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2010.03.05
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カテゴリ: 株式投資
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3月4日の海外株式・債券・為替・商品市場(Update2)
3月4日(ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎外国為替市場

 ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで下落。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、国際通貨基金(IMF)がギリシャを救済するのは「適切ではない」との見解を示した。

 ドルは対円で上昇、ここ2週間で最大の値上がりだった。午前に発表された週間失業保険申請件数が前週比で減少したのが好感された。ユーロは主要16通貨のうち12通貨に対して下落。トリシェ総裁はこの日の定例政策委員会で政策金利の据え置きを決定、一部金融支援策については継続を決めた。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの外国為替調査部門バイスプレジデント、メグ・ブラウン氏(ニューヨーク在勤)は、「IMFの行動は別の意味のシグナルを送ることになる」と語り、「欧州連合(EU)は自分たちで問題を解決しようとしている」と続けた。



欧州政策金利

 BNYメロンの為替グループのマネジングディレクター、サマルジット・シャンカー氏(ボストン在勤)は、「欧州財政懸念はECBの機動性を低下させ、政策決定での足かせとなっている」と述べ、「市場参加者はECBがギリシャ支援の可能性の1つを排除したことをユーロの悪材料と受け止めた」と続けた。

 ECBは4日、フランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最低応札金利を過去最低の1%に据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査でも、52人全員が据え置きを予想していた。

 ECBはまた、固定金利での無制限の資金供給を、7日物と1カ月物について少なくとも10月12日まで継続する一方で、定例の3カ月物資金のオペを、危機前と同じ変動金利での入札方式に戻す。

 ソシエテ・ジェネラルの為替ストラテジスト、デービッド・デドゥッシュ氏は「流動性供給策は主にタカ派的な行動と受け止められる。IMFに関する言及がなければ、これはユーロにとっての強材料だっただろう」と指摘。財政悪化に直面しているギリシャなどにとって「資金供給手段の1つとなり得る方策にECBは反対している」と述べた。

 ユーロは過去3カ月間でドルに対して8.7%下落。市場参加者がギリシャなど一部欧州諸国による財政赤字削減への取り組みに懸念を抱いているのが背景。

米失業保険申請件数

 米労働省が発表した2月27日に終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は46万9000件と、前週の49万8000件(速報値49万6000件)から2万9000件減少した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は47万件だった。

  みずほコーポレート銀行の米通貨セールス担当責任者、ファビアン・エリアソン氏(ニューヨーク在勤)は「失業保険申請件数が予想よりも少なかったことから、ドルに買いが入った」と述べた。

◎米国株式市場

 米国株式相場は上昇。S&P500種株価指数は5営業日続伸となった。投資判断の引き上げに反応したほか、小売り企業の売上高増加や新規失業保険申請の減少、労働生産性の上昇が好感された。



 ただ、原油相場の下落を受けてエネルギー株が下げたことで、相場全体の上値は抑えられた。

 フィラデルフィア・トラスト(フィラデルフィア)の最高投資責任者(CIO)、リチャード・シーシェル氏はこの日の経済指標について、「こうした数字を市場は好感するかもしれない」と指摘。「景気の回復継続で鍵となるのは雇用だ。雇用が良くなれば住宅市場にもプラスとなる。必ずしも素晴らしい数字が出るとは限らないが、改善はしてきている」と述べた。

 S&P500種株価指数は前日比0.4%高の1122.97と、6週間ぶり高値。ダウ工業株30種平均は47.38ドル(0.5%)上昇し10444.14ドル。ニューヨーク証券取引所の騰落比率は4対3。

 この日は小売りやメディア、総合金融が上昇をけん引した。27日に終わった1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は46万9000件と、前週の49万8000件(速報値49万6000件)から2万9000件減少した。また10-12月(第4四半期)の労働生産性は前期比年率6.9%上昇した。

              雇用統計



 ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト62人を対象に実施した調査の中央値では、2月の非農業部門雇用者数は6万5000人減少と見込まれている(前月2万人減)。失業率は9.8%に上昇(前月9.7%)すると予想されている。

 レナーなど住宅建設株の下げが影響し、この日の相場は一時もみ合う展開となった。全米不動産業者協会(NAR)が4日に発表した1月の中古住宅販売成約指数(季節調整後)は前月比7.6%低下した。

 オムニベスト・グループ(ニュージャージー州プリンストン)の最高投資責任者(CIO)、トーマス・ソワニック氏は「中古住宅販売の数字は市場には驚きだったが、これまでもこの統計は数字が大きく変動していた」と指摘。「1月はいくらか天候要因が関係していると思う」と述べた。

       エネルギー株、ディズニー、アバクロ

 サウスウエスタン・エナジーは4.1%安。S&P500種を構成するエネルギー関連の40銘柄中、32銘柄が下落した。ドル上昇で原油相場が値下がりしたことが嫌気された。

