iTS-SPACE 楽天 株式 / ゴルフ 健康 旅行 書籍

2011.10.03
XML
カテゴリ: 株式投資



(ブルームバーグ)2:欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国債:上昇、NY連銀が長期債購入スケジュールを発表

 米国債相場は上昇。四半期ベースでは2008年の金融危機以降で最大の上げとなった。欧州のソブリン債危機や、米景気の低迷が世界経済の回復に重荷となるとの懸念が高まったことが背景。

 30年債の上げが目立った。ニューヨーク連銀は30日、オペレーション・ツイストと呼ばれる景気刺激策のもと、10月に約440億ドル(約3兆3915億円)の比較的償還期間の長い米国債を購入し、短期債を同額売却すると発表。米商務省がこの日発表した統計で、8月は個人消費支出の伸びが減速したことが示された。これを受けてトレーダーはインフレ期待を引き下げた。

 BTIGの主任グローバルストラテジスト、ダン・グリーンハウス氏(ニューヨーク在勤)は、「米国債市場では、今後は低成長が続きデフレ基調になるとの見方が大勢だ」と解説。「当局が一層の金融緩和に動いている中、利上げの見通しは薄れ、何年も先送りされた可能性がある」と述べた。

 ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後4時現在、30年債利回りは前日比15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.90%。同年債(表面利率3.75%、2041年8月償還)価格は3 10/32上昇の116 7/8。

 10年債利回りは6営業日ぶりに下落し、10bp低下の1.90%。今月23日には1.6714%まで下げ、1953年に米連邦準備制度理事会(FRB)がデータをまとめ始めて以来の低水準を付けた。2年債利回りはこの日、ほぼ変わらずの0.25%となっている。

           ツイストオペ始動



 先週の30年債利回りは週間ベースで41bp下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は21日、来年6月にかけて残存期間が6-30年の国債を4000億ドル購入し、期間が3年以内の国債を同額売却する方針を発表。借り入れコストを低く抑えることで景気浮揚を目指すとした。

 ニューヨーク連銀が30日に発表したところでは、購入は10月3日から始まり、償還期限が2036年2月から41年8月までの国債を22億5000万-27億5000万ドル買い切る。

 10月3日からの2日間で、FRBは償還期限が19年11月から21年8月までの米国債を42億5000万-50億ドル相当、償還期限が18年1月から41年2月までのインフレ連動債を15億ドル相当、それぞれ購入する。10月6日には償還期限が12年1-7月の国債を80億-90億ドル相当売却する予定だ。

           安全資産への逃避

 CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード)の国債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「連銀の発表で最も重要なのは国債購入を最初に実施することを強調している点だ。30年債を購入した後に10年債を購入することからも分かる」と指摘した。

 米商務省の30日の発表によれば、8月の米個人消費支出は前月比で0.2%増加した。前月は0.7%増(速報値0.8%増)に修正された。

 コメルツ銀行の債券戦略責任者、クリストフ・リーガー氏(フランクフルト在勤)は、「第4四半期にマクロ経済の状況が悪化するにつれ、成長の弱さは金融市場の緊張を高め、安全資産への逃避を後押しするだろう」と述べた。

◎NY金:上昇、世界経済収縮を懸念-12四半期連続高

 ニューヨーク金先物相場は上昇。世界的な景気後退への懸念から逃避先としての金の需要が拡大した。四半期ベースでは12期連続高となった。

 ドイツの8月の小売売上高は予想以上の落ち込みとなったほか、8月の米個人消費支出(PCE)は伸びが減速した。中国の製造業活動を示す指数は3カ月連続で50を下回った。金は四半期では8%上昇した一方、今月は11%安と2008年10月以来の大幅下落。欧州の金融混乱を背景に、他の資産での損失を穴埋めするために金の利益を確定する動きが強まった。

 インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、「マクロに関する懸念は残っている」と指摘。「現物買いが相場の支えになっている」と述べた。



◎NY原油:1年ぶり安値、四半期では08年以来の大幅安

 ニューヨーク原油先物相場は四半期ベースで2008年の金融危機以来の大幅安となった。この日は中国や米国、ドイツの成長減速の兆しで原油需要が後退するとの懸念が強まったことを背景に、1年ぶりの安値に下げた。

 中国の製造業購買担当者指数(PMI)指数が3カ月連続で50を下回ったほか、ドイツの8月の小売売上高指数は低下。8月の米個人消費支出(PCE)は伸びが減速した。9月のシカゴ購買部協会指数が予想外に上昇すると、原油は日中の安値を離れた。

 トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)のアナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「中国のPMIとドイツの小売売上高の数値をきっかけに売りが先行し、米個人所得が一段安の要因になった」と述べた。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前日2.94ドル(3.58%)安の1バレル=79.20ドルで終了。終値としては昨年9月29日以来の安値となった。四半期では17%安と08年10-12月以来の大幅下落。今月は11%、今週は0.8%いずれも値下がり。



