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新しいブログを開設しました。http://ameblo.jp/ivycafe/ぜひご覧くださいそちらでは、セルフ・ブランディングについて、またコーチングについての日々の気付きを書き綴っていこうと思っています。ブックマーク、忘れずによろしくお願いします
2007.11.16
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本日、事例ライター養成塾を修了しました。 事例ライターとは企業の顧客事例を制作する人です。 といってしまえば、なんだか簡単そうですよね。 ところがどっこい。 初日の講義で「ライター」といっても世間一般の物書きとはまったく違っていることが判明。 事例ライターの場合 「クライアントの売上を上げる」 というミッションがあるので、 戦略と高度なスキルが求められます。 私も塾に申し込んだときは甘く見ていました。 普段、コーチとして人の話を聞くのを仕事にしている私は、 事例制作でも、単に「人の話を聞いて記事にまとめればいいだけ」かと思っていたので、 楽そうじゃん、出来る出来る〓 と、タカをくくっていました。 が、しかし! 講義がすすめば進むほど、そのスキルの難しさを思い知らされていきます。 その度に頭をガーン〓ガーン〓とやられていました。 いままでの自己流で文章を書いていた癖がこれほど弊害になっていたなんて〓 とにかく頭を切り替えるのが大変でした。 なんとかかんとか最終課題を提出してはみたものの、 重要なところをまだ理解しきれていないことを実感。 最後に講師が同題材で作った作品を突き付けられ、さらにショック! ひぇ~え〓 レベルが違い過ぎ~〓 なんか塾が終わってから、 本腰入れてトレーニングするぞ〓 というメラメラ感が沸き上がりました。
2007.09.15
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昨日は朝から元気にセミナーを受けてきました。テーマはコーチとしての起業です。起業に関する基礎知識のほか、参加者同士でお互いの強みをコーチングで引き出したりビジョンを描いたり成功しているコーチの事例を学んだりと、夢の膨らむ内容でした。私自身はコーチとしての専門分野も起業の具体的プランも不明瞭なままですが持っているスキルや知識など「何ができるか」より興味があって、「やってみたいこと」を膨らませていく方がモチベーションが上がるなあ、と感じました。とはいえ数年後のビジョンを描くとき私が決まって思うのは「やりたいことにすべてチャレンジし、その結果、それらを統合したオリジナルな仕事を始め、パーソナルコーチングと同時に行なっている。」というものです。その「オリジナルな仕事」って何だ!?私自身もまだ分かりません。きっと今興味のあることや、やってみたいことを実行していくといつか見えてくるんだと信じています。セミナー後のランチタイムでお話したコーチも「完成形を追い求めるより、まず目の前にある手で触れられる仕事に全力を注ぐこと。 そうすれば結果的に何かが出来上がっていくものだ。」とおっしゃっていました。う~ん。私にとって目の前にある手で触れられる仕事って・・・?やはり一人ひとりのクライアントさんが成長したり目標を達成したり、自分らしく生きていく・・・そんなお手伝いをすることだろうと思います。将来の起業イメージにばかり気をとられず、日々のコーチングで変化するクライアントさんの姿自体が私を理想の私に近づけてくれるんですよね。私を理想の私に近づけてくれるお手伝いをしてくれる方(クライアント)、募集中です。今なら3回まで無料でコーチングを受けられます。http://plaza.rakuten.co.jp/ivy1013/
2007.08.23
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ただいまパンダに夢中です。先週は久しぶりの帰省で神戸に帰ったのですがたった2泊3日の神戸滞在中にどうしても外せなかったのは王子動物園でのパンダ見学です。夏休みの王子動物園へひとりで出掛けていき、パンダ舎から40分も出てこないでいる女も珍しいでしょう。きっと周りの行楽客は怪しい目で私を見ていたに違いありません。でも2匹のパンダ 興々(コウコウ)と旦々(タンタン)を目の前にすると人からどう思われようが関係なくなり、心は白と黒のフワフワした愛くるしい動物に奪われ顔を緩めっぱなしにして見入り、通路を行ったり来たりしては夢中でシャッターを切っていましたガラス越しに写真を撮ったので写りはよくありませんが、この2匹だけで気付けば60枚も撮っていましたその後、(パンダに会えた)興奮が冷めないうちに友人に会ったときその友人からかわいいパンダの箸置きをプレゼントしてもらいましたタイムリーすぎて嬉しくなっちゃいました。次の友人との待ち合わせ時間まで(帰省中になるべく友人と会おうと、一日に三組と約束をしてたのです・・・)時間があるので書店でブラブラしているとパンダの写真集が目に飛び込んできましたこれは買うしかないでしょう!そして神戸BALのgentenというバッグ店で見つけたのは、こともあろうに革でできたパンダモチーフのキーホルダーしかもディスプレーでは私の手持ちと同型のトートバッグに引っ掛けられてました。ここでも運命を感じ、もちろん運命にしたがうことにして、即購入ですああ、パンダMY LOVE
2007.08.22
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先日、下北沢のアンティークショップ「FUCHISO」(フウチソウ)に行ってきました。店内にはフランス、ドイツ、中国、韓国など、各国から集められたアンティークと雑貨がセンスよくディスプレーされています。このお店の入っている「露崎館」はもともと昭和初期に下宿屋として建てられた建物でここだけ時代が止まっているかのようにレトロな雰囲気を漂わせています。そんな優しく素朴な建物とアンティークたちがマリアージュ。こんな子もいます。これは靴下で作られた「ソックメイト」。ハンブルグ在住のデザイナーによるのもだそうです。天井からぶら下がっているのは白木のモビール。心が安らぐ形はヨーロッパの子供部屋にありそう。ちなみにこのモビールはオーナーの小松さんの手作りなんですって。小松さんは人の手で創られたものを次の世代の使い手に大事にしてもらえるように橋渡しをしています。実際、一つ一つの商品の由来など、お話を聞いていると、楽しくて時がたつのを忘れてしまいそうになります。他にも、アンティーク布を使ったバッグもすべてオーナーの手作りっていうからオドロキです。よく聞くと、アクセサリーも手作り!お店の内装もご主人との手作り!!ホームページ(www.fuchiso.net)も手作り!!!すごい!お店はその人の心を表します。オーナーの物を愛する心、つくる心、それを伝える心・・・お店はそれらを表現するステージなのかもしれません。「FUCHISO」を訪れ、しばらく時を過ごせばその心をキャッチし、不思議とあたたかい気持ちになることができます。心を映すお店経営はまさにFEEL GOODです。ただいまオリジナルバッグ展を開催中だそうです。8月3日までなので、急いで!* * * * * * * * * * * * * * * ** * * * * * * * * * FUCHISO(フウチソウ) antique+new 155-0032東京都世田谷区代沢5-32-14 露崎館2F tel / fax 03-3795-7557 open 13:00-19:00 (月曜定休)
2007.08.01
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人はみな、それぞれの心の中に『星』を持っています。それは自分らしさを象徴するもの、生きる理由や目的といった存在意義そのものです。例えば、「人を楽しませること」だったり、「物を作ること」だったり、「表現すること」だったり、「人と人をつなげること」だったり・・・それこそ千差万別、人の数だけ違っています。ちなみに私の『星』はというと・・・「自分が得た感動を、人に伝え、人の心を動かすこと」だと思っています。これを読んでいるあなたの『星』は、何ですか?でも、残念なことに、そう聞かれても世の中自分の『星』が何であるか、知らないでいる人がたくさんいます。自分の『星』よりも、他人のために、あるいは世間の常識にしたがうために、生きているように見えます。でもね、自分の『星』を見つけて、それを磨いてあげると、それだけですごく大きな充実感や幸福感を味わうことができるんですよ。『星』の放つ光こそ、いわゆるその人のアイデンティティ、つまり<ブランド>だと思っています。『星』を大切にしている人ほど魅力的で生き生きとしており、自然と人望が厚くなってきます。さらにうれしいことに、人だけでなく、お金(仕事)をも引き寄せていっています。何よりも本人が<楽に><シンプルに><自分らしく><幸せに>生きられるようになるのです。では、その『星』ってどうすれば見つかるのでしょうか?こればっかりは、答えを親や先生、上司から、教えてもらう事はできません。本を読んでも書いてくれていません。その答えは自分自身の中にあるのですから。――あなたは何をしているときに生きがいを感じますか?――考えただけでもワクワクすることって、なんですか?