりする。さらにこんなサイトを見つけた。なんと、どういう症状が出るかというのは、その人がそれまでの人生でどれだけ蚊に刺されたのかということに係ってくるらしい。びっくりである。痒くなるのは、蚊の唾液に反応して、体の中で抗体が作られ、これがアレルギーを起こすから。自爆みたいなもの?誤爆? それでこの抗体は蚊に刺されるごとに作られていく。なので、今まで刺されたことのない人は抗体がないので刺されても無反応。それがまだ刺され続けると遅延反応が出てきて、もっと刺されると即時反応と遅延反応の両方になり、もっともっと刺されると即時反応だけになり、さらにもっと刺されると今度は耐性ができて無反応に帰ってしまうと。だから、普通の日本での生活をしていると、子供のときは蚊に刺された跡がいつまでも痒い(そんな時期があったなんて全然覚えてない私)。大人になると痒くなってもすぐに消える。(これが確かに自分の認識している蚊に刺された箇所の反応である。)とうとう老人になると刺されてもなんともない。・・・ということらしい。なので蚊の沢山いる地域といない地域では、刺される量が違うので、こういった反応の仕方と年齢がずれてくる。ちょっとまて。イタリアに来て、明らかに遅延反応ばかり起こしてる私は、リセットされてしまったのか?いやいや日本に帰ったらやっぱり即時反応は起こったので、要は蚊の種類の違い?と思ってまだ調べたらやっぱり蚊の種類が違うと抗体も違ってくるそうなので、イタリアの蚊にたいしては、やっぱりいちからやり直し(刺され直し)。なので遅延反応がでるのだろう。何にせよ痒い。と、そう思ったらなるほど、だからかゆみ止めパッチがよく効くのかもしれない。これは子供向け、つまり遅延型反応でかゆみがひどい症状に向けて作られているのだから。また、個人差は刺された量だけに限らず、やはり体質もあるようだ。同僚は体質だったのか、それとも都会っ子だからめったに刺されなかったのだろうか・・・。(私は緑の多い地域で育った)夫はめったに刺されない。イタリアの蚊にとって日本人の血がよほどうまいのか、刺されているけど体質で反応が出ない(少ない)のか。まさかもう老人並みに耐性が?と思ったが、刺されたら痒くなるようだ。私のほうが体温が高いから蚊がよって来るのか。よく白人の体温は高いというけど、なぜかうちは逆。夫は風邪以外のときいつ測っても35度台。私は子供のときから変わらず36.5度前後。皆さんは蚊に刺されたらどうなりますか?日本と海外で違いますか?ちなみにイタリアにはこういうのもいる。サンドフライ↑実際の大きさ写真は、刺さない種類かもしれないが、刺すやつ(Phlebotominae)もよく似た形をしているブヨの親戚で、大きさは1~3ミリくらい。網戸もすり抜ける小ささだが咬まれた時の痒みは蚊の比ではない。悪いのにつかまると、ぬぉ~っと泣き叫びながらのたうちまわってかきむしるくらい痒い。そして痒みは1週間以上続き、赤い痕はもっと長く残る。タイでこいつにひどい目に合わされた。初めて経験する猛烈な痒みに半分癇癪で上記のような反応をしていたら、付きあいたてだった夫に思い切り引かれた(ヤツも冷たい)。イタリアのはタイほどではないが、蚊より痒いのは確か。逆ハート型のミクロな虫を見たら注意しよう。でも今年は蚊のぷおーんという音を何度も聞いたから、こいつではない。
2009.10.09
コメント(10)

犬を見るのが好きだ。特に中~大型。日本でちょっと都会の公園に夕方行くと、ドッグショーのようにありとあらゆる犬種が見れる。イタリアではそれほど血統犬の種類が多く感じない。特に近所は家の密集した旧市街だからか、見かけるのは日本でも見慣れた小型犬ばかり。ただしラッセルテリアというのが日本ではあまり見ないがイタリアではよく見る。中型犬のピットブルもイタリアに来るまでは知らなかった犬だが、ここでは多い。大型犬は、見かける限りジャーマンシェパードが一番人気のようだ。シベリアンハスキー、ラブラドールと、やはり日本の人気犬と変わりない。郊外では雑種が多い。血統を気にせず農家で番犬を置くケースが多いのだろう。だが牧羊農家で必ず居るのがマレンマ。ピレネー犬に似て羊と間違えてしまいそうな見かけ。牧羊犬という地位がはっきりと確立されているせいか、この犬種をペットのように連れて歩いてる人は見たことがない。ハウンド犬系も同じく、競走犬(あるいは狩猟犬)であり家庭犬ではないという認識が大きいのか、一匹も見たことがなかった。ローマで犬競走の看板は見たけど。日本でレアな犬種を連れて歩くのはおしゃれだけど、犬の役割がはっきりしているヨーロッパから見れば、家庭犬には不適切に思う犬種もあるかもしれない。まあ犬種に合わせた飼いかた(運動量)さえしてれば本人の勝手だし、私はいろんな犬を見るのが好きなので悪くは思わない。ただ日本でよくある、「犬種の流行」はよくないですね。ブームが来ると短期間で沢山繁殖させなければならなく、近親交配せざるを得ない。そうすると遺伝病も出てくるし、性質のよくない(攻撃的とか)個体の子孫でも売っちゃうので、その犬種の質が一気に低下してしまうそうだ。それでブームが去ると今度は大量の売れ残った命・・・。あと、最近知ったけど、小さいほどかわいいからと乳離れもそこそこに幼い子犬を引き取りたがるのもよくないそうな。イタリアでは犬の売り買いは生後3ヶ月よりと決められている。そういう法律のない東欧のEU外の国から違法に幼い子犬を買う人が多いのが問題になっているとテレビで言ってた。日本もそういう法律はない。この前(すんません9月始めです)、ショッピングセンターでドッグショーが行われるというポスターを見たので行ってみた。カンポバッソでドッグショーなんてちょっとびっくり。初めてじゃないだろうか。こういう趣味とかレジャー的イベントが行われることはめったにない。いつもどおり何か違うことがあると飛びつく私たち。(ほんと、何もなくて頭腐りそう、カンポバッソ)そしたら、いるわいるわいろんな犬種たち。名前も知らない犬種もいっぱいわらわら集まっている。ただし場所がしょぼいことにスーパーの下の駐車場。集まった犬の鳴き声、人の話し声がぐわんぐわんエコーして、アナウンスは何も聞こえなかった。もちろんグレーハウンド系(イタリア語でlevriero)もいました。グレーハウンド3匹小さいのがイタリアングレーハウンド。イタリアンと名前がつくのにイタリアで見かけない矛盾。イタリア語でPiccolo Levriero Italiano。奥にウィペットが寝転んでいる。ハウンドは他にサルーキ、アフガンハウンドもいた。マスティフ?でかい。アイリッシュセッターたぶんサモエド。白いお粉で全身お化粧されていました。たぶんジャックラッセル。初めて知った犬。レオンベルガーというそう。ムクムクしてる。これも見たことも聞いたこともなかった。本物の狼かと思った。チェコスロバキアン・ウルフドッグだそうです。柴犬もいたよ。きりがないけど、もっともっと沢山種類がいました。しかし飼ってる人は飼ってるんだな~。なんかご立派にも全国大会みたいで、イタリア中のアクセントが聞こえた(夫)そうです。キャンピングカーで来てる人もいた。こういうおされな犬はやっぱり都会に集中してるんだろうな。目の保養になってよかった。キャンピングカーの仕業?(笑)犬が好きでも飼わない理由↓ 一段目は暗い話なので読み飛ばしてもかまいません、2段目が主文?です。中学生のころ、思春期特有の反抗的な勢いか、親を押し切り強引に犬を飼い始めた。しかし遠くの高校に入って通学時間が長くなり、1日1度の散歩をサボりだすようになり、大学も遠かったのでほとんど親に任せきりになった。犬は不幸に思ったせいか10歳の若さで死んでしまった。死んだ時だって具合が悪くなってからすぐに医者に連れて行かなかったせいかも。自分のしたことを思うと死にたくなる。なので自分には絶対犬を飼う資格がない。そもそも旅行が趣味なので、不安なく自由に旅行に出かけられる身軽感のほうが犬を飼いたい欲よりも勝るのが一番の理由になるが。
2009.10.08
コメント(2)

タイチキンカレーcurry tailandese con pollo e riso biancoちなみにcurryはイタリア語でもこのまま(外来語)だが、なぜかケッリと発音する人が多い。今まで客がいるときに厨房に立ったことはなかったんだが、昨日カレーをまかされてしまった。トロいから絶対料理人には向かないのになぁ。その間夫は客としゃべってて、その余裕がちょっとうれしそうだった。確かに私はしゃべらないから、イタリアではウェイトレスも向いてないや。実は今のところこのタイカレーが一番人気だったりする。エスニックはもうちょっと人を集めてからしようと言ってたんだけど、先週、夫が客と話してて、「海外旅行(英語圏かスペインに行く人が多い)でエスニック好きになった人が沢山いて、カンポバッソではどこもやってないからみんな家で作ってるんだ」って聞いて、「これはすぐやらなきゃ」と思ったらしい。今客は以前からの客が多いんだけど、結構前からエスニックもしてよという話はあった。だからだろうか、なじみの客が「ずいぶん変えたのねー」なんてふらっと入って来ると、必ずというくらいこれに決める。まあ物好きだからこそウチのなじみになったという考えかたもできるが・・・。このまま人気を保つようなら他のエスニックもどんどん展開していきたい。verdura lessa茹で野菜カレーとシチュー用に茹で野菜を常時用意してるから、必然的に副菜として茹で野菜もメニューに置く。こういうのもイタリアではレストランではちょっと珍しいもの。まだ頼んだ人はいない。左上はローマ・ブロッコリ。ブロッコリとは言うがカリフラワーの味がする。野菜を別に茹でてシチューやカレーにあとから入れるのは、色や形を保ちに崩れを防ぐためでもあるけど、イタリア人は野菜がソースに味がすっかりなじんでしまうのは嫌がるから。そもそもイタリア版ビーフシチューSPEZZATINOも肉ばっかり。野菜と肉を混ぜた料理は(あまり)イタリアにはなく、イタリア人は野菜は副菜として別の皿で食べるのを好む。こうやってソースに入ってるときもあまり味がなじんでないほうが「野菜の味がちゃんと別にしてるからおいしい」と評価されるようだ。でないと「全部同じ味」でつまらないそうだ。私なんかは「なじんでない」「統一感がない」と思っちゃうのにな。
2009.09.25
コメント(6)

チラシはできたんですが、夫、顔にふざけたお面(オバマとか)でもかぶってチラシを配って歩きたいらしいけど、ハロウィーンもカーニバルもまだまだ先なせいか、おもちゃ屋3件スーパー2件回って全くお面ってものが手に入らなかった。さすがに素で配れないのか、今のところ知り合いやなじみの客に束ごと渡してる。こちらがメニュー。(コピペしただけなのでメニュー上のスペースを省くための略語、略文法が入ってます。ユーロが抜けてます。)◆primi cavatelli pom. con ricotta secca 5.00 rigatoni amatriciana 6.00 tagliatelle norcia 6.00 lasagna in brodo 7.00 orechiette gorgonzola 6.00 ravioloni olio e salvia 7.50 tagliatelle pollo e fungo 7.00 orechiette mozz. melanzana 6.50 cavatelli al pescatrice 8.50 tagliatelle alici rucola 7.00 ◆piatti unici stufato manzo +verdure con riso b. 11.00 thai curry pollo con riso b. 10.00 insalatona + pollo cond.sesamo 7.50 ◆contorno patate lesse 2.00 verdura lessa 2.50 bietola saltato con pancetta 3.00 ◆pane 0.50 ◆dolce dolce dell'oste 2.50 詳細はまたそのうち順々に説明します。もちろん日によって変わります。試行錯誤中なので値段も変わることもあります。今日はstufato di manzo e verdure con riso biancopiatti uniciの一つとして、日本で言う「ビーフシチュー」(ごろっとした野菜が入ったやつ)とタイ米の組み合わせを置こうと話してて、さっそく夫がビーフをステューした。野菜は別に茹でて、注文のあったときに初めてたまねぎを炒め肉と野菜を一緒に煮る。でも・・・私の思うビーフシチューじゃない~。ただ茹でただけで、味付けはうす塩。とろみをつけてないので、さらさらの汁はすべてご飯の下に吸われていった。夫は、私の言う赤ワインとトマトで味付けしたデミグラス風ビーフシチューも分かるけどー・・・って、どうしても魚料理と同じく「南イタリア人向けにシンプルに!」って感覚が抜けない。ちょっと待て。イタリア料理にだって、stufato,spezzatinoという、赤ワインとトマトで肉を煮込んだ料理、あるでしょ。私の言うビーフシチューは、ごろごろ野菜が入ってるってだけで、味付けはいわばイタリア料理でしょ。・・・でもなんか塩味でやってみたかったみたい。これはイギリス料理だとかナンタラかんたらぶつぶつと言ってますが。ちゃんと味の付いた食べ物が好きな私としてはやっぱり日本のビーフシチューが恋しい~ってことで、たまねぎを炒め、赤ワイン、トマトソースを入れて、この塩味肉と茹で汁と野菜を入れてGO。砂糖を一つまみ。しばらく煮たら水で溶かした小麦粉でとろみをつける。なんか本格的には小麦をバターで炒めるようだけど面倒なので。で、実際食べ比べると、相方のビーフシチューのよさもわかった。ヤツのは汁とご飯をぐちゃぐちゃ混ぜて食べると、牛肉の香りがほわぁーとして、牛肉味のピラフ?雑炊?かなんか食べてるみたいだ。牛~!って感じ。しかし野菜は味がしみてなくて、野菜は野菜の味しかせーへん。こういうのが好きな人はいいんだろうな~。一方私のは、確かにビーフシチューって味がして自分なりに満足だけど、ちょっと平凡というか、日本のふつーのビーフシチューの味。それに相方のと比べて、牛~!!っていう強烈な印象はない。でも野菜はこっちはとろみをつけてる分、野菜に味が絡んでうまい。答えはやはりあいだを取ってワインとトマトをちょこーっとだけ入れる。とろみもほどほどにつける、でしょうか。それか客に選ばせるか。まだこれを頼んだ人はいないので、もしかして客の顔をみて決めるつもりか、相方。insalatona con pollo チキンサラダ、これもまだ頼んだ人はいないけど。イタリアではサラダは食べる人がおのおのオリーブ油とワイン酢(かバルサミコ酢)と塩をかける。私は一応ゴマドレッシングを用意して、メニューにもつけてるんだけどどうだろう・・・「ゴマはいらない」って人続出の可能盛大。真ん中に刺さってるのはカリカリベーコン。実際つけるかどうかは検討中。
2009.09.24
コメント(4)

お久しぶりです。長らく放置気味ですが、今後もこういうペースだと思います。別に忙しいわけでもなんでもなく、単に文字を打つのが億劫に?なってきただけ。ネタは頭にあるんだけど文章化する気力が起きない。さて、なかなか客が来なくなってから長いことたちました。同業者も渋い顔です。流行っているのは安い店。客が多いってだけで儲けが出てるのかどうか知りませんが。そこでウチも、実は今週から心機一転、別の店になったように料理を変えてみました。シーフード専門ってのやめたんです。そして「パスタの店」に生まれ変わりました。パスタというか、プリモの店。パスタと限定すると米料理が排除されちゃうから、宣伝文句は「プリモのみ」と。日本でよくあるような、パスタ料理の種類の多いカジュアルレストランの(ちょっとファーストフードっぽい)ような店にしたいと思ってます。イタリアではこれちょっと新しい形態なんです。都会にはあるけど、田舎はなかなか。テルモリにもそういう店があるとうわさに聞いたけど、カンポバッソにはありません。イタリアは庶民が外食するようになってまだ歴史が浅く、レストランというとフルコースの正餐という考えが残ってます。レストランに入ってプリモだけ食べて出てくるというのは、店にも悪いと思うし自分もみすぼらしい気分になるのでなかなか気軽にできない。なのでどうしてももっと気軽なピッツァに行ってしまうようです。なのでこっちが最初から「プリモだけしかおいてないよ」と呼び込むと、あ、他に何か頼まなくてもいいんだ、という気楽さからそういう客も来るのではないかと。あと、料理を変えたもう一つの理由、夫がいい加減同じもの作るのに飽きてきたってのも。イタリア料理でシーフードって、いつも同じようなものになっちゃうんですよね。食べる人は魚料理にはシンプルさを求めるので、なかなか味を変えるとか出来ない。新メニューは夫が「まだ試験的だから公開するな」と言ってるのですべてはお見せ出来ませんが、一番安いもので「トマトソースとリコッタセッカのカバテッリ、5ユーロ」。カバテッリはモリーゼ~プーリアの手打ちパスタで、オレケッタを作る過程(日記を参照)で裏返さない、怠け者バージョンのオレケッタです。リコッタセッカは、うっかり変換したらリコッタ石化と出てきて妙にうれしかったのですが、その通りリコッタを乾かして固形にしたもの。といっても固くはなくしっとりした感じ。これもプーリアの食べ物。高い物でも8.5ユーロの「魚介のタリアテッレ」。そう、すっぱり魚介を置いてないということはないんです。プリモと言うのか微妙なんだけど、メランザーナパルミジャーナ(ナスのトマトソースグラタン)、サラダだけで食事になるてんこ盛りサラダ(insalatone)も試験的に置いてます。以前紹介した「汁ラザーニャ」、生ソーセージのクリームパスタもあります。汁ラザーニャは家庭でしかお目にかかれないものだし、クリームパスタは南イタリアではあまり食べられないので、どちらもこの辺のレストランにはない、めずらしいメニューです。野菜もどんどん多用して健康的に行きたい。そこでピッツェリアとの差別化も出てくるかな、と。そのうち「プリモのみ」の店として知られるようになると、オプションとしてサイドディッシュとかもおいたり、メインの肉も「ちょこっとプラス」程度にちまちましたのを置いたり、セットにしたりしたい。(イタリアでは肉は「ドデーン」って出てきます。それに辟易してるイタリア人も少なくないんです。)ピアットウニコ(一つの皿でプリモとメインが一緒になった料理。ミラノ料理の骨付き肉のお米添えとか、日本の丼物みたいな)も置きたい、と構想が膨らんでいます。つまりイタリア人の食事観念にどっしりとある「前菜、プリモ、メイン」の壁を突き破りたい、と言ったら大げさだけど、新たなる食事の形態を提案したいと私は思っているのです(まだ大げさ)。夫は「革命はそんな簡単に起こせないぞ」と言ってらっさいますが。これはもともと店を開く前から考えてたことなんですけどね。日本に行ったとき夫は牛丼屋のスタイルに感銘を受けたようで、そういうのを取り入れたかったようです。食券自動販売機を買って持ってこれないか、と真剣に悩んでましたから(笑)その後でやっぱり夫はシーフードを作るのが好きなのと、そんな安い店にしてどういう種類の客が来るのか、ガラの悪い人ばかり来るんじゃないかとか悩んで、結局シーフードの店にしたけど。結局シーフードでも、嫌な客ってのは来るんです。嫌な客ってのは低教養低所得層の人ばかりと限らない。お医者さんでもアホみたいなこと言う人もいるし、スーツ族でもすっごい失礼な人もいるし、丁寧な感じでもカチンとくるようなことを言う人もいる。昔書いたけどローカル政治家で食い逃げみたいなことをした人も来た。それに恐れていたガラの悪い人だってちゃんと来ましたよ。よく考えたらお金を持っているガラの悪い人だって沢山居るのです。あまりに長くだらだらと居るのでそろそろお帰りいただけないかと言ったらキレまくってリキュールのボトルを割られた。イタリアの飲食店は基本的に閉店時間という決まりがなく、客に帰ることを促すのはとても失礼なことだが、こいつらは最初から暴れたくて入ったとしか思えない。また別の悪い人は二人できて「金は後で払う」と堂々と逃げていかれた。もちろん今払えと粘ったんだけど「今持ってないからどうしようもない」「出所したばかりなんだゴラァ」と脅しごねるので怖いからさっさとお帰りになってもらった。まあこれは金持ってる持ってない関係ないけど。結局ウチはシーフードでもカジュアル路線で安価だったので、このままもっとカジュアルにしても同じだと。実際魚介のパスタは値段変えてないから、違うのはパスタだけ食べる人も大歓迎になっただけ。パスタだけってのがそもそも普通と違うし、料理もこの辺の典型的なレストランで出してるような普通のものとは違ってるので、新しい物好きなオープンマインドな人がくるかもと期待している。これまでの伝統的魚介料理は結構「ムラ的」な人たちが来てたのでね。このように新しい試みなので、もしかしたら誰にも相手にされないかもというリスクもありますが。 夫が「載せるメニューについてもうちょっと考えたい」と、ぐずぐずとチラシを作らせてくれないのでまだ宣伝活動ができません。なのでいまだお客は来ない。店の窓には大きな「プリモのみ」の紙を張ったんだけど・・・。(この紙を作ったり新しい料理の仕込をしてたりして、火曜日の開店は大幅に遅れ、とうとう勝手に急遽休みにしてしまいました。そこにちょうど以前も来ていただいたブログつながりの料理人さんが、もう一人の料理人女性ブロガーを連れて、サプライズで来てくださったのです。いや、もう、むちゃくちゃサプライズでしたよ。心臓止まるかと思った。休みだと聞いてお帰りになろうとするのを無理やり引き止めて勝手に一緒に食事させていただきました(笑)むっちゃうれしかった)あ、以前の通り営業時間帯は昼と夜、休店日は日、月曜です。魚介専門でなくなったので休店日を変えることも出来るようになったのですが、何曜日、週一か週2か半ドンかというのをいろいろ模索しなければならないので、当分は変えません。今までと違うのは、予約無しでいきなり来ていただいてもそんなに食べ物の選択肢が減ることはないということでしょうか。魚だとシケ、祝日などで入荷しなかったり、少量だけ準備して売り切れとかよくあったんです。それではもうちょっとメニューを試行錯誤してから紹介します。写真も撮るように努力します。今までの店の料理の写真をあまり撮らなかったのが残念ですが。このブログを見て店に来てくれた方々、来たいと連絡を取ってくれた方々、またはこれから連絡しようとしている方々、今後もこの店をよろしくお願いしますm( __ __ )mにほんブログ村
2009.09.18
コメント(8)

パスタ・アッラ・ノルチーナ。生ソーセージを使ったプリモを紹介する。生ソーセージは豚ひき肉にハーブ類で味付けして腸に詰めただけの、過熱していないソーセージ。生肉そのままなわけだから、加熱しなければ食べられない。普通はオーブンや、鉄板やフライパンで焼いたりしてメインディッシュになる。あと豆のスープに入れたり。オーブンで焼くとやや塩辛くなるものが多いが、このようにソースやスープにすると気にならない。ジャガイモとも相性がいい。ピザに乗っていることもある。この生ソーセージが日本で広まっていないせいか、あまり知られていないパスタである。日本だけでなく、モリーゼでも多分これを出すレストランはないと思う。(もちろん肉料理なのでウチは出してない)。そもそも南はクリームパスタ自体ないし。Norciaという、ウンブリアのとある町の名前がついているように、もともとウンブリア出身の料理だそうだが、夫はローマ、ボローニャなどのレストランで働いたとき、これがメニューにあったそうだ。ちなみにNorcinoはソーセージなどの豚肉加工品も手作りする肉屋という意味もある。WIKIによればNorciaの名物が手作りソーセージだからなようだ。このパスタ、夫が初めて作ってくれて以来病みつきに。ソースの作り方は超簡単。ソーセージを炒めて白ワインを入れてさっと煮、クリームを入れてまたさっと煮るだけ。うまみ、味付けはすべてソーセージから出てくるから、塩さえもいらない。インスタントのような感覚。ソーセージは夫は皮から出してばらばらのひき肉状態で炒める。別に皮のまま一口大に切ってもいいと思う。フライパンに入ったままこのソースに茹でたパスタを入れ、またさっと煮る。最後に削ったパルミジャーノを少々。好みで唐辛子を足してもよい。この料理に使うパスタは、コレ!という決まりがない。ショートパスタでも、ロングパスタでも、生パスタでも。写真はタリアテッレ。日本で生ソーセージが手に入らなかったら、たぶん豚挽き肉にハーブ・スパイス類を足してそのまま炒めても近いものができると思う。味から推察して生ソーセージに入ってるだろうなと思うものは:塩、ニンニク、ナツメグ、フェンネルシード、黒コショウ、パプリカ粉末、ワイン・・・クリームはイタリアでは常温保存のと冷蔵庫で売られてるのがあるが、やはり冷蔵庫の新鮮なクリームがおいしい。クリーム系パスタは日本にいたころから、あのもったりした食感があまり好きではなかった。が、明太子クリームとこれだけは格別。とはいってもやはりクリーム系は量は食べれない(夫も同じ)のでやや少なめにする。そしてクリームソースが濃くなってしまったら、牛乳か水を足してさらさらにする。そうするともったりしなくて食べやすい。クリームを減らす代わりに片栗粉でとろみをつけてもあっさりしていい。
2009.08.21
コメント(4)

まあまあ親しい若いお客さんから、キャンプのお誘いがあった。Scapoliという町で Festa della zampognaという、イタリア産のバグパイプのお祭りがあり、近くに湖があるので畔に勝手にテントを張ってバーベキュー、というもの。Scapoliはロッカラーソに行く途中、アブルッツォに近いモリーセ内にある。ここから車で1時間半くらいか。夫は「タダで外で寝れる」と飛びついた(洞窟ハウスに飽き飽きしているから)土曜日、臨時休業して行ってきた。行ってみると20人くらいの大グループが、各自のテントを用意してきてた。バーベキューとかタープとかライトとか飲み物とか、すべて必要なものは幹事が用意していたので、私たちはテントと寝具が必要なだけ。幹事、ありがとう(幹事カップルのうち、女性の方がきびきび働いてたのがイタリア的?)お肉とビールだけは一緒に買いに行って割り勘。野菜も他の飲み物も全部幹事もち。私ら焼肉ソースちょこっと持ってっただけなんで、ちょっと悪かったかな。でも焼肉ソースは旨いとみんな喜んでくれたのでほっとした。こういう湖畔。↓ピクニック用の公園のようになってるのか、木のテーブルとベンチが設置されてた。トイレはない。野生で。泳ぐ人もいた。水は青いけど透明ではない。水着は持ってきたものの私は透明でない水に興味ないので入らなかった。洞窟ハウスを離れ、つかの間のシャバを楽しむ相方問題はそこが「キャンプ禁止地区」だったこと。「キャンプ禁止、罰金あり」と森林パトロールの看板が立ってた。そして夜、祭りに出かけた。この祭りは、バグパイプを始め、地元の楽器を演奏する人が町の狭い通りを練り歩くというもの。楽器を持っている人が沢山うろうろしていて、いたるところで演奏が始まる。演奏が始まると、周りの人がみんな踊りだすのだ。その通りには屋台が並ぶ。屋台も郷土楽器ばかり。他には陶器の小物、アクセサリー、トリュフなど、地産品の屋台ばかりだった。カンポバッソでは祭りというといつも同じ中国雑貨、アフリカ雑貨の屋台で埋まっているので、こういう地産品屋台に限定した祭りもいいと思った。広場ではコンサートが行われていた。みんな踊ってる。動画があるのでリンクから。これはタランテッラという、踊るときの民謡。ただし正確にはこの曲はタランテッラにバグパイプも用いたフュージョン音楽、だそうな。コンサートはこのあとナポリ民謡(日本で言う「カンツォーネ」)やカントリーもやってたが、一番みんながのりのりだったのはこの曲だった。確かに血の騒ぎそうなリズム。深夜、テントに帰ってきたが、朝に森林パトロールが見回りに来るというので、びくびくして、早朝にテントをたたもうかと言ってたものの、とても起きれなかった。幸い取り締まりはなかったが、もうびくびくしながら泊まるのは勘弁。トイレでないところに自分から出た廃棄物を置いて行くのもいやだし。ここんとこ収入がないので安いレジャーを考えていたが、やはり野キャンプは厳しいかも。無料のキャンプ場がある日本(その他先進国)がうらやましい。
2009.08.14
コメント(0)

追記:楽天のメンテナンスという存在をすっかり忘れて、メンテ直前にアップするということをまたやってしまいました(何回もやってる(汗))。ブログ村から更新を見て来てくださった方々、せっかくクリックしてくれたのにメンテ中の画面が出てしまって、申し訳ありません。自分の知らないことでも口からでまかせでごまかしたり、知ったかぶりしたりする人っていますよね。イタリアではテレビもそれやるんです。イタリアのニュースでね、これが紹介されていたんですわ。日本初!ロボットが作る“全自動ラーメン屋”登場お、と思って集中して見ていると、白濁したとんこつスープに、醤油ベースのタレを混ぜて、茹でた麺を入れて、最後にチャーシューが乗って・・・と、はっきりした、典型的な日本のラーメンでした。で、言葉を失ったのが、イタリア語でのナレーション。「ヨーグルトに、醤油を入れて、スパゲッティを入れ、最後にサバのスライスを載せています」・・・・・・・・・ハ、( ゚Д゚)ハァアアアアアア!?・・・・言葉失いますよね? ヨーグルト・・・!?書いてる今でも、クラクラします。BULL SHITって叫びたい。もうね、このレポートだけじゃなく、お前らの存在がBULL SHITなんだと。ニュースって、下調べせず見た目そのまんまを自分で勝手に憶測して、断定形で、全国の視聴者に放送してもいいもんなんですね。イタリアでは。誰か、聞ける人いなかったんでしょうか、日本人の知り合いとか・・・あと、せめてタリオリーニとか言って欲しかった。てか、どうでもいいんでしょうね、このレポーターにとって、ラーメンの内容なんて。話題になってるのはロボットなわけだし、わかんない、かつ重要でないことは、適当に言ってお茶を濁しておこうということでしょうか。ちなみにこのラーメン屋のラーメンは、>本格豚骨醤油スープ>豚骨ベースのスープにに>秘伝のタレを加えました。>くさみのない、濃厚な味>無添加、化学調味料無しで作りました>どうぞ本物の味をご賞味下さいホームページより引用。↑しかし今回だけじゃないんですよ。これよりもっと前、ニュース番組の一こまで「ローマの中国人無許可美容院に潜入!!」みたいなのをやってて、床においてあった炊飯器を「friggitrice電気フライヤー(揚げ物器)が床においてあります」と言ってたんですよ。だからぁ・・・見たまんま言うなあ~!そう、イタリアの家庭用フライヤーと、炊飯器は、そっくりです。電器店に行くと一瞬見間違えますが、イタリアの電器店に炊飯器は売ってません。イタリアのフライヤーだから疑問の余地無しにそう思ってしまうのも分かるんで、そのときはまあ夫と2人してテレビに突っ込んで、それきりだったんだけど・・・それでまたかと思うような今回のでたらめが気に障ったのでここに書きました。ウチのおばあちゃんがそんな感じで、見たまんまをそのまんまぽんぽん言葉にするんですよね。だれかれ構わず話しかけるし。子供のころすごいイヤだった・・・。なんかこう、もうちょっと、脳内である程度止めてから言葉が出てこないものか、垂れ流しにせずに、と。イタリアにいて不快になるのはおばあちゃん嫌いのトラウマだろうか・・・。
2009.08.08
コメント(2)

今年、もうすぐ禁漁になるけど店を閉める予定はない。不景気で収入がないので、家賃を払う分だけでも稼ぐのに開けとこうという考え。魚は養殖物とティレニア海産や淡水魚(あまり人気ない)、バッカラなどで乗り越えていこうかと。なので休暇をとらない代わりに、土曜日とかちょこちょこ勝手に閉めて3連休を作って、近郊にキャンプに行こうかと。というかすでにもう2回行ってます。2度も突然土曜日閉めてます(爆)第1弾は、もう1ヶ月近くも前になっちゃったけど、サレルノの南、チレント国立公園Parco nazionale del Cilentoに行ってきた。正確にはMarina di camerotaマリーナ・ディ・カメロータという町。ここは2006年にあてもなくたどり着いて(こちら)、むっちゃ気に入った場所だったので、今回再来。南イタリアの海のよさ・楽しみ方は当時の日記にも詳しく書いた。また、トレミティ島で撮った写真が一番多いので参考に。5年前トレミティ島に行ったときの写真今まで入った中で海がきれいなのはそのトレミティに、プーリアの先っちょサンタ・マリア・ディ・レウカ(イタリアをブーツとしてヒールの先っちょです)に、ここMarina di camerotaだった。プーリアならどこでもきれいかなと思って、モリーセに近いガルガーノに行ってみたらちょっとがっくりだった(日記を参照)。ちなみにモリーセの海はいまいち透明じゃないし、そもそも岩場がなくて砂浜がずーっと続いてる。私は岩場でシュノーケルで魚とか見る(浮き輪必須)のが好きだから砂浜は興味ない。で、今回は冒険無しに、確実にきれいだと分かっているところに行きたかったのだ。トレミティは車で行けないのでキャンプできない上に利便性が悪い。この島の町は本当に小さくて、島全体がリゾートっぽい。夏以外は人が住んでいないそうで、ローカル臭の漂わない島なので面白みに欠けるので、あまり好きになれなかった。サンタ・マリア・ディ・レウカは距離的にかなりつらい。それで気軽に行けるチレントに舞い戻ったわけだ。とはいったものの・・・・地図で見ると近いのだが、結局実質5時間ぐらいかかった。寄り道や食事休憩しながらなので正確にはわからないが。サレルノまでは2時間足らずで着くのだが、そこからがまた下道になり、途中からひたすら狭い道で、深い山の中の道や海沿いの断崖をぐねぐねと行く。そこまでしていくからこそ目的地も陸の孤島のような状態になってて、海もきれいなのだ。しかしかかる時間的に結局気軽でないことに行ってみてから気がついた(以前行った時はまずカラブリアに入って南下してキャンプ場を探した後、北上してうろうろとたどり着いたから時間が計れなかった。今回も道を間違えたので結局分からないけど)。こんな辺鄙な場所だが、観光客というか、ビーチ客?が多いのか、キャンプ場が密集している。が、このあたりも夏以外は「だれもいなくなる」(地元の人談)らしい。このブログを見ている人が、数多いイタリアの海の中からここに行くとは思わないが、一応情報。↓我々の泊まったのはキャンプ場Villa Marina。海辺に行くには急な階段をひたすら下りて、岩場に囲まれた小さな砂浜が「キャンプ場のビーチ」なのだ。3年前来たときは違うキャンプ場だった。海へのアクセスは同じ要領。砂浜はなく岩場から海にダイブする形だったが、そのぶん海の色がきれいだったように思う。3年前のキャンプ場と違ってこのキャンプ場は、海が見えて、アクセス階段にもっと近い場所にテントを広げられた。残念なことにトイレはちょっと遠く、しかも匂う。(トイレについて、南イタリアのキャンプ場はどこも同じ。汚いか、古いかで気持ち悪く、便座シートもなければペーパーもおいてない。北イタリアの、ドイツ人の多いキャンプ場はちゃんと清潔にしているのに。)ゴミ箱とシャワーはもっと遠くて坂道をかなり歩く。シャワーのお湯はふんだんに出る。水道はテントのすぐ近くに一口あった。夜は電灯が付くはずだが、到着した日の夜、近辺の電灯は全部消えてて、夫がしつこくクレームしてやっと付いた。これで(7月前半料金で・2名・1テント)1泊30ユーロなので、南イタリアのキャンプ場は割高。北イタリアやフランスではもっと安い上に清潔だというのに、きれいな海があるってだけで・・・。この辺りは、車でどこまでもどこまでも行っても満足できるような郊外型大きいスーパーがなくて、郊外でも町中にあるような小さいスーパーだ。買い物はそういうとこに行くしかないのだが、いい肉は置いていない。大きなスーパーの肉売り場に慣れていると、まず食指が動かないほどしょぼい。野菜もぼろぼろに古い。魚屋は「海辺なのに」と腹が立つほど古い魚ばかり。次に行くことがあれば必ず都会(サレルノとか)で買い物して持っていこうと思う。外食・・・というかスナックだけど、おいしいROSTICCERIA(おかず屋)がある。Marina di camerotaから隣町のPalinuroへ向かってずーっと行くと、もうすぐPalinuroに着いてしまうんじゃないかって思ったところに、左側に現れる。寂れた国道沿いの店って感じだが、昼食、夕食時には人だかり。おいしい上に人もいい。奥さんもだんなさんもおとなしくて営業マンではないが、実直で、ぼったくりとかなさそう(あわせて2回行っただけなので保証はできないが)。料理は家庭的。メランザーナパルミジャーナ、カネローニ、アランチーニ、ズッキーニの花のフリット、手羽先揚げ、そしてROSTICCERIAには欠かさない鶏の丸焼きがあった。3年前にひきつづき私たちは好物メランザーナばかり食べたが。外のテーブルで食べたけど、パラソルが赤いから全部赤に染まってる。Marina di camerota、町からの眺め↓キャンプ場近くの海↓左奥、キャンプ場の小さなビーチ。海へはそこから入った。午前は一緒に行ったが、午後、夫がまるで日本人の女の子のように日に当たるのをいやがるのでしかたなく一人で行った。一人だと、もう、むちゃくちゃ見られる。見られ放題。白人専用ビーチですか?いや、「アジア人」に加えて、「ひとり」なんだもん。ひとりですか?一人で海入りますか?シュノーケルと浮き輪(マット)で(笑)しかし浮き輪マットで漂ってたら、波が強かったので酔ってしまった。しかも水の中見て写真取るのに集中してたから余計悪い。30分ほどしたらもうへろへろに海酔いしてしまったので退散。(スキー酔いもする私。年々ひどくなるような気がする)今回は1箇所でのんびりしちゃったけど、おすすめはボートで洞窟めぐりだそうです。そういえばトレミティでもサンタマリアでもボート借りて洞窟めぐったわ。洞窟を巡ると光の加減で海の色が輝いて見えるスポットに出合ったりする。今回しなかったのがちょっと悔やまれる。右上の黒いのは非正規防水カバーをつけてるから。カメラが中で動くのでどうしても写りこむ。てか別に陸の上から用意しなくてもよかったのに私。そして初の水中撮影↓↑よく見るとちいさいお魚が1匹いる。魚は小さいのがたくさんちょこまかちょこまかいて、大きめのもちらほらいたけど・・・なかなか写ってくれなかった。帰りの日、途中の小さな町など見物しながら帰った。以前来たときも気がついてたのだが、この辺のパン屋や食料品店は外にショーケースを出してパンを置いている。他の州ではこういうのは見たことない。ショボ+レトロな感じで面白い。このあとナポリの中国食品店で買出しして帰った。チンゲンサイと空芯菜。恋しかったよ、中国野菜たち!ローマじゃ見かけなかったものなので、買ってみた。(見落としてただけかな)。ザーサイの中に大根とかきくらげとかいろいろ入っている。激ウマ。夫があれだけご飯もりもり食べるの初めて見た。ただし中国の加工食品はいろいろ危ないので、自己責任で!(笑)すぐなくなった。写真を撮ってなかったので、空の容器にラベルを戻して撮った。見たことないので買ってみたんだけど、これはハズレ。RIBE米みたいな味。
2009.07.29
コメント(7)
客としての立場のときに気をつけてること;基本的に初めての店でお任せはしない。店側から言ってくるのは余計に怪しい。メニューがよくわからなくて選ぶのが面倒だったら、メニューの中からお勧めを示してもらうほうがいい。適正価格を把握しておくモリーセのような田舎ではメニューのないレストラン・食堂が多い。今日のメニューを口頭でつらつらと読み上げられるので外国人にはちょっとつらい。法律では価格表を見えるところに掲示しなければいけないらしいのだが、モリーセでは誰もチェックしない。と、人ごとのように言うもののうちも最初のころは毎日変えてメニューを作っていたもののだんだんめんどうになり、途中から夫が口頭で言うようになった。その場合いちいちこれがいくらで・・・などと値段まで言わないが、客は大体どの食材が高いとか分かっているようだ。例えばヒラメは高級だとか、生の前菜は高くなるとか。それでもたまに「高いんじゃないか」と疑ってくる客もいるが、使った食材について説明すると大体は納得する。さらに不平を言い続ける人もいるが、そういうのは値引きが狙いだから。ちなみに前菜、プリモ、メインで大体35~40ユーロ。これも海鮮なので値段がころころ変わるのは否めないが、私には未だにはっきりしない。夫いわく「イタリアはそのへんアバウトでもやっていけるんだ!」そうだ。夫もよそのレストランで食べたら、メニューがなくとも店の格、食材などから適正価格を大体推測できる。精算するときにもあらかじめいくらぐらいになるかというのは予測しておく。すると多いときはすぐにぴんとくる。そういう時はすぐに明細を出してもらって、「この品にこの値段は高すぎないか」と指摘できる。夫だけでなくイタリア人は大体「あいまい精算」に慣れているからこそ逆にぼったくりには鋭い。頼むもの一つ一つ「これはいくら」と確認していればいいのだが、イタリア人はそういうのを面倒に思ったり、「粋でない」ように考えるのか、ぼったくりに敏感になっているわりには確認しない。夫はわりと確認しまくってたまに店の人から「なにこの人」みたいな顔をされるが、それでも全部は確認しない。それでワインにグラス1杯6ユーロ(ピッツェリアで)とか飲んだ後に言われて揉めたこともあるが、メニューの値段を見せてみろと言って載ってなかったので払わなかった。日本だと言われた勘定というのは絶対正しいので、したがうしかありえない。だから観光客はつい払ってしまうのかもしれないが、常に「適正価格」のことも考えておいて欲しい。「確認しなかった自分が悪い」と諦めないで。隙に付け入るほうが悪いんだから。(ただしたしかに海鮮料理だと先に書いたように時価があるし、日本と違うので難しい。)(あと有名な広場のカフェとかも、場所代があるだろうし。)もちろん値段の確認を怠らないのも重要。観光客ならどんなしつこく聞いても当然なんだから、変ではない。お勘定が来る前に自分で合計を計算しておく。メニューの一つ一つの品の値段を記憶(メモ)しておく。とにかくお勘定をもらうときというのは大きな正念場なのだから、気を許さず緊張して挑もう。内訳が書いていたら一つ一つチェック。合計も合っているかどうかチェック。バールではレストランよりチェックが厳しいのか、大概価格表を掲げているので、コーヒーに価格表以上の値段を吹っかけるのはまずないだろう。疑問に思ったら「価格表(listino prezzi)はどこ?」と聞くこと。レストランだとメニューを見せてもらう。ズルしてるなと思ったら頑として払わないこと。(もちろん逃げたら犯罪者にされるので、相手の出方は見守ろう。)根拠はきちんと示すこと。自分が適正だと思うくらいのお金を渡せばいい。警察を呼ぶぞと脅されるかもしれないが、店はやましかったら警察など呼ばないし、警察が来たほうがむしろ助けになる。もちろんこっちが呼んでやってもいい。イタリアでは民事的なことでも結構気軽に警察を呼んで介入してもらう場合が多い。警察を呼ばれる→こちらが悪者!?というわけではない。一度、電器店で夫が展示物を落として一部壊し、「弁償しろ」に「しない」と答えたため、「じゃあ警察呼ぶぞっ」と本当に警察を呼ばれた。警察のアドバイスのもと、住所とID番号を残してその場を立ち去ることができた。結局請求書はこなかった。(ちなみに大チェーンeur●nicsです)民事的な問題なので警察は関係ないように思うが、日本の警察は「民事不介入」といって係わり合いになってくれないような事件でも、イタリアでは一応とりなして、法律的な解決策を助言してくれる。これは日本も見習うべき、いいことだと思う。観光客は悪質な店側にすると「どうせ一度きりだから何してもかまわない。ぼったくってやる」という対称だが、逆に観光客であることで「どうせ日本まで来て身元を探り当てられ、嫌がらせを受けたり請求書がくることもない」という利点がある。観光客だからと悪いことをするやつは観光客手あることを逆手に取った対応をしてやろう。残念だがイタリアではどの業種においても、ぼったくり-価格を上乗せして請求するということは日常茶飯事で行われている。飲食店では特に、食ってしまった後に「そんなに高いならいらない」と返せないというところに浸けいられる。もちろんそんなことをするのは全体から見ると一部だが、やはり生活したり旅行したりすると、時々ではあるが必ず起こってしまう。南でも北でも、田舎でも都会でも、少々差はあれど同じく起こる。日本で育った人なら普通に考えて「まさかそんなことはしないだろう」と思うようなことも「ちょっとトライ」とばかりに気軽に吹っかけてくる。観光客だけでなくイタリア人でも、よそ者であれば付け入って騙す。やはり多少はこのアバウトさのために起こることなのでそれに慣れたイタリア人は用心深いし、吹っかけられても適切に対応できる。だから観光客だけが被害にあいやすいのだし、騙しやすい観光客に狙いも集中する。ローマで夫とトラットリアに入ったら夫も外国人と思われたのか英語のメニューを渡してきた事があったが、後で取り替えてもらったイタリア語メニューでは、値段が違っていた。しかしやはりイタリア(特に南・特に田舎)という社会を見ると騙すのはよそ者だけではない。極端に言えば親戚や隣人でもとにかくチャンスがあれば何かごまかそうとか、そこまでいかなくても漬け込もう、事を自分に有利に運ぼう、とする。細かな脱税は普通に横行しているし、政府もマスコミも国民の目をくらます。騙し騙されの世界なのだ。なのでイタリア人は非常に疑り深いし、政府は信用がない。夫はカナダという日本同様まじめな国で、まじめなイタリア人の両親に育てられた挙句に別世界イタリアの田舎に住むことになり、この文化的な違いにショックを受けたそうだ。観光に来る人には、こういう面もある国だということを知っておいて欲しい。最後にチップだがイタリアではチップは気持ちだけで、満足・感謝の気持ちを表したいときにだけ払う。額も何パーセントだとか議論するのも馬鹿らしいほど、全くそういう取り決めはないので、注意。ウチのお客さんによく見られるのは「おつりはいいよ」ってやつ。1回の会計につき1ユーロから3ユーロくらい、5ユーロとなると非常な満足をあらわすもので、お金そのものの価値よりもその評価がとてもうれしい。ただしまったくチップ無しのほうが多いし、それはそれで満足していないということではなく、習慣的なもの。そのくらいイタリアではチップは習慣化されていない。(日本よりわずかに多いくらい)(観光客の多い場所はもっとチップ慣れしてるかも)
2009.07.17
コメント(11)
この前、ローマの老舗レストランが日本人からぼったくったのが話題になってました。二人分の会計約600ユーロにさらに100ユーロのチップを上乗せしたとか。ニュースの伝える店側の主張では生牡蠣やらイセエビやら高級なものをお食べになったわけだし、チップは了承を得ていただいたということだそうだ。また別のメディアでは店の言い分「ウェイターが勝手にチップを上乗せした」「5人分くらい注文した」とも。店の格は上の中くらい。有名人も多く来たらしい。もちろんレストランでの飲食の会計というのは飲んだワインによって大きく左右されるけど、この事件でのワインはたいしたものではなかったらしい。実はこの二人の観光客の泊まったB&Bの経営者の日本人とイタリア人のカップルが、警察への被害届けを出すのを手伝ったそうなのだが、私は普段からなんとなくこの方のブログ(こちら)が好きで読んでいて、この事件はたまたまニュースになる前に知ったのだ。その後の日記には被害者ご本人もコメント欄に書き込みしている。チップはサインしていない(クレジットカードでの支払い)そうだ。この店がガイドブックには「良心的な値段」「予算50ユーロ」と紹介されているそうなのだ。ガイドブックが癒着してるのかも分からないので、実際の平均予算が気になるところだ。この2人は、メニューは見ずに注文は店にお任せしたそうだ。この「おまかせ」の意味を店側が最大限に悪用して、大量の「高級食材」※を勝手に使いまくって押し付けている。このお任せの成り行き、イタリアのニュースの伝え方だと、ウェイターが言葉巧みに「お任せください」とそういう方向に持って行ったらしい。逆に店の主張によると「それらの料理はメニューに載っており、お2人はすべて値段をチェックした後欲しいものを注文した」と。私の推測では、「良心的な値段」とガイドブックに載っている老舗なばかりに信用して任せてしまったのではないかと。ここまで高級な海鮮料理にしたいという意向があったのかどうかは不明。それにしても本当にメニューの値段に即した会計でここまで多額に?メニューにない物を持ってきて勝手な値段をつけたんじゃないかと思う。メニューにある料理だったのかそうでないのか、その辺の情報がどこにも載ってなくて不明だが。※たしかに海鮮なんて時価だし、「大きさ」「天然か養殖」「新鮮かそうでないか」で大きく変わるから値段なんてあってないようなもの。しかし突然お任せといわれて「まってました」とばかりに用意していたものが最高級で、レア物で、新鮮だなんて、絶対ありえないし、大量に注文したという話も信じられない。ご本人の書き込みによると、最初はどこにも訴えることは考えてなかったのが、宿の人に話したら、警察に行く運びになったとか。宿の人、許せなかったんでしょうね。お怒りの心情もブログから伺えました。私も700ユーロも取られて泣き寝入りは考えられないと、一瞬思ったんだけど、結果としてこれに立ち向かうことはやはり困難を伴ったようだ。というのも警察に届けても受理されなくて、たらいまわしにされたり、その後2日間くらいつぶれたらしい。イタリア人と現地在住の日本人が付きそってもそんな難しいのだから、観光客だけだったらとても無理だったんじゃないだろうか。まあ在住ならたらいまわしと時間の遅さはは少なくとも慣れてはいるけど。しかも依然同じ値段でカード会社に請求されているそうだ。一番の得策はその場で「払わない」ってことか。それにしても被害届けが受理されなくて警察署を3軒も周ったというからひどい。ニュースでは伝えられていないが、世に知らせるべき重大なポイントだと思う。警察は起訴が難しいと考えたのだろうか。お金のことだから財務警察Guardia di Finanzaに行ったほうが良かったのかも。イタリアにはこういうものがあって、詐欺とか脱税とかの金銭がらみの犯罪はこれが担当するのだ。しかし事が大沙汰になってからも財務警察が出てくるどころか、起訴もされていない。しかも詐欺行為とは何の関係もない「衛生」上の理由で、日本で言う保健所(ASL)によって休店を命令されている。市長は「そんな店は絶対に閉めるべき」というコメントを出しているが、起訴は不可能と考えたうえでの計らいなのか。・・・この店の行為を犯罪だと訴えるのがそんなに難しいのか?イタリアの法律。別の観点から言うと法律の網を潜り抜ける卑劣で悪徳なやりかたというべきか。+++++夫の飲食店の立場として良識(というか常識)にもとづいた行動を見ていると:初めての客に対してこっちから「メニューはお任せください」ということはない。お任せされても、何を出すかは大体伝えておく。(常連客ならまあ「お楽しみ」で知らせないことも)お任せの場合、普通のメニューより値段が極端に跳ね上がるような高級食材は使わない。(特にそういう注文がない限り)客がお任せするときは「fai tu」と言う(直訳「君がやりなさい」)。これは(常識の範囲で)メニューにないものでも何を持ってきてもいいよということ。自然とフルコースということになる。これを言われると客から多大に信頼されているというしるしなので店にとって非常に名誉なこと。初めてでお任せする人はめったにいないが、たまによほどいい噂を聞いたのか、頼まれることもある。次はぼったくりへの対策について。
2009.07.17
コメント(0)
(続き)予約日にこの病院の口腔外科を受診した。医者はわりと若い。歯を見ながら「小さい口だなぁ。むつかしくなりそうだよ」などと看護婦さんに話していた。しかもそのあとも2回くらいぶつぶつ「小さい」とこぼしていた。こわいって!!そう、私はあごの大きさも口のひろがりも妙に小さい。日本の歯医者でもそれはなんども指摘されてきた(って、治しようがないんですが)。まったくいいことはない。あごが小さいせいで歯並びはがたがたで八重歯は飛び出している。それでも列に入りきらずに歯並びの内側に島のように独立して生えた歯まであったが、それはさすがによくないということで22、3のときに抜かれた。いつも邪魔だったのでよかったが。いや~邪魔だったのよ、特に・・・ぼそっ・・・以下自粛(爆)西洋の歯医者からしてみればさらにやりにくいのではないかと思う。西洋人は顔の奥行きが深くてあごが立体的に長い。私は典型的モンゴロイドの平面顔。犬と猫どっちが口が大きく開くか、というちがいだろうか。だから最初の歯医者で敬遠されたのかなぁ。余談だが目も小さい。母の使い捨てコンタクトがどうやっても入らなかった。視力も悪い。鼻も小さい。アレルギー性鼻炎があり鼻たけと鼻中隔湾曲という要手術な問題を抱えている。悪いとこだらけやん! だれか全身麻酔して親知らず摘出とレーシックと鼻たけ切除と湾曲の手術いっぺんにやってくれたらな~と思ったけどそういうわけにもいかない・・・。で、親知らずの手術を予約したらこれまた3週間後に取れた。思ったより待ちが短い。指示通り2日前から抗生物質を飲んでいった。7時半に到着して血液検査をしなければならないそうだ。いかにも「手術」扱いである。ちょっと怖かったけど、もう3回も経験したことだし、と気を落ち着かせていた。それでもその経験で、頭蓋骨まで抜かれるんじゃないかと思うくらい引っ張られたこと、抜けなくて終いに「ばきっ」と歯を砕かれたことなんかも懐かしく思い出しながら・・・。実際挑んでみたら・・・思ったより痛かった。麻酔を打たれた後でも「ちゅいーん」とされて、痛くてストップの手が上がりかかったが、なんとか我慢していた。「痛いか?」と聞いてくれて追加を打ってくれた。ちゅいーんというのは、埋もれてる部分が多いのでどうも砕くよりも切っていたらしい。結局全部で1時間くらいかかった。助手なのか研修医なのか、だれかに教えながらやっていた。その辺が公共病院だなと思う。痛みを感じてからはいじられるたびに痛くないかとびくびくして体がこわばってかちこちになっていた。歯が引っ張られる感じはあったがまだ全部抜けてないと思っていた。「終わったよ」といわれたときも気がつかずに1点を見つめて固まってた。やばい人みたい。でも麻酔が頭にもきいてちょっとトンでたし。そのあとも傷口を縫われたがこれは大丈夫だった。夫が来て詳しい説明を受けていた。後から聞いたら骨と癒着していて骨の一部もとったそうだ。食事は柔らかくて冷たいものを、と聞いていた。そのときは「冷たい?室温じゃなく?」と思ったが、アイスノン(みたいなの)を渡されて頬を冷やすように言われた。なるほど、冷やさなきゃならないなら食事も冷たいもののほうがいいか。納得。1週間後に抜糸に行く。後々様子を見て虫歯になった奥歯の治療ということに。抗生物質と痛み止め、口内炎用のうがい薬の処方箋を受け取って薬局に向かった。が、病院を出た辺りから痛み始める。ちなみにこの病院は増築を重ねたのだろうか迷路のようで、抜け出すのに異様に時間がかかる。やっと出たけどそのころ天気が悪くて外は寒かったんだけど、アイスノンを持ってるので余計に寒かった。薬を買ったらすぐ飲もうと思ってまず夫に水を買ってこさせるが、待ってるうちにもうめくほど痛くなる。病院は郊外。薬局は町まで戻らなければない。なんで病院近くに薬局がない?なんで術後すぐその場で痛み止めをくれない? イタリア!!相方、必死で飛ばすが私にはこの時間は永遠に思えた。薬屋で出てきた痛み止めを速攻開けてすごい形相でペットボトルの水で飲んだ。客の列から注目の的。まず自分らの店(家より道路に近いから)で休んだ。それから1時間くらい地獄のように痛かった。うずくまって動けなくなってた。その間夫がミキサーでコーンポタージュを作ってくれた。これは事前に打ち合わせしていたことだ。しかし追加で缶詰めマメもミキサーにかけて漉してくれた。病院でくれた安っぽいアイスノンみたいなのからやたら水滴がぽたぽた出て、結露にしてはひどいなーと思ってよく見たら、穴が開いてて中から液が漏れていた。さすがイタリア版アイスノン。痛み止めが効いてきたので家で昼寝して起きたら痛みも引いていた。あー、死ぬかと思った。翌日、抜いたほうの頬が赤くなってぷっくりと膨れて面白い顔になってしまった。店にはいたもののすべて相方任せだった。あんな面白い顔でウエイトレスできないもんな。これが3日ほど続いて、今は大体引っ込んだ。若いときの方が抵抗力があったって、体感したわ・・・。歯が埋まっていたのが悪かったか、4本の親知らずで一番ひどい体験となった。埋まっていたからこそ最後まで残されてたんだろうけど・・・。というわけで保険払いの口腔外科、治療全般としてはまだ全部を経験してないのでなんともいえないが、今のところの感想は、悪くはないと思う。それでもイタリア人は民間の歯医者に行くから、なーんかおとし穴があるのかな。まぁ今回は歯医者にも敬遠された、埋まった歯の摘出だから特別なんだけど。ポタージュうまかった。翌日はミネストローネでした。相方感謝。その後は普通に固くない食べ物。片方で噛むので時間かかるけど。あ、なす炒めて食べたら、ぴりぴりして痛かった。こっちのなす、アク抜きしてもぴりぴりがひどいから。
2009.06.27
コメント(8)
えー、夫の手術の後日談は全然書き進めていませんが、先に自分の話。今週の月曜、病院で親知らずを抜いてきました。費用は初診料20ユーロと、薬代8ユーロのみ!夫と同様私も相当歯が悪くて、虫歯治療で失った歯が多く、差し歯がとても多い。(夫より微妙にマシとは思うが。)しかし一応悪いところは治療済みで、不定期ながらもたまに歯医者にも見せている。以前から横向きに生えてる親知らずを抜かなければならないというのはなじみの歯医者で指摘されていた。しかし、別に悪さしない歯を抜くのに抵抗があって踏み切れなかった。ちなみに他の3本の親知らずは全部(昔に)日本で抜いていて、これが最後である。たぶん以前は歯茎の下に埋まったまま出てきてなかったので放置されていたのだと思う。最近この親知らずとは全然違う方向の治療済みの歯が痛かったので、なじみでない歯医者に行ってみた。(なじみの歯医者は夫の件で不信感があったので)ウチの店の常連客の友人で、いちど店にも食べに来たことがある歯医者さんだ。レントゲンを見て、口の中をチェックして、私が痛いといっている箇所は見たところ、知覚過敏以外に何も異常がないと言ってくれた。コネ?だからか診察料はタダ。ちなみにレントゲンはまた別にレントゲン専門の民間の施設で撮ったが、保険の利かない歯のパノラマ写真は30ユーロとか20ユーロとか毎回違う値段を言われる。「負けろ」とか「前はもっと安かった」とかいうと値が下がるんだけど、レシート無しになる(←税金逃れになるので相手にとって有利。もちろん違法です。見つかったら両方が罰せられます。)行く度に夫がそういう変なテクニックを身に着けてレベルアップするので、どんどん下がっていって、今回は15ユーロに(笑)痛い歯だけどもまあ痛いといっても時々むずがゆい程度なのでしばらくは様子見。それよりこの歯医者が発見してくれた、生えてきた親知らずと隣の歯の間から虫歯が発生して両方に広がってること。全然気がつかなかった!!これは痛くないとは言え、りっぱな虫歯なんだから治療しなくちゃならないでしょう。口に指を突っ込んで光で照らしたら目でも黒いのが見える。気になる!!あとでネットで勉強したら、横に生えている親知らずは今問題がなくてもいずれは問題を引き起こすので抜いたほうがいいとのこと。全くその通りでした。うーん、歯のことは夫のことで勉強したはずなのに、まだまだ問題意識が低かったぞ。しかも抜くなら早ければ早いほどいい。若い方が傷の治りも早いそうで、これもごもっとも。ちょっと出遅れたな。このときは「抜くのはここでもできる。1年2年になるとまた進行するけど緊急でもないのでいつでもいいから、また決めたら電話で予約してください」と言われ帰る。数日後、肉眼でも見てしまったし、虫歯があるというのがすごく嫌なのでさっさと抜いてもらうことにして、電話で予約を入れた。すると予約日の前日に電話がかかって「外科医がいる日じゃないとダメなのでこの日かこの日に」と指定され、予約を入れなおした。予約日の朝になると今度は「手違いで今日は出来ない」とキャンセルされた。・・・医者からキャンセルする?普通それでまた予約しなおして、また予約日になると「機器が壊れたので・・・」えーーー? まさか・・・避けられてる? 私途中でなんとなくそんな気はしたけど、まさか、外科医まで来るんならできない事はないだろうし、できなきゃできないと言うだろうと思って再度トライしたのに、機械が壊れたっていいわけ・・・腹は立つけど、患者として避けられるというのもなんかすごい経験である。悲しいような突き放されたような・・・で、緊急を要することではないってことで、これは、と思って、予約待ちが長いことで評判の保険治療にトライすることにした。まず家庭医に行って相談すると、一発で「できるよ」と、場所も教えてくれたが、レントゲンを見て「ああ、埋まってる歯だね。これは歯茎を切り開かなきゃいけないから、別のとこ」と言われた。(さすが。家庭医って歯のことも分かるんですね)公共の歯科治療では、普通の歯科と口腔外科とが別の場所にあるのか・・・。(ちなみに夫の大掛かりな歯根端手術ができる、さらに高度な口腔外科maxillo-facialeは他の大きな街に行くしかない)結局紹介してくれたのは郊外の大きな病院。専門の科にかかるとなると結局全部ここになるかと思う。家庭医の診療所内にある予約窓口に紹介状(というか、処方箋と同じような紙なんだけど)を持っていって、予約を入れる。初診の予約は3週間後に入った。初診料20ユーロを払ってその日は帰る。(続く)
2009.06.27
コメント(0)
おひさです。いやー、最近サボりモードですんません。だんだん暑くなってまいりました。が、外出しない限りあまり実感しません。家もレストランも厚い石に覆われてるんでいつもひんやりしてて、そこを往復するだけなので。長袖Tがちょうどいいくらい。しかし昼間に外に出たら死にます。レストランも暇で、何してるんかというと特に何もしてないです。1年以上も前だけど夫が歯根の病気で、歯茎を切り開く手術を受けました。去年からその様子などを思い立ったときにこつこつ書いてました。完成して全部フリーページに載せたら告知しようと待ってましたが、待ってるだけでは完成せず(爆)出来たところだけ載せて、書き終わったら終わったとお知らせをすることにします。なので今は途中まで。イタリアの医療システム解説つきです。(こちらから)(結末から言うと今のところ健康だけどいろいろ手直し必要なところとか要観察なところも抱えてる、と言う状態です)
2009.06.11
コメント(8)
![]()
驚いたのですが、5月17日は1日で1531人、18日は1615人というアクセス数がありました。翌日からは何事もなかったように普通です。ちなみに最後にアップしたのは13日。いったい何がおきたの? いいことなんですが、困惑してます。ブログ村のランキングも急上昇してイタリア情報で最高35位に。わーい。+++++さて、日本から帰ってきた後、ご飯のSHINODE米がまずいまずいとこぼしていたが、その後、炊き方を改善したらわりと食べれる代物になった。ちなみにブリタの水(軟水)は以前から使っているので原因は水ではない。やはり問題は電子レンジで炊いてることだった。最初はローマの中国食料品店で買った電気炊飯器を使っていたが、1年で壊れた。40ユーロもしたのに。ちなみにマイコンじゃなくて温度は一定で水がなくなると自動的に切れるもの。底に張り付くし、ちっともいいものじゃないのでお勧めしない。そこでその後は日本から買ってきたレンジ専用のプラスチックの容器で炊いていた。こういうもの↓これは簡単だ。17分レンジにかけておくだけ。鍋でガスで炊くことはそれまで何度も挑戦したが、どうしても焦げになって底に張り付いてしまう。これはいくらこそげ取ろうとしても取れなくて、あきらめて一晩水にふやかした後、金だわしで必死でこするしかない。お米も無駄なら労力も無駄。鍋は店の物でアルミだが充分厚みはある。イタリアのテラコッタの鍋でもやってみた。これは重いふたがぴったり閉まってる感じなのでよさそうだったのだが、沸騰するとぶくぶくの泡がふたを持ち上げて吹き出てくる。よく考えたら日本の土鍋のふたって穴が開いてるけど、こっちのはない。それに日本の土鍋は内側にふたを受ける出っ張りがあって、蓋はふちより低くしずんで置くようになってて、これがふきこぼれ防止になっている(ほんとに日本のモノって気が利いてる!)が、イタリアのテラコッタ鍋にそんな気のきいた構造はなくふたはそのまま上にのせるようになっている。日本の土鍋↓イタリアの土鍋↓なのでふきこぼれ放題でガス台は汚れ放題。しかも同じく底に張り付く。それでもご飯は鍋で炊いたほうが絶対おいしいといううわさなので、試行錯誤していた。ここにいい知恵を授けてくれた救世主が現れた。しかもなんとインド人である。彼はどこからか夫が見つけ出してきた、むちゃくちゃ面白いレシピビデオの先生なのだ。彼のビデオを見た夫は一度でファンになり師匠と呼んでいる。師匠。ハイデラバード式・羊のブリヤーニ編。youtubeこてこてのインド訛りの英語で聞き取りにくいが、それも愛嬌がある。最初はまじめに料理の説明をしているが、だんだん壊れてきて奇声をあげたりする。そして最後には決まって、むちゃくちゃおいしそうに自分の作った料理をばくばく食べるのだ。「んん~っうまい」と言う感じで。普通、テレビの料理番組の先生はみんな済ました顔で、自分の料理をこんなにおいしそうに、感情たっぷりに食べる先生は見たことがない。たとえ演技でもいい演出だと思う。ハイデラバードブリヤーニ編では自分で作っておきながら味見して感極まって涙している。このハイデラバードブリヤーニの作り方で、非常に役に立ったテクニックがでてくるのだ。ちなみにブリヤーニはスパイスの効いたインドのピラフ。本式の作り方はまず米をボイルして湯を捨て、スパイスとヨーグルトとあわせておいた具と一緒に鍋で炊くというもの。仕上げに弱火で鍋で炊く時のやり方に、師匠は「底の厚い鍋があればいいけど、家になかったらこういう方法もある」と教えてくれた。それは「フライパンの上に鍋をのせて弱火にかける」というものだ。彼はチャパティ用の平たいフライパン「タヴァ」を使っていたが。非常に感心しながら、普通のフライパンに鍋をのせてブリヤーニを作ってみた(夫が)。出来は上々で、焦げ付きもない。ブリヤニライスとヨーグルトサラダこれは!と思って私は日本のご飯を炊くときにもこのテクニックを使ってみたら、やはり焦げ付かない。ご飯が底からきれいに取れて無駄が発生しない。あきらめていた鍋でのご飯炊きが初めて成功したのだ。そして鍋炊きご飯は、やっぱりレンジよりも微妙に味が上!なんといってもネットでインド人に教わったというのがすごい。師匠が偉いのか、それともインドでは普通に行われているテクニックなのかはわからないが。それではインド人を参考に確立した私式、鍋で日本のご飯を炊く方法。米4合の場合です。分量:米 4カップ水 4カップと4分の3。海外ならブリタの水が望ましい。用意するもの:鍋。口のあるものを使うと、ふたに穴がなくても蒸気の逃げ場が出来る。重いふた。重いのがなければ皿を使う。フライパン。当然テフロンは×※始める前に1時間浸水。※その後の所要時間は約30分。1.まず鍋を直接強火にかけ、沸騰させる。沸騰したらすごい勢いで吹き出てくるので、直前から見張っている。ウチのコンロでは大体7分くらいで沸騰する。吹き出たら速攻火を止める。2.鍋をよけてフライパンを火にかける。温まってきたら弱火にしてフライパンに鍋をのせる。ここでキッチンタイマーをセットし、10分後に火を止め、もう10分ほど蒸らしてできあがり。ご飯の炊きかたって、まず早く沸騰させてその後は弱火にするのがいい(「はじめちょろちょろ」だなんて、だれが言い始めたんだ全く!)ようなんだけど、最初からフライパンにのせて強火にかけるとフライパンから煙が出てきてしまうので、2段階に分けたというわけ。空焚きと同じで危険なので絶対フライパンはこの状態で強火にかけないでください。水加減は米1カップになら水1カップ、米2カップなら水2カップと米にあわせた量の水をまず入れて、さらに4分の3カップ(ウチの場合)を足すが、この、足す4分の3カップというのは量に比例せずいつも同じなのだ。つまり米と同容積の水を量って入れた後は、米が多くても少なくても4分の3カップを足すわけ。この足す分の量はあくまでウチの場合なので、お好みで調節してください。日本米以外では私はイタリア米はあまり食べないけど、タイ米が好き。あと、イタリアで売っているRISO RIBEは中国米で、日本米が切れたらこれが代用になる。しかしご飯てうまいよね。脂っこいものを口に入れて、ああ脂っこいと思いながらご飯を口に入れると、すーっと脂っこさが消えていく。なんなんだろうあの中和するようなスーッとする感じ。塩辛いものに対しても同じ作用がある。パンではあまりそんな効果がないように思える。だから私はパンチェッタやラルドはパンよりもご飯で食べるほうが好きだったりする。プロシュットも塩辛いからご飯がいい。私はパンチェッタが特にいいと思うけど、まだやったことないなら試してみてください。「日本人(米食アジア人)でよかった~。イタリアに住んでよかった~」と至福に浸ります。
2009.05.22
コメント(8)

いまさらイースターの話もなんだが。夫の郷里ではイースターの時だけ焼く、伝統のお菓子とかスナックがある。塩味のものは、塩味のチーズの入ったfiadone(夫の村の方言の発音でヒヤドーネ)、お菓子はパリパリした生地に甘いリコッタの入ったsfogliatinaスフォリアティーナと、カステラのようなpignaピンニャがある。スフォリアティーナはナポリではスフォリアテッレと呼ばれ、イースターだけでなく年中食べられている。ナポリでは大麦の粒粒が入った卵たっぷりのカスタードクリームが詰ったタルト、pastieraパスティエラもよく家庭で作られる。わりと好きなんだけど夫の村では作らないようだ。ヒヤドーネはかなりパサパサしてあまり好みではない。このパサパサ感がワインにあうらしいんだけど。イタリアの食べ物ってワインに合わせてるから水分が少ないものが多いのか・・・?スフォリアティーナはリコッタがほんのり甘くてミルキーで、私のお気に入りだ。義母のスフォリアティーナ義母は去年までは毎年ヒヤドーネとスフォリアティーナの2種類を作っていた。夫はヒャドーネが、私はスフォリアティーナが好きなのでいつも余分に作って分けてくれていた。私は年に一度イースターの楽しみとしておいしい義母のこれを食べるのがいいんだと思ってレシピは聞いていない。しかし去年のこと、突然義母はピンニャを作った。私ははじめて食べるもので、出されたこのカステラのような菓子を食べてみた。・・・パサパサとか通り越して、ごわごわしてるんですけど。レモンピールの味しかしないんですけど。↑ピンニャもちろん義母が下手なんではなくて、こういうものなのだ。イタリアのケーキ・クッキーというのはたいてい日本のそれより水分が少なく出来ているし、すべての菓子の味のベースとでも言うように、必ずレモンかオレンジの皮で味付けされている。義母の作るものはなんでもこういうイタリア式をしっかり守っていて、野菜はクタクタ、お肉はパサパサ、パスタは(モチモチは全くなく)シコシコという感じで、違う食文化で培った味覚に越えられない壁があるなぁとは思っているんだが。それでもパサパサのお肉と苦くて酸っぱいサラダを除いたらまあこんなもんだと思えて結構おいしい。なにより化学的な添加物とか一切使わないし。まあそれはおいといて、初めて食べたこのピンニャという菓子がちょっとびっくりするほどまずかったんですよ、とにかく。で、そのあと私のとった反応が、今でも何であんなことしたのかわからないんだけど、「レシピを聞く」ってこと。なんか、変なごわごわの食感だから、あ、これはなんか普通のケーキじゃないな、と思って聞いてしまった。そこまではいいんだけど聞き方がにっこりして「どうやって作るの?」なんてやってしまった・・・ああばか。結局ジャガイモが入ってるからなんか変わってるんだなということは分かったからいいんだけど、気に入ったふりをしてレシピを聞くなんて大間違いをしたおかげであとから変なことに・・・。私、伝統料理とかあまり興味がないし、上記のように義母の味覚とはかなりの隔たりがあるため、よっぽど気に入ったものじゃなきゃレシピは聞かない。それでお義母さん、私がめったにレシピを聞かないのにこのときだけ聞くなんて、よっぽど気に入ったと思ったみたい・・・当然なんだけど。今年のイースター、実家で食事して帰るときにピンニャ一個丸ごとくれたよ。トホホ(T_T)これが結構でかい。30cmくらいのケーキ型。何個も作ったらしく食後に出てきて、一口食べてみてやっぱり今年もまずいなと再確認していたので、慌てて「いらないよ!こんなに沢山食べないから半分でいい!」と言ったんだけど、「冷凍したらいつでも食べれるから」と丸め込まれてしまった。帰りの車の中、自分の失敗は棚に上げて「どーすんのよこれ!なんでもっと強く断れなかったのよ」などと夫に八つ当たりしてかなり不機嫌だった。このとき去年レシピを聞いたことなどすっかり忘れていたので、夫もなぜ母親がいきなりピンニャを大量にくれたのかわからずとまどっていた。(後から思い出して言ったら怒られた。)もちろん夫を責めるのはお門違いだし、義母が私が気に入ったと思い込んでしまうのも当然。私は何が入ってるのかと探索するにも、義母が喜ぶと思ってこういう聞き方をしたのに・・・もっと自分の言動は思慮深く行わないと、と思った。夫はこういう場合とりあえず親からもらえるものは何でももらっておく主義。食べるかもしれないし、食べ切れなくて捨てることになってもそのときは食べると思ってもらったのでしょうがないってこと。でも私はエスカレートしたらと思うと怖いのでぴしゃりと断るほう。今年義母は、偶然なのか、手が回らなかったのか、結構手がかかるほうの「スフォリアティーナ」は作らなかった。私はこっちのほうが好物なのに。そこで夫に言ってみた。来年またおかあさんがピンニャを作るって言ったら、嫁はスフォリアティーナのほうが好きみたいだよって言っといてねしかしなんと、チャンスは来年を待つまでもなく到来した。イースターから1ヶ月ほどたった先週、母の日にご飯食べに来てと電話があって夫がしゃべっていたら、「そうそう、またあの子のためにピンニャを作ろうか?」と言われたそうな。ま、またかー(^_^;)それで夫はここぞとばかりに私が吹き込んでおいたせりふを言った。そんなことも忘れてたら母の日当日、予期せず出てきましたよ。スフォリアティーナ!\(^O^)/またまたお土産に何個ももらっちゃったよ。手間がかかるのに、ありがとう~!!母の日のプレゼントなんてバラ1本ともらい物のコーヒー一袋だったのに(爆)うっうっ・・・私みたいな手伝いもしない嫁で、イタリア語もいつまでたっても下手でろくに会話もしようとしない嫁で、夫の実家で朝11時まで寝る嫁ですんません~(爆)こんな出来の悪い嫁の私に対して義母は全く姑的な干渉をしたことも言った事もないし、孫を催促したことだって1度もない、すばらしく「出来のいい姑」なのだ。なんでこんなに大事にしてもらえるんだろう、と夫に言ったら「本人は19の時に結婚して夫の移民先のカナダに連れていかれて、全く英語もわからないまま親とも離れて海外で結婚生活を始めた。ずっと前だけど『あの子の気持ちが分かるのは私だけ』って言ってたから、自分と重ねて見てるんじゃないか」って。なんかじーんとくるなぁ。でも当時は海外も船で行く時代。私はインターネットでこうやって日本語で知らない人とも知ってる人とも普通のようにコミュニケーションをとって、いつも日本とつながっている感じがするのでホームシックもない。重ねて私が結婚した歳は義母のそれより10歳も上で、海外経験は多少あったからなぁ。彼女の経験した寂しさや苦労とは比較にもならないだろう。だからそんなに気を使ってくれなくてもいいのにね。こんなに大事にしてもらっても、こんなだらしない嫁で・・・せめてもっと明るく積極的に話して喜ばせてあげようと思う。(え?孫作れって?そ、それだけはご勘弁を~(汗)にほんブログ村
2009.05.13
コメント(6)

