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2010.02.17
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カテゴリ: 株式投資



2月17日(ブルームバーグ):
 東京株式相場は大幅続伸。米国の経済指標が改善したほか、欧州ではギリシャの財政問題に対する不安も後退、金融引き締め政策を受けた中国株安に対する警戒感も遠のいた。世界景気の回復持続期待から鉄鋼や海運、電機といった景気敏感業種が買われ、東芝など原発関連や、ゼネコンを中心にドバイ関連株も高い。

 日経平均株価の終値は前日比272円58銭(2.7%)高の1万306円83銭と、この日の高値で引けた。TOPIX終値は同19.46ポイント(2.2%)高の904.63。

 ちばぎんアセットマネジメントの桶矢雅嗣運用部長は、米国で生産関連統計が予想以上のピッチで改善し、欧州や中国が抱える問題への過度の警戒感も薄れてきたと指摘。その上で、「米欧中を中心とした世界経済の回復が続く限り、外需依存度の高い日本企業の業績がV字回復するシナリオは崩れない」と話した。

 ニューヨーク連銀が16日に発表した2月の同地区の製造業景況指数は24.9と、前月の15.9から改善。市場予想の中央値18も大きく上回った。このほか、全米ホームビルダー協会とウェルズ・ファーゴが発表した2月の米住宅市場指数も17と、昨年11月以来の高水準。良好な米経済統計を受けて世界景気の二番底懸念が和らぎ、この日の日本株市場では朝方から景気敏感業種が買いを集めた。

 ばら積み船の国際運賃市況のバルチック海運指数が6営業日ぶりに反発、商船三井に対する三菱UFJ証券の投資判断引き上げなどが支援材料となり、海運株が急伸。新日本製鉄やJFEホールディングスなど鉄鋼株も高く、両業種は東証1部の業種別33指数の上昇率1、2位を占めた。16日のニューヨーク原油先物が前週末比3.9%高と約4カ月半ぶりの上昇率を記録したほか、銅や金相場も高く、三菱商事や住友金属鉱山など資源関連銘柄も収益寄与への期待から買われた。

        原発関連上昇、ゼネコンも高い

 一方、欧州連合(EU)が16日、財務相理事会でギリシャの財政再建計画を承認したことを受け、外国為替市場ではユーロが対主要通貨で上昇。東京時間17日は1ユーロ=124円台前半と、前日午後3時時点よりも2円近い円安水準で推移した。輸出採算の改善期待からホンダやキヤノン、コマツなど輸出関連株も高かった。



 鹿島や大成建設、大林組など大手ゼネコン株も上げが目立った。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国の鉄道「ドバイ・メトロ」の建設作業が再開された、と英紙フィナンシャル・タイムズが16日に報道。日本企業中心のグループとの間で争われていた20億-30億ドルの支払いをめぐり和解が成立した、とも伝えられ、収益不安の後退でドバイ関連に買いが集まった。ドバイに車両を納める近畿車両も堅調。

             三寒四温

 この日の日本株相場は、先物主導でじりじりと値を切り上げた。カブドットコム証券の山田勉マーケットアナリストは、中国の金融引き締め、米国の金融規制強化、欧州の財政赤字問題といった3つの重しを警戒した売り圧力は目先のピークを越した、と指摘。「今後も紆余曲折が予想されるものの、『陰の極』は通過。相場環境は季節と一緒で『三寒四温』の状況に入ってきた」と話す。

 特に午後からは、旧正月(春節)入りに伴う連休が明けた香港市場のハンセン指数が上昇したことを受け、市場参加者の心理が一段と上向いた。日産センチュリー証券ディーリング部の菊池由文部長によると、「中国では連休前に2カ月連続で銀行の預金準備率引き上げが発表され、一部で警戒感もあっただけに、香港株の堅調な始まりは市場参加者に安心感をもたらした」という。

     パルプ・紙が安い、売買代金は前日比5割近く増加

 東証1部銘柄の8割超が上昇する中、日本製紙グループ本社などパルプ・紙株の一角が安い。印刷用紙の事業環境の厳しさを踏まえ、三菱UFJ証券が16日付で、セクターの投資判断を「中立」に引き下げており、パルプ・紙指数は業種別33指数で唯一下落。このほか、2009年12月期決算が従来の会社計画を下回ったセキュアード・キャピタル・ジャパンが急落し、東証1部の下落率首位。前期最終赤字で無配に転落するトーア紡コーポレーションも安い。

 東証1部の売買高は概算17億5587万株。売買代金は1兆2323億円で、前日を5割近く上回った。値上がり銘柄数が1403、値下がりは177。

 国内新興3市場は、ジャスダック指数が前日比0.2%高の50.19、東証マザーズ指数は1.1%高の392.76、大証ヘラクレス指数は1%高の563.96とそろって上昇。個別では、3Gデータ通信と音声通話に対応したSIMがモトローラ端末に採用された日本通信がストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。倉元製作所、エイチアイ、グリーが上昇した。半面、09年12月期の利益予想を引き下げたフォーサイド・ドット・コムが急落。第一精工、プロパスト、ngi groupが下げた。

-- Editor:Shintaro Inkyo、Makiko Asai

記事についての記者への問い合わせ先:東京  河野 敏 Satoshi Kawano skawano1@bloomberg.net
更新日時: 2010/02/17 15:57

http://www.bloomberg.co.jp





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最終更新日  2010.02.17 23:15:26


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