――子供の頃にワクワクしていたことは?――好きな趣味、好きな仕事をやってるとき、それらのどの部分に楽しさを感じますか?これらの質問は自分の『星』を見つけるためにヒントになるものです。なるべくたくさん思い浮かべてみてください。自分ひとりではなかなか・・・という方はコーチングが役に立つと思います。コーチングでは、一対一で対話することによって、自分の内面ととことん向き合うことができます。そして『星』のありかを隠していた<思い込み>や<常識>を一つずつ剥がしていきます。私がコーチとして「感動したことを伝える」ということは、向き合っているクライアントから発するものを感じ取り、それが私にどう映ったかを言葉にして投げ返すこと。そうすることによって、クライアントは自分のことを客観視することができます。まるで、自分のこころの中を鏡に映し出したように。そのうち、今まで気付かなかった自分の考えや思いなどが表にひょこっと顔を出します。それは、与えられるものではなく、自分の中から発掘するもの。その作業の繰り返しで、人は本当の自分らしさ、つまり『星』を見つけていくのでしょう。****** コーチング無料体験キャンペーン【限定50名様】 ******形式: 電話またはskype、対面(東京都内)より選べますセッション時間:約45分間回数: 1~3回まで選べます。*コーチングのテーマはご自由です。【お申し込み】メールに(1)氏名、(2)職業、(3)連絡先メールアドレスまたは電話番号、(4)希望日時(第三希望まで)、(5)希望形式 (6)コーチングで話したいテーマを簡単に書いてshaoying0507@aol.com(廣世)宛に送信してください。
2007.07.29
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おうちの中に「財源」を置いておくと、お金が共鳴して入ってくると聞きましただからうちのムーミンはパクパクと五百円玉を食べています。毎日1枚。 チャリーン2枚のときもあります。 チャリーン チャリーン何も食べるものがないときはどうするかというと・・・隣のお部屋へ出張します。ムーミン「トントントン。何か御用はありませんか?」主人「なんや?またタカリに来たんかい・・・」恐いおじさんは、憎まれ口をたたきながらもチャリーンと一枚入れてくれます。ムーミン・・・よう働くのう。
2007.07.18
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今日、回ってきた知り合いからのメールで知ったのですが本日、日本時間の午後8時11分から1時間世界中の約1千万人の人がいっせいに瞑想するイベントがあるそうです。瞑想といっても人によってやり方は違っていいそうです。要は、この時間だけは日常の喧騒から離れて十分喜びの気持ちを味わったり感謝の心を持って、幸せな時間をすごしたりして地球の未来のために思いを馳せようってことなのかな。とにかく世界の1千万人以上の人と同じことを同時にするってけっこうどきどきしませんか?もちろん私も自宅から参加しようと思っています。詳しいことを知りたい方はコチラを参考にしてください。Fire the Gridhttp://firethegrid.seesaa.net/
2007.07.17
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私は自分のことを、熱しやすく冷めやすいタイプだと思っています。習い事など、興味あることには飛びつくし、しばらくやって満足したら何の未練もなくスコーンと辞めちゃう。この性格のおかげで今までいろんなものに首を突っ込んだはいいけど、何の専門性も身に付かず、ほとんど使い物にならない結果になっています。例えばウクレレ、フラワーアレンジメント、フランス語、バレエ、書道など・・・数え始めたらきりがないほどです。トホホ・・・ですよね。このままじゃ忍耐力も根性もない甘ちゃんだと思われても仕方がありません。でも最近この、気分によって物事を始めたり辞めたりすることがそんなに悪いことじゃないような気がしてきたんです。ひとしきりやってみて、興味がなくなっていくことは、もともとそれを長くやる素質がないから。楽しみで始めたものも、続けると苦痛になるのは、「もう十分楽しんだでしょ。もうそれくらいで止めておけ。」というサインなのかも、と思うと、あまり罪悪感を覚えなくて済むようになりました。それでも私にしては珍しく、続いていることがあります。コーチングなら、やってもやっても飽きないんです。飽きないどころか、楽しくて、もっともっと極めたい、と思っているくらいです。進み方はマイペースですけどこういう気持ちにさせてくれることには、ちゃんと腰を据えて付き合っていこうと思います。自分に素直にしていてよかった。。。世間体を気にして嫌なことを続け、結局本当に好きなものを見失うより、好きなものに出会うまで、自分の気持ちに素直であり続ける。これって、なんてシンプルなんでしょ!この1~2年、私は何かを決めるとき、ある基準に沿って決めていくことにしていました。それは、「楽しいかどうか、やりたいかどうか、好きかどうか」というポジティブな感覚を伴う方を選ぶ、というものです。う~ん、単純明快!そこでは損得や儲けなどの価値基準は顔を出しません。なぜかというと、その方がうまくいくからです。あまり頭を使わなくて済むので頭で計算するのが苦手な私はとてもこのやり方が気に入っています。先日、ある講演会で聞いた話も、このやり方を後押ししてくれるような内容でした。「21世紀からは、時代のルールが変わり、トップダウン型の従来の常識はまったく通用しなくなる。逆に個人が自分の感覚を頼りに、自分のペースで自分のことを輝かせていくことが当たり前の時代になってくる。」そうです。上の説明で、「自分」ということばが何度も出ましたが今までは、価値を自分以外の「外側」に求めていたのが、これからは自分の「内側」が物言う時代になる、ということです。はあー、納得ぅ~。大事なのは、その時代の変化に適合していけるかどうか、なんですって。昔ベストセラーになった『チーズはどこへ消えた?』のホー(ねずみ)のようなすばやい切替が必要ってことなのでしょう。コーチングの考え方も、ほとんど同じで「<答え>は自分の中にある」が原点になっています。コーチングを通じて、答えを外側に求めようとしていた人たちにもっともっとこのシンプルさを味わってもらいたいです。そうしているうちに、その人の本当に求めているものが見つかるかもしれないですから。そんな私のコーチング、受けてみませんか?現在、体験コーチングを実施しています。3回まで無料です。興味のある方はshaoying0507@aol.com(廣世)までメールください。お待ちしています。
2007.07.15
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蒸し暑い夏は、エスニックなスパイシー系のものが食べたくなりますよね。今回行ってきた料理教室のテーマは 『アジアン屋台』でした。先生は世界中を駆け巡って各地の家庭料理を研究し、紹介してくれる美由紀さんです。彼女が最近攻略してきたのはマレーシア&ベトナム。滞在中はとても楽しかったらしく、嬉々として旅先でのお土産話をしてくれました。もちろんお土産は話だけではありません。本場で味わったマレーシアの家庭の味を私たちが家でも簡単に作れるようアレンジしてくれたメニューを教えてくれました!美由紀さんの料理教室では、珍しいものとの出会いがひっきりなしに起こります。教室が始まったときにふるまわれた<アイスしそ茶>。色は鮮やかな赤紫で、クランベリージュースみたい。さっぱりとしておいしかったです。作り方をしっかり聞いたので、今度作ってみよっと。そして材料には見たことも聞いたこともない調味料などがよく紹介されるのでそのたびに味見したり、写真を撮ったり、買える場所をメモしたりと大忙しになります。もちろん今回もアジアン屋台だけあって、「ケチャップマニス」などの未知の調味料を目の前にみんなはいろんな反応を示していました。メニューは全部で4品です。まずは「トマトとオクラのスープ」です。「これ、おいしいいいい~!」と、思わずTBS『はなまるマーケット』のヤックンが乗り移ってしまうくらい(笑)おいしかったです。気に入ったのが、面倒くさがり屋の私でも、これなら作りたいって思わせるシンプルさです。暑い夏の昼間にいただくと、すぅーっと気分爽快になりそうでした。2品目は「ベトナム揚げ春巻き」です。おなじみ生春巻きをさらに油で揚げたものです。普通の春巻きの皮でも作ったので、味の比較ができました。3品目は「炒果条」(屋台風焼きそば)センレクというお米でできた麺を使っています。ここでさっきのお初調味料、ケチャップマニスが入り、独特のマレーシア風味が加わります。最後にデザート「寒天ゼリー」ポイントは柚子茶を加えること。この柚子茶、どう見てもマーマレードなんです。カルダモンやミントで作ったハーブシロップとフレッシュフルーツを加えてさながら「アジアンなあんみつ」のようでした。これらの味は、昔行ったマレー鉄道の旅を思い起こさせました。車窓から眺める熱帯雨林のジャングル、鉄道の社内食、宿の近くの屋台の怪しげなスープ。ハニカミ屋だけど人懐っこいマレーシアの人々。街から漂うアジアな匂い・・・。今日のお料理から、いろんな感覚が蘇り、刺激された一日でした。さーて、次回は何かな?
2007.07.12
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みなさんはホテルやレストランで目にする壁画や装飾画を気にとめたことがありますか?私はほとんどありません。だって、絵といっても、それはあまりにもその空間の一部と化しているので、それだけが際立って私の目を奪うことはないからです。それらはあくまでもインテリアを構成する一部だからです。しかしもし、絵がそこになかったとしたら、どんな印象を受けるでしょうか?たぶんその空間自体がどこか未完成で物足りない印象になったかもしれません。先日はそんな装飾美術を多く制作しているアーティスト、はやしまりこさんのセミナーに行ってきました。会場は、かのフランク・ロイド・ライトによる設計で建てられた自由学園明日館の教室でした。とても素敵な歴史ある空間で、建築空間についてのセミナーを受けるにふさわしいセッティングでした。装飾美術の特徴は、空間への完全テーラーメイドということです。その施設の用途やコンセプトを理解した上で、さらに窓から射す自然光や壁の色や建材など、ありとあらゆる条件を加味しながら作品を作っていきます。それがいくら芸術的に優れていようが、作者の好みであっても、空間にそぐわなければ納品できません。そんなストイックさを要求されるプレッシャーの中、出来上がったはやしさんの作品は、ただの空間に生命力と独特の世界観を持たせ、空間全体のクオリティをぐんと上げてくれます。そしてそこを訪れる人々に心地いいと感じる何かを与えるのです。それが何かというヒントは、はやしさんのポリシーの中にあるのかもしれません。彼女は作品を描くとき、いつも枠からはみ出るほど勢いよく描くそうです。それは外に向かっての広がりを感じさせるものです。つまり内側のエネルギーが外に飛び出しているので自然と空間と溶け合っていきます。次に、プロフェッショナルな心意気を持つこと。一つでも気に入らないところがあれば、一から書き直すそうです。そして何よりも、作り手が楽しんでやること。それはもちろん、はやしさん本人だけでなく、一緒に働くスタッフも同じように楽しんでできるよう、いつも心を砕いているそうです。「作り手が楽しんで作った作品でないと、絶対見る人の心に届かない。」という言葉から、はやしさんはとてもこの仕事を愛しているんだな、と感じさせました。このセミナーを受けた後は、街で目にする絵画やアートを注意してみるようになりました。だって、すごく素敵な人たちが真剣勝負で作り上げていった作品たちなんですもの。いつも<出来上がり>しか目にしないのですが、その作り手の思いや苦労を知ると、断然その作品の見る目が変わりますよね。以下に私のお気に入りの作品を紹介したいと思います。キャノン目黒研究所白い壁に白い絵はどうしたものか?と依頼主に反対されていたが、光を取り込んだ空間には、むしろ壁に溶け込むような作品がしっくり来る、といって作ったのがこの作品。お見事です。高島屋新宿店最近リニューアルオープンした一階化粧品売り場。グラマラス雰囲気がぴったり。 ホテルオークラ東京ゲストルーム絵があるからこそ和む部屋。絵が主張しすぎることはなく、さりげないけどこんなにも空間になじんでいます。
2007.06.28
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毎日のスケジュールが固定していない主婦にとって、時間の使い方は悩みの種です。私もその日その日で行なう家事の種類も違うし、気分が乗らないときなんか、なかなかはかどりません。たいして何もやってないのに、いつの間にか日が暮れて、一日が終わってしまってたり・・・・そんな時、私はいつも、「あーあ、今日はなぁんにもできなかったなあ・・・」と後悔する思いです。本当は、家事をする時間より、好きなことをする時間をもっと確保したいのです。でもどうしてもできない・・・。どうすれば???そこで、ふと本棚に目をやったとき、そこにあったのは野口嘉則さんの本『幸せ成功力を日増しに高めるEQノート』でした。そういえば買ったまま放ったらかしだったな。なになに?「わかってるのに行動できないのは、 無意識にブレーキをかけるビリーフがあるから。 そのビリーフを書き換えるとスムーズに前に進むことができる・・・」・・・お、おもしろそう!やってみたい・・・!そう思ったら善は急げ!さっそくスターバックスに持ち込んで、書き込み式の部分を埋めながら読み始めました。読んでは考え、考えては書き書きし・・・夢中になって丸一冊を消化しました。本に書いてあるとおりに考えを書きとめていくと、あれよあれよという間に古いビリーフが新しいビリーフに書き換えられていったのです。ビリーフとは、小さい頃から無意識に思い込んでいる考え方で、ときにそれは行動を妨げ、さらに、自己実現までをも妨げるブレーキのようなものです。例えば「人に嫌われてはいけない。」などです。私の場合、古いビリーフはこうでした。「環境がすべて整っていないと前に進んではいけない。」私の今までのダラダラとした生活習慣は、この古いビリーフが引き起こしていたのです。そして、新しいビリーフはこうなりました。「環境が一つでも整っていたら、とりあえず前に進んでもいい。」私はこの新しいビリーフに沿って、数日間過ごしてみました。すると、一日のうちに、やりたいことがちゃんとやれて、しかも家事も嫌々でなく、気軽な気持ちでやることができたのです。なぜそれが上手く行っているかといえば、自分が大切にしているものや、いちばん好きなことから手をつけたから。すると満足感が得られ、エネルギーが高まる。その勢いで嫌な仕事にも取り掛かることができる。それだけのことだけど、好きなことをやるエネルギーの力ってすごい!それよりビリーフを書き換えられるように組み立てられた野口氏の本もすごい!こうした出来事をまとめる手助けをしてくれたマイコーチもすごい!この体験は私のこころのファイルにしっかりしまっておきましょう。コーチとして、そんなこころのファイルをたくさん作っていきたいから。昨日、コーチの認定資格試験に合格しましたいよいよ、旅立ちって感じです。
2007.06.27
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最近、GUCCIやFURLAなど、ファッションブランドがブティック内でカフェを併設する動きが出てきましたね。先日は銀座のメゾン・エルメスのカフェを覗いてきました。色とりどりのエルメススカーフの柄やオレンジのエルメスボックスのイメージから明るく装飾的なカフェを想像していただけにそのシックさはちょっと驚きでした。エルメスのカフェは世界に銀座とソウルにしかないようですがソウルの方が私のイメージに近い陽光の差し込む明るい感じになっているそうです。ブティックの中にはどこにもカフェの存在を示す看板や表示がなく、まるで入ってはいけない秘密のVIPルームへ通してもらったような、密やかな優越感と、謎めいた感覚に襲われました。装飾がない代わりに内装、家具や食器などは素材やフォルムで勝負!という感じでした。シンプルなナフキンやガラスの器などは、一見エルメスと分からないけど、自分の家の暮らしの中にも取り入れたいな、と思わせるシンプルで上質なものでした。せっかくのエルメスカフェなんだからここでしか味わえないものをいただこうと、私がその日注文したのはメニューの中で唯一のデザートであるコーヒーゼリーです。生クリーム/コーヒーアイス/コーヒーゼリーの三段重ねで上品な甘さ加減でとてもおいしかったです。ボリュームもあって量にも満足しました。これで「三口分しかない」といわれるカプチーノと同価格だと思うと得した気分です。ファッションブランドは洋服やバッグでその世界観を表現していますが、その元となるコンセプトは洋服という枠では収まりきれないほどよく考えぬかれ、深く築き上げられています。歴史あるブランドなら尚更です。そのコンセプトを伝えるいちばん早い方法は体験してもらうことでしょう。洋服やバッグは店内で試着したり手に取ることはできますが実際に使用することはできないですよね。その点商品は違えど同じコンセプトの元で提供された喫茶ならお客さんにその場で「エルメスワールド」を体感してもらえるということなのでしょう。しかも他のどの商品よりも安い値段で。エルメスカフェを利用して、いろんな感想を持つ人がいると思います。「優雅な気分になった。」「VIPになれたようだ。」または「落ち着かない。」「値段の高さで気後れして楽しめない。」など・・・ちなみに私の味わった感覚は「高いものの中でも、選べば十分に堪能できるものが見つかる。」というものでした。そのときの感覚が、少なくともエルメスの商品を買って使っているときの感覚に近いといえるのかもしれません。カフェで体験した感覚をまた味わいたいのであれば実際の商品の購入に結びつくのでしょうし、逆にマイナスなイメージを持ったなら、当分エルメスの商品は買わないでしょう。私なりの考えですが『ブランドカフェはそのブランド体験の試供品』だと思うのです。ですからブランドの世界観をしっかり構築しているところほどそれを体現するカフェを併設し、そのブランドをその場で体験してもらいやすいんじゃないでしょうか。エルメスカフェを出た後は、しばらく店内で小物を吟味。わたしにとって「使ったときの充足感が十分に得られるものは?」という観点でものを選んでいました。いつか、買いたいと思える小物を見つけ、ちょっぴり興奮してお店を後にするとき思わぬおまけが付いてきたことに気づきました。それは・・・・ブランドのブティックを覗いて外に出るとき、いつも感じる「冷やかしですいませんでした~。」という罪悪感を感じなくて済み、それどころか「私は歴としたお客よ。」と堂々と外に出られたことです。エヘン。エルメスを買ったときの満足感ってこんな感じなんですね。*********メゾンエルメス(エルメス銀座店)東京都中央区銀座5-4-1903-3289-6811
