全783件 (783件中 701-750件目)
< 1 ... 10 11 12 13 14 15 16 >
古田新太×ケラリーノ・サンドロヴィッチで,自由にくだらなさを綴った舞台。犬山イヌコさん,うまい。パンフをみて「ポケモン」のニャースの声を演ってたなんて初めて知りました。もう10年だそうです。こういう芝居はお手のものの芸達者な役者陣の中で,中越典子,姜暢雄は初挑戦ですが,この二人のように"いかにも"ではない役者が入ったほうが全体として活気が出ますね。姜暢雄の女役は,普通に色気があってはまりすぎ。そうでなくてもありがちな「世界の最期」を描いたうえに,特に後半,よりありがちなネタ?が気になりましたが。(客をいじったり,同じ動作・言葉を全員にまねさせたり,神の声があったり…)作・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演: 古田新太,中越典子,犬山イヌコ,姜暢雄,大倉孝二八十田勇一,入江雅人,山西惇http://www.cubeinc.co.jp/stage/info/okasankana.htmlPARCO HP: http://www.parco-play.com/web/page/information/okasankana/☆
2007.10.27
コメント(0)
ある夫婦とその周辺の人々の日常に起きた、奇妙なエピソード?ペンギンプルペイルパイルズの『ワンマン・ショー』と違い、日常の話ですが、終盤のあの「奇妙な感じ」に共通のものを感じます。あいかわらず、ぼくもとさきこ さんがいい味出してます。はじめての吉祥寺シアター。場所が分からなくて探したー。ラブホのはす向かい。劇作・脚本・演出:倉持裕出演: 坂井真紀/戸田昌宏/小林高鹿/ぼくもとさきこ/玉置孝匡/内田慈/近藤智行/吉川純広ペンギンプルペイルパイルズ │#12 ゆらめき: http://www.penguinppp.com/next/12_yurameki/ペンギンプルペイルパイルズ・オフィシャルサイト: http://www.penguinppp.com/
2007.10.21
コメント(0)
青山円形劇場、隣では昨日観た「キャバレー」が上演中。中に入ってみると、いつもの青山円形劇場のレイアウトと違って、中心部分の円形舞台も客席に、客席の扇部分の一部を舞台に。ストーリーはとあるバーに忍び込んだ空き巣と、たまたま訪れた客たちの織りなすオリジナル・コメディーです。(言葉は悪いですが、ありがちな話ともいえます。)西村雅彦さんは、もう、得意の役どころ。 企画・制作にも名を連ねてます。モロ師岡さんは、前回にやはりここで観たアンラッキーデイズ同様、どこかでアドリブを入れないと気が済まない方ですね。(アドリブしたいのを我慢してるような…隙さえあれば何かしたいような…)個人的には、高嶺ふぶき さんが好きになりました。普通の役ではありましたが。脚本: 金子茂樹 演出: 大江祥彦出演: 西村雅彦 金子貴俊 東根作寿英保田圭 高嶺ふぶき 中山夢歩 モロ師岡 峰岸徹チケットスペース: http://www.ints.co.jp/coaster/index.htm (舞台写真あり)
2007.10.14
コメント(0)
ミュージカル、映画でも有名な作品の、松尾スズキによる演出版!そのまま直球でもいける内容に、わざと今風のギャグなどが加味され、表面上は普通のミュージカル、しかし中身は毒がありわざとはずしているような一筋縄ではいかない内容になっていました。パンフレットやチラシのイラストのテイストそのままでした。それを一手に引き受けている、MC役の阿部サダヲがすごい。さすが。松雪泰子も奔放な役は珍しく、歌もうまかったです。生バンドを普通のオケピに置かずに舞台上方に配置したり、歌っている松雪泰子を阿部サダヲがビデオカメラで撮影し、そのまま舞台のスクリーンに映したのも面白い。台本:ジョー・マステロフ 作曲:ジョン・カンダー 作詞:フレッド・エブ演出:松尾スズキ出演:松雪泰子 阿部サダヲ 森山未來小松和重 村杉蝉之介 平岩紙 / 秋山菜津子 他PARCO公式HP: http://www.parco-play.com/web/page/information/cabaret/
2007.10.13
コメント(0)
7日に続けて、2日目・2回目の鑑賞。今日はマチネ。今日は3列目通路横の席。わかっていても面白かった。改めて観ても千葉雅子さんの、さばさばとした役が気持ちよかったです。昼間の赤看板。赤坂RED/THEATER PRESENTS作:千葉雅子 演出:河原雅彦<出演>河原雅彦千葉雅子坂田 聡村岡希美高田聖子(2代目ゲストレイパー)小林顕作政岡泰志伊達 暁信川清順相島一之(2代目ゲストラバー)公式HP: http://mimokoko.net/index.html
2007.10.08
コメント(0)
訳あって、全国を流浪する姉妹と旅の途中、彼女らに出会う男たち、そして彼女らを追いかける男たちの物語、第二章。第一章は観ていませんが、最近減ってきているような、いかにも小劇団らしい内容が良いです。気軽に観れる軽演劇をめざしていて、劇中にも旅芝居の一座が登場。笑って、笑って、ちょっとだけしんみりさせるところが良かったです。出演俳優も豪華! ゲストの高田聖子さんの男役が男らしく、かっこイイ上に、笑えます。あの隙の無い、なり切り様はすごい。相島一之さんは、こういうへらへらとしたサラリーマン崩れをやったら、最高にいい味を出されますね。千葉雅子さんの、こちらも男っぽいさばさばした演技が、観ていて気持ちよく、相島さんの飄々とした感じとのとりあわせも心地良かったです。いきなり始まる、バスタオル一枚の千葉さん対「なぞの敵」の対決も最高に笑えます。小さな劇場、目の前で「迫力」ある芝居が観れる贅沢を堪能しました。ちょっとした事情があって、今日はソワレ、明日はマチネ、2日連続で観ました。第三章は、いつできるのでしょう…。待ち遠しい。赤い看板が目印。赤坂RED/THEATER作:千葉雅子 演出:河原雅彦(え!ともさかりえ さんのご主人!?) 出演:河原雅彦×千葉雅子×坂田聡×村岡希美ゲストラバー・相島一之、ゲストレイパー・高田聖子、+「ガヤ四人衆」の方々公式HP: http://mimokoko.net/index.html
2007.10.07
コメント(0)
スティーブン・キング原作、すでに映画化もされた作品の舞台化、同じ主演二人での再演です。小日向文世さんの物腰の柔らかい演技が好きです。渡辺えりさんが怖い!映画では二人以外にも出演者がいましたが、舞台版では二人だけで、このほうが集中しやすくて明快でいいです。映画も何度か見ましたが、キャシー・ベイツははまり役でしたが、ポール・シェルドン役のジェームズ・カーンは、どう考えても体育会系で、小説家には見えなくて、しっくりしませんでした。出演:渡辺えり(えり子改め)、小日向文世原作:スティーブン・キング脚本:サイモン・ムーア演出:松本祐子 公式HP: http://www.komapro.co.jp/pfm07_05.html※映画版DVD。DVD ミザリー <特別編> 【ベストヒット・セレクション】 (10/24 発売予定)☆
2007.10.07
コメント(0)
フジテレビのヒット・ドラマ、スーパー時代劇(若者向けのキャストと演出の時代劇)、ドラマ3作、ドラマスペシャル、映画に続いてついに舞台化。二度の30分休憩をはさんだ三幕、3時間55分の大作です。近年、テレビドラマの映画化の次は、テレビの舞台化やテレビ制作者の舞台進出、劇場とテレビ局とのタイアップが増えてきてます。貫禄の主演、浅野ゆう子さんをはじめ(花道で、屋号ならぬ「あさの!」の声がかかりました^_^)、安達祐実、中山忍、金子昇、江波杏子、大奥スリーアミーゴス=鷲尾真知子+山口香緒里+久保田磨希(『美味でございます~』)、とドラマ大奥出演者が、せいぞろい。安達祐実さんもテレビと同じ和宮役でしたが、小さくてかわいらしかったですね。江波杏子さんは、こういう役はぴったり。今年は舞台出演が続いておられます。チラシで見た初島役の木村多江さんが出てないと思ったら、妊娠で、中山忍さんに代役になりました。残念。ドラマ同様、江戸城の無血開城までを描いていて、最後は虚無感から新しい時代を感じさせます。舞台上でも脇役の女優さんが、豪華な着物姿で十数人並ぶとさすがに豪華で華やかでした。基本的には十分楽しめましたが、最後にテレビの映像を使うのは反則でしょうか。また、数回あった暗転…ではなくて幕を下ろしての場面展開が長すぎるのが気になりました。その間、テレビのサントラ音楽が流れてましたが、どうにも間が持たなくて。※役者名ののぼりが明治座っていう感じでいい感じ。出演: 浅野ゆう子 安達祐実 中山忍 金子昇 松尾れい子鷲尾真知子 山口香緒里 久保田磨希 羽場裕一 江波杏子 他原案: フジテレビ系ドラマ「大奥」より脚本: 浅野妙子 演出: 林徹(フジテレビ)劇化演出:吉村ゆう 音楽: 石田勝範舞台版大奥HP: http://www.oh-oku-play.jp/明治座HP: http://www.meijiza.co.jp/info/2007/10/main.html-----ドラマは、第一シリーズの終わりだけ見ました。※ドラマ第一弾DVD【送料無料選択可!】大奥 DVD-BOX / TVドラマ※ドラマ第二弾DVD●全国基本送料無料!大奥 ~華の乱~ DVD-BOX※ドラマ第三弾DVD エピソード1「大奥 第一章」大奥 第一章 DVD-BOX(DVD) ◆20%OFF!※ドラマDVD 「大奥 第一章 スペシャル」大奥 第一章 スペシャル※TVサントラ■送料無料■サウンド・トラック CD【大奥サウンドトラック】06/12/20発売☆