 ディズニーは2.9%高の32.57ドル。コカ・コーラは1%上昇し54.47ドル。ボーイングは1.7%高の65.55ドル。

 アバクロは15%高と急伸し、41.52ドル。S&P500種構成銘柄中で最大の上げとなった。

◎米国債市場

 米国債市場では2年債が下落。利回りは1週間ぶりの水準に上昇した。5日に発表される米雇用統計で雇用者の純減が従来予想よりも小幅になるとの観測が強まった。

 2年債利回りは2日連続で上昇した。ギリシャの財政赤字削減能力に対する懸念が和らいだことも背景にある。この日の米経済指標では、新規失業保険申請件数がなお高水準ながら、前週を下回った。米財務省は来週の入札で中長期債740億ドルを発行すると明らかにした。米セントルイス連銀のブラード総裁は、米連邦準備制度理事会(FRB)が現在実施している前例のない金融刺激策について、米景気が回復の初期段階にあることを踏まえ、適切な措置だとの認識を示した。

 ジェフリーズ(ニューヨーク)のチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー氏は「市場参加者はどうにか切り抜けている。今後もこうした調子が続くだろう」と指摘。「雇用統計を控えて過剰なリスクを負いかねないポジションは避けるべきだ。特に、大雪の影響で統計データにゆがみが出る度合いが未知数のときはなおさらだ」と述べた。

 BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時間午後4時32分現在、2年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.86%。同年債(表面利率0.875%、2012年2月償還)価格は3/32下げて100 1/32。10年債利回りは2bp低下の3.60%。

 2年債と10年債の利回り格差は2.74ポイントと、2月5日以来の水準に縮小した。

雇用統計

 ブルームバーグがまとめたエコノミスト81人の予想中央値によると、米労働省が発表する2月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比6万5000人の減少。1月は2万人減だった。2月の失業率は9.8%への上昇が見込まれている。1月は9.7%だった。

 米財務省発表によると、9日実施の3年債入札規模は400億ドル、10日の10年債入札が210億ドル、11日の30年債入札が130億ドルとなる。

FRBは「引き続き傍観者」

 米労働省が発表した2009年第4四半期の非農業部門労働生産性指数(確定値)は前期比年率6.9%上昇と、速報値の6.2%上昇から上方修正された。一方、第4四半期の単位労働コスト指数(単位当たりの生産に要する労働コスト)は5.9%低下と、速報の4.4%低下からマイナス幅が拡大した。09年通年では1.7%低下した。

 債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の市場ストラテジストでポートフォリオマネジャーのアンソニー・クレセンツィ氏は顧客向けリポートで、「ほかの多くのデータと照らし合わせると、今回の労働生産性の上昇は米雇用の周期的回復を示している」と指摘、一方「構造的な問題が回復の度合いを抑制するだろう」と述べた。その上で、FRBは「景気回復が引き続き脆弱(ぜいじゃく)であるため、傍観者の立場を維持するだろう。今年の利上げはないだろう」と続けた。

 バーナンキFRB議長は先月の議会証言で、労働市場のたるみや低インフレを背景にFOMCがフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を「長期にわたり」0-0.25%のレンジに維持するだろうとの見通しを示した。

ブラード、エバンス総裁

 ブラード総裁はミネソタ州セントクラウドでの講演後の質疑応答で、「現時点の景気は回復の初期段階にあるため、われわれは非常に緩和的な措置を維持したいと考えている」と述べた。

 米シカゴ連銀のエバンス総裁は講演で、2007年12月に始まった景気後退が「狭いテクニカルな意味合いで終了したようだ」と発言。「現在の極めて緩和的な金融政策をあまりに長期間にわたって継続すれば、いずれインフレ圧力の高まりを招くだろう」と述べ、「金融政策に対して受け身でいるわけにはいかない」と語った。

◎金先物市場◎原油先物市場省略


欧州株式市場
 欧州株式相場は5日続伸。世界最大の建設会社、仏ヴァンシの予想を上回る決算や、オランダの小売り大手ロイヤル・アホルドの増配発表を好感した。

  ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の253.00で引けた。一時は年初来の下げを消す場面もあったが、1月の米中古住宅販売成約指数が予想外に低下したことが示されると上げ幅を縮小した。

 ロベコ・アセット・マネジメントの投資ストラテジスト、ロナルド・ドエスウィク氏は、「この日の米中古住宅販売成約指数のように、ここ数週間は一部にやや軟調な経済指標がみられたが、基調は引き続き上向きであることに間違いはない」と指摘。「欧州に関する限り、なお景気回復の段階にある」と述べた。
(一部省略)


◎欧州債券市場◎英国債市場省略

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212- 617-3007
参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern+1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.netニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka+1-212-617-5823  motsuka3@bloomberg.netEditor: Akiko Nishimae記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.ne
更新日時: 2010/03/05 07:52
Bloomberg
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最終更新日  2010.03.05 12:39:23


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