2007.06.25
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<新丸ビル体験(1)、新丸ビル体験(2)のつづき>駅から見えていた例の緑の木々のあるテラスに出てみると、とてもゆったりとしていて、ビル内のお蕎麦屋さんのおソバをすする人、写真を撮る人、景色を堪能する人、とたくさんの人が憩っていました。東京駅の赤レンガ駅舎の全貌が見えて、きれいです。扉を開けた私の鼻息を荒くしたのは女性用パウダールームです。トイレとは別の入口になっているので存在に気付かない人も多いようでした。見よ!この真っ白なお姫様の化粧室を!こんな空間をタダで使わせてもらって興奮しない女子がいるでしょうか??私はしばし、この部屋の中をぐるぐる歩き回り、すっかり挙動不審になっていました。おまけに私が新丸を気に入った理由はもうひとつ別にあります。それはBshop(衣料)やigrekplus(ベーカリー)、decora(眼鏡)など、わが故郷・神戸にある店がいっぱい出店していたのを発見したからです。私にとってちょっとした「リトル神戸」に出会った気分でした。新しさ、斬新さを顕示することより、人を包み込み、楽しませるような、そんな温かさを感じた新丸ビル。そこのまだ訪れていないお方!遠方からでも訪れる価値がありますよ。*************新丸の内ビルディングhttp://www.shinmaru.jp/03-5218-5100東京都千代田区丸の内1-5-1
2007.06.22
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<昨日の記事のつづきです>数あるレストランから私たちが選んだのは7階にある「RIGOLETTO wine and bar」(リゴレット)というスパニッシュイタリアンのお店です。ピザ・パスタやスペイン風タパスなど、カジュアルなメニューが揃っているのですが、実際はなかなか立派なレストランでした。というのも入り口の通路が天井の上から下まであるワインセラーでできていて、ワインの充実振りにまず感激。ランチセットは一口ワイン、前菜盛り合わせ、サラダ、ピザかパスタ一種、デザート、コーヒー、以上のフルコースでなんとたったの1575円!私はパスタ、母はピザを注文しました。パスタはボロネーゼ。すごくおいしかったのですが、そこに使われていたパスタ(多分ブッカティーニ?)が極太で、これを二人で半分ずつ食べた時点でお腹がいっぱいになってしまいました。その後、直径30cm程もあるツナと木の子のピザが運ばれてきたので、私たちは攻めあぐねていました。あきらめて折り詰めを頼もうとしたら、持ち帰りは禁止されてるとのこと。4分の3も残ったピザの前でため息をつく私たちに、ウェイトレスさんは先にコーヒーを出してくれました。コーヒーは消化を助けてくれるので、一息ついて、またピザ攻略に戻ってくださいとの提案でした。こういう心遣い、嬉しいですね。マニュアルにないおもてなしという感じで好きです。そういえば、この店の従業員はみなさんとても感じが良かったです。自然体で馴れ馴れしくなく、その時々にお客さんにとって良いと思ったことを考えて、対応してくれる。レストランの心地よさって、こういうところからも来るんですよね。内装もやはりスタイリッシュでNYっぽいモダンさがまた素敵でした。 <次の記事につづく>*************新丸の内ビルディングhttp://www.shinmaru.jp/03-5218-5100東京都千代田区丸の内1-5-1
2007.06.21
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駅の改札を出て、目の前にそびえ立つビルが目に入った瞬間、「あ、ここ、好きかも。」と私はピーンときました。そのビルには中層階あたりを木々の緑が取り囲んでいて、無機質で冷たい感じの高層ビルを優しく温かいイメージに変えていました。そのビルとは、今春東京丸の内にオープンした「新丸の内ビルディング」です。南国系の観葉植物や、高い天井から無数に吊り下げられた円筒型のランプ、重厚な柱同士をアーチで結びつけたラインの美しさ。エントランスに足を踏み入れただけで、うっとりしてしまいました。なんだかシンガポールのラッフルズ・ホテルを連想させるデザインです。こういうアジアのコロニアル風インテリアは大・大好きなので、この時点でノックアウトされたといっても過言ではありません。中の店舗もインテリア・デザインのレベルが格段に高くて、陳列された商品はもとより、ディスプレー用の什器や飾ってある小物に目が行って、もうポーっとなりっぱなしでした。何か買うためにお店を周るというより、展覧会の展示品を一つ一つ見て周る感覚とでもいいましょうか。六本木ヒルズや東京ミッドタウンではまさに「見るだけ」で終わったのですが、ここ新丸では、けっこうお手頃な価格帯の店が多く、期待していなかっただけに手が届く値札を見つけては、ニヤっと同伴者(my mom)と目で笑みを交わしていました。目の保養も買い物欲も満たした後は、やはり食欲でしょう。 <次の記事につづく>*************新丸の内ビルディングhttp://www.shinmaru.jp/03-5218-5100東京都千代田区丸の内1-5-1
2007.06.20
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前回の日記でパーソナルカラー診断を受けたことを書きましたがそこでちょっと面白いことを発見したんです。自分に似合う色を探す場合は鏡の前に座って首から下を白い布で覆い、120色もの色布を次から次へと胸元にあてがっていきます。似合う色を当てたときは顔色がぱっと明るくなったり、映えて見え、似合わない色を当てたときは顔色がくすんで見えたり、浮いて見えたりします。つまり、その色が似合う・似合わないは微妙な光を見分ける力や色の識別力で判断されるようです。似合う色が分かったら、今度は似合う「柄」を探してもらいました。チェックや水玉、格子、ペイズリー・・・など、代表的な柄がプリントされた布を当てがっていきます。このときは敢えて色は無視します。ここで驚きが・・・私の場合は小さな柄より大きな柄の布を当てたときの方が似合っていたようです。それって、やっぱり顔色を見分けているの?それとも体型との兼ね合いかな?と思って尋ねてみるとイメージコンサルタントMさんの意外な一言が・・・「柄の合う・合わないはその方の性格が如実に表れるんですよ。」えええ!?「つまり、控えめで内向的な性格の人は小花柄や細かい柄が似合うし、 反対に積極的でアグレッシブな性格の持ち主はそれなりに大きな柄が 似合うんです。 あなたは内面にある程度強い芯のようなものを持っているようですね。」えらく広い幅のチェック柄の布を当てながら彼女は言いました。「だから体型なんてあまり関係ないんですよ。」確かに言われてみると、光の加減からくる顔映りとは別に私の内側から発するものと当てた柄とバランスが取れたとき、初めてしっくりと似合う感じがしました。こ、こわ・・・Mさんとは会って間もないのにこんなところで性格を言い当てられるとは!みなさん、誰が見ても自分にばっりち似合う柄を着ているときは「私って、こんな性格なの!」と公言しているのと同じになるのでごまかしは効かないってこと、肝に銘じてくださいまし。
2007.06.09
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ここ数日間の私の課題は・・・クローゼットを整理し、自分に合うワードローブを揃えること。私は物持ちが良く、何年も着ていない洋服も、後生大事にしまっているのでクローゼットの中はいつもぱんぱんに膨れ上がっています。そのくせ毎日着る服はそのうちの何枚かだけをヘビーローテーションで着回しています。クローゼットの中にも80対20の法則があるのをご存知でしょうか?つまり、ほとんどの人が手持ちの服の20%しか着ていなくて後の80%はただ眠っているだけ!ですって。そういえば、私も毎朝着替えるときにクローゼットには服がわんさとあるのに「あ~あ、着る服がないなぁ・・。」とため息をついてます。それは、サイズが合わなくなったり、流行遅れになったり、コーディネートの方法を知らなかったり好きじゃなくなったりした服が貴重な収納スペースを陣取っているからです。ちょうど、雑誌や本でクローゼットの整理の仕方を目にしたので、いい機会だからいっちょ、やってやるか!と取り掛かってみました。とりあえず、捨てるもの、修理に出すもの、リサイクルに出すもの、クリーニングに出すものまでは仕分けられました。あと残されたことは「似合わない色や形のものへの執着を捨てる」ことです。実は先日、パーソナルカラー診断を受けて自分に合う色や柄、形がどんなものか知りました。私に合うカラー・グループは「ウォーム」と呼ばれる黄味をベースにした温かみのある色目でした。柄は直線的なラインが入ってて大柄なものが合うそうです。逆に合わないのはくっきりはっきりした色、黒や白といったベーシックと呼ばれる色もアウトでした。さて、私はけっこう黒の服が多く、無難だし、自分では似合っていると思っていました。けれど「黒は着ないほうがいいです。」ときっぱり言われた日にゃあ、手持ちの黒い服たちはどうすれば!?てことになります。捨てるには忍びないからある日、部屋着として黒のTシャツを着ていると主人から「モノトーンが似合う。」と誉められました。あれ、あれ!?この一言で余計捨てる気がなくなり今はどうにかして黒を着こなせるように工夫してやろう、と、逆に闘志を燃やしています。「執着を捨てる」までは道のりが程遠い・・・・なぁ。
2007.06.07
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自分を成長させるためのモチベーションってある日突然やって来るものですね。三月のある日、私は銀座の「懐食みちば」へ食事に出掛けました。いわずと知れた和の鉄人・道場六三郎さんのお店です。ミーハーですが、東京に引っ越してきてから、いつかはぜひ道場さんのお店で料理を味わってみたい、という思いがあったからです。出てくるお料理はどれも想像していた以上においしく、時には軽い衝撃を覚えるほど創造的で深い味わいがありました。食事が終わる頃、私は不思議な気持ちに包まれていました。それは、「こんなすばらしい料理をいただくのに ふさわしい人間になりたい。」というものでした。食事代が高かったからではありません。純粋に、「あ、私、食事負けしてるな。」と思ったのです。質の高いものはもちろん奮発してお金を払えば手に入れることができます。けれど、今の自分にはその良さを十分享受するほど中身が伴っていないことを痛感させられ、ちょっぴり罪悪感さえ感じました。よく、若い女性がエルメスのケリーバックを持てるくらい経験を重ねて女っぷりを上げたい、といいますが、まさにその心境です。友人はティファニーのダイヤモンドをご主人に送ってもらったとき、同じように感じたそうです。「このジュエリーにふさわしい上品さを身に着けよう!」と。食事が終わって帰る頃、私は「あー、おいしかった!」ではなく、「明日に向かってがんばろう!!」というエネルギーでいっぱいになりました。そういう気持ちにさせてくれた食事は初めてで、人を動かすきっかけになるものって、いろいろあるんだなあ、という発見のあった夜でした。
2007.05.30
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NYの人気レストラン、「Union Square Cafe」の姉妹店「Union Square Tokyo」が東京ミッドタウンにOpenしたと聞き、ずっと行きたいと思っていた私は、昨日とうとう念願のディナーに出掛けることになりました。数年前、「Union Square Cafe」の方でとってもおいしい料理をいただいた記憶があります。きっと東京でもそのおいしさにめぐり合えるかも!?と期待を胸に、いざ「Union Square Tokyo」へ。入口に向かう通路からして洗練されてます。第一印象はNYのUnion Square Cafe と比べて落ち着いた雰囲気だということです。 ちなみに Union Square Cafe はこんな感じです。 NYのシェフが監修したという東京でのメニューは日本の食材を取り入れたニューアメリカン料理といわれています。メニューだけでなく、店名ロゴやインテリアも東京用に新しくブランド化したんだそうです。その東京でのインテリアにはガツンとやられました。まさに好みの色使いや雰囲気なんです店内は全体にレンガの壁に焦げ茶のフローリングで茶系ベースになっており、窓一面に垂れ下がるアンバー色の柔らかいカーテンがドレープを美しく見せていて間接照明とテーブルに置かれたキャンドルだけで灯されたライトはちょうどよい落ち着いた明るさで店内を照らしところどころに目立つ真っ白な壁が全体の暗さとのコントラストを醸し出していました。私たちの通されたテーブルはコンパートメント状になっていて、シートにはクッションが置かれていました。メディアで紹介されている写真ではその暗さ加減や空気感が全然伝わってこないのでこれはぜひ実際にそこに行くことをオススメします。もう、えも言われぬ調和とまとまり感に感激して、しばらく嬉しくて店内をきょろきょろと見回してばかりいましたちょうど私たちの給仕担当になったのは黒人の背の高い男性で、向こう側のテーブルには6~7人の欧米人グループがいたということも手伝って、一瞬日本にいることを忘れてしまいそうでした。インテリアだけでもこれだけ興奮する私。もう料理の話は書かなくていいですか?でも気になりますよね?ではワインから・・・イタリア料理好きの私たち夫婦が選ぶのはもちろんイタリアワインです。Tocai Friulanoという白です。注がれたグラスは白ワイン用にしてはたっぷり大きめでワインのほのかな香りを見事に口元に集めてくれていました。インテリア以外でいちばん感動したのは前菜のホワイトアスパラガスのグリルでした。バターをたっぷり使って焼きあがったアスパラにプロシュート(生ハム)がこれでもか!と乗っていて、一口食べるたびに歓声を上げたくなるくらいおいしかったですいつも思うのですがレストランでいちばん料理の味を味わえるのは前菜の一口目を口に入れたときではないでしょうか。得にこの日は恥ずかしながら気合を入れて昼食抜きでやってきたので空腹と期待でいっぱいの私の体に初めて入る前菜はまさに五臓六腑に染み渡るのです。もともとバターやチーズ、ガーリックが大好きな私たちは続いて出てきたパスタやリゾット、メインのお肉に至るまで、その濃厚かつジューシーで、ボリューム満点の料理たちに大いに舌鼓を打たせてもらいました。特にチェック柄の焼き色が付いた牛ステーキはいかにもアメリカ的で、小さなサイズにしてもらってもまだドドーンとした塊が私に「ハイ。召し上がれ」と微笑みかけるんですから嫌とは言えないですよね。そうそう、忘れてはならないのがデザートです。最後の最後でダメ押しの感動をさせていただきました。温かいバナナタルトのアイス添え+マカデミアナッツのカラメル焼きらしきものが一つのお皿に乗ってきました。もちろん主役はバナナなのですがここでの助演男(女)優賞はバナナで見えなくなってるタルトとアイスの下敷きになってるチョコレートスポンジケーキでした。こういう縁の下の力持ちにシェフ生命をかけている料理人たちがいると思うと、その生き様に私は無言の拍手を送りたいそんなわけで、感動しっぱなしでレストランを堪能した私。だからといって誰もがこのレストランに行くと私と同じくらい感動するかどうかは保証いたしませぬ。でも、NYのレストランが好き、インテリアにうるさい、という方はぜひここであなたなりの感動を探してみて!*************Union Square Tokyo03・5413・7780〒107-0052東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウンガレリア D-B112(B1)
2007.05.27
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5月の料理教室では、また一人NYから帰国したメンバーが加わりどんどん賑やかになってきました。今回のテーマはイタリアンでした特にパスタがメインになったコースで全部で6種類も作っちゃいました。パスタはリガトーニ・ポモドーロ(野菜の旨みをぎゅっと凝縮させたトマトソース)オレキエッテ・プリマベーラ、(グリーンピース・ズッキーニなど、春野菜を煮込んだソース)ウニのスパゲティ(トマトクリームソース)の三種類。素材のおいしさに加え、ワインやチーズがソースに深みを与えてくれ、それぞれ全然違う味わいのあるパスタに仕上がりました。中でも私のお気に入りはイタリア人のおふくろの味といわれる「ポモドーロ」です。基本のポモドーロ(=トマトソース)があれば、後は好きな具材を加えていろいろなバリエーションのパスタソースが楽しめるし、なんといってもコンソメやスープなどで出汁を加えなくても、ミルポワ(=玉葱+にんじん+セロリ)だけでしっかりとしたお味のソースができるのが嬉しく、野菜の恵みをいただいてるわという実感がしてちょっぴり満ち足りた気分になれます。パスタ以外ではトマトのブリスケッタグリルド・オクトパスのレモンサラダマチェドニア(いろいろフルーツのデザート)を作りました。3つともとっても彩りが良くて、いかにもイタリア~ンです。基本的なメニューの中にもときどき珍しい食材が取り入れられており、試食する度に新鮮な驚きがあります。今回はブルスケッタに塗るバターの替わりにオリーブオイル・スプレッドが登場。オリーブのいい風味が出ていました。また、先生自家製のレモンピクルスはサラダのメインとなるお味として投入されました。レモンピクルスはレモンを塩で2週間漬けるだけという簡単製法で実じゃなくて皮の部分を食べるんですよ。食べていると甘味があってほんの小さなかけらでも十分味が濃縮されてました。イタリア料理ってけっこう続いても飽きないですよね。(私だけ!?)しかも我が家では、おうちごはんとして登場する頻度も高いとあって、こうして基本を押さえながら、いろんなバリエーションを教わっておくと、普段の食事だけでなく、パーティーにも使えそうなので、とても嬉しい限りです
2007.05.26
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アパレル商社に勤めていたOL時代、給料のほとんどを自社商品の社員販売に費やし、街へ出ればまたたく間にショッピングバッグで両手がふさがるほどの物欲を持ち合わせていた私。ある日、会社員でなくなり、海外での留学生という身分になったとたん、「使えるお金がない」「買い物する場所がない」という状況に陥り、今まで旺盛だった物欲がいわゆる「ショック療法」のごとく抑えられていって早数年が経ちました。今の私は、時間があればお買い物より、本を読んだり映画を見たり、心を豊かにすることを優先させるようになりました。当然身に付けるものや、家の中の風景はずうっとアップデートされないまま、時がとまったようにマンネリ化していきました。たまたま昨日、吉祥寺をブラブラしながら意味もなくいろんなお店を覗いて回っていると、ふと、今まで興味もなかったような物でも、生活の中に取り入れてみると面白いかも、という思いが湧き、ちょこちょこっと仕入れてみました。それらは、なくてもいいけど、あったら暮らしにスパイスを与えてくれるモノたち。たとえば、さわやか素材のクッションカバーやビビッド色の文房具、キレイ色のスニーカーなどでした。さっそく使ってみると、いつもの暮らしにちょっとだけウキウキ感が添えられて、なんだかいい気分です。あれ?モノに助けられてるな・・・私。その感覚は今朝受けたコーチングで、さらに強いものになりました。セッションの中ではモノと気持ちを結びつける方法を試してみることになり、いつになく効果を感じらそうな予感がした私は、さっそくあるモノを購入しました。そして今、そのモノを使ってコーチングの効果を試しています。数日間続けてみて、効果があったら何をどう利用したか、紹介したいと思います。OL時代の物欲まではいらないけど、時には柔軟にモノの力を借りることもいいですね。
2007.05.07
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映画『バベル』を見ました。マスコミで話題になっている映画『バベル』ですが、私が事前に知っていたのは出演キャストやアカデミー賞ノミネート作品ということと、上映中に特定のシーンを見ると吐き気を催すかもしれないということくらいで内容に関してはほとんど何も知らないまま劇場に向かいました。見終わった感想は・・・「すっきりしない。」の一言でした。ふた言目を敢えて言うのなら「で、どうなったの?」でしょう。3つのストーリーが同時進行している様を見ると、この3つは最後にはドラマチックに一つに繋がって完結するものだと、なんとなく期待して見ていました。しかも、時系列を巻き戻して見せるような「タランティーノ方式」が出てくると、もうそこにエンターテイメント性を求めずにはいられませんでした。が。この映画ではなにも完結しないし、エンターテイメント性もさほどありませんでした。ひとつの映画に対して、観る人はある種の方向性や期待する要素を求めて鑑賞しがちです。その期待が裏切られると、どうもすっきりしないし気持ちも晴れません。映画館を出てからというもの、ずっとこの映画について引きずられるような気分で過ごしました。どうしてもすっきりさせたいので自分なりにテーマを当てはめてみました。それは「砂漠に彷徨える人々」を描いた作品であると。映画の舞台には三つの砂漠が出てくるからです。モロッコの砂漠、メキシコの砂漠、そして・・・東京砂漠!だからなんなんだ!?と言われればそれまでですが。後で映画のサイトを見てみるとどうやらコミュニケーションをテーマにした作品だったようです。映画という大いなるクリエーションをもってさえそのテーマを伝えることが難しかったということはいかに草の根レベルのコミュニケーションでは言葉や文化、国民性などが違うだけで人々の意思が伝わりにくいかということを証明されたような気がします。
2007.05.06
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GWもとうとう後一日となりました。Uターンラッシュは今日がピークを向かえ、残された連休最終日を自宅や近所で過ごそうと思っている方も多いのではないでしょうか?そこで、春にぴったりのオススメの行楽弁当があります♪名付けて『春の花籠弁当』~~これは月一回通っているお料理教室で教わりました。メニューは・黒米のカリフォルニア・ロール・鶏肉の中華揚げ・カリフラワーのハーブ・サラダ・たらことクリームチーズの玉子焼きです。それぞれ、赤・茶・白・黄色をしていて色鮮やかなので竹かごに詰めるとこ~んなに華やかになるんです。こうやって、いつもと違う入れ物で弁当を作ると行楽気分が盛り上がりますよね。あ、ちなみに明日の天気予報は全国的に雨:::残念っまあ、家の中でもこのお弁当があればGW気分を最後まで満喫できること請け合いですよ。おうちでピクニックというのも乙なものですね
2007.05.05
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富山に来ると 地元の方々の話していることが よく分からなくてキョトンとしてしまうシーンがしばしばあります。 特にお年寄りの話には方言がふんだんに交じっているので 聞いてる私の頭の上には「???」がいつも浮かんでいます。 そこで、役に立つのが『富山県方言番付表』です。 相撲の番付表と同じ体裁で作られており 富山西部と東部それぞれの代表的な方言を 横綱から書き並べられているものです。 西部の横綱は「きときと」です。 「生き生き」という意味だそうです。 大関は「まいどはや」これは「こんにちは」という意味。 張出大関は「いとしい」(かわいそう)と続きます。 一方、東部の横綱は「きのどくな」(ありがとう) 大関は「だら」(ばか) 張出大関は「また、こられ」(また、いらっしゃい) 得意技として 「・・・ちゃ」と語尾につけることが挙げられています。 「どうにもならんチャ」や 「そうやチャ」と使われます。 否定語の「なーん」は若い人たちもよく使っているので私にも聞き覚えがあります。 「NO」「NON」っぽく軽く言うのがポイントです。 「・・・れ」「・・・られ」も一般的です。 「これ食べラレ」「気ぃ付けラレ」と使います。 鼻濁音の「・・・が」も特徴的です。 「いいガ?」(いいの?) 「違うガよ」という風に言います。 他にもたーくさんあって楽しいですよ。 よーし。ちょっとづつボキャを増やして 富山人とスムーズにコミュニケーションが取れるようになるぞ! 必死に発音練習をする私は主人にすかさず 「そんなもんよりビジネス英語の練習でもしたら。」と ツッコミを入れられたっチャ。 そりゃそうだけど・・ でも各地方の方言クイズのDSが出たら絶対にハマるだろうな。
2007.05.04
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主人の実家のある富山に来ています。 GWでごった返す東京駅から列車で三時間。 一転して目の前の風景は田植え前の水田です。 北陸へ向かう特急の車窓からは 穏やかな日本海を目にすることができました。 久しぶりに目にする水平線と 控え目に水面に紅色の光を落とす夕日、 線路の際まで迫る水田・・・。 眺めていると心が洗われるようです。 美しい風景ってたまーに見ると 有り難みが分かるし なんだかんだ言って癒されます。 それにしても家の外が騒々しい・・・ この季節の風物詩・蛙の合唱が聞こえてくるよ。 ケロケロッ・・ケロケロッ・・・ これでも昔に比べて静かになった方ですって。 ずっと聞いているとBGMとして心地良くなってきます。 帰省中はこうして非日常の時間をたっぷり楽しむとしよう。
2007.05.03
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実家の兄が婚約しました。 お義姉さんになる人はアロマテラピスト兼私の友人の従姉妹です。 昨日は神戸で結納が行われました。 出席できなかった私は 母と共謀して結納時の記念品として 婚約者が好きなBOTTEGA VENETAのバッグを用意することに。 というのも 兄情報によると彼女はいつもボッテガのバッグに 憧れていたというからです。 選んだのは定番イントレチャートのショルダーバッグ。 母と二人で彼女の雰囲気や体格に合った贈り物を 選ぶ時間は本当に楽しかったな。 それとも新しくお義姉さんができるってことで 舞い上がってるだけなのかも!? それにしても 受け取った本人には喜んでもらえたのだろうか。。。
2007.05.02
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最近のお気に入りランチスポットは国立です。自宅から中央線一本でいけることもあって、下手に都心に出て人混みに酔わされるより、よっぽどゆっくりできる場所です。その日は以前から気になっていた野菜のレストラン「農家の台所くにたちファーム」に初めて足を踏み入れることに。このレストランは今年1月にオープンしたばかりなのに、早くもテレビ番組『王様のブランチ』に取り上げられたり日本テレビのスペシャル番組に出ていたり、と話題になっていました。お昼時に行くと店の前にはもう行列ができてて、廊下の壁一面に掲げられた選挙ポスターの前に腰を下ろしてしばしメニュー選びに没頭。その時は気付いてなかったのですがこの選挙ポスター、レストランの契約農家さんたちの顔写真だったのです!お店の中に入っていちばん驚いたのは店の真ん中で野菜が栽培されていること。活きのいい野菜をお客さんが選んで収穫してこれを調理してもらうことができるのだそう。その奥にはその日仕入れた採れたて野菜を店員さんがお客さんの目の前で切ってくれている井戸サラダバーとやらがあります。ここにある野菜たちは名前も聞いたことがないような珍しいものばかり。ついつい全部食べてみたいって衝動にかられるのです。古き良き農家の内装を模した店内はそれだけで癒されるのですが掘りごたつの席から見える景色もまた最高。新緑の木々が窓を飾りとーっても気持ちがいい空間です。さて、私はゴロゴロ野菜の焼きカレーを注文しました。他の健康食レストランのメニューと比べて格段にお・い・し・い!!!焼きカレーというのはカレーのルゥを煮込むだけでなく、さらにオーブンで焼いたものでした。ご飯は黒米で、お変わりし放題。先ほど紹介した井戸サラダバーも食べ放題。これで980円なのでお値段もおなかも大満足です。満腹になっても心地よい満腹感が訪れた感じで胃がもたれるようなことはありませんでした。野菜をテーマにしたほとんどエンターテイメントな空間で食べて楽しく、健康になれるし、野菜の知識は身に付くしで、一回の食事じゃ堪能しきれない楽しいお店でした。JR国立駅南口から徒歩3分国立にお寄りの方はぜひぜひ試してみて!!!農家の台所 くにたちファームhttp://www.kf831.com/daidokoro/
2007.05.01
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近ごろ、子ども向けビジネスがヒートアップしてきていますね。少子化に伴って「シックス・ポケット」現象とでもいうのか。今まで大人向けでしか存在しなかったもののターゲットを見直し、子どもにシフトさせると、いろいろな可能性が生まれてくるようです。まず2月16日付け日経MJに掲載されていたNYでの子供向け高級デリの記事を見てみると、そこには将来の展開がとても楽しみになる種があるようで、読んでいてウキウキしてきました。NYの高級住宅街のアッパーイーストで今年1月にオープンした「kidfresh」は健康志向が高まるニューヨーカーのママたちの心をワシ掴みにしたようです。NYには「DEAN & DELUCA」のような大人向けの高級デリがあるのに、どうして子ども向けデリがないのか??というところから生まれたんだそうです。食材はすべて自然食品、オーガニックで、完全無添加。顔型や動物型したクッキーやパン。小児栄養士が作ったメニューで年齢によって適量を出してくれる。店内はカラフルで子どもが主役になれる環境が整っている。中にはイートインがあり、その場で注文したものを親子で食べられる。子どもたちにちゃんとした栄養のある食事を与えるにはどうしたらいいか分からないという都会っ子の若いママたちも、ここに来れば何も心配せず、おいしくて正しい食事が与えられるということで、大人気になっています。この記事を読んで浮かんだのはこういう店をただのデリ・カフェにしておくにはもったいない!という考えです。子ども連れのシックスポケッツのお客様が集う場では、別の商品やサービスも合わせて提供できそうですよね。そう思ってkidfreshのウェブサイトを覗いてみると、やはり、ありました!子供向け料理教室が。でもそれだけ。あとはサイト上で栄養士に子どもの食に関する相談ができるくらいでした。ここでは子どもと食を結びつけるというコンセプトがあるようですが、もう少し広げて、保育室や遊具のあるプレイランド、子育て教室、絵本や玩具販売、子供向けイベントなど、親と子が集まる「場」を利用すれば、いろいろな企業と協力して何かを仕掛けることができるかもしれません。そして4月2日付け日経MJ紙を広げてみると、日本ですでにこのようなアイデアを実践している店が紹介されていました!カフェレストラン「キッズパーラー」です。ここでは子ども連れのお客様は入場料を払って食事をします。子どもを併設された遊び場で安全に遊ばせておいて、母親たちはゆっくりとおしゃべりを楽しめます。子供向け市場を狙う企業からすれば、ここはかっこうのマーケティング、広告、サンプリング実施の場所ですよね。例えばベネッセコーポレーションは赤ちゃん向けのイベント「あそびケーション」を定期的に開催しているそう。これからの動きとして注目されるのは、いろいろな企業がキッズパーラーに行商をしに来ることかもしれません。現在は子供向け携帯電話の販売が始まっており、今後は幼児向け英語教育との提携が検討されています。小さな子どもを連れてあちこち街を歩き回って買い物をする母親の負担を考えると、こういう場所にさえ行けば、食事はもちろんのこと親同士の交流ができ、ワン・ストップ・ショッピングができ、子どもも楽しめるというのなら、大助かりかもしれませんね。そうなるとキッズパーラーのような店舗は飲食店というよりは、今後は「単に場を提供するもの」という位置づけになっていくのではないでしょうか。大人向けと考えられていたものを子供向けにシフトする。すると、どんどん面白そうなアイデアが生まれてきそうですね。ますます目が離せないマーケットです。
2007.04.17
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近所のカルチャーセンターのウォーキングレッスンに通い始めました。何を思ったか、今さらなんでウォーキング!?と思われるでしょうがこれってまさに今の私に必要だからです。といってもパリコレを目指すわけでもなし、客室乗務員になりたいわけでもない。私の目指しているのは・・・・そう「堂々と自信を持っている自分の美しい表現のしかた」なのです!自信というものは、内からと外からとの両面から培われていくものと思っています。コーチングを学んでいると、とかく人間の心理面にフォーカスしがちなので、気付けば頭でっかちになる一方。身体の方がないがしろにされてるようで近頃だんだんバランスが悪くなってる感覚になってきました。そしてレッスン初日、起立の姿勢で写真を撮ってもらって見てみると首が右に傾いてて左肩が上がっていて猫背になっててそり腰になってて・・・ぎょっ!かなりバランスの悪い姿勢になっていました。内面のバランスの悪さがばっちり外面に現れたのでしょうか。恐ろしや・・・。しかも自分の体が曲がってることにぜんぜん気付いていなかったことがまたショック!1時間半のレッスン中はひたすら歩き続けます。歩くたびに、立つたびに、講師に肩や腰、首などを矯正されます。その姿勢を保とうとするものだからガチーン、ガチーンとロボットみたいな歩き方で何度もフロアを行ったり来たり。長年かけて自己流にゆがんだ姿勢は、直された次の瞬間、瞬く間に元に戻ってしまいます。そして、何度も何度も同じ矯正を受けるうちに、自分のクセと正しい姿勢へ近づくための筋肉の使い方を少しずつ覚えていきます。何かを学ぼうとするときも、時にはこんな果てしない繰り返し練習が必要になります。とくに無意識に身に付いたクセが付いてしまった場合はその練習回数は通常の2倍3倍必要になります。そのことを体を使って思い知らされたような気がします。自信に満ちた美しい見た目を表現できるようになるまで後どれくらいかかるかしら?道のりは遠そうだけど、がんばるぞ!
2007.04.12
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昨日の記事で、人間の性(サガ)について少し触れましたがこれまた人間の悲しき性(サガ)の代表格として挙げられる話題が同じく4月1日日経新聞の社説にありました。それは、地球温暖化問題です。世界中で温暖化対策が遅々として進まない大きな理由としてCO2を削減すると、経済効率が下がってしまうから、というものがあります。つまり、明らかに、温暖化対策と経済効率を天秤にかけると経済効率を優先したい、という悲しい性(サガ)が現れているので、温暖化対策を先送りしてしまっているのですね。経済効率と温暖化対策は本当に相容れないものなのでしょうか?本当に二者択一で、あちらを立てればこちらが立たず、な問題なのでしょうか?いつの世も、どんな手を使ってでもお金儲けをしようという人は存在し続けます。戦争においても、麻薬などの密売にしてもそこに金儲けのチャンスがあれば、人はどんな危険を犯してでも金儲けしようとするエネルギーを持っています。それほど燃え盛るエネルギーはなかなか消すことはできません。そのエネルギーを消し去ることを考えるより、環境対策にそのエネルギーが向くような仕組みを作ったほうが賢明なのではないでしょうか?環境を良くしていけばいくほどお金が儲かるシステムを作ればいいのです。私も昔の原始時代のような生活に戻れといわれたら、とても抵抗を覚えます。けれど、生活の中に環境にいいものを選択して取り入れることはできます。経済の発展と環境対策は両立できると思います。社説の中ではその一環としてヨーロッパで進んでいる動きを紹介していました。それは、企業の温暖化対応の情報を開示し、CO2削減実績など、具体的な対策を投資家に開示することにより、環境意識の高い投資家からの投資を呼び込むということなので対応が進んでいる企業ほど株価が上がるという仕組みです。こうすることにより、企業は相変わらず株価を上げるための努力をし続けてかまわないことになります。提供する商品やサービスが、地球や環境にやさしくなりさえすればいいのですから。仕組みを作るととてもいいことが起こります。たとえば、CO2削減量に応じて税金が優遇される仕組みを作った場合、企業が環境問題に取り組めば取り組むほど、 税金が優遇される→ コストが下がる→ 利益が出る→ 株価が上がる→ 投資家喜ぶ→ 資金が増える→ さらに対策のために資金を投資できる→ 商品の質が良くなる→ 消費者が喜ぶ→ 売上上がる→ 企業価値も企業イメージも上がる、こんな好循環の仕組みができたらステキですね。こうなると、人間のサガも捨てたもんじゃないって、思うんですけどね。
2007.04.03