2007.10.06
コメント(0)
先日、20周年の東京公演を終えた東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」のキャスト盤から、山口祐一郎ヴァージョンを「山野楽器銀座本店」で買いました。もう何回も聴いてますが、聴くたびに感動してしまいます。次に公園があるまで、何回聴くことになるでしょうか。なお、日本公演盤CDは、下記の6種類が発売されています。ライヴ盤(中日劇場・1994年2月収録)は、ライヴ録音をそのまま収録したもの。 1)「赤盤」鹿賀丈史、村井国夫 2)「青盤」滝田栄、今井清隆2003年公演キャスト盤(帝国劇場・2003年7月~9月収録)は、ライヴ録音した素材を一部スタジオにて編集・修正を加えたもの。 3)「山口祐一郎ヴァージョン」 4)「別所哲也ヴァージョン」 5)「石井一孝ヴァージョン」 6)「今井清隆ヴァージョン」全体にキャスト盤のほうが音は良く、聴きやすいです。また、「赤盤」とキャスト違いの「青盤」は楽天、amazon他通常のルートで購入でき、TSUTAYAにもありレンタル可能です。それ以外の4種類は、「帝国劇場・売店」およびその通販サイト、「東宝ミュージックWEBサイト」「山野楽器銀座本店」でしか購入できないのが不便です。しかもレンタルにありません。----------※「ライヴ盤・赤盤」レ・ミゼラブル (赤) 東宝ミュージカル(CD)キャスト: バルジャン鹿賀丈史、ジャベール村井国夫、テナルディエ笹野高史、島田歌穂、絵馬優子、宮本祐子、石井一孝、ほか※「ライヴ盤(青)」レ・ミゼラブル (青) 東宝ミュージカル(CD)キャスト: バルジャン滝田栄、ジャベール今井清隆、テナルディエ斎藤晴彦・島田歌穂・伊東弘美・佐渡寧子・宮川浩・高谷あゆみ・岡幸二郎、ほか※「2003年公演キャスト盤」(H16.11.12発売・4種類、各4,200円(税込)送料別)「東宝ミュージカル・オリジナルCD」販売: http://www.toho-re.co.jp/musicalcd/ (「帝国劇場・売店」の通販サイト)「東宝ミュージックWEBサイト」: http://www.thm-store.jp/レ・ミゼラブル公式HP: http://www.tohostage.com/lesmis/top.html
2007.10.04
コメント(0)
最初、うがった見方ですが、「堤幸彦」の名前と映像、小松彩夏、モロ師岡の出演で、話題性で安易に売ろうとしているのかと思い、正直それほど期待していなかったのですが、実際観てみると、とても良かったです。いい意味で「深夜単発ドラマのような感じ。」夜遅く、特に見るつもりがなかったのに偶然テレビでやっていたのを観始めて、最後、感動してしまったような。全体にフレッシュで活発な雰囲気+めまぐるしい場面転換+凝ったストーリーなどがいい。主演の小松彩夏の微妙におっとりした感じと、アイドルであることが、芝居全体に新鮮な空気を吹き込んでいます。また、ベテランのモロ師岡が加わることによって、年齢層や演技にも幅ができて、膨らんだ感じです。これに、2人の歌手、映像パートも加わり、にぎやかで楽しい舞台になっていました。劇団「猫☆魂」メンバーだけでは作れなかったでしょう。(専門的に評価されたら、舞台の演技がどうこう言われるかもしれませんが。)とても気に入ってしまったので、テーマ曲のCD、挿入歌のCD、初演時のDVDまで買ってしまいました。そのうえ本公演のDVDまで予約してしまいました。特に2枚のCDは、買ってよかった!作・演出:西永貴文(猫☆魂)/映像:堤 幸彦出演: 小松彩夏 長田奈麻(ナイロン100℃) 上山竜司 加治将樹 宮野真守大石里沙 佐々木光弘 井澤崇行 秋枝直樹 村木宏太郎 堺沢隆史 落合孝裕松本恵理(Spanish Gauguin=スパニッシュゴーギャン)岡崎保憲(Spanish Gauguin)/ 大熊啓誉(シャカ) / モロ師岡ネルケプランニング HP: http://www.nelke.co.jp/stage/unlucky-days/小松彩夏 HP: http://www.ayaka502.com/2008カレンダー予約受付中 ☆☆ 小松彩夏 ☆☆小松彩夏写真集 Cheeeeeez【送料無料選択可!】セーラーヴィーナス: 愛野美奈子 / 愛野美奈子 (小松彩夏)☆
2007.09.25
コメント(0)
橋之助演じる彦さんに会いたくて、また観ました。主人公が、最初は落ちぶれていて情けなく、そのうえ厄介な神に翻弄される姿が描かれ、その中で随所に、明るく真面目で不器用で人がよくて、親しみやすい様が伝わってきます。終盤カッコイイ部分があっても自然に受け入れられる気がしました。カーテンコールでは、橋之助が、最初の「彦さん」の衣装であらわれるのも印象に残ります。そして、改めて、音楽がいいと痛感しました。(クライマックスの殺陣では意外な形で一部生演奏?になります)これだけ気に入ってしまうと、映画版は観ないほうがいい気がしています・・・。原作: 浅田次郎(新潮社刊) / 脚本・演出: G2出演: 中村橋之助、鈴木杏、升毅、デビット伊東、葛山信吾藤谷美紀、秋本奈緒美、野川由美子、螢雪次朗、コング桑田、ほか新橋演舞場は舞台も客席も、広々としていて気持ちいいです。新橋演舞場「憑神」公式HP: http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0709/index.html☆
2007.09.24
コメント(0)
事前情報なしでポスターしか見なかったので、まさかあのチェーホフの話とは!(旧家の縁側での記念撮影なので、昔の日本の家族の話かと思ってました)このキャストの競演が目の前で観れるだけでも楽しく、また、井上ひさし氏作らしい歌のパートもあり(音楽:宇野誠一郎氏)、そして、4人の男優によって、各年代のチェーホフが演じられるのも面白い趣向。それぞれに悲喜劇的なエピソードが描かれています。大竹しのぶは妻で女優のオルガ、松たか子が妹マリアを好演。チェーホフ自身は、ヴォードヴィルが好きだったのですね。医者だったというのも知りませんでした。出演:大竹しのぶ、松たか子、段田安則生瀬勝久、井上芳雄、木場勝己作:井上ひさし/演出:栗山民也/音楽:宇野誠一郎 こまつ座&シス・カンパニー公演こまつ座 公式: http://www.komatsuza.co.jp/kouen_new/index.html
2007.09.23
コメント(0)
後に映画化された同名作品の舞台版。これ以前にはラジオドラマ(三宅裕二・検閲係×5代目坂東八十助・劇作家)だったそうです。てっきり、舞台の演出も、映画の監督も三谷氏かと思っていましたが、舞台は山田和也、映画は星護の担当でした。以前、映画化される以前に、NHK地上波での放送で観て以来の鑑賞でしたが、特に山場以降の展開はすっかり忘れていて、改めてDVDで観て、笑いながらも泣けてしまいました。西村雅彦演じるシリアスな官権力と笑いの部分との表裏背中合わせの緊張感、近藤芳正の必死さ、三谷氏自身を投影している劇作家の「書くことに対する強烈な意地」が、時代背景となる検閲を背景に良く描かれています。部屋の外のセリフだけで描かれる二人の周囲まで自然に想像させられるところも良く、そして、この話の流れでは、普通、検閲する側と作家に芽生えそうな不思議な友情の話だけになるところが、終盤にかけて、さらにたたみかける展開が素晴らしく見事です。DVDでは、ただ一点、暗転の間「○日目」の字幕の前に、いちいち「笑いの大学」という字幕が出るのは邪魔。真っ暗な画面を流しておくわけにはいかないための処置とは思いますが。舞台版DVDは、PARCO HP, PARCO劇場, TSUTAYA店頭の一部などでのみ購入可能です。DVD PARCO HP: http://www.parco-city.com/mall/commodity_param/.....作:三谷幸喜/演出:山田和也/出演:西村雅彦・近藤芳正『第4回 読売演劇大賞・最優秀作品賞』受賞収録:1998年6月パルコ劇場/収録時間:109分(DVD発売日 2005年)--------------※以下は映画版。未見ですが。笑の大学 スタンダード・エディション(DVD) ◆20%OFF!お買得!《中古DVD》笑の大学 スタンダード・エディション笑の大学 スペシャル・エディション 初回生産限定/許可・不許可・ハンコセット付笑の大学 スペシャル・エディション☆
2007.09.18
コメント(2)
中村橋之助主演による浅田次郎原作の同名小説の舞台化。G2脚本・演出。幕末の江戸を舞台にした、忌まわしい神々に次々に取り憑かれる貧しい御家人の顛末。笑って泣ける見事な芝居。動乱の時代に武士道を貫く主人公、橋之助が気持ちいい。共演の方々も手堅く好演。場所が、新橋演舞場というのも時代劇にぴったり。広々としていて、やはり花道がある舞台は雰囲気があっていいですね。二つの盆(と言うらしい)がある回り舞台での場面転換の早さも面白かったです。原作: 浅田次郎(新潮社刊) / 脚本・演出: G2出演: 中村橋之助、鈴木杏、升毅、デビット伊東、葛山信吾藤谷美紀、秋本奈緒美、野川由美子、螢雪次朗、コング桑田、ほか新橋演舞場「憑神」公式HP: http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0709/index.html※原作。新潮文庫 憑神単行本 憑神-------------映画版DVD。※限定盤DVD。12月7日発売。DVD 憑神 特別限定版(仮) 【初回限定生産】 (12/7 発売予定)[枚数限定][限定版]憑神 特別限定版(仮)/妻夫木聡[DVD]※通常盤DVD。12月7日発売。憑神/妻夫木聡[DVD]※メイキング。憑神メイキングDVD 幸せを呼ぶ男 妻夫木聡(DVD) ◆20%OFF!☆
2007.09.17
コメント(0)
伊東四朗さんと角野卓造さんを、「新郎新婦の父親で、喧嘩別れした元漫才コンビ」に配役した時点で、この芝居のかなりの部分は決まってしまうのでは?というほど、お二人の芸を楽しむだけで成立してしまいそうですが、他の出演者との絶妙のアンサンブルも軽く楽しめます。私は特に、沢口靖子さんの天然な味の演技が好きです。ほかにも、伊東四朗さんと結婚コーディネーター役の伊藤正之さんの掛け合いも最高(伊藤さんが本気であせってる様)。舞台の広さにも驚きました。ホテルのラウンジと2回への階段、右にはエレベーターが2機と、PARCO劇場はこんなに広かったでしょうか?(エレベーターはドアの開閉だけでなく、ボタンのランプも人手だそうです)DVDでは、各出演者の素の部分など舞台裏が聴ける、三谷幸喜×生瀬勝久×八嶋智人 のオーディオコメンタリーも最高に面白いです。作・演出: 三谷幸喜出演: 沢口靖子、生瀬勝久(共に、三谷作品初出演)久野綾希子、伊藤正之、八嶋智人/角野卓造、伊東四朗バッドニュースグッドタイミング ◆[東京公演] パルコ劇場 2001年10月8日(祝・月) ~11月11日(日)公式HP: http://www.parco-city.co.jp/play/bad_good/index.html三谷幸喜 公式HP: http://www.parco-mitanikoki.com/☆三谷幸喜の芝居は、チケットが取れないので、DVDで観るしかありません。(この作品は昔NHKテレビで観た覚えがあります。)※DVDは、PARCO HP でのみ通販。PARCO 劇場 オンライン・ショップ:http://www.parco-city.com/mall/shop/shc/18pla017三谷幸喜関連全商品http://www.parco-city.com/mall/main/actionNameTxt/...........バッド・ニュース☆グッド・タイミング [DVD] ¥5,800(税込)http://www.parco-city.com/mall/commodity_param/........PARCO 劇場売店、一部の TSUTAYA 店頭 でも購入可能です。☆
2007.09.10
コメント(0)
なんといっても、宮沢りえの、美しく繊細で、か細いのに力強く迫力がある演技が良かった。他の俳優陣の迫力、気迫も他の芝居と違う。オリジナルのストーリーで描く、ゴシック・ホラー。吸血鬼を通して”神”を描く視点も興味深く、感動的でした。吸血鬼の弱点について古典的なルールを踏襲した点もよかったです。音楽は、弦楽器の生演奏(4人)が入り、とても効果的でした。『ドラクル ~GOD FEARING DRACUL』作・演出: 長塚圭史出演: 市川海老蔵 宮沢りえ 渡辺哲 山本亨 市川しんぺー 明星真由美 中山祐一郎永作博美(最近の大河ドラマでの役のように厳しい役でした)山崎一(語り部として出番が多く重要な役どころ)手塚とおる(いつものいやーなかんじで、完璧な演技)勝村政信(いい役でしたね)Bunkamuraシアターコクーン 9月1日~26日ドラクル 公式ホームページ: http://www.bunkamura.co.jp/shokai/cocoon/lineup/07_dracul/
2007.09.05
コメント(0)
この話を聞くたびに、TBSテレビ加藤剛主演の「大岡越前」でも同じネタが使われていた、という話を思い出します。(^^)有名な話。喜劇仕立てだが、逆に極めて悲劇的な恐ろしさを感じてしまう、人種・身分差別の物語。出演: 市村正親、藤原竜也、寺島しのぶ、京野ことみ廣田高志、大川浩樹、小林正寛、横田栄司、樋浦 勉、加門 良、椿 真由美、鈴村近雄遠藤 好、今奈良孝行、菅原さおり、樋口浩二、佐川和正、藤沼 剛、豊田 茂佐藤仁美、団 時朗、西岡徳馬作 : ウィリアム・シェイクスピア / 演出 : グレゴリー・ドーラン (団時朗 氏が、パンフレットで堂々と「ウルトラマン」を引用していたのに感銘を受けました。)天王洲銀河劇場 http://gingeki.jp/special/venice.html
2007.09.02
コメント(0)
ナンセンスギャグ満載の「軽演劇」を堪能しました。現代の女形・篠井さんの軽妙なコメディ演技、ひときわ異彩を放つ六角さんなど、皆さんの演技をただただ軽く楽しめました。もとは昭和36年の作品で、山田五十鈴/森繁久弥/三木のり平の組み合わせのほか、幾度となく上演されているようです。今回はケラさん演出の軽演劇として生まれ変わっています。カーテンコールでの、ラサール石井、板尾創路、両氏の感想は…これまで地方公演を回ってきて、戻ってきた今日が下北沢の初日。地方では独特のギャグが理解されなかったこともあったようで、下北沢に来て安心したとのことでした。脚本:北條秀司 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ[ナイロン100℃]出演:篠井英介/ラサール石井/板尾創路/六角精児/ほか制作:トム・プロジェクト・公式HP: http://www.tomproject.com/works/kitsune.html
2007.09.01
コメント(0)
私にとって初めての「プレビュー公演」でした。シェイクスピアを上演する小劇団の楽屋裏の人間模様を描いた作品。すべての人は日常生活でも、自分を守るために演技をしている…。特に、伊藤蘭が俳優ではないのに、最も芝居じみた芝居をしているという皮肉。登場人物の複雑な人間関係と、それを演じるヴェテラン豪華キャストの競演が見もので楽しめます。(私まだまだ不勉強で「シェイクスピア」ネタが良くわからないので、その点はわかりませんでした…)・岩松了さん、豊原功補さんは時効警察でレギュラー競演の仲。岩松さんは熊本課長そのままのキャラクターでした。・トリビアの泉つながりでは、司会だった高橋克美さん、「ガセビア」ビデオ出演(「うそつき…」)の緒川たまきさん。作・演出/岩松了出演/松本幸四郎/高橋克美、緒川たまき、松本紀保、長谷川博巳、豊原功補、岩松了、伊藤欄パルコ公式HP: http://www.parco-play.com/web/page/information/shakespeare/