 30日の欧州株式相場は反落。ストックス欧州600指数は四半期ベースで2008年以降、最大の下げとなった。中国の製造業購買担当者指数(PMI)が前月同様に50を下回り製造業活動の縮小を示唆したほか、ドイツの小売売上高指数が前月比で低下。景気鈍化の懸念が強まった。

 ドイツ銀行は大幅安。利益目標を下方修正する可能性があるとの独紙ハンデルスブラットの報道が売りを誘った。8月の小売売上高指数が約4年ぶりの大幅な低下となったことを背景に、ドイツの小売り最大手メトロも安い。オランダの家電メーカー、フィリップスはHSBCが同社の売り上げ予想を引き下げたことを受けて下落した。

 ストックス欧州600指数は前日比1.2%安の226.18で終了。週間ベースでは4.6%上昇した。当局者が欧州の債務危機収束へ向けた取り組みを強化したことや、米国の失業保険申請統計と国内総生産(GDP)が予想よりも改善したことが好感された。欧州株は四半期ベースでは17%安と、08年以降で最大の下落。9月は月間で4.7%下落し、5カ月連続で下げた。

 センパー・コンスタンティア・プリバトバンク(ウィーン)のファンドマネジャー、フィリップ・ムシル氏は「状況は非常に悪化している」と指摘。「当社は株への投資には非常に慎重になっている。全般的に思わしくない指標が出ており、このままリセッション(景気後退)入りするとの声が多い」と述べた。

 30日の西欧市場では、18カ国中アイスランドを除く全市場で主要株価指数が下落した。

 ドイツ銀行は6.8%安の26.32ユーロ。メトロは4.3%安の31.93ユーロ、フィリップスは4.1%下げて13.55ユーロだった。

◎欧州債:ドイツ債上昇-小売売上高減少と世界的な株価下落で

 30日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。世界的な株価下落とこの日発表された8月の独小売売上高指数の大幅低下が手掛かり。

 欧州で最も安全と見なされる独2年債は5営業日ぶりに反発。中国の製造業活動の縮小を示唆する指数の発表や、米個人消費の伸び減速が背景。ベルギー2年債は8営業日連続で上昇。政党間協議で財政赤字が削減されるとの楽観的な見方が広がった。アイルランド債は四半期ベースで、欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)の指数がカバーする26市場の中で最高のリターン(投資収益率)となっている。

 ラボバンク・ネーデルラントのシニア市場エコノミスト、エルビン・デフロート氏(ユトレヒト在勤)は「リセッション(景気後退)が差し迫っているかもしれないとの懸念に、進行中の危機や当局の対応方法への心配が混ざり合っている」と述べ、「現段階では依然として状況の多くが芳しくない方向に展開し得る。その意味でわれわれはドイツ国債には強気な見方を維持している」と付け加えた。

 ロンドン時間午後4時25分現在、独10年債利回りは前日比12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.89%。週ベースでは14bp上げ、7月1日終了週以来で最大の利回り上昇となった。同国債(表面利率2.25%、2021年9月償還)の価格は1.11上昇の103.275。2年債利回りは5bp低下の0.55%。

 独連邦統計庁がこの日発表した小売売上高指数(物価・季節調整済み)は前月比2.9%低下。英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した9月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)確定値は49.9と、3カ月連続で50を下回った。同水準を下回ると製造業活動の縮小を意味する。米商務省が発表した8月の個人消費支出(PCE)は、名目値で前月比0.2%増加。前月は0.7%増(速報値0.8%増)に修正された。

 ドイツなどユーロ圏のいわゆる中核国の国債は7-9月期に上昇。経済指標を受けて欧州がリセッションに逆戻りするとの見方が広がったほか、債務危機への対応が各国ばらばらであることが材料となった。

 ブルームバーグとEFFASがまとめた指数によると、独国債の7-9月リターンはプラス7.2%。アイルランド国債は29%。一方、イタリア国債はマイナス4.3%。ギリシャ債はマイナス25%だった。

 この日のベルギー2年債利回りは5bp低下の1.80%。一時は1.75%と、昨年12月9日以来の低水準となった。ギリシャ2年債は4日続伸し、利回りは307bp低下の62.17%。10年債利回りは2bp下げ22.66%。アイルランド2年債は1週間ぶりに下落し、利回りは42bp上昇の7.46%。

◎英国債:(字数の関係で割愛)

ニューヨーク・ニューズルーム   1-212-617-3007
参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 小林 恭子 Kyoko Kobayashi + 1-212-617-5230kkobayashi39@bloomberg.netニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba+ 1-212-617-3007schiba4@bloomberg.netEditor:記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.net
更新日時: 2011/10/01 07:06

Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.10.03 09:13:25


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: