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2005.10.07
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カテゴリ: パソコン・家電
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Ryojiの書斎
http://www.ima.me-h.ne.jp/~sano/
WZエディタの活用法の紹介
佐野良二さん

●文系エディタ考
パソコンで執筆する最も合理的な方法
http://www.ima.me-h.ne.jp/~sano/editor/editor.htm


 Wordオンリーの人でも、秀丸、QX、WZ等、有名なエディタの名前は聞いたことがあるでしょう。またエディタに関心を持ち、使ってみたいと思ってもフリーウェア、シェアウェアともにたくさんのソフトが開発されていて、どれを選んだらよいか迷う人もいると思います。何でもそうですが、自分の目的に合うものを選択すべきです。
 本欄では、小説やエッセイ等の文芸作品を書くツールとして、どんなエディタが向いているかを考えてみます。私の好みが濃厚に出てしまうかもしれませんが、しかし、それだけ実践的ともいえると思います。さて、文系エディタの必須条件は、私の体験からいえば次の3点になります。

1.縦書き
 これは画面上で縦書き表示になるということ。画面上では横書きで、印刷だけ縦書きなんていう昔のワープロみたいなのは嫌なんです。もちろん、文字を横に並べようが縦に並べようが文意が変るわけでなし、ただの習慣にすぎないのかもしれませんが、どうも文芸作品というものは縦書きでないと気分が乗らない、これは私だけのこだわりでしょうか。QX、WZは縦書き表示が可能、秀丸は縦書きができないので、この第1段階で選外としていたのですが、今年8月、Ver.5から機能追加されました。

2.マクロ(辞書検索)
 言葉を扱う以上、辞書は執筆者に必携のもの。私は広辞苑、和英・英和中辞典、角川類語辞典、現代用語の基礎知識等を、DDwinを使って引きますが、このフリーソフトは複数の辞書を串刺し検索で一度に引いたり、前方一致~後方一致、全文検索等、辞書を見出しから本文までフル検索できるスグレモノです。
 エディタにマクロ機能があると、このDDwinを連動させることができ、引きたい言葉の頭にカーソルを置くだけでワンタッチで検索できてしまいます。マクロは辞書検索だけでなく、さまざまな細かい手順~作業をいとも簡単にこなしてくれます。秀丸、QX、WZともに豊富なマクロを備えています。

3.アウトライン
 文章を書くということは、今書いている部分を熱中して深く掘り下げていく、あるいは暗闇からかすかな光を掴み出していくような行為なのですが、そういう向こう見ず(見えず)の作業と同時に、第三者の冷徹な目で全体構成を見通していなければなりません。この熱中と冷徹のバランスの中で行うものです。構成を自動的に控えておけるアウトライン機能は、常に全体を把握しながら、今、書くべきことに全力を注げます。またこれを逆に、発想の断片を積み上げ、並べ替えていくアイデアプロセッサとしての使い方も可能で、メモや短文を膨らませ、構想をシミュレーション化することで、手書きでは考えられなかった世界が拓けるでしょう。
 WZには基本機能としてアウトラインが搭載されており、ツリー状で一目瞭然、配列~階層を自在に入れ変えられる高性能なものです。秀丸、QXはマクロで行う見出し抽出程度の作業ならできるようですが、限定された動作になります。

 このほかエディタには、ハードディスク内のテキスト文書をすべてデータベースにしてしまうグローバル検索(Grep)とか、校正支援とか、ルビ・傍点を付す機能とか、検索~置換を容易にする正規表現とか、便利な機能が多くあるのですが、これらはどのエディタにも大同小異で装備していますので、文章を書くという基本条件からは省かせていただきます。ただ、まだまだ便利なオマケがたくさんある、ということは言っておきたい気がします。



エディタ名  縦書き マクロ(辞書検索) アウトライン ウインドウ
秀丸 ○ ○ × SDI
QX ○ ○ × MDI
WZ ○ ○ ○ SDI

*注意したいことにウインドウの開き方があります。SDI (Single Document Interface = 文書ファイルごとにウインドウを開く形式)と、MDI (Multiple Document Interface = ウインドウの中に複数の文書ファイルを開く形式)です。個人の好みもあるでしょうから、このことも選択の条件に。



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●どのエディタが最強?

 秀丸、QX、WZは、いずれも一流のエディタとしてオススメできるものです。このなかで、あえて私が最も使いやすいと感じるエディタを選べば、それはWZです。以前から愛用してきて、すっかり手になじんでいることもありますが、機能を比較してもいま望み得る最強のエデイタだと断言できます。基本機能において細やかな選択肢が多く、ために設定はややこしいかもしれませんが、使い勝手がいいのです。そして優れたアウトライン機能を備えていることは、発想をフルに引き出していくパソコン執筆にとって必須と思うからです。
 秀丸は最も早く開発されたエディタで人気も一番、ユーザー数は最も多いでしょう。軽快かつ安定性において定評があります。QXは簡便で多機能の魅力から熱狂的フアンも多く、プロ作家の愛用者もいると聞きます。しかし、両エディタとも、基本機能にアウトラインがないことが惜しいと思います。

 WZは現在Ver.5、書くツールとしてはもう改善の余地がないほどの完成度です。文系人からみれば、機能をもっと削ぎ落として純粋にエディタのみの形にまとめてほしかった気もしますが、多方面の用途に応えて機能が広範囲にわたっています。それゆえか、いまだにバグが指摘されています。私はプログラムに関しては門外漢ですが、いままでWZで文章を書いてきて、支障を来すようなトラブルが発生したことはありません。
 ただ、サポート態勢については疑問を感じています。掲示板をユーザーだけの情報交換の場に限定し、質問者への開発~発売元からの回答がないため、今後の見通しが見えてきません。ユーザーの意見・要望を採り入れながらβ版を作っていたときの、あの積極性な姿勢はどこにいったのか、WZを愛する者として残念でなりません。

 まあ、そのことはこっち(あっちかな)に置いといて、WZ5が現時点で最も使いやすいエディタであることは間違いないので、このページの目的──執筆に最適のソフトを探究するという一点で話を進めましょう。

●WZ5の執筆用カスタマイズ

 WZ5を、さらに文芸作品を書くためにカスタマイズするにはどうすべきか、そのポイントを列記します。

ツールバー・アイコン
 まずツールバーを自分好みするのがカスタマイズの第一歩。使わないアイコンは消し、しょっちゅう使うアイコンを用途や作業の効率性を考えて配置することです。人それぞれに癖や習慣もあってデフォルトの配列とは大きく変わるでしょう。好きにしたいにも既成のアイコンでは不足が生じると思います。便利な機能が山ほどあるのにアイコンがさっぱり少ないのですから。そこでWZ5からはDLLやEXEのほかにBMPも使えることになり、誰でも作成できるようになりました。16×16ピクセルの図柄を横に並べるだけなので簡単です。作成するのも面倒という人には、私のアイコン(下表参照)を差し上げます。

キー・ショートカット
 前項で、ツールバーがカスタマイズの第一歩と書きましたが、慣れてきたらキー・ショートカットを採り入れましょう。Windows準拠が一般的ですが、自分が使い易いように独自のキー組み合わせも設定できます。たくさんの機能を覚えるのは大変という人もいるかもしれませんが、よく使う機能から採り入れ、慣れたらさらに増やすというふうにしていくとよいでしょう。マウスに手を移す必要がなく、キーポードから手を離さないままで作業ができるため、ますます効率があがります。

マクロ等の活用
 VCライブラリーには、プログラムに堪能なスゴ腕のユーザーたちが、いろいろなマクロを作成して公開しています。自分の作業に合うマクロを見つけてインストールすれば、エディタの機能はさらにアップします。私の執筆必須マクロと、関連するソフト等を紹介しましょう。
(上記リンクの原文参照して下さい。)
以上


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最終更新日  2005.10.08 14:49:21


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