2007.08.30
コメント(0)
堕ちた老天使から始まる、幻想的な寓話のような悲恋物語。悲しさ、哀れさは、強く心に残り、数日引きずりました。そして、美波の体当たりの演技。彼女は娼婦役なので、数回裸のシーンがあり、必要以上に緊張感を感じてしまいました。(女性の観客はどう感じるのだろう?さすがに、そのときだけ食い入るようにオペラグラスで覗く、というわけにはいきませんでした。不謹慎なようで恥ずかしくて。)また、同業の女たちの嫌がらせで、裸のまま広場でさらし者にされる場面では、本当にさらされているようで、特に彼女はまだ20歳と若いので、心の痛々しさが伝わってくるようでした。足につながれた鎖も痛々しい。キャスト順では主演は中川晃教(TOMY観ましたが)という扱いですが、物語からいってもエレンディラ役の美波が主役です。加えて、嵯川哲朗がなんと”祖母”役を強烈なインパクトで怪演。さすがヴェテランです。太った刺青入りの肉襦袢での入浴から、歌まで披露。はじめて観る、彩の国さいたま芸術劇場。なにしろ舞台の奥行きが広いこと。遠くからくる旅の一行、遠くへ逃げ去るエレンディラ、などの遠近感を舞台上で観ることが出来ます。スモークと照明の効果も抜群で、薄く長くたらしたカーテンは風で揺らぎ、砂がないのに砂漠を感じさせ、また舞台上に数回、実際に雨を降らせ(その後、出演者がいちいちモップで吸水する様も芝居の一部)人が手で押すトラックが走り回るという面白さもあり。また、マイケル・ナイマンの音楽も印象的。三幕、休憩2回、4時間にわたる大作を満喫しました。「エレンディラ」演出:蜷川幸雄 作:ガルシア・マルケス 脚本:坂手洋二 音楽:マイケル・ナイマン出演:中川晃教 美波 國村隼 瑳川哲朗 他2007年8月9日(木)~9月2日(日)彩の国さいたま芸術劇場大ホールホリプロ「エレンディラ」公式HP: http://hpot.jp/erendira/美波のホームページ: http://www.horipro.co.jp/talent/PF062/※原作本:エレンディラちくま文庫 著者:ガブリエル・ガルシア・マルケス /鼓直出版社:筑摩書房/ページ数:205p/発行年月:1988年12月
2007.08.26
コメント(0)
あの『幕末太陽傳』の川島雄三監督の'62年大映映画作品が原作のピカレスク・コメディ。高度成長期、昭和37年の公団住宅の一家を舞台に繰り広げられる欲望と、喜怒哀楽の絵図。とはいっても、今回、舞台を観ると、みんなそれほど悪くは無いように感じられ、それよりも、みな悪いことをしていて毒づいていても、結局は家族の下に集まる様がかえって微笑ましく感じられます。何をしてでも貧乏暮らしから抜け出し、豊ら暮らしをつかみ取ろうとする様が描かれてます。映画・脚本をそのまま舞台化しているように感じられ、さぞかし映画も異色でインパクトがあるのではないかと思います。'62年の脚本としては、かなりインパクトのある内容では?当時は規制も緩く、かなり毒のある作品が多かったと思いますが、昨今では、現実に悲惨な事件が多くなるのに反比例して、映画やテレビの作品世界ではどんどん毒気が無くなっていくのがかえって不気味に感じられます。出演/(興味深いのでカッコ内に映画版の配役を付記してみました。)前田よしの: うつみ宮土理(山岡久乃)前田友子: 山田まりや(浜田ゆう子)前田時造: 坂本あきら(伊藤雄之介)前田実: 松田洋治(川畑愛光)神谷栄作: 清郷流号(船越英二)香取一郎: 菊地凡平(高松英郎)ピノサク: 小林のり一(小沢昭一)… 小林さんは三木のり平の御子息。面白い役どころ。昔はこういう方(外人の扮装と和製外国語でうけをとる日本人喜劇役者)がいろいろいましたね。吉沢太郎: 根本和史(山茶花究)マダムゆき: 渡辺信子(ミヤコ蝶々)三谷幸枝: 真琴つばさ(若尾文子)原作・脚本:新藤兼人 … パンフレットで、本作をご自身では「すがすがしい喜劇」と評されています。現在次回作を製作中とのことです。台本・演出:高平哲郎シアター1010 http://www.t1010.jp/※'62年の映画版。[DVDソフト] しとやかな獣
2007.08.18
コメント(0)
昨年の、黒谷友香主演、紀伊國屋ホール公演の再演。流れるようなせりふの洪水・応酬、踊り、音楽、に陶酔しました。黒谷友香のほかでは見れない一面、迫力が魅力的でした。オープニングは「カウボーイビバップ」の「Tank!」(菅野よう子とシートベルツ)。黒谷以下、男優陣とタキシードで踊るカッコよさ!!(但し曲が、いかにもなので、使いやすいともいえますが)「カウボーイビバップ」オリジナルサウンド・トラック私も持ってます。「カウボーイビバップ」タンクザベスト!【リマスタリング】■北区つかこうへい劇団公演・紀伊國屋書店提携黒谷友香2007エンドレス「売春捜査官 女子アナ残酷物語」日程 8月7日(火)~12日(日)作・演出 つかこうへい出演 黒谷友香、赤塚篤紀、及川以造、逸見輝羊、武田義晴、嶋祐一郎、小川岳男、他。※「売春捜査官―熱海殺人事件」(本公演の旧バージョン)掲載。つかこうへい’98戯曲集
2007.08.12
コメント(0)
「何日君再来」の演出:岡村俊一×主演:筧利夫。初めての新宿コマ劇場。面白い造りです。後ろのほうは空席が目立ちました。主演の筧さん以外は皆ほとんど初心者なので、ミュージカルとか芝居とかではなく、ファン向けのイベントと割り切って楽しみました。(演技が下手なのは判っているので全然OKですが、マイクの不調がひどい。せりふが聞こえない。特に筧さんの終盤、ラストのせりふが聞こえないのには参った・・・。)マイクの不調が無ければ、普通に楽しめたのに残念です。こればかりは演者のせいではないですから。主演:筧 利夫/松浦亜弥脚本:劇団鹿殺し(丸尾丸一郎・菜月チョビ) 演出:岡村俊一 音楽:つんく♂主催:TBS 製作:TNX/ネルケプランニング/アール・ユー・ピー株式会社アール・ユー・ピー 公式HP: http://www.rup.co.jp/backnumber/sukedachi.html
2007.08.11
コメント(0)
日本の田舎のレストランを舞台にした西部劇?シュールでパワフルで濃いコメディ。水野美紀さん目当てで観ました。「黄色い馬」のキグルミがいい味出してる。グッズの種類の多さに驚き。本多劇場ロビーはまるで縁日の出店状態で楽しい。作・演出: 後藤ひろひと出演: Piper(川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介)/楠見薫 平田敦子/水野美紀/片桐仁(ラーメンズ)公演日:2007年7月26日(木)~8月12日(日)劇場:本多劇場 ネルケ・プランニング公式HP: http://www.nelke.co.jp/stage/piper10th/
2007.08.11
コメント(0)
家族との絆を描くキャラメルボックスの人気作で、内容、音楽ともに良い舞台でした。特に客演の高部あい さんの明るく前向きでけなげなキャラクターに大きく引っ張られており、外部からのキャスティングが功を奏しています。千秋楽なので、カーテンコール最後に脚本・演出の成井豊さんがご挨拶。主演の俳優さんに、家族との死別という舞台を毎日演じさせることになるので、再演をためらうこともあったそうですが、高部あい さんに会って再演を決心した、というようなことを言われていたのも印象的でした。※ちなみに上川隆也さんが前説で舞台にあがってました。発進前のウルトラホーク1号を後ろ側から描けるそうです。演劇集団キャラメルボックス カレッジ・オブ・ザ・ウィンドHP: http://www.caramelbox.com/stage/courage2007/index_f.html脚本・演出:成井豊 テーマソング:小田和正出演: 高部あい(GUEST) 大内厚雄 岡内美喜子 岡田さつき 山田幸伸(GUEST) 他
2007.08.05
コメント(0)
