れっつごーPTA会長

れっつごーPTA会長

2006年08月18日
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カテゴリ: つぶやき
わたしは出産直後、2日間母子分離状態でした。

初出産後「経産婦なみの進行でしたね」と助産婦さんのお言葉があったくらい
タイヘンではないお産でした。

痛~い麻酔なしでの会陰縫合も「無事に生まれたから、ガマンガマン!」と耐え。
産後直後は、分娩台に寝たまま、夫の写真を撮ったり
「新生児って、原始的な顔立ちをしているな~」と不思議がって眺めたり
ごくごくフツー(本当は、かなり興奮していたはず)に過ごしたいた。

ところが、15分後ぐらいに異変がおきた。

ザクッとするような、痛みが下腹部を襲う。



夫にナースコールのボタンを押してもらい、看護婦さんを呼んでもらう。

しばらくして、お医者さまも呼ばれてきて
「出血してきている」とのこと



なんで~!!産んだらおしまいじゃあ、なかったんか~!!!
この痛みはなんなんや~!!きいてないよ~!!!どうなるの私っ!!

すぐに溜まっている血を抜いて、もう一度縫合する処置が行われることに

カラカラカラ…と新生児をのせたカートが分娩室から出て行く。

「かーちゃん、がんばってな」と新生児の声が聞こえてきた。
「うん、あんたが、元気でなによりやったわ」と返す。ココロの中で。

またしても、分娩室で一人に。
その後の処置は、本当に痛くて、辛かった。


また、縫合するという。
マジかよ!!!せっかく、縫い終わったとこなのに~!!!

「グガッーーーーーーー!!!!!ウゲーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
と声が実際に出たくらい痛かった。
分娩時の痛みとは、次元が違っていた。


爪と指の間に太~い縫い針がぐぐぐぐっと押し込まれていくようでした。
思わず「麻酔しないんですか?」と医師に質問。
「全身麻酔になって、危険だから」との回答。

声を出すのは、やはりためらったので
手に持っていたハンドタオルを口の中に押し込めて耐えた。

※妊婦さんへ、分娩室ではハンドタオルは必須アイテムです。



そんなこんなで、無事終わった2度目の処置。
なんでも「産道が傷ついていて、そこから出血があった」のだそう。
会陰を縫合しているので、その血が出てこずに溜まっていたそう。

産道って傷つくの!?
あたしゃ、その時初めて聞きましたよ。
思わず、疑心暗鬼の目で「こういうことは、よくあることですか?」と質問

「年に2~3件ある」そうです。>そのうちの1件だったのね、私。


しばらく、そのまま横たわっていると、分娩室にBGMが
♪happy birthday to you~♪
生まれてきたわが子は、ここには、いない。
会陰がやけどしたように、熱く、痛い。
なんなの、この能天気な音楽は…

ナースコールを押して、音楽をやめて下さいと頼む。

その後、尿道に管をつけられベットに寝たまま丸一日を過ごした。

ふと、私が出した新生児はどうなっているのだろう?と思い
「もう、赤ちゃんには会えないのですか?」と聞く。
すると、看護婦さんが、枕元に連れてきてくれた。

すやすやと寝ている赤ちゃん。


「お母さん、わたしは大丈夫やから。
 ちゃんと新生児室でお世話してもらっているから、心配せんでいいよ。

 それよりも、あんた自分の心配せな。
 はよう、元気になりよ。」


「すまんな~、母さんこんな目におうてもて
 でも、あんたが元気でなにより。
 新生児室でちゃんとミルクも、もらっとんのやな。
 母さんも、はやく管がとれて、元気になれるようにがんばるわ」

と新生児がわたしに語りかけてくれているかのような
新生児が「わたしは、ええから自分の心配しな」とわたしを励ましているような
そんな不思議な感覚を味わった。


この経験が、ずっとあって
子どもは、こどもで、私は、わたしで、という感覚が、根付いている。





先日、一人息子が、幼稚園の一泊二日のお泊りキャンプに行っている友人と会った。
子どもと離れて、さびしくて、どないしとうか不安で、涙がでそうで、と
もう目もあてられないほど憔悴しきっていた。
明日帰ってくるというのに!

なんで、そんなに子どもと離れられないのか理解できなかった。

子どもをいつまでも自分の傍においておきたいと考えている彼女に
そのことを指摘すると、泣かれてしまった。

その時に、出産直後に、子どもが自分の手元を離れて
新生児室でお世話になっていたことを思い出した。
自分は、2度にわたる会陰の処置で身動きできないくらいの痛みかかえ
トイレにも行けなくて(尿道に管をいれられていた)
何にもできない無力感を充分に味わった。
しかし、子どもは、子どもですくすくと穏やかに過ごしていた。

母親が、ボロボロの身体でも、子どもは、すくすくと成長していくものだと、思いしらされた。

産後の母子分離がいい意味で子どもとの距離を教えてくれたように思う。

息子べったりの彼女は、こんな経験がなかったのかな?と思った。

それとも、その後の産後の過ごしかたで、自分の問題を直視しなくてすむように

息子を隠れ蓑にして、ここまで来たのかもしれない。

そこで、脳の活性化の話をしたのだけど

どこまで、彼女の心に届いたのだろうか。




産後、いい意味での母子分離は経験すべきだと思う。

「あなたがいないと、お母さんダメなの~!よよよ…」
と子どもの足元にすがりつく母にならない為にも。











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最終更新日  2006年08月18日 13時24分42秒
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