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2009.08.23
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カテゴリ: 株式投資


8月22日(土)15時35分配信 フィスコ

8/17-21の株式市場も、米国・中国市場の動向に振らされる相場展開となった。特に警戒感を強まっている中国市場の影響によって、中国市場の取引が開始される後場からの乱高下が目立っている。日経平均は支持線として意識されている7月末のマド埋め水準で下げ止まったが、週末には米国での自動車購入支援策の打ち切りと中国での銀行自己資本基準の引き上げといったダブルパンチに見舞われた。

8/24-28は、米自動車関連の動きを見極めるところから始まりそうである。自動車の補助金制度は、財源を使い切ったことによって月曜日で終了する。20日のNY株式市場は、金融関連が上昇するなかで自動車関連が調整。21日の同市場の上昇を見る限り織り込まれている面もあろうが、週明けの反応をみるまでは動きづらい。また、ザラバ中は引き続き中国市場の動向を気にしながらの相場展開になろう。

補助金制度のわずか1ヶ月での終了については、それだけ購入効果があったということ。景況感が改善してきている状況もあり、住宅関連指数や消費者信頼感指数、製造業景況指数などでの一段の改善が確認されるようであれば、アク抜けも期待される。また、警戒されていた消費動向についても、米小売企業の決算は概ね予想を上回っていた。米保険大手AIGの公的資金返済への意欲などもあり、基調は変化しているとみておきたい。

国内では30日の衆議院総選挙の投票・開票を控え、改めて政策関連への物色が強まりやすい。民主党の圧勝が予想されており、子供手当て、高速道路無料化、2020年までのCO225%削減などが関連となる。ただし、CO2の25%削減ではリチウムイオン電池、太陽光発電といった新エネルギー関連への物色につながるものの、大企業のコスト負担増になる点には注意が必要。高速道路無料化によってトラック業界へのメリットもあろうが、同時にCO2対策の負担は相当大きいと考えられる。子供手当てによる内需主導の成長も限界があるとの見方が強まるようだと、政策期待が次第に低下してくるとともに関連銘柄への利益確定売りが強まる可能性も意識しておく必要はありそうだ。

なお、トヨタ<7203>の高級ブランド「レクサス」のハイブリッド車が月間販売目標の20倍となる1万台に達した。日経平均は3月のトヨタの減産緩和報道で底を打ち、決算発表で材料出尽くしからの調整、そして高級車レクサスの好調が新たな上昇相場へのシグナルとなるかが注目されるところであろう。国内では自動車メーカーの本格増産体制への期待のほか、素材産業での生産量の引き上げといった動きがみられている。高級車の回復は幅広い業種に影響を与えるため、自動車業界をけん引役とした経済の回復期待にもつながる。政策よりもトヨタの回復が、いちばんマーケットにインパクトがありそうだ。

日経平均は7月末の支持線レベルでの底堅さは強く確認されているが、上値追いにも慎重になりやすい。テクニカル面では過熱感が沈静化したものの、調整トレンド入りを示唆するシグナルも散見され始めている。経済のけん引役となるトヨタの出直りがみられるまでは、本格的なリバウンドは期待しづらいと考えておきたい。

そのほか、10-16日までの1週間で新たにインフルエンザに感染して医療機関を受診した患者数が全国で約11万人に達した。夏休みが明け新学期が始まる9/1以降、学校などでの感染数が増加する可能性が高い。インフルエンザ関連の物色が一段と強まるのに対して、経済への悪影響が警戒されそうである。


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最終更新日  2009.08.24 00:01:53


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