宮本輝 の25年前に入院中に書かれたという原作を、レ・ミゼラブル日本語翻訳版の演出も行ったジョン・ケアードが脚本・演出。主人公二人のやり取りする手紙の文章が中心となるストーリー展開と、ひとつの役だけではなく、情景描写までを出演者全員のアンサンブルで創り出すという初めて観る方法が、新鮮で、驚きでした。物語が、最初、救いがなく暗い内容から、終盤、一挙に前向きに変わっていく展開が見事です。キャストは実力派の方ばかりですが、特に、馬渕英俚可 演ずる業の部分の複数の役が艶めかしく美しく、その対極にある、西牟田恵 演ずる令子は、前向きと明るさの象徴で不器用に力強く歩む様がいい。西川浩幸 はキャラメルボックスからの出演。前回私が見た劇とは打って変った暗い役を渋く演じてらっしゃいました。関西弁の友人や刑事の役も、短いながら味があってよかったです。天王洲 銀河劇場「錦繍」公式HP: http://gingeki.jp/special/kinshu.html出演: 鹿賀丈史 余貴美子 馬渕英俚可 西川浩幸 西牟田恵野沢由香里 植田真介 神保共子 清水幹生 高橋長英原作: 宮本輝 著「錦繍」/脚本・演出: ジョン・ケアード音楽・演奏: 藤原道山/共同脚本: 藤井清美※原作本: 宮本輝 著「錦繍」錦繍改版
2007.08.04
コメント(1)
同名映画の原作になった、2001年初演、劇団ヨーロッパ企画の演劇のDVD化です。舞台上という制限のうえで巧妙に描かれる『タイムトラベル』が非常に面白い。舞台の妙は、映画のようなトリックがないことで、リアルタイムで進む舞台上の時間が戻ったかのように、昨日の人物と、今日からタイムスリップした人物が交差したり、昨日の人物と入れ替わりに、今日からタイムスリップした人物が登場したり(実際は同じ俳優が、衣装を変えただけ)、といった表現の工夫が面白いです。また、映画版にも引き継がれましたが、大学の同好会のだらだらとした日常も、懐かしく楽しいです。※舞台版:サマータイムマシン・ブルース2005私は、最初、映画をDVDで観て、演劇が原作なのを知り、あとから購入、鑑賞しました。撮影にはお金をかけていないようで最初慣れるまで観にくいです。(画質のせいか?)映画では、舞台で描かなかった部室の外での出来事もそのまま描いていて、観比べてみると、演劇では、その制約が逆に面白いことが判ります。(DVD発売日: 2006年02月24日)※映画版DVDサマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション[DVDソフト] サマータイムマシン・ブルース プレミアム・コレクターズ・エディション人気ブログランキングへ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m
2007.08.02
コメント(0)
なるほど、エチュード(即興劇)を経て作られた感じがします。パンフレットに、坂東三津五郎さんが、自分は他人からは「心が空っぽに見られているのか・・・」と最初落胆したそうです。片桐はいり さんは「見かけによらず意外と普通だとよく言われる」役というのがかえって面白いです。他の方もあて書きに近いことが良くわかります。坂東三津五郎さんが小劇場のこういう芝居に挑戦するとは意外であり、挑戦するスタンスはさすがです。こういうコラボレーションが目の前で観れるのも、演劇の醍醐味です。近藤芳正さん主宰(知らなかった・・・)・劇団ダンダンブエノの次回公演は、来年6月青山円形劇場で、南野陽子さん他出演とのことで、今から楽しみです。劇団ダンダンブエノ 公式HP: http://www.dandanbueno.com/info.html作:本谷 有希子/演出:倉持裕/音楽:ハンバートハンバート出演:坂東三津五郎、田中美里、片桐はいり、酒井敏也、山西惇、近藤芳正青山スパイラルホール
2007.07.30
コメント(0)
“日本の芸能界を創った男”渡辺プロダクションの故渡辺晋(ネプチューン原田泰造)と妻・美佐(戸田恵子)の夫婦の物語。宮川泰の息子、宮川彬良によるオリジナルの音楽と、植木等やザ・ピーナッツらの「ナベプロ」の名曲によるミュージカル。2006年に放映されたドラマ版と題材は同じながら、こちらは全編ほとんど夫婦の物語とナベプロの歌謡曲メドレーのミュージカルシーンが中心。ほかには、ザ・ピーナッツ(堀内敬子・瀬戸カトリーヌ)の上京から米国テレビ出演、引退までが大きくクローズアップされていて、歌も多く取り上げられていて面白い。(「モスラの歌」もあり。)宮川彬良が指揮する10人のバンドが常に舞台奥にいて、生演奏の効果大。また、升毅も歌い踊るとは思いませんでした。RAG FAIR がネプチューンが同じナベプロだったと初めて知りました。ラストは舞台上に、テレビの「シャボン玉ホリデー」のエピローグシーンを再現したのは粋でした。脚本:鈴木聡/演出:山田和也/音楽:宮川彬良出演:原田泰造、戸田恵子、升毅、堀内敬子、瀬戸カトリーヌ、RAG FAIR※ドラマ版DVD: ドラマでは柳葉敏郎・常盤貴子でした。原田泰造も別の役で出演。ザ・ヒットパレード ~芸能界を変えた男・渡辺晋物語~(DVD) ◆20%OFF!
2007.07.28
コメント(0)
今回は、菊池美香さん目当てで観劇。 小さくて,かわいらしかったですね。私にとっては、デカレンジャーの菊池さんですが、成長ぶりがとてもうれしいです。↓色紙がえらい高いところに貼ってあって、携帯ではこれが限度。読めない!森久美子さん のキャラクターはやはり強力で、存在感抜群でした。誕生日ということで、カーテンコールで Happy birthday to you♪ の大合唱になりました。今回はS席2階1列目。今井清隆バルジャン、阿部裕ジャベールでした!レ・ミゼラブル公式HP: http://www.tohostage.com/lesmis/top.html
2007.07.22
コメント(0)
主演の鹿賀丈史の名演で話題になりましたが、今年の再演をもって封印になった東宝ミュージカルの、2003年公演の公開録音CDです。今年の公演では鈴木蘭々がエマを演っていましたが、本盤の時には知念里奈でした。公開録音のため、通常のスタジオ録音より明らかに音質は劣りますが、DVDなどの発売のないミュージカルで、しかも封印されたので、唯一、CDでのみ再び感動を味わうことが出来ます。楽天、amazonほか一般的なネットで買えないのが不便。(帝国劇場・日生劇場売店、山野楽器銀座本店、東宝通販取扱のみ)ミュージカル「ジキル&ハイド」ハイライト・ライヴ録音盤CDhttp://www.toho.co.jp/stage/cd/gh_cd.htmlキャスト:鹿賀丈史、マルシア、知念里奈、他品番:TOHO・E-0301/収録日:2003年1月/場所:日生劇場/価格:2,800円(税込)/1枚組購入先・東宝: http://www.toho-re.co.jp/musicalcd/
2007.07.20
コメント(0)
マンハッタン在住の日本人画家とその妻、家族ら日系人たちの生活を、第二次大戦前から終戦へ時代の大きな流れと、自由の国アメリカの理想と現実に翻弄される日常を描いています。実在の石垣栄太郎・石垣綾子夫妻がモデルだそうです。戦争によって変わっていく国の対応を、米国に孤立してしまう日本人の立場から、日常生活の目線で良く描かれていました。前日の『歌の翼にキミを乗せ』に続き、本作品も第二次大戦に絡む内容。戦争・平和について、忘れないよう、日常の中でも常に心にとどめる必要があると思います。そして、劇中スケッチとしても登場する、ポスターの自由の女神の「後姿」が象徴的。自由の女神を正面から見て、自由を求めて渡米してきた人々と違い、アジアの人々は、経済的な夢を見て入国してきた、自由の女神を後ろから見てアメリカに来たという意味。画家役の夏八木勲さんの寂しいたたずまいもかっこいいですね。竹下景子さんも最近精力的に舞台に立っておられ、夫婦役を好演されています。他には最初の1時間弱だけの出演ではありましたが、石橋けいさんの成長ぶりもうれしい限りです。(TV「有言実行三姉妹シュシュトリアン」「ウルトラマンティガ」「〃ダイナ」「〃ガイア」映画「女優霊」他ですね。)平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業/紀伊國屋書店提携地人会第105回公演 『朝焼けのマンハッタン』演出:佐藤信/作:斎藤憐 キャスト: 竹下景子、夏八木勲、松熊信義、寺田路恵、大崎由利子、森一、脇田康弘、石橋けい 地人会公式HP: http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/ftr_105.htm
2007.07.15
コメント(2)