MDというディスカウントスーパーでいつも買うものを特集してみた。イタリアの会社だがドイツの企業と提携でもしているのか、普通のスーパーとはちょっと違う品揃えの食品が手に入る。ドイツ物だけでなくフランス産もあるし、もちろんイタリアのものも売っている。ディスカウントなので安かろう悪かろうなのが玉に瑕。他にも似たような系統のスーパーにLIDL(これはドイツ系)、EUROSPIN(イタリア)がある。フランクフルトソーセージイタリアのスーパーで売っているフランクフルトソーセージ(wurstel)はひどい。魚肉ソーセージのような味だ。日本の感覚でいうフランクフルトソーセージを買いたかったらぜひMDかLIDLで買うべし。この商品は味はいいけどちょっとやわらかかった。やっぱLIDLのほうがいいかも。でもどっちも所詮ディスカウントなので、ドイツのいい商品に比べたら当然落ちる。ツナツナは少々高く付いても缶ではなく瓶に入ったもののほうがおいしい。MDのはお得で満足いく味。ケチャップイタリアのケチャップはかなり酸っぱい。ハインツと同じくらい甘さ控えめ。それが好きな人はいいけど、私は甘みのあるほうがいい。このケチャップは甘くてどろりと濃い。ヨーグルト1kg牛乳1リットルとほぼ変わらない値段なのでお得。しかも1kgでかつ無糖無香料は、MDにしかない。アーモンドホワイトチョコイタリア在住の方、気がついたことあります?イタリアにはアーモンドチョコがなかなかないってこと。チョコにナッツといえば決まってヘーゼルナッツ。例外はmilkaというメーカーのM-JOYというシリーズからアーモンドチョコが出てる(それはディスカウントじゃない普通のスーパーに売ってる)のと、お祝い返しに頂くコンフェッティ(ドラジェ)の種類の一つにアーモンドチョコもあることくらいか。これはホワイトチョコで激甘だけどちょっとづつちびちび食べる。おまけ:失敗の買い物見た目がおいしそうだった。なんか日本でこういうのあるじゃない?ふわふわでしっとりした、りんごとかレーズンとかカスタードクリームとか入ってるパン。フランス語でなぜかシノワ(中国?)とか書いてるし、MDは外国のもの多く売ってるから、こういうのも手に入るんだ~挑戦!と思って、相方が「まずいって」と止めるのも聞かず買った。確かに食感は日本のあのパンのふわふわしっとりだけど、味は・・・きついブランデーの味が最初に口に広がり、そのあと・・・せ、洗剤の味がするっ!おえ!!!相方「俺は止めたぞ」・・・残りは捨てました。
2009.04.29
コメント(6)
1年半まえのインドとネパールの旅行のとき撮った写真を、いつか写真を一気に大量アップできる機能ができたらここに載せてやろうと思っていた。で、それから「楽天フォトアップローダー」なるものをダウンロードして、これで大量アップが可能になったんだけど、インドとネパールの写真のことは忘れていた。やっと思い出したので、いまさらだけどアップしました。興味ある人はフリーページ、インド・ネパール旅行の「写真」からどうぞ。あと書いといてアップし忘れた文章もあったので1項目足しときました。ところで昨日木曜日は、カンポバッソの聖人のお祭りで、カンポバッソだけ公共の休日。明日土曜日は、全国的な休日。休日に挟まれた今日金曜日、用事があって地域の診療所(ホームドクター)に行ったら、時間になっても開かなかった。閉まったドアの前でいくら待っても誰も来ない。あ!きっと休日に挟まれた日だから臨時休日なんだ。と相方。公共の機関が、連休になるからって勝手に休日とっていいのか・・・。臨時休日ですとか張り紙しないのか・・・。それともみんながわかってる暗黙の了解であり、今日開いてると思った我々がズレてるのか・・・。こういうことには最初のころは1日中腹を立てて(関係ない)夫をなじってたんだけど、今は一瞬腹を立てて終わりだ。
2009.04.24
コメント(3)

以前、カルフールで私が買うものを紹介したが、この前VASTO在住の女性とそのお友達にお会いさせていただき、非常に楽しい時間をすごしたばかりではなく、今まで知らなかったカルフールのおいしいものも教えていただいた。なので付け足して紹介したい。そうそう、以前のカルフール日記で絶賛したクロワッサンは、まったく同じカルフールのシールが張ってるのに、味が全然違うイタリア式コルネットだったこともあったそう。テルモリのカルフールじゃなく別の支店だけど。要注意です。kettleというポテトチップス。やや厚切りでぽりぽりとおいしい。イギリス産。黒コショウとビネガーの2種類がある。ビネガーはイタリアでは見かけないけどイギリスではとっても標準的な味付け。黒コショウもおいしいし、ビネガーも酸っぱすぎることなく、私は好き。カップ・ヌードルン(笑) ドイツ語版のカップヌードル。正真正銘のニッ◎ンです。これは実はmasaさんのブログの記事で以前から知っていたが、初めて買う。売り場が全然分からなかったので、ご案内してもらわなかったら無駄にうろうろしていたと思う。カップは発泡スチロールじゃなくてプラスチック。値段も高い・・・。味は・・・うーんカップヌードルは10年単位くらい長いこと食べてなかったのでなんとも・・・。普通においしかったけど、日本製のと細かい違いはわからない。あとうろうろしてボッタルガ(カラスミ)も見つけたんだけど、夫に見せたらちょっと悩んでたけど買わなかった。やっぱ本場のサルデーニャ以外で売ってるボッタルガって、怪しいし、色がきれいじゃなかったから。あとサイズが小さいものはよくない、血管やスジが残っていた、なども理由。買い物にお付き合いしていただいた皆様、お時間を取らせてスミマセンでした(^_^;)
2009.04.23
コメント(4)

かぶら寿司は北陸地方のたべもので、よく正月に親戚から送られてきておいしかったのを覚えている。蕪、米、米麹、生魚を漬け込んで発酵させる。べったら漬けに魚が加わったものだが、魚のたんぱく質を食べる乳酸菌の働きで、酸味が加わる。使う魚はふつうサバかブリかマス。ちょうどカンポバッソで蕪が手に入るようになったので、棚から出てきた賞味期限の切れた米麹の半量でこれを漬け込んだのだ。使った魚は、ブリは手に入らないけどサバは臭いからイヤなので、クロダイ(一番手に入りやすい白身魚)にした。漬けたばかり10日後食べごろ作り方は基本的に蕪の塩漬けと魚の塩漬けをべつべつに作って、魚を蕪にサンドして麹とご飯に漬け込み10日冷蔵庫か涼しいところに置く。分量はいろんなサイトを参考にして米麹100gご飯200gお湯100g蕪 約3kg塩 蕪の重さの3%生魚 100g人参 半分昆布 適量しかし、結果は甘みが足りなく塩辛かった。魚が十分ではない。他のレシピではもっと米麹を大量に入れていた。この分量の半分の蕪でいいとおもう。塩ももっと少ないほうがいいのか、それとも蕪を塩漬けした後充分絞って水を切らなかったのが原因か。しょうがないから砂糖を大量に追加したけど・・・。親戚の作るもののほうがずーっとうまい!初めてだから当たり前だけど、やる気なくした・・・。
2009.04.17
コメント(4)

もう7,8年ほど前、私の実家に帰省したときのことだったか。イタリアに帰る前日の夜、夕食をとった後、相方が「飲みに行きたい」と言うので車で出かけた。実家はかなり郊外なので徒歩圏内に飲食店はない。私は正直言って地元に友人がいないので、近所に飲みに行ったことなど一度もない。どこに行ったらいいかさっぱり分からないのでとりあえず飲食店が数件集まってて駐車場が留めやすいところに行ってみた。そこには大きい居酒屋チェーンと、お好み焼き(兼飲み屋)と、すし屋(兼飲み屋)が地上にあり、上階はスナックとかラウンジとかいう名前のついた怪しげな店が構えている。そのうち居酒屋とお好み焼きは行ったことがあって、ぱっとしない。飲みにいくといってもスナックとかは自分から入ったことないので入る勇気がない。残ったすし屋をそとからよく観察してみるとどうもすし屋というより飲み屋という感じだったので、入ってみた。中はやっぱりローカルな飲み屋で、常連さん2人と寿司職人(というより飲み屋の親父的)が仲良く飲んでいた。そこで夫はビールを飲んで私はウーロン茶を飲んだ。ショーケース内のネタはたいしたものはなく、すし以外にもちょこっとおかず系のものが並んでいたのでそういうものをちょこっとたのみながら。そもそも家で食べてきたわけだし。入る前はちょっと不安だったがその店は大正解で、お客さんも親父さんも一見客を疎外する雰囲気はなかった。しばらくは私たちは私たちで飲んでいたのだが、突然だったかちょっと会話を始めてだったか経緯はよく覚えていないが、自家製のどぶろくを味見させてくれた。言っておくが日本では自分でアルコール発酵させて作る酒類は、酒税法上禁止されている。(ちなみにイタリアでは家庭で作る発酵酒は合法、蒸留酒は違法)。酒税を払えばいいのかという話ではなく、酒を造る免許がいるらしい。そしてその免許は個人ではなく酒造業者にしかくれない。自分で作って自分で飲むのもダメ。昔から米と麹で作られてきたどぶろくが禁止されているのはとてもおかしな話だ。どぶろくは発酵中の生酒なので取り扱いが難しく酒屋でも売っていない。これではどぶろくという伝統食はなくてもいいということになる。ただし作る家庭では構わず(か、違法と知らずに)作っているとは思う。しかし確実にどぶろくは日本から消えつつある。このあまりな法制はいくらなんでもひどいからか、最近どぶろく特区というものができて、この特区内の民宿や旅館で手作りのどぶろくを販売してもいいことになった。しかしこの話はどぶろく特区が始まる前の話だし、後だとしても観光地ではないのでどぶろく特区に指定される可能性のあるような地区ではないし、例えどぶろく特区であっても観光業ではないので許可されることはないだろう。つまり、完全に、違法!?しかし親父さんはこそこそするわけでもなく堂々と私たち一見客に分けてくれた。しかも店の一角に置いた桶からお玉で。私もそのときは違法だと知らなかったので普通に思ってたんだけど。(まあそれでつかまる人もいないのでしょう。イタリアにもよくあるけど、あまり意味のない法律?)それまで夫は何度か日本酒を試して、「甘い」と言ってあまり気に入らなかったので、いかにも甘そうなその酒を気に入ると思わなかったのだが、一口飲んで夫は非常に気に入った。私も一口味見したが、それはどろりとした見かけによらず爽やかで、わずかにほの甘く、カルピスのような乳酸菌の風味もして、そのくせしっかりアルコールも入っている不思議な飲み物だった。漉さずにそのままなのでご飯粒も入っていてさらに不思議な飲み物になっていたけど。しかもどぶろくでの酔い方は非常に特徴があるらしい。夫「ハイになって非常に気分がいい」親父さん「ほわーっとする感じの酔いやろ?」と、非常にご機嫌だった。1月7日だったので七草粥もご馳走になった。残念ながら夫は日本食の中でお粥だけは苦手なので、無理やりという感じで完食していたが。それからほかのお客さんとも雑談をした。皆さんなかなかの食通っぽい印象を受けた。最後にペットボトルにどぶろくのお土産までもらった。そしてお土産分と七草粥は勘定に入ってなかったのだ。しかも「米麹とご飯と水でできるよ」とレシピまで教えてもらったのだ。夫はありえないほどの親切に非常に感銘を受けて、あとになっても何度もこのときのことを話す。とくに親父さんがご機嫌に酔って、歯にどぶろくのご飯粒をつけたまましゃべるのでご飯粒が飛ぶのが面白かったらしい。一回の旅行(帰省?)で、あるかないかの貴重な思い出だ。残念ながら次の帰省で行ってみたら、違うお店になっていて、親父さんの姿もなかった。それで米麹を持って帰って、イタリアの日本米とブリタの水で挑戦してみたが、なかなかあのすばらしい味にちかづけなかった。パンを作る生酵母や、乾燥ビール酵母を入れると、すごく酵母臭くなる。パンのにおいなのだ。それで酵母をいれずに自然発酵させると、一応酵母発酵はしているが、さらに匂いがきつくてシンナーのようなにおいになった。他にもぶどうの皮を入れたり、ワインを入れたりしたけどだめ。結局同じ酵母を使っても、そこそこのものができたときもあったが、ほとんどはおいしくなかったので、3年ほど前から作らなくなった。ちなみに米麹を持って買えると米の部分のウェイトが無駄、米はこっちでもあるし、と思って、種麹を持って帰って米麹を作ってみたことがあったが、手間がかかって面倒だったので2度としていない。で、食料棚を整理していたら、少し前に賞味期限の切れた米麹が3袋出てきたので、ほかにこれといって使い道もないし、もう一度挑戦してみた。作り方はネットを調べると沢山出てくる。私は米麹200g炊いたご飯3合水1.2L酵母 スプーンの先っちょだけこれを消毒した容器に入れて、消毒済みのお玉を入れっぱなしで7日~10日ほど置く。今回は次の日にケフィアを一滴入れてみた。↑容器に入れたところ。泡が出てくるのでこんなぎりぎりはよくない。↑1日目↑2日目。だんだんおかゆみたいになる。↑5日目↑7~10日でできあがり。米は形こそ見えるものの触るとつぶれるバーチャル米になっている。↑ボトルへ。毎日1回混ぜて、味見してもう充分アルコールがあると思ったら、漉してボトルに入れて冷蔵庫におく。そのまま飲むと微炭酸だが、1.5Lのペットボトルに入れてふたをして1日置くとガスが溶け込んでしゅわーっと炭酸飲料になり、爽やかだ。ただし発酵は冷蔵庫でも進むので一日おきにガス抜きしないと爆発が心配だ。漉すときは茶漉しみたいな網状のザルで漉すが、最後にぎゅーぎゅーお玉を押し付けて絞るのが一番大変な作業だろうか。おやっさんみたいに漉さずに飲んでもいいけど、どっちかって言うと私らはないほうがいいかな。そうやってできた酒かす、私らは全然好きじゃないので使い道がない・・・。これが今回はなかなかおいしくできた。温度などの条件によって酵母菌も変化するんだろうか?いままでで一番おいしくて、過去にまずい酒ができたときは見向きもしなかった夫が、あっという間に飲んでしまって「やっぱりいいどぶろくは酔いが違う」とご機嫌になっていた。2袋目の米麹はまた後で書くが他の事に使った。3袋めはまたどぶろくにした。前のときの酒かすをとっておいてそれを酵母代わりに種菌にしたら、やはりそっくりのうまい酒ができた。
2009.04.15
コメント(4)

イタリア地震予測地図(とりあえずこんなのがありますということ。数値の意味とかさっぱり分かりませんのであしからず)ぽつんと黒い点が州都のようです。ラクイラは一番危険ゾーン、カンポバッソはその次に危険なようです。イタリアの過去の地震WIKIの「地震の年表」 5.ヨーロッパ より18世紀以降のみ抜粋。イタリアの地震だけ抜粋。ヨーロッパの地震はイタリアが一番多いけど、他の国はギリシャが次に多い。マグニチュードが8.0以上のもの、またはM7.0以上で死者・行方不明者10人以上のもの、または死者・行方不明者100人以上のもの。サンジュリアーノの地震はM5.5だからか、載っていない。18世紀 * 1702年3月14日 イタリア、ベネヴェントで地震 - M 6.3、死者150人。 * 1703年1月14日 イタリア中部で地震 - M 6.7、ノルチャやラクイラで死者9,800人。 * 1706年11月3日 イタリア、マエーリャで地震 - M 6.7、死者2,400人。 * 1726年9月1日 イタリア、パレルモで地震 - M 5.7、死者250人。 * 1730年5月12日 イタリア、ノルチャで地震 - M 6、死者500人。 * 1731年3月20日 イタリア、フォッジャで地震 - M 6.6、死者500人。 * 1732年11月29日 イタリア、アヴェッリーノで地震 - M 6.6、死者約2,000人。 * 1781年6月3日 イタリア、カーリで地震 - M 6.2、死者300人。 * 1783年2月4日 イタリアのカラブリアで地震 - M 6.9、火災などにより死者3~5万人、余震で2,500人死亡。 * 1789年9月30日 イタリア中部で地震 - M 5.8、死者500人。 * 1799年7月28日 イタリア、カメリーノで地震 - M 5.8、死者104人。19世紀 * 1805年7月26日 イタリア、モリーゼ州で地震 - M 6.6、死者5,600人。 * 1832年3月8日 イタリア、クトロで地震 - M 6.5、死者234人。 * 1851年8月14日 イタリア、メルフィで地震 - M 6.3、死者1,000人。 * 1857年9月16日 イタリア、バジリカータ州で地震 - M 7、死者1万人。 * 1883年7月28日 イタリア、イスキア島で地震 - M 5.6、死者2,300人。20世紀 * 1908年12月28日 イタリア、メッシーナ地震 - M 7.2、死者11万人。 * 1915年1月13日 イタリア中部アヴェッツァーノで地震 - M 6.9、死者3万3,000人。 * 1976年5月6日 イタリア北東部で地震 - M 6.5、死者930人。 * 1980年11月23日 イタリア南部で地震 - M 6.8、死者4,700人。21世紀 * 2009年4月5日 イタリア中部、ラクイラ地震 - M 6.3、震源の深さ5km。死者数百人(暫定)。1月から続いていた群発地震で最大の地震。+++++++サンジュリアーノの地震は前の日記に夫の言ったことを鵜呑みにしてそのまま書きましたが、あらためてWIKIを読むと、少々間違ってたようです。30人の死者のうち学校での死者は28人。2人は別のところで亡くなられたようです。改めてほんのもう少し詳しく書きますと発生日2002年10月31日死者30人けが人約100人家が損壊して住めなくなった人(間違ってました)一時避難者2925人完全倒壊した建物はこの学校のみ。他は一部損壊。学校外で亡くなった2人は建物の一部が落ちてきて犠牲になったそうです。
2009.04.10
コメント(9)

隣の州アブルッツォで大地震が起きました。コメント、掲示板にて安否をきづかってくれた皆様、ありがとうございます。こんなしょうもないことばかり書いてるくせに更新すらまめにしない私でも心配してくれていると思うとちょっと感動しました(T_T)家族や友人からも大丈夫かというメールが来ました。しかーし、考えてみれば、当然だけどカンポバッソの位置って知られていない。いやホントあたりまえなんですけどね。なのでグーグル地図から取って来ました。なんかリンクするタグ(iframe)が使えないって出たのでキャプチャーで貼り付け。HOMEで出てくる表紙スペースに常置します。地震があったのは地図の上方L'aquila付近。カンポバッソは震源地より100km以上離れております。揺れはあったのかどうかわかりません。当然眠ってたので感じませんでしたし、何かが動いた跡もありません。家が岩の上に建ってるのでたぶんゆれなかったんだと思いますが、レストランにも被害はありませんでした。5階建て以上とかになると揺れもあるのかな。8階に住んでいる夫の実家(同じく震源地より100km以上はなれている)ではちょっと揺れたそうです。ちなみに、またパスタさんの村ボネーフロはカンポバッソとTermoliの間付近で、これまた被害はなさそうです。2002年モリーゼ地震(30人死亡)ではボネーフロでも被害が出ましたが。ちなみにイタリア全体から見るとこう。これはフリーページ、「私たちの住んでいる所」に貼ってます。実は7年ほど前、私たちはこのアブルッツォ州のラクイラL'aquilaという町に住んでいました。私たちは2001年にタイで出会い、ボローニャで一緒に住み始め、相方はボローニャの仕事をやめて日本でしばらく過ごし、その後イタリアでレストランを開くと決意した。それよりもっと以前アブルッツォ州の沿岸の町Vastoでシーフードレストランをやっていた夫は、今度は山の中でシーフードをやりたいと言っていた。ニッチを狙いたいというのもあるし、山の空気が好きだというものある。私も決してアクティブではないが、どっちかというと海より山派なので賛成した。山といっても北イタリアは物価が高く予算に合わないのと、ボローニャで数年働いたものの「北は好きになれない」という夫。ごみごみした大都会も避けたいらしい。山がちで田舎な州というとやはりモリーセかアブルッツォ。まあイタリア全体山はどこにでもあるのが、ラツィオ、カンパニア、カラブリア、プーリアになると治安が少々不安だ。ウンブリアはまさに山々した州だがそこまで行くとやや「北」すぎてしまうか。夫は自分の出身モリーセではなく、ラクイラを私に吹聴した。「とてもきれいな町だ。大きすぎず小さくもない手ごろな感じ。大体モリーセは好きじゃない。州全体が眠っている」と。(そのころからモリーセに対する非好感度は夫によって吹き込まれて、今だふつふつとくすぶっているのだ。)言われるままにラクイラで住み始めたが、相方の言うとおり、非常に素敵な町だった。アペニン山脈の大きい山が近くにあって、町からこの雪を頂く山が見える。風情があってアルプスのふもとの町にでもいるような錯覚に陥る。夫の村の友人でラクイラ大学で学んだ人がこう表現した。「絵葉書のような町」一応アブルッツォの州都であるが、海側の町ペスカーラ(商業の発達したショッピングの町)よりは発展していない。でもマクドはある(基準はそこか!?)。ローマまで高速もまっすぐ走ってる。結局、予算と条件に合う物件は見つからず、それにすでにシーフードレストランは3,4軒もあったのでニッチでもなく、4ヶ月ほどであきらめた。次はカンポバッソに撤退したのだが、カンポバッソでも買いたい物件が見つからず賃貸にしたので、それならラクイラでやっても良かったんじゃないかと思っていた。ラクイラの景色が好きだったし、夫の吹き込みもあったせいか、アブルッツォのほうが好感が持てるから。そもそも昔はモリーゼとアブルッツォは一体だったのが分かれた兄弟分なのだが、アブルッツォのほうがまだ活気があるし発展していて、少し北にあるだけやや、「いい加減度」が下がるような気がする。マクドだってモリーゼに一軒もないのに、アブルッツォには5軒もある(ってやっぱ発展度の基準はそれか!)。COOPもある(COOP=共産党とみなされているためか保守的な町には存在しない。例・カンポバッソ)。ラクイラは標高も高いため気温が非常に低く、4月でも町に雪が残っていたが、カンポバッソも五十歩百歩ってくらい寒い。平均気温1,2度の差でラクイラのほうが寒いぐらいか。周りにある小さな町も物色してみたが、面白い名前の町だけ頭に残っている。Onnaオンナとか、CoppitoコッピートとScoppitoスコッピートとか。そのラクイラで、地震だとは・・・Onnaなんて被害がひどかったらしく何度も何度も映像にうつっていた。(ただ実を言うとこの村、非常に小さい集落のようなところで、過疎化してて結構廃墟が多かったので、メンテナンスされてなさそうな家が多かった印象がある。)そして変わり果てたチェントロの姿・・・。唖然とする。もしこの町に落ち着いていたら?例え体に別条がなくても、家の中もレストランもめちゃめちゃ。電気も水もガスも来ない。やっとかたずけて開いたとしても誰も来ない期間が続き・・・。家にひびが入ったりしたら、補修とか、だれがするの?日本ほどでないがイタリアも地震がある。断層はアペニン山脈と同じくイタリアの真ん中を北から南に縦に通っている。一番最近の大地震はモリーセで、2002年にサンジュリアーノ・ディ・プーリアという村で起こった。その村の学校が倒壊して30人の児童や教師がなくなった。一つの地震で、30人の死者が出るのはわかるけど、全員一つの建物の中で亡くなったって!? しかも鉄筋コンクリートの建物だったらしい!!実はイタリアの学校って、かなり危ないらしくて、最近北イタリアでもいきなり天井が落ちてきて死者が出たらしいし、そういう事故が何度も起こっている。つまり地震も何もなくても壊れるような建物だったから、地震にあってひとたまりもなかったんでしょう。今回の地震でも、ホラ、だれも学校に避難してる人はいないでしょ?追記・それどころか100km離れた学校まで閉鎖になっています。それにしてもサンジュリアーノの学校は石レンガより弱い鉄筋だったんだね。イタリアでは1974年から法律により建物は全部耐震設計で建てなければいけないことになっている。サンジュリアーノの件は裁判で手抜き工事を追及され、最近2審で責任者各自に5年ずつの判決が出たらしいけど、最高裁に上訴するらしい。それでもイタリアって執行猶予が多めに付くのかなかなか実刑までは行かないから、どうだろう。今度のラクイラの地震では沢山の建物が倒壊した。イタリアのチェントロストーリコ(下町)には300年級の建物が密集していて、それらは石レンガを積み上げてできたものだが、チェントロストーリコに被害が集中しているわけでもなさそうだ。倒壊した建物のなかにはきっとそう古くもない建物があるだろう。法律によって家屋の耐震が義務付けされててもチェック機能が働かないのか、業者が買収してチェックの目をすり抜けているのか。イタリアの石レンガの古い家は、外壁を残して中は結構好き放題改装されているが、その改装もいい加減そう。その証拠に外壁が残って中は全部床が落ちてるような建物もあったみたい。カンポバッソも断層の上にあるようなので、ちょっと怖い。うちは職場も家もチェントロストリコの古い建物の中だ。レストランは1階にあるのでテーブルの下にもぐったら瓦礫のなかのスペースを確保して救出されるまで生きていられるかも。でも重い石レンガが降ってきたらテーブルごとつぶされるかな。家は洞窟ハウスみたいに岩に張り付いて建ってるけど、床が薄いので落ちそうだな。沢山の犠牲が出たラクイラ、いやいまだにたくさんの行方不明者がいてこの瞬間にも命が消えているかもしれないが。またもとのきれいな姿に戻るのを待っていつか遊びにいきたい。
2009.04.07
コメント(4)

ブログ村のランキング、なんとかぎりぎり50位内に入れました。ありがとうございます!店はここんとこずっとがらがらだったのに、先週土曜日は貸切で24人のパーティ。怠けた体がついていけずにいまだ疲れが取れない私です。臨時ウェイター君もいたんだけどね。今日は蕪に続くモリーセ買い物情報。(あ、蕪はまだ売ってますよ。続いてくれてうれしい)なんと、今度は、栗かぼちゃ!イタリアのかぼちゃは味も質感も日本のものと全然違いますよね。日本のかぼちゃの質感ってあえて言うならホクホクのジャガイモ?それに対してイタリアのはなんというか、水分が多くてザクっとしてるので・・・大根っぽい? 味も甘みが少ないです。一度だけローマで発見したものの、それ以後なかなか手に入らなくて恋焦れていた栗かぼちゃ。カンポバッソの←が抜けてましたショッピングモールMonforte内のスーパーFamilaで売ってました。Familaはナポリ系のスーパー。Familaが近くにあるという方は探してみてください。キロあたり1.7ユーロくらい。一個が2ユーロくらいになります。イタリアにも同じ形で同じ色のかぼちゃはあるもののやっぱり違いは分かるんです。見たとたんこれは!と思って夫にみせたらヤツも「これは・・・あれだよ!」と認めたので買って帰って早速切ってレンジでチン。切ってるときもイタリアのと比べてガチガチに固くて苦労したので、もうこれは間違いないと思いましたが、やはりその通り。季節外れなんだけど、ヘタの部分を見たらからからに乾いてて、すごい熟成させてるっぽいので、去年の?! でもこれは冷蔵庫で熟させなくてもすぐ食べても甘そう、と思ってましたが、やっぱり甘かったです。うれしい。かぼちゃ、恋焦がれて、とはいえ私、実は煮物は苦手。一番簡単でお気に入りが、レンジでチンしてバターのせ。バターは無塩なので、塩を少々かけて。(ちなみに微塩バターはカルフールかGSで手に入るけど)あとコロッケとかてんぷらとか、ご飯のおかずよりスナック系にしてかぼちゃだけを味わうほうが好き。やっぱその辺もじゃがいも的?夫は喜んでもう一個買ってきたし、予定しているレシピは・・・ポタージュコロッケてんぷらプリンところで相方は、最初の1口を皮付きで食べた後、「皮はいやだ」といって残すようになった。ジャガイモもにんじんも皮ごと食べる人なのになぜ??不思議だ。
2009.03.31
コメント(10)

(続き)他のワカモレソースとメキシカンサルサ、ヨーグルトソース(グリークソース)は、「これにはこれをつけて」っていう対象がなかったためか、あまり減らずじまい。ナチョスでも出しとけばよかった。うちらにしてみればなんにでもつけて!って感覚なんだけど、やっぱソース慣れしていないのか、言われなかったらつけないんだねみんな。ちょっと余計な労力だったかな。さてここで、みんなに大人気で、唯一最後の1滴までなくなったソースを発表します。スティックサラダに添えたフィラデルフィアとわさびのディップややぶれてますが左のディップはツナマヨ、右がフィラデルフィア野菜はセロリ、にんじん、キュウリ、フェンネル(ウイキョウ)。(イチゴは余計。夫が勝手に「いろどりに」と添えた。)レシピは、フィラデルフィアチーズにわさびと昆布茶を混ぜるという、これもネットで拾った簡単レシピ。滑らかにするために牛乳をひとさじ入れてから混ぜた。ヨーグルトにわさびもおいしいって、このブログで教えてもらったこともあるんだけど、今回は安売りされていたフィラデルフィアが買いおきであったので。添えた紙切れにはFORMAGGIO CON RAFANOって書いた。昆布茶は説明が面倒なのと、海草に抵抗感をもたれそうなので、なかったことに(笑) わさびはWASABIでわかる人いなさそうなのでRAFANO(西洋わさび)ってことで。国旗はなんにしようか迷ったけど、勝手に適当にイギリス。西洋わさびをよく使うらしいから。いや、なんでしょう、フィラデルフィアのこってりだけど爽やか感と、わさびのツーンと、昆布茶(これほとんど化学調味料だよね)のうまみと、生野菜のフレッシュ感が、イタリア人に受けたんでしょうか。ツナマヨディップは残ってたのにこれは全部なくなってた。そうだねイタリア人って、チーズみたいにもったりこってりしたものが好きなのに、酸味の爽やかさも求めるし、蕪の花というややツーンと鼻に来るものも喜んで食べてるので、好きじゃないかと思って作ったんだわ。それよりスティックサラダ、一応PINZIMONIOと呼ばれてイタリア料理にもあるんだけど、あまりこの田舎で見たこともない。最初は候補に上がりながらちょっと疑念もあった。まず、イタリア人は生セロリとか食べなさそう。キュウリも胃に悪いと言って夜は食べないらしい。次に、イタリア人はタダメシのときは野菜は後回し。肉だけ荒らすように食べるんじゃないか。まあ余裕があったら作ろうと思ってたものだったのだ。結局時間もあって、ディップも、このフィラデルフィアももう一つのツナマヨも簡単でぱぱっと作れたので出すことにした。だれも手をつけないんじゃないかと疑いながら。そしたら、意外にも完売。食べつくされた。お肉は余ったのに。やはり肉攻撃がすぎてお年寄りはうんざりしたのか、それともディップが相当気に入られたのか。私がイタリア人を疑いすぎか(てか失礼だなワシ(笑))何より驚いたのが、好き嫌いが激しい私たちのたった一人の甥が、「生野菜は食べない」と言っていたにもかかわらず、このディップでぽりぽり食べていたことだ。つ、作っといて良かった(T_T)私の持論「イタリアの野菜の食べ方じゃ、子供も野菜嫌いになるわ」があたったかな。塩とオリーブ油、酢(場合により)だけで食べる。野菜は野菜だけで食べ、肉と混ぜちゃわない。あくまで副菜、添え物。ってのが多くの野菜の食べ方だから。結構大人の味覚を持ってなきゃ、野菜のクセって楽しめないよね。私もおこちゃま味覚なので、イタリア式の野菜はあまり食べない。例外はありますよ、メランザーナパルミジャーナみたいにチーズやトマトでたっぷり味付けしたものは死ぬほどうまい。話がそれたが、そんなこんなで、はっきり気に入られたと分かったのはこれ一品だったけど、変わった趣向もおおむね好評だったかな。目新しさが印象に残るだろうなとは思う。「俺は新しい世界に身を投げ出すぞ!」と大げさに言いながら食べる人も。そうそう、最後のほう、しゃぶしゃぶ鍋の中の凝縮されどろどろ特濃スープになった液体は・・・うっかりしてて捨てられちゃった(T_T)私、妹が鍋からはずすのを見てながら、それからどうするのか考えなかったから当然ですわ。「役目がすんだもの→捨てる」と考えるのはしょうがないかなと。その後無事デザートへと突入。全部妹の手作りで、フルーツポンチ、クルミのケーキ、桃の形をしたプチケーキ、それに、義父の若いころの白黒写真に結構長めのメッセージが書かれたメインのケーキ登場。イタリアではこういう写真を使ったケーキも可能で、ケーキ屋さんに写真を持っていくと、食用インクでデンプンの紙?ミルクせんべいみたいなやつに印刷してくれるわけ。で、ケーキ屋さんでケーキを作ってもらってもいいし、妹の場合はそれだけ持って帰って自分でケーキ作ったんだけど。いやー、すごいパーティになったね。よかったねお義父さん。ていうかここまで用意してくれた妹夫婦、頭が上がりませんわ。部屋にはパーティ用の飾りつけもきれいにちゃんとしてあったし。私なんか人を呼ぶ前に自分の家(しかも妹の家の10分の1くらいしかない)かたずけるのが面倒でお茶にさえ呼ばなくて、店が応接間代わりですんませんって感じ。相方は久しぶりにいとこに会って、喜んでしゃべって飲んでかつ焼き鳥もして・・・後から「おなかすいた」って、食ってなかったのか・・・。あ、私もしゃぶしゃぶ味見してなかったっけ。みんなイタリア人らしく歌なんか歌って、そらで歌えるからイタリア人にカラオケセットはいらないとか思った。でもおとなしく11時には退散していってほっとした。この晩は実家に泊まった。次の日テルモリにでも寄って帰ろうと思ってたんだけど・・・その話はまた今度。にほんブログ村↑最近、ランキングで80台まで落ちてて・・・なんとか「1~50」のページに入れるよう、クリックお願いします。
2009.03.27
コメント(6)

先週は夫の父親の誕生日だった。今まで夫の家族の誕生日というと、電話でおめでとうだけ言って何もしなかったり、誕生日のために集まっても、結局普通の日曜日と同じだったりしたんだけど、今回は大きいパーティを開こうということになった。別に年齢が切りのいい数字ってわけじゃないんだけど、たぶんなんか普段しないことをやってあげたかったのだろうし、自分もしたかったんじゃないかな、夫の妹(以下「妹」)。妹夫婦の家(大きい)に親戚呼んでの20人のビュッフェ立食パーティになった。彼女からそういう相談が3週間くらい前からあって、夫も乗り気になった。妹家とウチでそれぞれビュッフェ料理を用意することに。イタリア人って何度も書いてきたように、食文化はかたくなに食べなれたものしか食べず、気難しいところがある。特に夫の出身の村のようなド田舎の小さな村はひどく、夫の同世代(40代)の友人など中華料理さえ食べたこともない、一度食べたけどおいしくなかったなんてのはざらだ。いや、ひいたよ、マジ。イタリアの中華なんて半分イタリア料理なのにね。脱線するけど夫の同級生たち、20代前半で結婚して子供は3人、4人、他の町に住んだこともないとかいう人が何人も・・・。それでも!夫によると実はイタリア人、結婚式みたいにおよばれで出されたものは意外ときれいに食べるらしい。要はタダメシは食っとけってやつ?そういえばうちらの時もカルパッチョが出たけど、食っとったぞみんな。南イタリアでは生の牛肉は人気ないらしいのに。クリスマスも夫の家族、夫のいつもとやや趣向の違った料理(日記参照)でも喜んで食べてたし。今回は立食パーティだけあって、クリスマスよりさらにもう一歩冒険してみた。・しゃぶしゃぶ。豚肉だけ。ゴマだれで。・焼き鳥(サテーっぽいのと日本の焼き鳥っぽいの両方)。たれつきと塩のみで焼いたの。サテー風にピーナッツソース添えて。・タンドーリチキン風に味付けしたアロスティチーニ(羊の串焼き)。・ローストビーフ・生ハムとグレープフルーツ、ルッコラ、リコッタセッカ、黒オリーブのサラダ。オリーブ油とバルサミコ酢。・スティックサラダ。フィラデルフィアチーズのディップとツナマヨディップで。あと、お好みで何でもつけてって感じで、ワカモレソース、メキシカンなサルサ、グリークソースも用意した。こう並べたらばりばり外国料理に見えるけど、タンドーリ風アロスティチーニ以外は、ソースを付けるかどうかは本人しだい。何もつけなきゃただの塩味、塩味=イタリア料理、でしょ?(笑) 生ハムとグレープフルーツのサラダは最初からイタリア味付けで、グレープフルーツが入るのがちょっと変わってるってだけだし。ちなみにこのサラダの構想はネットで拾ってきた。私のアイディアで料理やソースにはそれぞれの国の国旗をつけた。まあここまで転換した料理に国籍もないけど、パーティーのお飾りってことで。国旗はプリントアウトして串につけた。国旗の下にソース名を手書きした紙切れも張った。こういういろんなソースって、イタリアでは全般にあまり受け入れられてないというか、そういう習慣がないから、夫がいろいろ紹介してやろうと張り切って作ってた。お菓子作りが得意な妹は、チーズとマッシュルーム入りクレープ、ホウレンソウのキッシュ、マッシュルームのタルト、アスパラガスのフリッタータ、サンドイッチ、カプレーゼ、野菜のグリルなどなど盛りだくさんの種類の軽食を準備してくれた。もちろんデザート何種類も。それにしても全体に肉が多すぎない?お年寄りが多いのにいいのか?と夫に何度も確認したけど、いいんだって。ま、イタリアではお年寄りのほうがむしろ肉好き、若い人のほうがダイエットや健康志向で肉敬遠してるかも。しゃぶしゃぶは、イタリアで買ったカセットコンロがあるので持っていってビュッフェテーブルに置いた。(白菜が手に入る人、うちに持ってきてください。鍋しましょう。・・おそいか) さすがにコンブ出汁は使えないからと、夫はわざわざ鶏ガラでスープを作っていって、その中で肉を茹でた。ごまだれは練りゴマに醤油とかマヨネーズとか出汁とか何度も味見しながら適当に混ぜて作った。薄切り肉は肉屋でもスライサーで切ってくれる(フリーページ、薄切り肉)けど、妹家にもスライサーがあるから塊で持っていって、2時間ほど冷凍庫に入れ、パーティ直前に切った。イタリア家庭には結構このスライサーってのが普及している。(ていうか夫も前のレストランから業務用のを持ってたんだけど、新しい法律で事故防止用のなんか部品を取り付けなきゃ店で使っちゃダメなのと、肉を扱わなくなったのとで、今は実家のガレージで排気ガスにまみれてる)しゃぶしゃぶをサーブする相方。そうそう、説明する前にフェイントで薄切り肉を生ハムだと思って皿にとる人がいた(義父(笑))。イタリア人にしゃぶしゃぶを出そうと思ってる人そこんとこ要注意です。最初の計画では各自でやってもらうつもりだったけど、やり方を見せるうちに相方がしゃぶしゃぶしてみんなの皿に入れたげるという形に。適当に列が切れたところでやめたけど。同時にゴマだれもかけてあげたけど、断る人はいなかったし、みんな「おいしい」って喜んでた。みなさんSALSA DI SOIA(醤油)って勝手に名前変えて呼んでたけど。日本のソースっていうとSALSA DI SOIAが有名だからかな。一人必死でSALSA DI SESAMOだよ!って叫んでたけど聞く耳持たず(笑)。生ハムとグレープフルーツのサラダも、グレープフルーツだけよけて食べられる、なんてことは起こらなかった!店ではちょっとでも変なもの入れるとよけられる。野菜と魚混ぜても野菜だけよけられるのに。ローストビーフはローストビーフじゃなく牛肉のタタキになってるんだけど(どんなシェフだ、夫)、やっぱりちゃんと減ってたし。焼き鳥の肉はやっぱもも肉だってことで骨付き(しかない)を買ってきて夫が皮をはいで骨をとって切って、私が串にさしていって・・・永遠に終わらんかと思った。80本くらい作ったかな。暖炉で炭火で焼いたんだけど、夫のしゃぶしゃぶサーブがすんでから始めたので遅くなって、みんなが「おなかいっぱい。デザートが食べられなくなる」って言い出すので、全部は焼けなかった。せっかく妹がよりを掛けて作ってくれたデザート、食べてもらえなくなったらそらいかんでしょ。特に日本風焼き鳥とタンドーリ風アロスティチーニは後回しになって、ほとんど食べてもらってないので感想は聞けず(T_T)夫はこのサテー風焼き鳥(味付けなし)ばかり焼いてた。日本風のネギマも作ったのに写真無し。最後にちょっと焼いたけど、焦がしやがったから。ただしたれつきは焦げやすいから、たれ無しばかり焼いてて同じ感覚で同じ火加減でタレつき焼いちゃうと焦がすんだね。ピーナツソース付けて配った。これも大方の人は受け入れてた。このピーナツソース、相方が担当したんだけど、トマトなんか入れちゃったから全然ダメ。相方はどっちかっていうと、「本格レシピを追求した正統派」よりは、その場その場で気の向くままに変えたり、イタリア人向けに和らげたりする改善派なんだけど、ときどきこういう「何がしたいのかわからないどっちつかずな味」ができてきちゃうんだよな。みんなの反応も、食べることは食べるけど特に「これおいしいねー」と言われることはなかったよ。
2009.03.26
コメント(0)

月曜日、やっと、やっと念願のロッカラーソ(日記参照)に行ってきました。いや、行っただけでなく、とうとうスキーしてきました。(ロッカラーソのHP)半日券25ユーロ(1時まで)で。おにぎり持ってってスキー後に車の中で食べた。(追記)プラス磁気カード代2ユーロが要るが、1度買えば次からはリチャージするだけ。カードは機械にさしこまなくてもいい、ハンズフリータイプ。天気はぼちぼち。このスキー場は大きな3つのエリアに分かれている。1ヶ所でスキーパスを買うとどのエリアでも使えるようだ。リフトを乗り継いで奥へ奥へと入っていく感じだった。てっぺんの辺り。木が生えてなくて妙にひろびろしてる。雪質は重かった。特に北海道の後だから。カンピテッロは軽かったけど、たぶん人工雪。上のほうは凍っててつるつる。怖かった。相方はこの方が好きらしい。変なヤツ。そして私はとうとう上級コースでこけて、急な傾斜をお腹で滑る羽目に・・・坂がきつすぎて、相方が手伝ってもスキーがはめられなかった。この時期にまた行きたいかといわれると・・・微妙。帰り道、川魚の養殖所(販売も)の看板がぽつぽつとあるのだが、その内の一つに寄ってみた。売っていたものは・・・マスザリガニ、うなぎカタツムリカタツムリを食べるのは知っていた。テレビで養殖場を見たことがある。それに海岸沿いの町で、雨の降った後、袋をぶら下げてカタツムリ拾いをしているお年寄りを何人も見かけた。エスカルゴとはまた別の種類で、もっと小さいらしい。相方は小さめのマスを1匹と、ためしにザリガニを4匹買った。ザリガニはイタリア語でgambero di fiumeと言う。そんな呼び方をするのは激しく間違っていると抗議したい。「川のエビ」だなんて!川のエビなら川エビという生き物があるじゃないか。そんなエビとは全然別ものじゃないか。あえて呼ぶならscampi di fiume(川のスカンピ)でも、aragosta di fiume(川のイセエビ)でさえも、gambero di fiumeよりは近いじゃないか?そんなことはいいのだが、このザリガニも当然食用である。赤くないので子供のころその辺の池で釣ったアメリカザリガニ(通称アメザリ)ではなさそうだ。しかしザリガニはザリガニ。ほんとに食べるの?マス。斑点がきもい。身はこんな色。食事ごとに茹でたり、フライパンで焼いたりしてちょっとずつ食べた。なかなかうまい。ザリガニは生きたまま茹だった鍋に放り込んで3分茹で、マヨネーズを添えた。(野生のものだと寄生虫の心配があるので5分以上茹でたほうがいいかも)。茹でザリガニ。メス。匂いをかいでみた。この匂い、どっかでかいだような・・・え?亀だ!亀の匂い! そう、子供のころ玄関で水槽で亀とか飼ってたとき、玄関中に満ちていたあの池くささ。あの匂いだ。・・・もしかしてザリガニとかもいたかも。一応身を食べてみた。たしかにエビに似た食感だけど、一口食べるごとに水槽の亀が頭に浮かんで・・・萎え・・・。そして頭のほうをつついてみたら、こ、こんなものがでてきた・・・グロ注意↓↓↓↓何?? 寄生虫???も、もおだめっす。相方は「でもオスだけから出てくる」って言ってるし、翌日ネットを見てたら「ザリガニの精巣は白い」ってことが分かったから、・・・寄生虫ではない・・・なかって欲しい。しかし多分私のなかでのザリガニ食歴は、初めての一回で終わった・・・。
2009.03.19
コメント(9)

カンポバッソは昨日また雪が降って、積もったけど夜には雨になって全部溶けました。帰国の際日本でケフィアの素を買ってきた。おうちでつくれる コーカサスヨーグルト2g*12包ケフィアとはヨーグルトみたいなものだ。従来のヨーグルトの発酵菌であるブルガリア菌やサーモフィラス菌ではなくなんかそれ以外の乳酸菌が数種類いろいろと、酵母も入っているので「ヨーグルトと呼ぶな」と言われるらしい。日本の規格ではそういう区別はなく、乳酸菌あるいは酵母で発酵させてるものは全部「発酵乳」だそうだ。ケフィアで発酵させたものは酸味もあってヨーグルトっぽいし、ヨーグルトのような味がするのでやはりケフィアヨーグルトといっていいだろうと私は思う。そしてこれ、昔はやったヨーグルトきのこと同じものらしい。話に聞くだけで食べたことはなかったが。ケフィアはもともとコーカサス地方で受け継がれた発酵乳で、ブロッコリーのような株が形成されて、その株を種として次の発酵乳を作る。そうやって代々各家庭で継がれていったらしい。株は増えて人に分けたりもできる。ヨーグルトきのこはこの株を日本に持ち帰り、人に分け与えて広まったものだ。しかしそうやって人の手と世代を継いでいる内に変化してしまっているので味が違うといわれる。ケフィアの素は原産地の発酵菌をフリーズドライさせたもの。イタリアではケフィアの素は売っていないが、相方は昔イタリアでもヨーグルトきのこらしきものがあったと聞いたことがあるらしい。なぜこれを持って帰ったかというと、またこれもケフィアと従来のヨーグルトとの重要な違いの一つなのだが、ケフィアは室温でも作ることができるのだ。ヨーグルトの発酵適温は40度くらいなので常に暖めておく必要がある。これまで何度かペットボトルごと温かいお湯に浸けておくやりかたで作ったことがあるが、常に40度というのはちょっと難しい。しょっちゅう温度を計って、火にかけたりおろしたりと手間だ。牛乳が1リットル1.5ユーロほどなのに対して、ヨーグルトが1kg1.8ユーロ(MDにて。ドイツ産)で買えるので、はっきり言ってこれでは意味がない。ケフィアなら室温でほっておけると知って飛びついたのだ。そもそもヨーグルトを作る動機はあまりない。ヨーグルトそのまま食べるのは今でもちょっと苦手だし、習慣づけて毎朝ちょっとづつ食べることはできるけど、なんせもともと便秘体質でないのであまり重要な意義がない。ただしヨーグルトドレッシング(グリークソース・トルコソース)過去の日記を参照は好きなので常備しておきたいことと、大好きなインド料理によく使うこと、便秘じゃなくてもまあ体に何かいいだろうと思って飲むという動機。あとは発酵させるということの好奇心というか・・・発酵という現象には非常に魅了される。子供向けの科学の実験みたいな気分になるし、食べられる植物を育てるのとも似ている。それにしてもケフィアの素は1リットル分で160円なので牛乳代を足したらヨーグルトより割高になってしまう。ケフィアはまた違う乳酸菌を摂取できて健康だからと思って納得することに。イタリアに帰ってきてさっそく作ってみた。言葉どおり室温で作れると思っていたが適温は20度から30度らしい。って、冬だと暖房のがんがん効いた「室温」じゃないか?レストランは営業時間は暖房を入れてて暖かいが、それ以外は20度を切る。そこで厨房のガス台の上部の換気扇の部分に入れておく。そこなら一度火を使えばしばらく暖かい。夜は家に持って帰って朝またレストランに連れてきて・・・なんて子供じゃあるまいし、面倒なのでお湯を沸かした鍋の上に置いておく。冷めてから次の朝沸かしなおすまでは発酵もお休みだ。この方法でだいたい1日半から2日でできる。ケフィアでできるヨーグルトは、普通のヨーグルトより少しゆるい、飲むヨーグルトとの中間のようなものだ。固いヨーグルトとして使う場合は水切りをすればいいので問題ない。1回目「高温殺菌の牛乳で作ってくれ」と書いているが、夫によるとイタリアの普通の牛乳は沸騰寸前に加熱するらしいのでまあ高温と勝手にみなして普通の牛乳で作ってみた。S.Giorgio(モリーセローカル)の牛乳。牛乳のふたを開けて、ケフィアの素を入れて、少し振ってあとは上記の要領。この牛乳、もともと乳臭いんだけど発酵させたらますます乳臭くなってとても飲めなかった。乳臭さと発酵臭で非常にまずい。私は牛乳臭さとかヨーグルトの匂いがもともと苦手だから、夫に判定してもらおうと飲ませてみたら、夫もまず~い、と顔をしかめた。しかし普通の牛乳でも普通のヨーグルトを種にして発酵させるとちゃんとおいしくできるのに。ブリヤニライスを作るのに使って残りは捨てさせてもらった。2回目乳臭さに閉口したので、前回書いた自販機の無殺菌生乳を使ってみた。これはさすがに無殺菌なので、まず鍋で沸騰させてから冷まして、熱湯消毒させたビンに入れてケフィアの素を入れる。しっかり固まった2日後、匂いをかいでぎょっとした。S.Giorgioの牛乳臭さこそはないけど、飲めるのか?というような強烈な匂い。なんというか、ご飯を3、4日暖かいところで放置して酸っぱい匂いがし始めたときのような、あるいは子供のころ飼っていたインコのフンのような・・・鼻がきゅーんとする匂い。恐る恐る飲んでみる。飲めることは飲めるのだ。これが腐敗だと口に入れたとたん吐き気がするのだが、飲めるのでかろうじて発酵と言えるということか。しかし強烈な匂いでどう考えてもおいしくない。夫も同じ。ケフィアは数種の菌での複合発酵なので複雑なにおいがするのはわかるが、それにしても強い。本当に大丈夫なのだろうか?無殺菌乳の沸騰が不十分で変な菌が繁殖したか?ネットで検索したが「ケフィア 臭い」とか「ケフィア まずい」「ケフィア 失敗」とか入れても私のような「作ってみたらすごい変な匂いがするが食べれるのか?」という質問は現れない。「発酵食品は失敗したら勇気を持って潔く捨てる」というポリシーを貫きたいものの、捨てきれずに冷蔵庫においていたその夜、救世主が現れたのだ。その夜の客、6人1グループの中になんとケフィアの本家、ロシア人とウクライナ人がいたのだ。もちろん外見からは分からないけど、たまたま客はそのグループだけだったしやや若めの気さくな人らだったので夫が行って雑談などしていたときに判明した。それが分かると早速私はケフィアを持っていって聞いてみた。「kefirって、分かる?」なんともロシア人に対して変な質問。私だったらもしイタリア人がいきなり寄ってきて「納豆って知ってる?」って聞かれたような気持ちだろうか。だって切り出し方が分からないし、本当にそういう名前で呼ばれてるのか分からないじゃない?多言語国なんだし。でも答えは「ケフィア!うんうん!」って感じだったので「自分で作ったんだけど、なんか変なんです。失敗したかなと思って」と言って味見してもらった。反応は、「全く同じ。ケフィアそのもの!」ウクライナ人も「ウクライナのケフィアはもっと匂いがきついくらい」だそうです!パンパカパーン、おめでとう!!(自分に)ちなみに粉状のケフィールの素はあちらでは売ってないそう。驚かれた。不思議なもので本家からのお墨付きをもらってからは匂いも気にせず飲めるようになった。それにそういう気持ちとは別に、2,3日たったらなんと、匂いが徐々に消えて非常にマイルドになってきたのだ。なのでこれは全部消費した。3回目現在冷蔵庫にある。前回のように非加熱乳だと沸騰させて、器も熱湯消毒して・・・と面倒なので、殺菌済みの牛乳を買うことに。この前の乳臭い牛乳は絶対いやだと思って地元外の会社を見つけたのがGranorolo(全国規模の会社のもの)。しかし高温パスチャライズで賞味期限が冷蔵庫で3週間も。UHTでもなく変わった位置づけの牛乳である。初めて買ったが乳臭さはまあまあ。種菌1本160円を節約するため前回のヨーグルトを種にした。コップ3cm分くらい入れたら1日で固まった。匂いは前回のように強烈ではないが少々の乳臭さはある。でも気にならないくらい。あの強烈な発酵臭は非加熱乳のみで起きるってことか?しかし発酵くさいか乳臭いかどちらかしかないのか?次回の発酵はまた非加熱生乳で再実験する。もちろん種は植え継ぎで。やっぱり発酵って面白い。( ̄ー ̄)ニヤリ
2009.03.07
コメント(7)

イタリアの牛乳は妙に後味がチーズ臭い。「乳臭い」と思うこともある。どうせコーヒー牛乳にして飲むんだからいいといえばいいけど、コーヒー入りでもやはりちょっと感じるし、特に温めると後味が強くなる。ALTA QUALITA、高品質の牛乳というのも各社から出ているが、チーズ臭いのは同じ。カンポバッソで手に入る牛乳というとSan giorgio,Del giudice,Foreste molisanaの3社が代表的で、どれも地元の会社。全国的な乳製品会社の牛乳はあまり見かけない。端っこのよく見えないところにあるので気がつかないだけかもしれないが。イタリアでは乳製品は地元の小さな会社が売っているのが普通らしい。また、スーパーによって他の地方の会社の牛乳が売ってることもある。例えばナポリ発祥のFAMILAというスーパーにはナポリ近辺で製造された牛乳が売っている。(ダイオキシンが怖いんだけど)そこに去年末、朗報が入った。非加熱処理の生乳を売っている自動販売機があるというのだ。つまり普通は牛乳は牛から搾ったそのままではなく、そこからクリームが除かれ、殺菌するために加熱処理されるのだが、それらの過程をしない自然のままの生乳が手に入るということ。生乳というのは、聞いたことがあったが売られている牛乳で感じる臭みと言うのが全くなく、さらっとした味だ。なんでも牛乳の臭みは加熱されたたんぱく質の臭みから来るらしい。他にも乳糖への耐性がないため飲むとおなかがごろごろする人でも飲めるとか、いろいろと利点があるらしい。ネットで調べると日本では非加熱生乳を製品として販売しているところは一ヶ所しかない。このサイトに非加熱生乳の利点や味についていろいろ書いている。思いやりファームそしてこれがカンポバッソの非加熱乳販売機。↓自販機牛乳を入れるところ。ボトルは持参する。これが自販機の置いてある広場、Piazzetta Palombo。中央郵便局の近くにあるが、細い道を通ってたどり着くようになっていて、車が入れない。職人の手作りのものとか地元の食べ物を売っている店が広場を囲んでいる。この自販機も外ではなくて小さな部屋に入っている。値段は1リットル1ユーロ。普通の牛乳の値段よりむしろ安い。日本の非加熱乳販売のネックになった衛生問題だが、これはあっさり、「煮沸してから飲んでください」と書いている。簡単なことだ。夫がたまたま牛乳を足している人に出会って話を聞いたところ、法律上そう書いているだけで「本当は生でも飲める」らしいのだ。信じて煮沸せず飲んでいるが今のところ問題は起きてない。もちろん日本の先述の非加熱乳のようにエクストリームな衛生管理が施されているとは思えないので、生のまま飲むことは自信を持ってはお勧めしない。ところで日本の牛乳は低温殺菌のものと高温殺菌と両方が売られていて、低温のほうは当然非加熱乳に近く臭みが少ないらしい。一般的なのは高温殺菌だそうだ。確か牛乳の表示には必ず加熱は何度で何分間と明記してある。イタリアの牛乳にそういう区別はなく、殺菌温度も表示されていない。Pastorizzato(パスチャライズされた)とは書いてあるが。しかし夫によればすべて「沸騰寸前」の温度で「数秒間」だそう。こうやって自販機で手に入れた非加熱乳の味は、いろんなサイトで言われるように乳臭さがなく、非常にあっさり、さらさらしている。もちろんチーズの後味もないし、少々暖めても匂いが強くならない。成分は普通の牛乳に加えてクリームの脂肪分まで入っているのに味はあっさりなんて不思議だ。ただし「無味」とまでは行かなくて、牛乳の味はちゃんとする。この自販機のあるのはごく近所だが、買い物はいつも車でスーパーなので、マメにここまで買いに行ってるわけではない。なので毎日ではないが、これをコーヒー牛乳にしてレンジでほんのり暖めて朝飲んでいる。幸せ~と書くほど牛乳への想い入れはないが、まあ邪魔な臭みがなくなってよかった。買ったときは質は均一なのだが2日目くらいから上の方にクリーム成分の層ができるが、振ってからコップに注ぐ。1.5リットルのペットボトルの中でクリームの層はせいぜい5mmほどなので、残念ながら菓子用に取り分ける労力ほどの価値はなさそうだ。おいしいクリームも欲しいんだけどなぁ・・・。追記この生乳自販機の使い方(どこも同じタイプの自販機とは限りません)まず横のコイン投入口にお金を入れる(この場合1リットル1ユーロ、ボトルが1.5リットルなので1.5ユーロ)それからドアを開けて、注ぎ口の辺りをちょっと指ではじいて、古い雫を落としてやるとより衛生的に思えます。そしてボトルを手にとって・・・垂直に下に向かって出ているのが牛乳が出てくる口。まずボトルを斜め下から構え、注ぎ口をしっかりボトルの口に挿入して、上にまっすぐ押す。押すと上がるようになっているので、一見ボトルが背が高すぎて入らないように見えても、こうやってまっすぐ立つわけ。コイン投入口の近くにあるSTARTボタンを押す。STOPボタンもあり、またSTARTを押すと残りが出るので、ボトルを複数持ってきてもお金は一度に入れられる。参考になりましたでしょうか・・・
2009.03.03
コメント(12)

長らく放置してすんません。雪が降って長らく店も休んでたんだけど(視界が悪いと漁船が出ないので)、ちょうどタイミングよくSKY衛星放送を導入してたので引きこもってテレビ三昧でした。今週から開けてます。今までタダで見れる衛星だけだったんだけど、イタリアの放送以外で見る価値があるのはBBC、アリラン、CCTV9、JSTV(ニュースだけ)ぐらいで、いい加減飽きてきたので。SKYの、ドキュメンタリー(ディスカバリーチャンネルとか)、TVドラマ、音楽、アニメの中から2ジャンルだけ選べる16ユーロのパックにした(うちは最初の2ジャンルに決めた)んだけど、契約してから15日間は全チャンネル見せてくれるのだ。なので映画ばかり見てた。ちなみに映画も見れるパックとなると月42ユーロもする。ドキュメンタリーだけでもけっこうチャンネルが多くて楽しめるので、いまんとこは16ユーロのパックでいい。雪のカンポバッソ。今は影も形もない。月曜には晴れたのでスキーにも行った。Campitello豚足これはクリスマス前に買った。イタリアでは年末に豚足を食べる習慣がある(多分)ので、これがスーパーで買えるのは年末だけかも。胃炎があったにもかかわらず食い意地が張ってて、治ったら食べようとたくさん買って冷凍しておいた。豚足でもひづめも含む先のほうともうちょっと上のひざに近い部分とがあったので、今回先の部分だけ解凍して沖縄風に炊いてみた。ひざ部分は今度アイスバインにしたいな。料理の写真はない。つい撮る機会を逃してしまったし、なんか見た目がぐちゃぐちゃしてあまりおいしそうじゃなかったからまあいいや、と。でも味はおいしかった。夫は初めて食べる沖縄風に感激。昆布だしと豚スープの組み合わせが斬新だったようです。ただし私は、ここまで多量のゼラチン攻めはちょっと・・・。ちょっとだけならおいしいんだけど。上の方の部分も一本だけ入れたんだけど、これはゼラチンではなく赤身が沢山ついてて、私はこっちのほうが好きかも。大根の代わりに蕪も入れた。それと汁の残りでラーメン(沖縄そば?)も食べました。またパスタさん、ボネフロで豚足買える?分けずに食べちゃってごめん(笑)追記:夫に「この料理、ティビチっていうんだよ」って教えたら、「ティビチ?イタリア語でTBCって言ってるみたいだ」TBCは結核tubercolosiの略だそうです(^_^;)
2009.02.26
コメント(8)

普段カンポバッソに蕪は売ってません。蕪の花のつぼみであるCIME DI RAPEは冬になると欠かさず売られているけど。ローマのヴィットリオ広場近くの市場にはあるので、ローマに買出しに行った際に蕪が売ってたらせっせと買いだめしていた私たちですが・・・・OASI(元ティグレ)が、やってくれました!売ってるんです、蕪。ちなみに、以前紹介したエノキとエリンギもオアシでしたが、もうとっくにありません。即効で消えました。カンポバッソには今までも白菜や大根が出現しては即効で消え、消えたらそれ以来まったく目にしない。この蕪もいつまで有ることか・・・ちなみに値段はキロ1.40ユーロ、名称はRAPE ROTONDO(丸いラーペ)。そのまんまや、って、新しい野菜は店で勝手に名前つけるみたいで、いい加減なのだ。先に述べた大根はSEDANOナントカって名前で売られていた。セロリって、あなた・・・って感じだ。味は日本のと変わらない。スライサーで薄切りにして千枚漬けにしたり、レンジで火を通してポン酢かけたり、グラタンに入れたりと活用している。クセがないからどんな味付けにもあってくれる。野菜のバリエーションが一つでも広がるのがうれしい。カンポバッソの野菜売り場はもう見るのもうんざりだから。
2009.02.12
コメント(8)

●外食、買い食い◆北菓楼のシュークリームイタリアにいておいしいシューに飢えてたからとりあえず有名どころのを、と一つ購入して食べた。小樽の支店で、イートインコーナーがあり一つずつバラで買える。北の夢ドームという正統シュークリーム。あれはなんですかね、クリームを食べるためにシュー皮があるみたいな考えが基本にあるのか、シュー皮もでかいけど中身もすごい量。カスタードクリームと生クリームの2段攻め。この生クリームがむちゃくちゃうまかった。牛乳を冷やしてごくんと飲んだような爽やかさ。さらっとしてるのに牛乳の味が濃い。そういえばイタリアに暮らしていると新鮮なホイップした生クリームを口にする機会ってあんまりない。ケーキ類にもあんまり使われてないなぁ・・・だから久々で余計おいしかったのかも。皮もおいしかったと思うけどこのクリームが印象強かった。ところで食べてるときはとっても爽やかなんだけど、やはり上質の、つまり脂肪分の高いクリームだったんだろう、カスタードだってシュー1個分に卵黄一個は入ってるかもしれない。朝11時のおやつに、と1個を二人で分けたのだが、腹持ちが良すぎて二人とも昼食が食べられなかった。帰ってきてシュークリームの再現にトライしてみたけど、やっぱり生クリームの味が違う~!こっちの牛乳って後味が微妙にチーズくさいんだけど、クリームも同じ。しかも油っこい感じもして、うーん、南イタリアの乳製品は北海道にはかなわないのかなぁ。北イタリアに行くといいクリームがあるのかな。◆ゲレ食でフィッシュアンドチップス前の日記の「望羊荘」で「フィッシュアンドチップス」がメニューにあって、夫が好奇心に耐えられなかったのか頼んでみると・・・頼んでよかった。「さすが北海道」とうならされたのだ。フィッシュアンドチップスとは魚のフライとフライドポテトで、普通白身魚を使うが、ここのは・・・鮭だった。でもうまかった。侮れない望羊荘、そして北海道。後ろに見えるのは夫がカウンターで皿に盛って来た福神漬け。さらにケチャップとマスタードを何度もお代わりして迷惑かけてました(笑)私は豚汁定食にしたけど、豚汁にはジャガイモが・・・やはり北海道である。◆スープカリーこれも事前に調べて有名店「スパイス○ックス」に行ってみた。さすが「カレーライス」とは別物で、エスニックらしい複雑なスパイスの香り。というか「薬膳カレー」の別名どおり薬膳のような味もする。中華食材でも混ぜているのか。非常に私のツボを刺激する。ぜひ再現に挑戦してみたい。◆回転寿司北海道最後の日に空港に向かう途中で寄った千歳の駅で、駅の近くのショッピングセンターで北海道で始めて回転寿司に入った。生きた殻つきのホタテとツブ貝がカウンターの向こう側に積まれていて注文するとその場で握ってくれる(380円)。うまー!!ホタテとウニはリピートした。◆ラーメンいかにもローカルでおいしそうなとこを探して歩いて、適当に入ったとこは、壁に色紙がいっぱいあって名店ぽかったけど、普通においしかった。◆パン倶知安駅近くのコープ内のパンやさんで、クルミパンと、ロッキーマウンテンとかいうデニッシュを買って電車で食べた。デニッシュ無茶ウマ。周りはカリっとキャラメライズされて、中身はほの甘いデニッシュ生地でバターの味がじゅわっと・・・。無茶無茶私好み!!買いだめすりゃよかった!◆小樽ビール(ドゥンケル)夫「ドイツよりうまいかもだけど・・・高すぎ!」1杯約700円運河●自炊市場やスーパーで買ったものをホステルで調理して食べる日も多かった。市場は大方観光客向けでカニとイクラと干物ばかり※。特に札幌の中央卸売市場場外は一番ひどくて、興ざめした※。小樽の中心街にある三角市場と比べても高いし。すすきの駅近くにも市場はあるし、わざわざ札幌駅から一駅+駅から徒歩15分かけていくほどのものではない。カニは市場では豊富だが、いろんな種類の鮮魚ならスーパーに行くに限る※。市場以外で個人商店の魚屋さんは私たちが行動した範囲では見つからなかった。※ 鮮魚は朝のうちに売り切れるので早朝に行くともっと豊富だそうです。札幌中央市場に行ったのは日曜日でしかも早朝ではなかったので、普段の市場でなく観光客向けの市場の姿を垣間見ただけと言えます。なので正確な判断ではないのであしからず。(コメントをいただいて追記)鮮魚はホッケとか八角のほか、見たことのない知らない魚もあった。残念だが知らない魚と八角は試していない。夫はキンキ(超脂ぽい魚)が欲しそうだったけど、私が「食べない」と言ったのであきらめざるを得なかった。悪いけど。知らない魚。肝が口に突っ込まれてる?「かじか」って書いてたかもしれないが自信ない。◆筋子市場でイクラを吟味してたけど、おお!と思うほどのプチプチのものはなかった。唯一納得できたのが房で売っている筋子。買ってホステルの台所でいくら丼にしたけど、ばらすのが大変。でもうまかった。季節はずれだからみんな冷凍だって。地元の人も家で冷凍してるみたい。◆毛がに小樽の三角市場で、最初はカニが売ってても何もわからない白紙状態だったけど、市場の人に聞いていろんなことを学んだ。みんなとても親切だった。タラバは身の食感、ケガニはみそがうまいとか。タラバはでかすぎるし、みそも好きだからケガニにしようと決めたけど、さらにその選び方もある。若いのと年寄りがあって年寄りのほうが身が詰まっててみそも食べ出がある。若いのは重くても水が多く含まれている。なので値段も違ってくるのだ。見分け方は甲を触ってみて固いのが年寄り。店の人は見ためで大体分かるらしい。ただ別の店でさっそく実践してみたら「心配しなくても今は時期的に若いのは売ってないよ」と言われたのでよくわからん。その年寄りのケガニを買ってホステルで茹でた。店の人にゆで時間は20分とか言われたけど、10分で充分だと思った。酢醤油も用意したけど、ほとんどはそのまま何もつけずに無我夢中で食べた。うーん、しあわせ!!◆ホッケ干物があちこちに売ってた。一番安かったのは小樽の商店街にあった小規模のスーパーで、中くらいのが一つ280円。ほとんどが羅臼産。夫はラオス産だと思っていた。注)ラオスに海はない。干物も食べてみておいしかったけど、生の丸ごともスーパーで見つけ買った。刺身用ではないそうだ。ホッケは鮮度に厳しい規則があって、超新鮮なものでないと刺身にできないそう。切り身にしてバター醤油で焼いた。あっさりしておいしい。◆はたはたなじみのない魚だったが北海道ではどこにでも売っていた。焼き魚にしてポン酢で食べた。小さいけど白身でクセがなくてうまい!これといいホッケといいタラといい、北海道は白身で上品な味の魚が多くって私向け! イタリアには寒い海がないからこういう魚がないのかなぁ。◆チカ買ってみて焼き魚にして食べたけど、普通は揚げ物にするそう。確かに焼き魚は味が劣ってて、揚げ物向け?ってかんじ。ていうかこれワカサギ?と今調べたら、ワカサギと近い種でちょっと大きめ、とあった。確かにてんぷらにするにはちょっと大きかった。◆スイートコーン時期的に冷凍か真空パックしかなかったけど、甘~い!!これもイタリアにはありません!逃したもの◆ジンギスカン「羊はイタリアにもおいしいのがあるし・・・」と後回しにしていたら、最後の夜に夫の突然の体調不良(下痢)で食べにいけなかった。夫よ、インフルエンザ注射しても健康管理してても、何か一度は起こさなきゃ気がすまないみたいね、あなたの体。しかも翌日にはけろっとしていた。ジンギスカンのたれを買ってきたので、イタリアのラムに使ってみよう・・・。北海道じゃないけど大阪で逃したもの◆「のらや」のうどんいや、のらやっていうローカルのうどんチェーン店があるんですが、つるつるの讃岐うどんでなかなかおいしい。てんぷらも絶品。うどんはイタリアでも私が打ったるし、と後回しにしてたらこれも食べる機会がなかった。てんぷらは満足いくものは自分ではなかなかできないし、うどんも自分で作るといまいちなので、いまさらながら惜しい。今度帰ったら着いて即効でいったる!◆たこ焼きこれも小麦粉と卵とタコというイタリアでも手に入る原料でできたジャンクフードなだけに二の足を踏んでいた。しかし・・・イタリアにたこ焼き鉄板はない・・・。
2009.02.06
コメント(7)

ニセコは3泊滞在して2日間スキーをしたが、ずっと雪だった。どんよりと暗く曇って雪で視界は真っ白。スキー、スノボが不可能ということもなくリフトも通常運行していて、日本人スキー客はみんな気合いれて滑っていたのだが。どよーん端の黒いのは非正規防水カバー(ディカパック)のせいナイターのほうが雪面が見えやすい。さすがに夕食後までする気はなかったけど。とにかく寒い。若かったらともかく、この歳になると、無理やり寒さに耐えて元を取るほどのガッツが無い。年上の夫はもっとだし、ヤツにはさらに「鞭打ってまでスキーしても楽しくない、バカンスをエンジョイしてることにならない」というイタリアンソウルが流れているので余計だ。それに真っ白で地面の凹凸が見えないうえに、あっせつ(変換できん)されずにデコボコが多いので思わず足を取られてやりにくい。上級者コースも内地ではコブなところがこちらではあっせつされないもこもこの雪で、コブよりはやりやすくて楽しいのだが、中級コースはあっせつされていたほうがいいと思う。あっせつしないのはどっちかというとボーダー向けか?夫に初めてのニセコパウダーの感想は?と聞くと、「なんか・・・もうちょっと重い雪のほうがいいかも」と贅沢なことを言う。そんな感じで寒さと滑りにくさのために、結局1日にリフト4、5回乗っただけだった。後は休憩所に入り浸る。初日、昼食にいったんスキー場を離れてペンションに戻ると主張されて、あまりの主張に負けて着いていった。夫の言う理由はとにかくスキー靴を脱ぎたいことと、スキー場外に出たら食事も安く出来ると思ったこと。日本では普通そんなことは割に合わないと反対してけんかになったけど。結果はペンションの周りは食事をするところなど何もなく、スキー場の周りにはなんかかんかあるのだがピンとくるものもなくそう割安でもないし、結局スキー場近くまで行くならスキー靴で行くしかなく、同じ苦労になるのでどうせならスキー場に戻ることにして、私は夫のすることがとても解せなくて不機嫌で半日くらい楽しくなかった。レストハウスをハシゴして幸い見つけたのが、靴を脱いで畳に上がれる一角。スリッパも用意されている。ああこういうのがあるから日本のスキー場はすばらしい。私はこういうのがあると思っていたのだが確信がもてなく、午前中に一度入った休憩所にも無かったので強く主張できなかったが、やはりあるとこにはあったのだ。最初に見つけていたら一旦帰ることもなかったのに!!スキー場案内図にはぜひ休憩所に「靴脱ぎコーナーあり」という印をつけて欲しい。「キングベルヒュッテ」の座敷コーナー。畳があるって、幸せ。いままではがんがん滑る派だったので一度靴を脱いだらもうだるくて滑る気をなくすと恐れて近づかなかったコーナーだが、とにかく靴を脱ぎたい夫に影響されたのか、年のせいか、天候のせいか、滑る気なくしても結構モードである結局初日も二日目もそこでボーっと雪を眺めていた時間のほうが長かった。ペンションの部屋は窓が小さい上にすりガラスの上にそれを無理やり開けて見えるのは雪の壁で景色など何も見えないので、それよりはましというだけ。これもまあバカンスをのんびりすごすと考えれば悪くない。二日目の昼食に、下調べで「密かな穴場」と言う評価を見つけた「望羊荘」に行ってみた。行きかたがちょっとややこしくて、リフトを降りたら見えるのだがちょっと上のほうにあるのでもう一つリフトに乗って坂のきつい上級コースを滑り降りるか、リフト降り場から登るかしかない。穴場と言うのは要は上級コースを滑れる人か坂を上る体力のある人しかこれないってことか。先にも述べたように上級でもコブがないのでそれほど苦もなく「きゃーこわいー」などと言ってるうちに下につく。というもののモコモコの雪の中でこけて危うくスキー板をなくしかけた。「望羊荘」はこじんまりとして、メニューも他の休憩所と比べると割りと安め。コーヒーなんか200円で、他だと400円はするので自販機のお世話になっていたがここではしっかりお店のを飲んだ。店の真ん中に炭ストーブがあって、食後はずっとその前に陣取っていた。ちなみに「オーストラリア人に人気の店」らしいが、ニセコはどこに行ってもオーストラリア人に人気である。名前はニセコの目の前に見える壮大な「羊蹄山」を望む荘という意味だが何しろ天候のため真っ白で何も見えない。宿泊も出来るようだが、ゲレンデ内にあるので夜最後のリフトがとまったらもう出かけられない。ていうかここに戻る最後のリフトを逃したらどうするのだろう。スキー場の人に泣きついてスノーモービルで送ってもらうのかな・・・。我々のニセコの宿はツアーに含まれた(選べる)ものだったが、岩風呂温泉があり、なかなかの内容の食事で、スキー場からはちょっと離れててシャトルバスを利用しなければ行けないがなかなか割のいい宿だった。食事は来るときに何の説明もないものの、ちょっと珍しい山菜がたまに混じってたりして、無理やり聞き出したところ「ウド」と「らくよう」と後一つ名前を忘れたけどそういうものが入っていた。内容は魚あり肉あり野菜あり、和風あり洋風ありで、ペンションにしては大ごちそうで、おいしいんだけど、ご飯と味噌汁以外のすべての料理がつめたかったのはどうか。あと、ご主人がすごく感じ悪かった。俺この仕事イヤって雰囲気ぷんぷん。そして客にため口とかもうとおりこして学生を引率する先生のような態度だった。小樽と札幌の宿はインターネットで見つけて予約して行った。両方ホステル形式で、共同キッチンがついているが、両方とも経営者家族が使っていた。食堂も思いっきり経営者家族の憩いの場である。一応客が使っている時間帯は使うのを避けてくれているみたいだが。イタリア、と言うかヨーロッパのホステルの共同キッチンは客しか使わないし、こんな形態初めてである。人の台所をお借りしているような肩身の狭いような、ちょっと間の抜けた感じであまり居心地の良いものではなかったが、調理に必要なものがすべてそろっているのが利点であった。イタリアのホステルには包丁すら置いていないところもあったから。北海道の人はみんな親切で、特に小樽はホステルがちょっと中心から外れたローカルな場所にあったせいか、よくその辺で夫と道でしゃべってるだけで道に迷ったと思われて声をかけてくれた。しゃべり方もこっちが戸惑うほどズケズケ(失礼!)してて、カラブリアとかで迷ったような気分。しかし寒かった。当然だけど。夜は外歩きしててもつらいとしか思えない。建物に入ったら暑いんだけど。若いころ行ったときはそんなにつらいと思わなかったんだけど、年のせいか。みんな寒い中雪かきとかしてて大変そう。北国に住んでる人ご苦労様です。あと道歩いてて滑りまくった。外歩きに履いてたのはスニーカーなんだけど。たまらず靴に装着する滑り止め(千円くらい)をローソンで買ったけど、それでも気を抜くとずるっといく。一番のダメージはスキー靴でスキーを抱えて歩いてて、こけて氷の上で尻を打った上にスキーが落ちてきたこと。10分ほどの回復期が必要だった。「俺はカナダ生まれだから」と自信満々だった夫も何度かこけていた、アホ。
2009.02.03
コメント(8)
日本滞在は夫観察の旅でもあった。まず朝食は毎回、超厚切り食パンである。あの日本にしかないふわふわモチモチが売りのあれをバタートーストにする。そして納豆を、納豆のみで食す。それにシシャモがあればさらにうれしいようだ。ご飯も好きだけど「ふわふわ食パンは日本でしか食べられないけどご飯はイタリアにもある」とでもいう考えか。その横で私はご飯に納豆をかけてシシャモと交互に食べる。米はイタリアで食べれるとはいえ、私は今回深く再認識したがイタリアのSHINODE日本米と、日本で食べるご飯は、当然と思われるかもしれないが、全く違うものだった。イタリアに帰ってご飯がまずいこと・・・SHINODEは日本米というお札つきでありながらやはりイタリア米とそう変わらないかもと実感した。私はサンマルクのモチモチの丸パンが恋しかったので買ってきて朝食にした日もあったが、一袋500円もするのはちょっと高すぎる。レストランでは食べ放題なことを考えると納得いかない。しかもレストランだとリアルタイムで焼き立てだし、好きなものを選べるし、バターも頼み放題だ。やはりあそこのパンが食べたくなったら、一番安い料理一皿をパン食べ放題のセットとともに頼んでパンを食べまくるべきだ。しかし前菜とデザートもついてセットだといくらとかいろいろお得なコースがあってついパンに集中できないのが難点だ。なんだかんだ言って食べ放題というのは胃を壊したばかりの身には危険すぎるので避けておいた。次回の帰国の楽しみに取っておく。夫の話に戻る。コーヒーは実家ではたまにフィルターコーヒーが用意されている。あったら喜んで牛乳かフレッシュ(2コ)を入れて飲む。なかったらモカでイタリアのコーヒーを入れる。両党ということだ。イタリア人でフィルターコーヒーが飲めるのは珍しい。そのかわりお茶はあまり飲まないが。外でコーヒーを飲む場合は必ずドトールか同レベルのセルフサービス系。あるいは自動販売機。私が目ざとくドトールを見つけるのがうまいからというのもある。そこでLサイズを二人で分ける。普通の喫茶店に入ると一人400円はかかるのでばかばかしい。自動販売機は高速で休憩所に入るごとに1杯づつ試したが、ずらっと並んだあのボタンは夫にはわけが分からないので私に頼るしかない。普通のコーヒーだとどうも牛乳加減が弱いので私が不満だが、「牛乳屋さんの珈琲」とか似たような商品は夫に言わすと「キャラメルとかバニラとかの余計な香料が多すぎ」。結局普通のカフェオレがちょうどいいようだ。今回初めて見たが、機械の中で豆をひいてコーヒーを入れる様子が画面に映し出される自販機というものが出ていた。しかしよく見るとどれを選んでも同じ映像なので、ビデオなんじゃないか?道を歩いていて赤信号のとき、ぎりぎりに、というか横断歩道にまではみ出して信号を待つ。実はこれはベルリンでも同じ行動をして、やってくる車をびびらせていたが、日本でもしたので「普通は歩道に収まるように待つから、はみ出すと不審な行為に思って車がびびるんだよ」と注意しておいた。そういえばカンポバッソにはそもそも横断歩道とか歩道とかいうものがほとんどないのだが、どこからでも道を横断しようとする歩行者が車道に乗り出して待ち構えていて運転していると非常に怖い。温泉はもう慣れたもので、もう少し滞在してたらたぶんいつも小さい手ぬぐいを持ち歩いて、気が向いたらふっと入りにいくと思われる。ヤツによれば手ぬぐいさえあればバスタオルは不要で、手ぬぐいで大方の水分をふき取ったら備え付けのヘアドライヤーを全身に吹き付けて乾かすらしい。これはまったくのニューインベンションで、これをやると周りの日本人は感心して眺めているということだ。公衆浴場初体験は5年ほど前の日本滞在で、そのときは「熱すぎる」とすぐ出てきたので、次に二人で行ったときも気を利かせてさっと出てきたら、だいぶ待たされて、中で倒れてないかと心配させた挙句「あ~気持ちよかった~」と言いながら出てきた。それ以来何かというとオンセンオンセンと行きたがる。免許の更新に行ったときも近くの公衆浴場で待っていてもらった。服屋で買い物してても「俺をオンセンに置いてってくれたら良かったのに・・・」と不平をもらす。いや、ジーパン買いたいんでしょ?(日本だと裾あげしてくれると言う理由で)試着せずにどうやって買うのよ。温泉の後は必ずビールを欠かさない。このオッサンはそもそも、生まれて初めて「おしぼり」を手にしたとき、しばし眺めた後なにも疑うことなくおもむろに顔を拭き始めた生まれながらのオッサンである。「風呂あがりにビール」も誰に教わることなく会得した。ちなみに完全日本人化されてるように思われるオッサンだが悲しいことに正座はいまだに出来ない・・・。ちなみに食べ物はほんとに偏見なく何でも食べるんだけど、どろどろのお粥だけはダメ。前からよく日本人を観察して、言葉に詰まったときに「スー」と音を出して空気を吸う様子を真似したりしていたが、今度は日本人がよくTHANK YOUをSANK YOUと発音するのを耳ざとく聞きとって、SANK YOUと真似しては悦に入っていた。日本人らしく真顔で真剣に言うので芸が細かい。+++++こっからちょっと話が変わるけど。ウチの父は年々頑固な性格になってきていて最近では異常性格的な面もちらつく。家族が自分の思い通りに動かないとキレるのは前からだったけど。最後に喧嘩したときはこの横暴なとこに腹が立ってつかみかかって首を絞める寸前までいった。いや、つかみかかるところまでは本当に行った。家族に取り押さえられただけで。次に喧嘩したらもう行くところまで行ってしまう?新聞沙汰?というのが頭にちらついたので、それ以来ちょっとでも意見が食い違うともう会話を打ち切ることにした。それでも今回もなんか会話のすれ違いがあったところで「お前はアホか」となんか勝手に怒られたので火がつきかけたけど、必死で押さえた。押さえたために怒りはまだある。とうの昔に成人して、結婚もした娘にアホとか言うか?他の家族も同じことで、父と険悪な言い合いになっては最終的には家族のほうが折れていた。納得できないのだが怒らすと怖いから折れるという感じだった。今回も、車で片道8時間かけて1泊するという無茶な旅行に付き合わされたり、相方に大きな魚のうろこ取りを頼んでおいて結局皮のいらない刺身にしたり。しかし閉口したのはなにかにつけて正月だからと言って「これは伝統だから」と独りよがりのために家族を有無を言わせずつき合わせること。反対が出たらつべこべ言うなとキレる。夫もちょっとカチンと来たところがあったみたいで、あとでこぼしてた。私も本人に言えないので結局夫にこぼす。昔から確かにキレたら怖かったけど、「伝統だ、伝統」って、こんなに偏執狂みたいな人じゃなかったのに、と嘆いた。殺意も芽生えて、糖尿病+狭心症持ちなので大好きな甘いものとか脂っこいものをにっこり笑顔でたっぷり勧めてやろうかと思った、とも。が、父は2年ほど前から血管の手術を何度も繰り返してて、そのため夫の考察によると「自分はもう長くないと思って、今のうちに子供に伝統を伝えたいと思って伝統に固執してるんじゃないか。特に娘は外国人と結婚して外国に住んでるから余計。」・・・父よ、少なくとも私は心ある夫を持った(かも)(オッサンだけど)。
2009.01.31
コメント(8)
前回「日本滞在で書くことはあまりない」と書いたものの、私、頭の中では一行で済むかなと思っても書き始めると1項目くらいになっちゃうんですね。だから結構出てきそうです。まずはイタリアの夫の実家での模様。さて、胃の調子はその後順調に回復してクリスマスにはもうほぼ治っていた。用心して量をちょっと少なめに、食べ過ぎないようにしただけ。クリスマスの食事は、いつもは義母が全部用意するのだが、今年は親孝行と、仕事のバリエーションを広げるためか?夫がシェフ役を買って出た。どの地域、どの家庭でもそうなのかは知らないが、クリスマスの正餐は2度あって、クリスマスイブの夜にシーフードを基本とした夕食、クリスマスデイに肉ベースの昼食をとる。伝統行事なので通常は一家の主婦が作って家で食べる。夫の実家では、いつもなら、魚の夕食は、生牡蠣、生ハマグリ、生スカンピ等の前菜、次にうなぎ入りトマトソースのパスタ、メインとして魚のロースト。肉の昼食はラグーのパスタにメインがラグーの煮込み肉やローストした肉である。夫が作ったメニューはイブの夕食前菜が茹蛸の薄切りオリーブオイル和え、生のアジのカルパッチョ。プリモがアサリとムール貝を生のまま剥いて、トマトソースに茹でたスパゲッティと同時にこの身を入れて軽く火を通したもの(剥くのが面倒なため店では出していないスペシャルメニュー)。メインがうなぎとスズキのロースト。クリスマスの昼食前菜が鴨と鶏の肝のパテ、湯がいたささ身とレタスとルッコラのサラダ、アルゼンチン牛のフィレのレモン汁和え。プリモは生ソーセージの中身とマッシュルームのトマトソース煮(ボロネーゼによく似てる)を平麺と。メインがアルゼンチン牛サーロインのたたきに赤ワインソース、鶏皮とベーコンで巻いた鶏肉のロールのグレービーソースつき、鴨のロースト。食したのは義父母と義祖母、夫の妹夫婦と8歳の甥と義弟の父親。好き嫌いの激しい甥が気の向くままにしか食べなかった以外は、おおむね好評だった。(まあそもそも食事が順番に出てくるというシステムとイタリアの食事時間の長さは、普通は子供はテーブルにじっと着いていることが苦痛だと考えれば当然向いていない。甘やかされてるというのも考慮しても、食事に飽きて途中で抜けて遊び出すというのはちょっと仕方がないと思う。)義母は「お父さん(←家族で一番、食に保守的)は肝のパテなんて食べないんじゃない?」って言ってたのだが、彼も全部うまいと食べてくれた。ただし家族だからといって気前よく作りすぎ、最後のメインはみんなもてあまし気味だった。あと、思ったのだがこの人は(この調子では)絶対人の家の台所で料理を作って提供するケータリングというサービスは出来ないということ。たとえば、人の家では、パスタが茹で上がったら麺すくい(あるいは足つきザル)というような道具が要るということはパスタを茹で始める前から考えとかなきゃいけない。自分の厨房だとすぐにそれらが使える状態にあるから何も考えずにパスタを茹でれるのだが、それと同じ調子でつい何も考えずに料理を進めてしまう夫。茹で上がり時間ぎりぎりになってから「麺すくいどこよ!?」となぜか怒り声で台所の主を呼び始める。無事麺すくいが見つかって皿に配分して食卓に届けるプロセスも、店のようにちゃっちゃと行かないので、パスタは固めのアルデンテを逃してしまうのだ。もちろんパスタだけでなくどの料理にも同じような騒ぎがおき、タダでさえ長い食事時間を延ばしてしまった。その後、私の実家で友人を招いて料理したときや、北海道のホステルで台所を借りたときも、「学習してないのか?」と思わされるような料理の仕方を見せてくれた。ただし包丁一本与えとけばあっという間に魚から切り身を作り出してしまうところはやはり便利な人間なので、連れ歩いて料理をさせるかいがあるというものだ。以降の内容は日本への土産とか、イタリア料理を作るのにイタリアから持っていくのに参考になるかと。食事に招いた友人たちにはラグーのオレキェッタ(生パスタをイタリアから買って持って行った)、夫の実家郷土料理の汁ラザーニャ(これはパスタ打った)と、メインとしてラグーで煮込んだ牛肉の塊とスペアリブ、副菜にカポナータを作った。汁ラザーニャには「業務スーパー」で見つけた冷凍の鶏がらを使った。これでスープを煮出して、ほぐし肉もびっくりするほど取れた。モツァレラはイタリアから持ってきた。ラグーに使う凝縮トマトペーストはイタリアで買い、缶トマトは日本で買った。スペアリブはすぐに見つかったが牛肉のためにあちこち回らされた。最初「出汁をよく出すために骨付きの牛肉」と言っていたのだが、3軒回って無かったのであきらめてシチュー用の塊肉を買った。これだってシチュー用というとサイコロ切りしかなく、大きいものはカルフール(BYイオン)にしかなかったのだ。なぜかここでもお世話になるカルフール。いや、全然いいスーパーとは思ってないんだけどねぇ。個人商店の肉屋は3人もいるのに全員学生っぽいバイトの子で、欲しい物を聞いても「はぁ・・・肉の塊・・・?」というわかったようなわからないような対応でちょっとむっとした。肉を切り売りする肉屋でこそ、骨付き牛、なくてもサイコロにする前の塊肉を売ってもらえるかと思ったのに、あるのはすでに切り分けた肉で、売ってる人はそれしか分からないって、どういうこと?だれかに聞きに言ってくれる様子も無いので、気分を害したまま立ち去った。新興住宅街という場所柄、個人商店も少なく、あってもわけのわかった店主による対面販売が期待できないのは仕方ないのかもしれないが。あとカポナータの材料も、ズッキーニとか、黄ピーマンとか、むちゃくちゃ高い!!無理に日本で作るほどのものでもないので、ちょっとだけにしておいた。季節外れだし。友人たちには土産にパルミジャーノチーズをあげた。以前も土産に持って行って、非常に気に入ったが日本では高いのでなかなか手が出せないそう。ハンドルをぐるぐる回すチーズ削りも「初めて見た」と言っていたので次帰るとき荷物に余裕があったら土産にしようかなと。ちなみに、今回そこまで手が回らなくて友人には作らなかったけど、ティラミスの材料であるマスカルポーネも目が飛び出るほど高い。下地に使うパヴェシーニも前回日本でティラミスを作ったとき見つけられなかったのでイタリアから持って行ったら、なんとティラミスを作る前に家族が半箱ほど食べていて、作った後はほとんどなくなった。次は二箱持っていく。それと仕上げに振りかけるピュアココアも、前回作ったとき日本で買ったらすごく高かった。イタリアの3倍くらいか。それも持って行った。食後、モカでコーヒーを入れてカフェラッテを飲んでもらった。一人はコーヒー嫌いなので最初から飲まない。もう一人は味は好きなのにカフェイン過敏症で後でガクガクになるのでちょっとしか飲めなかった。しかし彼女は味がとても気に入って、「チョコレートケーキを飲んでるみたい」と非常に素敵な表現をしてくれた。私の発明品でもないのに妙にうれしい。今後彼女にコーヒーを飲ませる機会があったら、DECAFEINATO(カフェイン抜き)コーヒーを持っていって入れてあげたい。ちなみにコーヒー嫌いはその言葉につられて一口飲んでみたが妙な顔をしただけ。あと一人はおいしい、と全部飲んだ。モカは最初のころイタリアから持って帰って、毎回帰国のたびコーヒー粉を持ってかえる。以前はガス台で、モカが乗らなかったから焼き網にのせて火にかけていた。今はキッチンを改装してIHになったが、単純に電熱で熱くなる部分もついているのでそれを使う。熱の半分以上は無駄になっているが。そんなふうに日本でもイタリアの調理器具を持ち込んだら不便だったり、食材も入手が出来なかったり、難しかったりするものはあるのだなと思った。まあもっと前からあちこちでリサーチしたり、大阪の都心に行ったりするとまた容易なのかもしれないが。
2009.01.28
コメント(8)
あっ! あけましておめでとうございますって言うの忘れてた!あけましておめでとうございますm( __ __ )m そしてただいま!ですどーも、お久しぶりです。もう10日ほど前に帰ってきてるんですよ。ただ更新する気がないってだけで。何というか、燃え尽き症候群?見たいな感じで、放心してたんです。やりとげたって感じですね。いや何やったわけでもないけど・・・ただ予定通りにいった、ってだけで。別に変わったことありません。最後の更新は尻切れトンボみたいになってすんません。夫の実家から更新しようと思ってたらPCだけ持ってって電話線につなげるやつ忘れてた・・・。つーわけで、日本での旅行は何も目新しいことはないので特に書かないと思いますが、来週からぼちぼち更新していきます(さぼりモードなのでしないかも)
2009.01.24
コメント(8)
今朝はもう治ったかのような感じで、全く不調は感じません。皆さん心配してくれてありがとう。おとといと昨日の様子と食事を記録しました。おととい胃の不快感はまだある。しかし非常に気分がよく、普通の体調に戻ったかのような錯覚で、胃のトラブルがあったことなんて忘れてしまったのか「なんか今朝は胃が重いな、昨日何したっけ?」とふと思ってしまった自分に気がついてびっくりした。おなかがすいたので早速ヨーグルト半カップ食べる。すぐに満腹になった。こんな調子でお粥を1時間にスプーン1杯と言う感じで、夕方まで食べた。一口食べると胃が重く満腹になる。日本で言う栄養ドリンクみたいなものはないかと思い夫を薬局に行かせたが、あるのはマルチビタミン剤とマルチミネラルだけで、私の考えていた、バランスよく全ての栄養が取れる総合栄養剤のようなものはなかった。とりあえず夫が事情を話すとビタミン剤とミネラル剤を両方飲むことを勧められたが、私の言っていたのとはちょっと違うので判断できずに何も買わなかった。かわりにスーパーでスポーツドリンクを買ってくれた。ないよりましか。確かに厳しく限定して言ってたから。だってねぇ、栄養ドリンクなら1本づつにお金払って終わりでしょ。必要なのは今だけだから。それがビタミン剤とミネラルと・・・なんていって買ってたらあとで余るし。明日またスーパーでビタミン剤をチェックしてみようと思う。クリスマス近いからスーパーが日曜でも開いていて便利だ。昨日のりんごをミキサーにかけた残りと、蜂蜜と、豆乳を混ぜて自分なりの栄養ドリンクを飲んだ。夜、フェンネル(フィノッキョ)をレンジで蒸して食べた。ポン酢かけて。うまい。火を通すと八角の香料のようなあの匂いが和らぐね。時間かけて丸一個も食べれた。これから徐々に胃を慣らして、もっと食べれるようになるかな・・・。胃痛があってまで意地汚く食べていた自分が信じられない・・・。もうそろそろ歳だってことも考えなきゃ。昨日朝、とうとう胃痛も感じない。ちょっと胃の辺りが微妙に不快なだけ。やった。回復している。ヨーグルト。そうめんにポン酢かけたもの。茶碗に軽く1杯。を食べて、買い物に出かけた。日本へのお土産やら、イタリアの実家で過ごすクリスマスに夫がシェフ役を買って出たのでその食材とかそろえるため、なんとカンポバッソの大きなスーパー4軒全部回った。途中で夫と切り売りピザ1枚を分けて食べた。私はふちとチーズのかかってないとこ担当。トータルで半分くらいは食べた。時間もかかってないし、なんか普通に食べてる!なので結局ビタミン剤は見なかった。鉄分補給のために買った鶏レバーを帰ってから調理。醤油とみりんで甘辛く、ショウガ入れて。味の濃いものはダメだというけど、やっぱレバーにこの味付けははずせない!その代わり副菜の煮込んだキャベツと、お粥は味うすうすにした。ルッコラとレタスも食べた。結構量も食べれたし、バランスがいい。これでまず栄養は補給できただろう。回復加減に非常に満足。夫の実家で夫が作る料理は、オリーブオイルがたっぷり入ったものは避け、私の分だけ調整できるものならしてもらって、お肉は脂身を避け(普段は好んで食べてた(爆))、どれも一口ずつ味見という感じで食べようと思う。日本で食べるであろう回復食は、まあ皆さんだいたい容易に想像できるでしょうから紹介するつもりはないですので、あしからず(笑)
2008.12.22
コメント(9)
皆さんアドバイスとお気遣い、ありがとうございます。皆さんに励まされ?今朝からプチ断食を決意しました。昨日空腹のまま寝て、朝起きたら、胃が軽い分ちょっと楽に感じた、という理由もあります。しかしまだ胸焼けがある。昼、ヨーグルト半カップを飲んだ。それからにんじん、りんご、みかんをミキサーにかけて、茶漉しで漉して、豆乳を混ぜて飲んだ。昔テレビで3日野菜ジュース断食を紹介してて、ミキサーにかけたものを布で漉していたので。そうすると食物繊維による胃腸への負担がなくなり、休まるのだそうな。しかし布はあまりに面倒すぎる。ジュースを絞って、洗って、乾かしてを1日3回?とても出来ない。なので茶漉し。豆乳は以前買ってきたALPROというもの。調整豆乳。砂糖や香料の味付けと、ビタミンなどが添加されている。味はほのかにバニラ味で甘いが、ジュースに混ぜたらまあ気にならない。こういう豆乳しかスーパーで手に入らないので仕方がない。ERBORISTERIAには無調整豆乳があるが、やたら高くてしかも薄かった。マグカップ1杯飲んだが・・・腹減った・・・。夫がなんか食えといってくる。こいつは敵である。そもそもこの人は胃痛になってから何度も「果物を食え、果物は軽いし体にいい」としつこく迫って来てるのだが、果物は確かに口には軽いかもしれないが、消化器官にに負担をかける食べ物だったと思うんだけど。しかも成分といえばビタミンCと繊維くらいで、他にこれといった栄養はない(黄色いメロンはカロチンが豊富だが)。ネットでざっと調べたら、胃腸が弱ってるとき食べていい果物はりんごか、皮が黒くなるまで熟したバナナくらいなものらしい。そうそう、イタリアで消化によいとされる食べ物は、生ハム(脂肪を取り除く)とパルミジャーノだそうです。確かにどちらもたっぷり熟成させてあるから、半ば消化されたようなものだから?最近夫は腱鞘炎気味なのだが、腱鞘炎というのは炎症なので、暖めてはいけなく、冷やすのが効果的だ。ところが夫が他のイタリア人に意見を求めると、「お湯で温めるといいぞ」と言われた。ぎっくり腰も暖める人がいると聞いたことがあるが、これも炎症なので暖めるのは危険なのだ。あとで夫が手首の痛みを相談しに医者に行くので着いて行く。私が薬をもらったときはウチの家庭医がいなくてもう一人(この診療所は家庭医が3人いる)の医者が代理で診ていたのだが、今日は本物がいるようだ。こういう風に代理のケースも多く、ひととおりこの診療所の3人の全ての医者にかかったが、この家庭医が一番信頼できる。よく話を聞いてくれ、慎重に考えてくれる。まあ今、プチ断食で様子見なので特に質問はないが、「薬が特に効いているとは思えない」ことと、「明日から食事を始めて、胃の調子が今までどおりだったら、月曜にまた戻ってくるか、それとも薬を飲みきるまで様子見か」聞こうかと思う。気分が悪くて横になると、ついうとうとして目が覚めたとき余計に気持ち悪い。寝起きに気分が悪いのももともとあって、昼寝は避ける人だったのだが、気分が悪いのに横になれないのはつらい。+++++++医者から帰ってきて追記夫の手首の痛みは、医者が「これは痛いか?これは?」と聞きながら夫の手を曲げたり押したりした結果、腱鞘炎ではないとのこと。一時的な痛みということで、何も出なかった。私のほうはまた症状を詳しく説明した。今回は夫(早口)に経過を言ってもらって、気になる症状を私が追加したので、前より沢山のことが言えて、なかなかよい手順だった。次から医者にかかるにはこの方法で行こう。医者はちょっと考え込んで、他に関節痛や体が痛いかなどの症状がないか聞いてきたが、全くない。もしかしてコメントをくれたmasaさんと同じくインフルエンザを疑ったのかも。こういう場合日本だとすぐ検査になると思うが、イタリアでは検査は別の場所で、しかも予約して何日も待たなければいけないので、その辺を考慮して家庭医が症状から診断を下すことが多いのだろう。以前膀胱炎になったときも尿検査無しで即、薬をくれたし。オメプラゼンを追加で処方された。別のお医者さんが処方してくれたのは20mgを1日2回20日分、と言うと、やはり多すぎるのか、ちょっと戸惑った顔をしていたが、今のところそれでいいとのこと。果物は、食べてもいいそうだ。繊維は胃をすばやく通過して腸に行くから胃に悪いことはないとのこと。悪いのは脂肪、なるべく脂肪分を避けること、だそうだ。早速りんごをミキサーにかけて漉さずに飲んでいるが、さすがに漉さないと結構胃が膨れそう。すりおろしりんごと同じだもんな。このままりんごだけで済ますか、お粥を食べるか思案中。まだ胃は重いがなんかよくなりそうな希望が見えてきた。
2008.12.19
コメント(8)
今まで私はスパイスたっぷりのエスニックとか、オリーブオイルでギトギトのパスタとか、バターがじゅわっとするクロワッサンとか、ごま油とニンニクと唐辛子と砂糖たっぷりの韓国料理とか、そういうものが大好きで、このイタリアで地道に料理したり、探し当てたりして、しょちゅう食べていたのだけど・・・コレはそんな食生活へのツケだろうか、とうとう胃を壊してしまった。とはいえそんな乱暴な不健康な食事をしていたのではなく、バランスやコレステロールも考えて手作りを楽しみながら食事も楽しんで、と言う感じだったのに・・・。確かに食い意地は張ってるけど。原因は2週間前の日曜日、義母のところでちょっと暴食に陥ってしまったこと。断っておくが義父母はよくいる田舎のイタリア人のように強引に食べ物を勧めたりしない、控えめな人たちである。しかしこの日義母が私たちのために用意してくれたのは、珍しくも定番のラグーではなく、あっさりしたラザーニャ・イン・ブロードで、これ大好きだからかなり喜んで食べた。ウマー、あぁウマー・・・と。味はあっさりしているものの、ラザーニャの具の肉が年々多くなってるのはなぜ?とは思ったけど。セコンド(メインディッシュ)も久々の鶏胸肉のフライ、これは多少控えたが、沢山作ってらっしゃるので、ついついもう一口と手が伸びる。やっとのことで「果物だ、果物におなかを取っとかなきゃ」と自分を抑えていると、不意打ちの栗!!この栗がまた大粒で、甘くて、夫が横で「コレはカスターニャじゃなくマローネだ!」などと言ってるので、なんかつい食べなきゃという気になってしまって、手を伸ばしたら最後、とまらない!これがいけなかった。この栗さえなければ・・・。皆さん、食後の栗は非常に危険です!栗ってすごい水分を吸っておなかの中でぶわっと膨れるんです。それに気がつかずにあと一つならいいか、あと一つ・・・なんて食べてた私もアホですが、これから栗を食後に食べるイタリアの食文化は非常に胃に悪いと主張し続けます。正直言ってそれ以来栗は見るだけでイヤになった。で、その後の果物の入る余裕は当然なく、消化不良が夜まで続いた。この夜、パンとハムをちょっとかじったけど食欲はなく、すっきりするから、と思ってみかんを3つくらい食べた。みかんが胃によくないなんて、ちょっと知ってたけど気にしなかった。どうせ今はちょっと食べ過ぎただけで、もともと自分の胃は鉄でできてると思ってたから・・・。今までにもこういうことはあったけど、次の日にはけろっと直って普通に食べていた。しかし今回、次の日も胃痛は続いた。前から生ソーセージのパスタが食べたくて買っておいたソーセージがあったので、その日はそれにした。が、いつもの半分の量で胃が重くなる。次の日、今日こそ胃をいたわろう、と思ってお粥を食べる。ローマで買っておいてあった中国の漬物を乗せるがコレがまたうまくて、またつい胃が重くなるまで食べる。断食ができなくてついつい物を口にしてしまう私。ちょっとしか食べられないのも苦痛で、つい頭にパスタとか思い描いてつばが出てしまう。口寂しいというのか。このころから朝、食道あたりにかーっとした胸焼けともたれを感じる。1週間たった日曜日、胃酸を抑える薬マーロックスを買って飲んだ。というか医者行け、アホ、と、もう一人の自分が言っているが、待ち時間が長いし、検査になったらまた別の機関に行かなければならない。それを予約してたら絶対帰国中になってしまう。薬で治ったらそっちのほうが早いのだ。3日様子を見て改善されないのでついに医者に行った。横になって胃のあたりを触診される。「どこが痛いか」、と軽く押してくる。みぞおち辺りが一番痛かったけど、なんかよくわからない。「胃炎」という、なんだか当たり前のような診断名で、「オメプラゾール」を処方された。20mgのカプセルを1日2回だが、検索すると胃潰瘍の薬で、普通は1日1回、ピロリ菌の殺菌の目的なら1日2回だが、他の薬とともに殺菌しなければならないとある。なぜ私はこういう処方をされたのか分からない。これが昨日の話、早速夜から飲み始めて、今朝も飲んだが、症状はちっとも改善されない。頭痛までしてきた。おなかは減るし、食べ物を目の前にして匂いをかぐと食欲がわいて手がでるのを抑えられない。味もおいしい。でも3口ほどで腹いっぱいになる。クリスマスのご馳走が充分味わえなかったら・・・果ては日本に行くまでに治らなかったら、かなり悲しい・・・。日本でおいしいもの食べるために帰るようなものなのに・・・。断食しないのが悪いのだろうか?日本のサイトには急性胃炎には断食が最適とあった。食べる量はますます減っているので断食と同じと思うのだが、きっぱり食べないほうがいいのだろうか?もう遅い?明日は断食してみようかな・・・・。
2008.12.19
コメント(11)

気を取り直してカルフールのことを書く。このテルモリのカルフールだって、いつカルフールじゃなくなるかわからないんだが、1年ちょっと前にできた。カンポバッソにカルフールはなく、ローマかナポリに行った際しか行けなかったので、うちから約40分、夫の実家近くのテルモリにできたときはうれしかった。カンポバッソのスーパーはどこも日曜日は閉まっている。テルモリにも日曜日は他にやっているスーパーがないのか、日曜日のカルフールは行き場のない暇人たちでごった返している。私たちは夫の実家にもっぱら日曜日に行くので、ついでにここに寄って目的のものを買うけど、ぶらぶらと時間をつぶしている人の中を強引に突き進むしかない。フランスに行ってスーパーをはしごしたさい、カルフールは全くたいしたことのないスーパーだと確信したんだが、ここイタリアでカルフールに私が行くその目的とは、クロワッサン。カルフールは独自のパンを作って売っているが、さすがフランス企業、その中でもクロワッサンは本物のフランスのクロワッサンなのだ。「本物のフランスの」なんていうとおおげさだ。ようはつまり、日本で普通においしいパン屋のクロワッサンに期待するような味のクロワッサンと同じということ。イタリアでコルネット(イタリアのクロワッサン)は生活に密着してて、これが見つからないバール、菓子屋、パン屋はありえないのだが、どこで食べても私たちが日本でクロワッサンに期待する味では絶対ない。外見だけが似ているが、あまり層はないし、バターの味はしないし、どれを食べてもオレンジピール味、食感は「パサパサ」か、良くても「ふかふか、もこもこ」。しかもジャムだのチョコだのクリームの入っていない空のものは見つけるのが難しい。私の思う日本やフランスのクロワッサンは「皮がカリッ、生地がもちっ、バターがジュワ」なのだ。細かい層ができていて内側の生地はわずかに粘りがある。これに比べるとコルネットなどはもこもこの単なる甘いパン!パンブリオッシュの形が変わっただけ!なんて怒ってるのは日本人の私だけで、フランスに行ったことのあるイタリア人は「フランスのクロワッサンはバターでべとべとしてて、朝から重かった!!」と言っていた。夫はどっちかって言うとフランスクロワッサンの味方で、イタリアと比べてきちん折っているところを特に評価している。私は実際にクロワッサンを作ったことがないから細かいことはわからないが、バターを生地に折り込んで伸ばす、という作業を何度も繰り返してこそこのフランスクロワッサンができるらしい。奴の言うには「イタリア人はフランス人にくらべて怠け者だから、この作業を根気よく繰り返さないんだ」もちろん材料も、コルネットはマーガリンをちょっと入れるだけ。クロワッサンには入っていないオレンジピールを入れる、という違いがある。(これは原材料にはよくaromi naturaliなどと表記されている。)↑カルフールの「バターのクロワッサン」。これは4個入り。イタリアのコルネットの写真なんかないので比べられないけど、見た目は変わらない。見ただけではフランス式か普通のかなどとは分からないのが難しいところ。こういう外側の層もイタリアコルネットでも結構見られるけど、もうちょっと荒い感じかな。ちぎってるところ。ちょっとだけもっちりと生地が伸びているのが見えるかな。断面図結構平べったいでしょ。イタリアのは生地がもこっとしてるから、断面図はもっと丸々としてる。カルフールのは手でちぎると圧力がかかったところがふにゃっとぺしゃんこになる。イタリアのはクッション性があってもこもこと耐える感じ。油分の含有量の違いから来るのかな、やはり。イタリアコルネットのほうがしっかり発酵しているように思えるのは、イタリア人がのんびり屋だからかな・・。どちらにせよ発酵して膨らんでるから、内側には層なんてあまり見えないんだけど。ところでクロワッサンはおいしいんだから、バゲットももっとおいしくてもいいんだけどカルフールイタリア、他のパンももうちょっとがんばってくれって感じだ。バゲットその他のパンはどれもパサパサ。なので買って帰るのはクロワッサンだけ。余らないように作っているのか、切れていることも多いけど。なので大量に買えたときは家で冷凍する。朝食、おやつ、夜食、と私も夫も大好きなので結構すぐなくなるけど。(バターたっぷりだから食べ過ぎないようにはしてるけど)++++これ以外に買うのが、カルフールブランドのタイ米とバズマティ米、他のスーパーも自家ブランド品を多く作っているが、私の行ける範囲のスーパーでタイ米とバズマティを出しているのはカルフールしかない。有名な米製品会社のものはどこでも売っているが、カルフールブランドの2倍、3倍はするのだ。タイ米はローマに行くとちゃんとしたものが手に入る。しっかりしたポリ袋入りで、カルフールのものより香りも高い。しかしローマまで行って大量に持って帰るのは大変だ(日本米だけで大変なのに)。なのでカルフール製を混ぜて炊いている。カルフールのタイ米は真空パックで消費期限が長く、保存に向いてる。500gなので、開けてから短期間で使いきれるというのも衛生的で良い。バズマティ米は実は今回初めて買った。あまり好きではなく、インドカレーにもタイ米のほうがおいしく感じていたからだけど、この前ビリヤニライスに初挑戦して、ビリヤニライスにはやはりバズマティだと実感したから。これもインド直送のがローマに売ってるけど、タイ米のポリ袋に対してこっちは紙の袋で普通の服みたいなチャックがついている。不衛生そうな予感がしたが案の定虫がわいたので、これも「もうバズマティは買わない」と心に決めた理由だった。カルフールのはもうちょっとましなパッケージの仕方だろう、と思って買ったのだが、なんと紙箱を開けたら米が直接入ってた!!ええんか、コレ!まあイタリアでは商品がそのまんま入ってることがよくあるから、びっくりしない。しかしなぜ違うのだろうか、同じブランドでタイ米は真空パック+紙箱入り500gに対してバズマティは直で紙箱、1kg入り。なんにせよ日本と違って手軽にエスニック米が手に入るのがうれしい。エスニック好きの私にはイタリアのポジティブな部分の一つだね。
2008.12.11
コメント(10)
イタリアスローフード万歳の皆さん、喜んでください。イタリアはこれからも変わりません。バンザーイモリーゼ州唯一のハンバーガーチェーン、BURGER KINGが潰れました開店1年後のことでした。昨日日曜日、夫の実家に帰って、その帰りにTERMOLIのカルフールに寄って、出口付近にあるバーガーキングに向かったら、壁になっていました。壁にはAFITTASI LOCALE(店舗貸します)の張り紙。ひゅるる~・・・って感じでした。TERMOLI中心部に15年前にマクドが出て即効潰れたという歴史があるらしいので、ましてやマクドより高いバーガーキングじゃなぁ、と半ばあきらめ加減だったけどね。うちらもたまに実家に帰ると肉料理でもうおなかパンパンで肉なんか見たくもない状態になるから、なかなか寄ってあげられなかったし。やっぱりダメですね、モリーセ、「アメリカ料理なんか食うもんか」って頑固人間ばかりなんですね・・・こんな人々相手に料理をだしていると、創造性なんて全く育たないですね。買いかぶってるけど夫は創作料理の才能があると思うんだけど、正直言ってここでは才能を無駄にしてるような・・・。ま、解決論を伴わぬ愚痴はこの辺にして・・・私、日本ではハンバーガーってめったに食べなかった。モスバーガーならたまに行ってたけど。マクドの、パンにケチャップとハンバーグを挟んだだけの食べ物は私にはシンプルすぎて、つまらないものに思ってた。しかしこの田舎にちょっと住んだころ、夫にそそのかされローマで久しぶりに食べたマクドのハンバーガーのおいしかったこと!! つまり他の外食が単調すぎるんだよ、イタリアは、中でもモリーセは。気軽にできる外食なんて、ピザかイタリア料理(南の)かの繰り返しなんだから。肉・魚を塩して焼いただけの単純料理が大好きなこの田舎の人たち、ハンバーガーのように私にはシンプルすぎるように見える食べ物でも、ここの人たちにとってはとってもややこしくて食指が動かないのだろう。カンポバッソにまあまあのケバブ店が最近できたから、これに期待しよう・・・(でもどうせすぐ潰れるね、こいつらにケバブのうまさなんて理解できないもんね。外国料理=3級料理だからね)バーガーキングよ、あんまり寄ってあげられなくてごめんね。さようなら・・・一年間、夢を見させてくれてありがとう・・・(町中に移転しましたとかいうどんでん返しニュースを待っています)
2008.12.08
コメント(11)

りんごは特に好きでも嫌いでもないが、やっぱり甘いほうがいい。いつも買うのはFUJIという種類。そう、日本のりんご、ふじはイタリアでも手に入る。定評があるのか、どのスーパーにもいつでも必ず置いているが、なぜか周りの人であまりファンの人はいない。夫の実家でもりんごはいつも出るが、これはみたことがない。他の、西洋種のりんごは、食感がさくさくほろほろとくずれるようで、若干ぱさぱさしているのに対して、これはしゃきっしゃきでジュワっとジューシー。それだけではなく、一番違いを感じるのは菓子に使うときで、火を通すと他のりんごはすぐにクタクタと煮崩れていくのに対して、フジはいつまでも形を保ち、食べるとさくっとした食感が残っている。同じく煮ても形を保つりんごにMELE ANNURCOがある。小さくてワイルドな感じの無農薬風りんごだ。これも実のテクスチャーがフジに似て煮崩れないが、大きな違いは酸味が強いこと。フジはダントツに甘い。もちろんイタリア人は菓子には圧倒的にMELE ANNURCOを好む。酸っぱいのが苦手な私は当然フジ。フジさまさま。フジ教の信者。小さなスーパーでもちゃんとフジを置いていたら敬意を払う。イタリア人で「フジがすき」という人がいればもう拝んでしまう(夫以外)。りんごは好きでも嫌いでもないと冷ややかに書いたが、実は火を通したものは大好きだ。生だと半分くらいで飽きてしまうが、火を通したりんごは何個でも食べれる。もちろんさくさくの歯ごたえが残ったものがおいしいと思う。しかもフジは、もともと甘いので、砂糖を加えなくてもいい。菓子類に果物を使うときによく感じるのだが、果物の周りの食材の甘みに果物自身の甘みが負けてしまって余計に果物が酸っぱく感じる。砂糖を加えなくてもいいほどの甘みを果物自身が持っているとバランスも取れていておいしい。去年まではこのりんごの芯を取って冷凍パイシートで包んで焼いた丸ごとパイにハマっていたが、太りたくないためにバターを使わないシュトゥルーデルに切り替えた。シュトゥルーデルはオーストリア、イタリアにまたがる南チロルの菓子だが、イタリア全土で食べられている。簡単に生地が作れる、家庭的な菓子だ。バールなどで売っているシュトゥルーデルはパイシートを使ったものもあり、定義に混乱が見られるが、普通はシュトゥルーデルというと小麦粉を水で練った生地を使う。要はピアディーナとかチャパティとか、北京ダックを包む餅(ピン)と同じ類の生地だ。中身はアップルパイと同じで、たぶん正当なやり方は最初にりんごを煮てから生地で包みオーブンで焼くというものだろう。正当のはりんごには砂糖も加え、シナモン、クルミ、干しぶどうなどいろいろなものが入っている。我が家の場合フジを使うと砂糖はいらない。私が菓子の中の干しぶどうは嫌いなので、加えるのはシナモンとクルミという必要最低限。さらに脂肪を排除するためクルミも入れないで作ったこともあるが、あっさりしすぎてコクがなさ過ぎで、アクセントもないので飽きやすい味になった。それ以来クルミは必ず入れる。あと、私はパベシーニPAVESINIという焼き菓子を砕いて入れる。これはそのままだととても軽くさくさくしているが、水分を吸うとスポンジのようにふわふわになる。コーヒーに浸してティラミスの台にもなる。りんごを煮ずに生で生地に包んでオーブンで焼くと、大量の水分が出てくるが、これを一緒に入れておくとある程度吸ってくれる。これにも砂糖が入っているので、新たな砂糖が要らない理由の一つだ。小麦粉はイタリアのものだと軟質小麦粉のTIPO 00を使う。日本だと中力粉だろうか。大きなフジりんご2個を使う場合の作り方。調理器具以外で必要なものはきれいな大き目の布。小麦粉150gに、水約80g、植物油15g、塩小さじ半分。これらを全部混ぜる。水は小麦粉の質によって入れる量が違うので様子を見ながら作る。手で練って、餅のようによく伸びて柔らかいけどあんまりべたつきすぎないくらいがいい。そういう感じになったらラップをして30分以上寝かせる。りんごの皮を剥いて、普通に食べるように切って芯を取る。縦4分の1をまた4分の1に横に切る。食感の好みでこれより小さくても大きくてもいい。生地をもう一度練り直してから打ち粉をしながら麺棒で伸ばす。弾力によって丸く戻るけど、ある程度平たくなるまで一生懸命伸ばす。それから両手で持ってそっと伸ばす。軽く振って重力を利用してのばしてもいい。次に布の上においてそっと手で引っ張って伸ばす。このような手順を経て、生地は布が透けて見えるほど薄くなる。もちろんムラはあるが。端のほうが厚くなりがちだから最初から端を念入りに伸ばす。最後の段階で破いてしまったら穴に生地をあてがうなどして補修する。最初のほうで破れたら丸めてやり直したほうがいい。すでに破れてきてる(爆)これは薄すぎ(爆)全体に薄く油を引くか、油がイヤなら小麦粉をはたく。りんごを手前端に横に並べてシナモン、砕いたクルミ、砕いたパベシーニを適量振り掛けて、布の手前端を持ち上げて巻いていく。両端をとじながら巻く。生地の終わりを下にして、オーブントレイかシートに乗せる。180℃くらいのオーブンで15分前後焼く。オーブンによって違うので様子見ながら。なんとも見た目のゴツい菓子!ちなみに冷まして皿に分けてから粉砂糖を振り掛けるとなんとかまともに見えるようになる。客に出さない限り必要ないけど。言うまでもなく一番時間がかかって難しいのはのばす作業。初めてならそんな躍起になって薄くしなくてもいい。何回も重ねるうちに薄くできたらいい。ちなみに私はよく破いたり丸めてやり直したりしてもたもたとかなりの時間がかかる。しかしそれも慣れてくると苦にならない。週に1,2回作る(今暇だし)。味はもちろんアップルパイのようなバターの風味はないが、軽いのでカロリーを気にせずさくさく食べられる。果物を食べているという感覚がより大きい。菓子というよりも、りんごを包んだ巨大餃子という感じだろうか。作るとさくさく食べてしまうのですぐになくなるが、バターを入れないからって、食べる量を多くしたらダイエットの意味がない。また、砂糖も入れないけど、りんごの中の果糖だって糖分であることには間違いないので。
2008.12.04
コメント(8)

スーパーマーケットTIGREが、OASIに名前が変わったので、行ってみた。名前が変わって外観は変わったけど、内装は何も変わらなかった。売っているものもほぼ変わらないが、キャンペーンのせいか、ちょっと増えていた。なかでも小さな特設キノコ売り場ができていて、そこで何を見つけたと思う?エノキ・フロム・コリア!ローマでも見つけることはできなかったえのきに、こんなところで会えた。100gで1.80ユーロ。エリンギ。cardarelliではなく、エリンギと表示していた。やはり別物なんだろう。1kg14ユーロ肉売り場ではデンマーク産の牛肉があった。デンマークの畜産業はとても厳格で品質がよいと聞いたことがあるので購入。何度も書いているようにこのあたりで手に入るイタリア産牛肉にいいものはない。牛肉はいつも外国産を買う。多分モリーセでは寝かせが不十分のまま売るんだろうけど、外国産だと輸送するうちに必然的に寝かされるからなのだろう(特にアルゼンチン牛は時間がかかってるからうまいのか!?)。寝かせが不十分だと肉が固く味わいも出ないが、モリーゼ人は牛肉のことをよくわかってないので、新鮮なほうがいいと思っている。本当だ。肉屋さんがこっそり夫に教えてくれたのだ。寝かせるほどやわらかくなるのは分かっているけど、客が新鮮なものを欲しがるのだと。さて、冷凍コーナーもちょっと確認してみたが、変わらずにナメコも売っていた。ナメコは大きいスーパーの冷凍食品量り売りコーナーにある。あるいは大きな冷凍食品専門店にも。FUNGHI CHIODINIと表示されているが、生で売っているFUNGHI CHIODINI(日記を参照)とは明らかに違って、茹でるとぬめりが出る。ちょっとぬめりが少ないような気がするものの、まちがいなくナメコだ。形・大きさが大体こういうものだったら何でもFUNGHI CHIODINIなのか?イタリア人。ちなみにあるスーパーではちゃんとFUNGHI NAMEKOと表記されていたが、そのほかの店は全部CHIODINI(PIOPPINI)だ。買ってきた牛肉を焼いて、エリンギとエノキを付け合せに、ポン酢(まだあったのか!)でいただく。デンマークの牛肉はやはりやわらかくておいしかった。エリンギもちゃんとエリンギの歯ざわり。えのきは言うまでもない。これ以前に買ってあったナメコ。茹でて、以前日本から送ってくれたソバにトッピング
2008.11.26
コメント(6)
全145件 (145件中 1-50件目)