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2011.03.13
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カテゴリ: 株式投資


東北地震で日経平均株価急落、市場関係者に聞く(11/3/11)

 東北地方を襲った地震で、11日の東京市場で日経平均株価は引けにかけて前日比179円95銭安と急落した。同日夕方時点で市場関係者に聞いた。


リテラ・クレア証券情報部 清水洋介氏

 今回のような大地震が起きた場合、株式のトレーダーはとりあえず売るのが定石。工場や東北新幹線に被害が出る可能性もあり、関連企業への影響や動向を見極める必要がある。

 ただ、あくまで一時的な動きであり、事態がある程度落ち着けば買い戻されるだろう。

東洋証券デリバティブ・ディーリング室長 中川祐治氏

 午後2時40分台に大地震が発生したと確認し、即座に日経平均先物を売った。地震のときは経済への悪影響が懸念されるため、「ひとまず売り」というのが基本だからだ。その後、実際に下げたのを確認し、同じ分だけ買い戻した。ただその後も下げ続けたので、買い戻す時期を誤ったと後悔した。

 まだ東京など都市部での被害の状況が読めず、日本経済に与える悪影響がどの程度かが分からない。被害が拡大していれば、日経平均先物を売るスタンスが続くだろう。




 もともと今日の株式相場は下げるとみていたため、押し目を買う狙いから下値圏で買いの指し値を入れていた。それが地震発生直後の相場急落で引け間際に一気に約定した形だ。買ったのは、もともとポートフォリオに入れていた銘柄で、特に地震を受けて特定の銘柄を買ったわけではない。

 今回の急落は、地震を受けたリスク回避姿勢から、多くの投資家が日経平均先物の売買注文を取り消したことによる面が大きいとみている。実際、売買の板は地震直後明らかに薄くなった。1995年の阪神大震災の際にも起こったことだが、ある意味、自然な対応だろう。

 シンガポール取引所(SGX)で日経平均先物は一時1万円を割り込んだが、この下落はそう長くは続かないのではないか。東京での被害が比較的軽微であることが判明すれば、投資家心理も落ち着きを取り戻すだろう。


暁翔キャピタル 山口功一郎チーフインベストメントオフィサー

 東京都心にオフィスがあるが、地震でネットが止まり、引けるまで何も対応できない状態になってしまった。とりあえず今後は、仙台に主要工場がある企業をチェックして状況をみたい。また、保有している株式のうち、耐震建設や橋梁(きょうりょう)を手掛けるような企業では、値動きの軽い中小型株中心に買い姿勢を強める考えだ。

 週明け以降の日本株だが、正直影響は薄いとみている。欧米の主要市場主導の相場環境が変わったわけではないためで、相場水準が切り下がることはないだろう。海外の株式相場が大きく崩れるようなことにならなければ、リスク回避で売られた現物株や先物の買い戻しがまず入るとみている。引けにかけて急落した分は、かなり早い時期に回復するのではないか。


ちばぎんアセットマネジメント調査部長 奥村義弘氏

 東北地方で発生した大地震は投資家の心理を冷やしただろう。中東・北アフリカ情勢の緊迫による原油高で日本株相場の先行き不透明感が出ていたこともあり、地政学リスクへの警戒感が高まっている。週明けの東京株式市場では様子見気分が強まりそうだ。日経平均株価が9700円付近まで下げる可能性もみておいたほうがよいだろう。政府の危機対応力も見極めたい。昨年秋以降、日本株を買い進めてきた外国人投資家の姿勢が転換する恐れもある。


アイエヌジー投信 王子田賢史インベストメント・マネージャー

 地震発生時は会議中で、ギリギリまで会議を継続した。その後は避難を優先したため、特段の対応は取っていない。取引時間終了後は、約定が通常通り進んだかなどの確認をした。とりあえず、弊社についてはトラブルなく取引が進んだようだ。

 週明けの日本株相場は読みにくい。週末で各企業の被害状況が明らかになるだろうが、それ次第という面がある。東証の取引システムは今のところ正常に稼働しているが、余震によってトラブルが発生しないとも限らない。




日本経済新聞マネーベーシック
http://markets.nikkei.co.jp/





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最終更新日  2011.03.13 19:58:38


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