「シラノ・ド・ベルジュラック」を戦時中の日本、南海の島テニアンに舞台を置きかえ、シラノは通信兵の曹長(西村雅彦)として登場。兵士たちの故郷への手紙・言葉を検閲するとともに、彼らの残された言葉を伝える役目を担い、そして終戦から20年を経て最後に伝えた言葉とは…。舞台を移したテニアン島は、原爆を搭載したB29エノラゲイが離陸した空港があることも話に絡んでくる。愛の物語が、戦争と兵士たちの残した愛する者への「手紙」「言葉」になる、この翻案は非常に興味深いものでした。西村雅彦がこれらを背負って生きる様を好演。『歌の翼にキミを乗せ』―ロクサーヌに捧げるハイネの詩 キャスト: 観月ありさ、西村雅彦、安田顕、村杉蝉之介、武田義晴、チョウソンハ 脚本: 羽原大介(映画『パッチギ!』『フラガール』、演劇『何日君再来』)演出: 杉田成道(『女殺油地獄』『陽だまりの樹』『幕末純情伝』)公式HP: http://www.rup.co.jp/information/utanotsubasa.html※新国立劇場小劇場は非常にバブリーなデザインの劇場で、黒を基調にただ無駄にロビーなどが広くて薄暗い感じ。椅子は硬くて、階段を歩くと板に靴音がうるさい。無機質でオシャレというか…。もろに箱もの行政の感じです。
2007.07.14
コメント(0)
キャストを換えながら成長し続け、今年20周年を迎える東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」のライヴ録音盤。名古屋、中日劇場(1994年2月収録)での公演を収録したものです。2ヴァージョンあるライヴ盤のこちらは、出演者が、鹿賀丈史、村井国夫、島田歌穂、絵馬優子、宮本祐子、石井一孝、笹野高史、ほかによる公演の「赤」盤です。レ・ミゼラブル (赤) 東宝ミュージカル(CD)なんといっても鹿賀丈史の声と存在感が違います。また、村井国夫、島田歌穂、笹野高史、などもいい感じです。ライヴ録音盤は、スタジオでレコーディングしたような通常の音楽CDとは違い、公演をそのまま収録したものなので、それなりの音質なのですが、想像していたよりは良かったと思います。(拍手が少し入ったり、フェードアウトしたりします。)ビデオやDVDは出ないので、このキャストのこのときの公演は、もう二度と見る手段がないので、このCDで、そのときの感動を少しでも追体験できます。『民衆の歌』を再びじっくり楽しめました!現在の公演内容と微妙な違いもあって、その点も要チェックです。(CD発売:1994/6/29)レーベル: EMIミュージック・ジャパン----------※なお、日本公演盤CDは、6種類発売されています。ライヴ盤(中日劇場・1994年2月収録) 1)「赤」鹿賀丈史、村井国夫 2)「青」滝田栄、今井清隆2003年公演キャスト盤(帝国劇場・2003年7月~9月収録)ライヴ録音した素材を一部スタジオにて編集・修正を加えたもの。 3)「山口祐一郎ヴァージョン」 4)「別所哲也ヴァージョン」 5)「石井一孝ヴァージョン」 6)「今井清隆ヴァージョン」本「赤盤」とキャスト違いの「青盤」は楽天、amazon他通常のルートで購入できますが、それ以外の4種類は、「帝国劇場・売店」およびその通販サイト、「東宝ミュージックWEBサイト」「山野楽器銀座本店」でしか購入できないのが不便です。他のヴァージョンも聴いてみたいです。※「ライヴ盤(青)」レ・ミゼラブル (青) 東宝ミュージカル(CD)キャスト: バルジャン滝田栄、ジャベール今井清隆、テナルディエ斎藤晴彦・島田歌穂・伊東弘美・佐渡寧子・宮川浩・高谷あゆみ・岡幸二郎、ほか※「2003年公演キャスト盤」(H16.11.12発売・4種類、各4,200円(税込)送料別)「東宝ミュージカル・オリジナルCD」販売: http://www.toho-re.co.jp/musicalcd/ (「帝国劇場・売店」の通販サイト)「東宝ミュージックWEBサイト」: http://www.thm-store.jp/レ・ミゼラブル公式HP: http://www.tohostage.com/lesmis/top.html
2007.07.12
コメント(0)
同じ日に、同じ演目をマチネ→ソワレ。これも初めての経験です。今回は、1階S席で。私にとっては、えらい散財ですが(涙)、そのうえ、パンフレットと、20周年パンフレット、そしてお土産に20周年記念缶サクマドロップを買いました。ほとんど観光旅行気分です。そして、まだ、7月にあと一回観る予定です。菊池美香さんコゼットを観るために!橋本さとしバルジャン、阿部裕ジャベールです。レ・ミゼラブル公式HP: http://www.tohostage.com/lesmis/top.html--------------------CD『レ・ミゼラブル 日本公演ライヴ盤』東宝ミュージカル※「ライヴ盤(赤)」キャスト: バルジャン鹿賀丈史、ジャベール村井国夫、テナルディ笹野高史、島田歌穂、絵馬優子、宮本祐子、石井一孝、ほか。レ・ミゼラブル (赤) 東宝ミュージカル(CD)※「ライヴ盤(青)」レ・ミゼラブル (青) 東宝ミュージカル(CD)キャスト: バルジャン滝田栄、ジャベール今井清隆、テナルディエ斎藤晴彦・島田歌穂・伊東弘美・佐渡寧子・宮川浩・高谷あゆみ・岡幸二郎、ほか
2007.07.07
コメント(0)
かなり書き込みが遅くなりました。(^_^;)>;;初です。ついに、やっと観ました。とにかく良かったですね。最初からぐいぐいと引き込まれました!ミーハーですが「民衆の歌」(意外と短いんですよね…)と、終盤「民衆の歌」になる「エピローグ」が特に好きですね。ダブルキャストによる再演のシステムも面白いです。これは癖になりますね。また観たくなります。リピータの方がたくさんいる、というのも良くわかります。ロビーは「日本初演20周年記念」の装飾で盛り上がってます。帝国劇場は、本田美奈子さんの「ミスサイゴン」以来2度目です。こういう古い歴史のある大きな劇場もいいですね。やはり、オーケストラピットは、舞台前にあったほうが感じがでます。A席2階でしたが、意外と上から見た感じも良かったです。山口祐一郎バルジャン、岡幸二郎ジャベールで盛り上がりました!ちなみにリトルコゼットの加藤ゆららちゃんが良かったですよ。レ・ミゼラブル公式HP: http://www.tohostage.com/lesmis/top.html
2007.07.07
コメント(2)
作:中谷まゆみ 演出:板垣恭一出演: 星野真里、辺見えみり、山崎樹範、金子昇、井端珠里星野真理の、きつく当り散らす役が意外と似合っていて、快感。男女5人の身近な物語、とはいっても絶対に無い世界ですが…。ラストはほんの少し上向きの「5センチのハッピーエンド」の世界。花火の電飾は安っぽかったですが。井端珠里は、「ケロロ軍曹」主題歌を歌ってた声優の"いはたじゅり"だったとは知りませんでした。(19歳!)それにしても、行定勲監督、パンフレットへの寄稿で、ほかの芝居のネタばらしをいきなり書くのはやめて欲しい・・・読んでしまいました。パルコ劇場「Something Sweet」公式:http://www.parco-play.com/web/play/something/http://www.parco-play.com/web/page/information/something/
2007.07.01
コメント(0)
作り込まれた喜劇の面白さを堪能しました。軽演劇のような雰囲気のストレートプレイで、伊東四朗がほとんど出っぱなし。人違いネタの変形?というのも面白い。伊東四朗生誕七十周年記念公演。作・三谷幸喜、演出・共演にスーパー・エキセントリック・シアターの三宅裕司、東京ヴォードヴィルショーの佐藤B作、山口良一、芸歴70年の中村メイコという豪華メンバー。加えてTake2 東貴博、スーパー・エキセントリック・シアターの河本千明(手堅い、うまい)、伊東四郎の次男伊東孝明。そして、初舞台で映画『ラブ★コン』、NHK朝ドラヒロインの藤澤恵麻の天然キャラが強く光ってました。「伊東四朗一座」は三宅裕二と再結成決定。今から待ち遠しいです。「社長放浪記」〈伊東四朗生誕?! 七十周年記念〉2007年6月24日(日)~7月22日(日) 下北沢本多劇場アタリ・パフォーマンスHPオフィシャルサイト: http://www.atari.co.jp/
2007.06.30
コメント(0)
原作はコミック、'90年に映画化、'94年に初舞台化。「櫻の園」公演までの演劇部を描く戯曲という二重構造。初々しさがそのまま高校生の演劇部という雰囲気。円形の舞台も新鮮。(でも後ろが見えない。)初めての青山円形劇場は、想像以上に近い。まさに部室に一緒にいるような感覚。(こんな近くで「奇跡の人」を演ったのか。)…パイプ椅子は痛い。スタッフ: 【原作】 吉田秋生(『櫻の園』白泉社・刊)【脚本】 じんのひろあき(劇団10x50KINGDOM)【構成・演出】 堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)出演: 佐藤寛子 中村映里子 青谷優衣 阿井莉沙〔ダブルキャスト〕星組…長谷川桃 飯塚由衣 かりん 川尻真紀 鈴木オルガ 松永裕子 諸塚香奈実 児玉絹世ネルケプランニング公式HP: http://www.nelke.co.jp/stage/sakura/※映画版 櫻の園 / 中島ひろ子製作:岡田裕 監督:中原俊 原作:吉田秋生 脚本:じんのひろあき出演:中島ひろ子/つみきみほ/白鳥靖代/梶原阿貴/三野輪有紀〈映像特典〉ポジテレシネ・オリジナル予告篇※原作コミックス櫻の園著者: 吉田秋生出版社: 白泉社サイズ: 文庫ページ数: 220p発行年月: 1994年12月
2007.06.29
コメント(0)
今日、久しぶりに歌舞伎町に行きましたら、なんと新宿コマ劇場に、2008年2月より「星屑の町」の新作公演の看板が。豪華ゲスト陣を迎え、場所を新宿コマ劇場に移し、パワーアップして帰ってきます!(ということでS席11,000円!)初めて見る情報で驚きました。インターネットにもない情報でした。これまでも、公演のたびに観てきたので、今からとても楽しみですが(客層が心配?)、太平サブローは今回も欠席みたいです。前川清オンステージも併演の模様。出演:ハローナイツ~ラサール石井、小宮孝泰、でんでん、渡辺哲、有薗芳記、菅原大吉前川清、左とん平、高橋由美子、田島令子脚本・演出:水谷龍二☆これまでの公演の歴史1994年「星屑の町~山田修とハローナイツ物語~」1996年2月「星屑の町~山田修とハローナイツ物語~」(再演)1996年11/12月「星屑の町2~南国旅情篇~」1998年7/8月「星屑の町3~ナニワ純情篇~」2000年5/6月「星屑の町4~長崎慕情篇~」
2007.06.24
コメント(0)
「清く正しく美しく」の「宝塚歌劇団」に、戦後8年間だけ、本当に存在した「宝塚男子部」を描く、事実を原案にしたフィクション。結局、メインステージである宝塚大劇場への出演の夢を見ながらも、果たせずに解散。果たせぬ夢を思う姿が切ない。予想はしていましたが、99.9%は女性!という客層がすごかった。初風さん以外は男性というキャストのうち、3人が平成仮面ライダーの主演、レギュラー、準レギュラーというのが私にとってのポイントです。キャスト:葛山信吾(仮面ライダークウガ・レギュラー、映画「犬神家の一族」(新)、「呪怨2」)吉野圭吾柳家花緑(落語家、柳家小さんの孫で真打、NHK教育で何度も見ました)三宅弘城(グループ魂、下北サンデーズ)佐藤重幸須賀貴匡(仮面ライダー龍騎・主演)猪野学(声優で有名)初風諄(宝塚出身、『べルサイユのばら』初代マリー・アントワネット役!!)山路和弘(仮面ライダー剣ブレイド・準レギュラー)原案・辻則彦/脚本・中島淳彦/演出・鈴木裕美/音楽・沢田 完宝塚BOYS 公式HP: http://www.takarazuka-boys.jp/※「ル・テアトル銀座」は、シネラマ映画館「テアトル東京」の跡地に建ったビルですね。
2007.06.23
コメント(0)
「モスクワからの退却」でシリアスな内容と聞いて、モスクワの戦争の話?と思いましたが、イギリスの熟年離婚の話。3人は、ほとんど常時舞台にいて、セリフの洪水を堪能できます。話はまじめ、セリフが深刻でも第三者として見ている限り笑ってしまうところもあります。加藤健一事務所は翻訳コメディが得意ですが、今回のようなシリアスな劇にもっと挑戦してほしい。劇中、引用される数々の詩もアクセントになっていて効果的。「モスクワからの退却」もある形で関係します。元の台本が男性寄りの立場で、今の日本の感覚からは少し古く感じます。作:ウィリアム・ニコルソン 訳:小田島恒志 演出/ 鵜山仁 出演/ 加藤 健一 久野綾希子 山本芳樹 (Studio Life)公式HP: http://homepage2.nifty.com/katoken/66-index.htm
2007.06.17
コメント(0)
「懸賞マニアの男を巡るサスペンス劇。」小品?ですが拾いものの面白さ。水野美紀が好きなので観劇。が、意外や普通の主婦の役。(実際は普通ではないが。)それより小島聖のほうが目立つ役でした。一見不条理なだけかと思いきや、終盤ちゃんとそれまでの伏線が収束する点が良くできていて面白い。岸田國士戯曲賞受賞作[作][演]倉持裕 [出]小島聖/水野美紀/長谷川朝晴/ほかシアタートラムHP: http://setagaya-pt.jp/theater_info/2007/06/post_5.html
2007.06.16
コメント(0)
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の旧ユーゴスラビアを舞台に、国境の中間地帯(ノー・マンズ・ランド)に迷い込んだ兵士たちV6坂本昌行演じるボスニア兵と敵セルビア兵の駆け引きと、結末を描く。あの映画の舞台化です。映画の舞台版なので、映画を観た人にはすぐにわかってしまう内容。(気になっていた映画なので、その後、DVDでも鑑賞。)戦場のごく限られた一部のスペース、塹壕とその向こうの地上を再現した舞台。三階だったので、上から良く見える。銃撃、着弾、爆発時のスモーク・照明・大音量での演出は効果的でした。特に映画を観た人ならわかると思いますが、冒頭の「霧」を舞台上から客席通路にスモークを炊いて表現。暗くスモーク立ち込める中、演者は通路をせりふを言いながら登場し、雰囲気は抜群。今回の上演は、映画監督ダニス・ダノヴィッチが語るように、戦争について考える機会を提示するだけでも意義があると思います。会場はさすがに、95%が女性!という、わかりやすい客層。話の必然性から、途中で坂本・内田がパンツ一枚になるというシーンがあり、(映画のポスターやDVDジャケットにもなっているシーン)それは、不謹慎に受け止めると超サービスシーンともいえます。全体が1時間45分程度で長くはないその中でも、浅野温子の出演はほとんど後半からと更に出演時間が短いのが残念。それと、やはり実際当事者たちにとっては相当シビアであるはずの紛争であっても、それ自体が日本人にはあまりなじみが無く、また、青白い日本人青年が、しかも「舞台装置の上」で演ずるには、舞台化に際しては、『より強く』訴えかける演出、演劇作劇上の工夫が必要だったと思われます。「ノー・マンズ・ランド」6/1(金)~19(火)●東京グローブ座出演:坂本昌行(V6)、浅野温子、内田滋、市川しんぺー[作]ダニス・タノヴィッチ [演出]鈴木勝秀チケットスペース公式HP http://www.ints.co.jp/no_mans_land/index.htm※主演であるはずの坂本君の写真は一切ありません。ジャニーズの徹底した肖像権管理のためですね。◎原作映画DVDノー・マンズ・ランド(DVD) ◆20%OFF!制作国:イギリス/イタリア/スロヴェニア/フランス/ベルギー監督・脚本・音楽:ダニス・ダノヴィッチ出演:ブランコ・ジュリッチ/レネ・ビトラヤツ/カトリン・カートリッジ/サイモン・キャロウ2002年アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ映画祭脚本賞、ゴールデングローブ賞外国語映画賞ほか各国で21冠を獲得(DVD発売日: 2002/12/18
2007.06.02
コメント(0)
太平洋戦争末期のビルマ(現在のミャンマー)、絶望的な状況でも歌を絶やさない部隊があった。任務により行方不明となった水島上等兵の行方は・・・。 「ベニサンピット」は染色メーカー紅三の廃工場を利用したホール。その前半分以上を舞台に、後ろ5列程度を客席にした、席数100に演者20名という、ぜいたくな芝居。感動的な作品で、演劇でこれだけ泣いたのは初めてでした。歌声と竪琴はもちろん生演奏で、その訴求力は強烈でした。パンフレットには原作者による小説ができるまでの詳しい経緯について、昭和28年執筆の文章が、文庫本から転載されており、情報が少ない中で執筆されたことが良くわかります。また、同パンフレットの音楽担当の川崎氏によると、小乗仏教には「ものごとにこだわってはいけない」という教えがあって、僧侶が楽器を弾くことは「音楽にごだわっていること」になるため、禁じられているそうです。ただし、本作品はあくまで寓話であり、この事実が本作品の本質を覆すことはありません。原作:竹山道雄/台本:ふじたあさや/演出:木村光一地人会公式HP: http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~CJK/ftr_104L.htmビルマの竪琴改版
2007.05.21
コメント(2)
演劇『何日君再来-イツノヒカキミカエル』【吉澤ひとみヴァージョン】日生劇場2007.5.19.(2度目) ひとつの空、ひとつの大地になぜ人は線を引きたがる… アジアの平和を訴える異色音楽劇。なにか好きになり2度目の観劇。同じ芝居を2度見るのは初めてです。扱っているテーマは大きく重いのですが、それを受け入れやすく工夫しているように感じます。RUP公式HP: http://www.rup.co.jp/information/itsunohikakimikaeru.htmlAsian Beat Fiction『何日君再来』イツノヒカキミカエル出演:筧利夫,黒木メイサ,石川梨華/吉澤ひとみ(Wキャスト)他 日生劇場 5月4日~5月22日脚本:羽原大介 (『フラガール』で、日本アカデミー賞・最優秀脚本賞,『パッチギ!』2005年度日本アカデミー賞・優秀脚本賞,『パッチギ! LOVE&PEACE』)演出:岡村俊一(『蒲田行進曲』他)中華料理屋のバイト役(前のバイトは結婚退職した)で、石川梨華とWキャストの吉澤ひとみが出演。辻希美の代役でもまったく違和感なし。別にファンではありませんが、さすがアイドル、光っていました。新人アイドルの役としては、石川梨華よりも合っていたかもしれません。テレサが歌い彼女は口パクであるという設定ですが、1フレーズだけ彼女自身で歌っている場面があります。
2007.05.19
コメント(0)
現実の出来事の断片を材料や背景にして、フィクションとして構築された物語。国や政治に翻弄される「歌」,「歌手」から「争い」,「仲間」を描く。観る前には予想していなかった内容から、普段は考える機会のないことについて、考えました。筧利夫、主演でみんなを引っ張っている芝居。黒木メイサの存在感、en-Ray が歌うテレサ・テンのヒット曲を楽しむ。永遠のひと※テレサ役、en-Ray のデビューシングル。石川梨華を配役しているが、テレサが歌い彼女は口パクであるという設定のため、彼女自身の歌う場面はなく、歌手ではなくアイドルとしてキャスティングされたという意味か…。(石川梨華が出演しているためか、明らかに客層が違う)Wキャストの辻希美は、急性胃炎で降板→急転でき婚、相手は杉浦ウルトラマンコスモス太陽!(プロなんだから避妊しなさい。黒木メイサは19歳。辻希美は20歳。)代役は、吉澤ひとみが自分のディナーショーを延期して出演。RUP公式HP: http://www.rup.co.jp/information/itsunohikakimikaeru.htmlAsian Beat Fiction『何日君再来』イツノヒカキミカエル出演:筧利夫,黒木メイサ,石川梨華/吉澤ひとみ(Wキャスト)他 日生劇場 5月4日~5月22日脚本:羽原大介 (『フラガール』で、日本アカデミー賞・最優秀脚本賞,『パッチギ!』2005年度日本アカデミー賞・優秀脚本賞,『パッチギ! LOVE&PEACE』)演出:岡村俊一(『蒲田行進曲』他)
2007.05.12
コメント(0)
「努力しないで出世する方法」"How To Succeed In Business Without Really Trying"は、1961年初演のブロードウェーミュージカル。1967年に同じくロバート・モース主演で映画化、日曜洋画劇場で観ました(ビデオのみ発売、DVD未発売)。その後日本でも坂本九(!)で上演、ブロードウェーでも再演、2000年の日本版再演では、高島政伸主演、植木等が会長役という心憎い配役だったそうです。(参考:上演パンフレット)ハウトゥ本『努力しないで出世する方法』は時代にあわせて携帯のメルマガに、舞台になる会社もIT企業に変身。しかし内容を変えたら別物になってしまうからか、'60年代当時のステレオタイプの登場人物、考え方は同じままのため、現代の目で見れば明らかに時代錯誤。ヒロインは奥様になる夢だけを見ていて、セクシーな秘書は社長の愛人、ミュージカルナンバーも「A Secretary is Not a Toy」など、高度成長時代の考え方がそのまま残っていて、最初は観ていて居心地が悪かったものの、オーケストラの演奏をバックにカラフルなスーツのOLたちが歌い踊る姿に、成長を信じる希望だけがあった『時代』を空想して、素直に楽しんでいることに気付きました。ふと、今、夢や希望を過去に求めているのではないか、みんな、あのころが良かったと思っているのではないだろうか、などと考えました。劇場は、主演の西川貴教(T.M.Revolution)のファンでいっぱいでしたが、いま一つ声が通らず聞きにくかった。調子のいい主人公を嫌みなく演じていて、ぴったりの役ではありました。一番良かったのがヒロイン大塚ちひろ。夢見るキャラクターへの、なりきりぶりが可愛らしく、長身に脚も長~く美しく、何よりも歌がうまく感心。(2000年第5回東宝シンデレラ審査員特別賞、出身)三浦理恵子のセクシーな演技と発声、社長の甥役、藤木隆宏のコミカルで作られた声など、脇に助けられている感じ。団時朗 氏(私にとっては今でも「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹ですが)が、全体を締める役割になってます。※S席 11,000円(しかも2階席,はじっこで右端が見えない)は高い!!フジテレビのせいか、東京芸術劇場のせいか。【出演】西川貴教 大塚ちひろ 三浦理恵子 入絵加奈子 浦嶋りんこ 本間ひとし 藤本隆宏 赤坂泰彦 団時朗 他【演出・翻訳・訳詞】菅野こうめい【会場】東京芸術劇場 中ホール企画・製作フジテレビジョン 公式HP: http://www.fujitv.co.jp/events/h2s/index2.html☆人気ブログランキングへ☆↑ランキングに参加してます。↑よろしければ1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m
2007.05.05
コメント(0)
原作は、作品の舞台と同じアンダルシア地方で1928年に実際に起きた殺人事件をベースにした悲劇、スペインのフェデリコ・ガルシア・ロルカの戯曲。婚礼の日、花嫁がかつての恋人と逃亡、その根底には一族の因縁めいた宿命があった…。情熱、熱愛、スペイン、フラメンコ、ギターという強烈なイメージと、森山未來のパワーと、ソニンと二人の踊り、浅見れいな、根岸季衣、江波杏子、らの競演が見どころでした。ソニンの頑張りは応援したくなります。"少女"と"月"を演じた尾上紫の好演も印象に残りました。(少し、麻生久美子に似てましたね。)公式HP: http://www.duncan.co.jp/web/stage/bloodwedding/
2007.05.04
コメント(0)
やっと念願のシティボーイズを初めて観劇。しかも最前列。シティボーイズのライブは毎年やっていますが、皆さんもう60歳近くになるのですね。シュールで先鋭的、ぐだぐだ感のあるコントが特長。コントあり、かぶりものあり、音楽あり、ビデオあり。ナンセンス・コントは期待通り。個人的にはシュールなものより、ストレートに近いコントが面白かったです。また、オープニング、エンディング、コントの間に、バンド演奏を挟むのがカッコよく、アクセントにもなっています。この音楽を担当されている、音楽プロデュース:坂口修、編曲・監修:大井洋輔、演奏:設楽博臣、庵原良司、ほかの皆さんは、テレビドラマ『時効警察』の音楽もやってる方々です。来年も絶対観ます。出演:大竹まこと・きたろう・斉木しげる(シティボーイズ)/中村有志/大森博史/ムロツヨシ演出:細川徹/作:細川徹・丸二祐亮・平元建太・シティボーイズ・中村有志CITYBOYS CITY ファンサイト: http://www.ne.jp/asahi/home/radi/e+(イープラス)特集ページ: http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/cityboys.html昨年の池上本門寺でのテント公演「マンドラゴラの降る沼」DVDシティボーイズPRESENTS「マンドラゴラの降る沼」 / シティボーイズシティボーイズミックスPRESENTS マンドラゴラの降る沼(DVD) ◆20%OFF!
2007.05.03
コメント(2)
全783件 (783件中 701-750件目)