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4月1日付けの日経新聞の一面を飾ったのは、大手企業が女性を長期戦力にするという動きについての記事でした。見てみると、大企業がこぞって女性管理職を増やしたり、出産や育児などの理由で退職した社員の復帰制度などを設けたり、女性がもっと働きやすい環境に変わってきているという、明るい話題が紙面に踊っていました。こういう対策はここ数年、2007年問題もあいまって、急激に増えてきたのですが、記事やニュースを目にする度に、私は心の中でこう言います。「遅っせぇんだよ!てめえら!」あら?アタクシ、いま、何か乱暴な口でも利きましたっけ?でもね、きっとこう叫んでいるであろう女性たちの代弁をしたまでです。つまり、私が言いたいのは、とっくの昔に日本の労働人口が減ることを予測しておきながら、昔からの慣習で、女性を戦力化するどころか、彼女らが働きにくい社会を作っておいて、いよいよ人が足りなくなってきたから「いやあ、今まで失礼なことをしてきたことは水に流してくれ、うちらの会社のために、また協力してくれないか?」な~んて都合のいいことばっかり並び立てるオヤジたちの姿が目に浮かんできて非常にムカツクのです。あら、失礼!憤りを感じるのです。今になって捨てた女にすがりつく未練たらしい男たちってば・・・なぜか、人は目の前に危機が迫ってこないと動き出すことができない性(サガ)を持っているようです。夏休みの宿題を8月31日になって、必死になってやる子供と同じです。お?いわれてみれば、そういう私もそんなタイプだということを書いていて思い出しました。人のことは言えませんね。そんな男たちの名誉挽回のために言いましょう。今まで女性の社会進出を妨げてくれたおかげで良かったことはというと、やる気のある女性たちが会社で働き続ける代わりに、自分の能力を発揮できるフィールドにどんどん出て行くことを後押ししたことですかね。昨今は女性起業家も増えてきて、とても美しくもたくましい女性たちが社会で活躍するようになってきました。会社にすがりつくよりも自分の足で立っていきたい、という彼女たちの独立心を刺激してくれたことではないでしょうか。そんなことをつらつら考えさせられたエイプリルフール一発目の記事でした。
2007.04.02
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昨秋ドイツのフライブルクへ行ってきました。ここは、ガイドブックにも載ってない小さな町だけどじつはあることでとても有名なのです。フライブルクは環境先進都市といわれているほど、市民も行政も一丸となって環境問題に取り組んでいる町。日本の市民も環境への意識が高まってきましたが、ドイツではどういう取り組みが行われているのだろう??興味が湧いたので、今回はあるNGOの主催する環境スタディツアーに参加してみました。町の中心の道路には車道がありません。代わりにこんな色とりどりの路面電車が市民の足の役割を担っています。こうやって街づくりの段階で自動車自体の通行を極端に制限するしくみを作っています。それは排ガスの量を抑えるための施策なのでした。でもこれはほんの序の口。ツアー中、他にもいろいろな取り組みが飛び出してきて、まるで環境政策のおもちゃ箱のような町でした。
2007.01.17
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今日は大好きなお店の紹介です。近所にあるフランス料理&ケーキ&パン屋さんのル・クール・ピューはランチ時間になるといつも行列ができるほどの人気振り。所狭しと並んだテーブルには近所の住民やビジネス・パーソンで大賑わい。そんな忙しそうなレストランで出されるランチは日替わりコース一品のみ!今日のメインはポーク肩ロース肉のロースト ディジョン産マスタード・ソース、ポテト・ペイザンヌ、XO醤ライス、サラダでした。これらがワンプレートに入って、さらにオニオン・スープ、自家製パン(食べ放題!)、デザートにパンプリン、そしてコーヒーが付きます。商店街の一角にあるので、ついつい庶民的な家庭料理かと思いきや、中身はしっっっかりとした本格フランス料理なんです。お肉料理はいつも柔らかあくて、ソースもかなり手が込んでいるようです。今までいろんな人を連れてきましたがみんなに共通する反応は、最初のオニオンスープを口にしたときです。一口飲んでは手が止まり、「わあ、おいし~~い!」と感激の一言が飛び出します。この反応を見るたびに、「フフフ、してやったり!」と勝手に勝ち誇った気分になる私。そして言わずもがな、メインのプレートの品々はサラダのドレッシングに至るまでしっかり料理人の魂が息づいている感じで大満足!!これでお値段819円也!!!安い、安すぎる・・・!荻窪にお越しの際はぜひぜひ寄ってみてください。さぁて、次は誰を連れてきてギャフンといわせようかしら?
2006.09.04
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近ごろマネー講座や投資入門などがたくさん開設され、世の中では、お金についてもっと知りたい!という気運が高まってきましたね。できることなら月々のお給料以外にも副収入を得たり、株を買ってみたり、貯蓄をちょっとでも利回りの良い投資に回したり・・・自分たちの老後には、年金がちゃんと出ないとなると、そうやって地道にお金を増やす努力を始める人が増えたのもうなづけます。でも、究極の理想は、お金のことを考えなくても不労所得が入ってきてお金の心配をほとんどしなくていいような生活かもしれません。本当のお金持ちってどういうことでしょうか?今日はそれを疑似体験してみました。金持ち父さん、貧乏父さんのキャッシュフローゲームをやってみました。これは、ベストセラー『金持ち父さん、貧乏父さん』(筑摩書房)の著者、ロバート・キヨサキさんが考案したボードゲームです。このゲームでは、いわゆる<お金持ち>になってみることが体験できるのですがこれが難しいのです!ゲーム開始後一時間たっても二時間たっても、なかなかラットレース(毎日働いて月収をもらい続ける状況)から抜け出せないのです。今回は3時間を制限時間と決めたのですが私は結局、制限時間が来てもまだラットレースを続けていました。ゲームの最中、プレーヤーの一人が早々と<お金持ち>領域に入り、ものすごい額のお金を豪快に獲得したり、使ったりしているのを尻目に、私は何度も電卓をたたいては、数10ドルの行方の心配をしている始末・・。いくら本を読んで頭で分かっていても、体で“感覚”として身に付いていなければ行動に移せないものです。ましてや実体験での経験がなかったらなおさら勇気が出ません。今回このゲームをしてそれを痛切に感じました。今の状態ではゲームという仮想現実の中でさえ、怖気づいて現状維持している始末ですから、実際に自分のお金をどこかに投資するなんて、考えられもしません。今回ゲームを行った時間を人生と置き換えて、20歳から80歳までを三時間で体験するという方式でやってみました。すると、二時間経過して60歳を過ぎても仕事をやめることができず、辞めると、とたんにお金が入ってこなくなり、たちまち生活は困窮する状況になってしまいました。他のプレーヤーがどんどん不労所得を増やしているのを見ていても自分はなかなかそれができないでいました。性格の問題か、経済観念のなさか、知恵のなさか・・・?結局すべてなんでしょうね。時間が来て寿命が尽きたとき、今の状態のままだと、本当にこのゲームのような人生を歩んでいきそうで空恐ろしくなりました。それほどこのゲームは人生の縮図というか、人生の鏡のように、今の自分の状況を如実に表してくれます。どんな占いよりも的中率が高そうです。今回は初挑戦で一度だけプレーしてみたのですが初回は誰でも力試しのようで、なかなか上がれないのだそうです。このゲームはたんに娯楽のためだけでなく、経済感覚を養成する教材としての役割があるので、繰り返しプレーするとお金の知識や経済、会計、不動産、投資などについての知恵がついてくるとのことです。次こそ「上がり」を目指したい!惨敗に終わった後の帰り道、すで次への挑戦を心待ちにしている私なのでした。
2006.09.03
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OL時代、与えられた仕事をこなしてさえいれば、お給料はもらえた。両親と同居していたので家事だってほとんどしてしなくていい。どっぷりパラサイトシングルな生活に甘んじていたせいか、いままでの自分を振り返ってみると、・・・・・???なーんにもやり遂げていないってことに気付きました。そのためか、なかなか自分に自信が持てず、焦りと劣等感が日々膨らんでいきこそすれ、自分の存在意義なんてこれっぽっちも感じられませんでした。たしかに会社では私の代わりなんていくらでも、いたし・・・。旅行や趣味など、興味のあることを片っ端から試してみても、毎日、何不自由なく恵まれた生活を送らせてもらっていても、見えないジャンボ風船の上をグラグラしながら立っているようでしかたありませんでした。つまり、地に足が着いていない感じです。そんな私がのどから手が出るほどほしいものは、<自分の存在意義を感じられるもの>を見つけ、それに情熱を燃やすことなのかもしれません。そんななか、今日受けたコーチングセミナーのワークの中で、長い間探していた<自分が存在意義を感じるられるもの>が口からポロっと出てきました。そのとき、「あ、これだったのか!!」と、その発見に小躍りしたくなりました。(もっとも実際に踊ったりしませんでしたけどね。)それは、つねづねやりたいと思っていたことなのですが所詮、たくさんある「興味のあること」の中の一つだと思い、その重要性に気付いていませんでした。はからずもその後、電話で話をした友人も彼女がどうしてもこだわりたい職業に対して、「それに自分の存在意義を感じるから。」という表現をしたのを聞いたとき、単なる偶然じゃないな、と思えるようになりました。人はみな、自分の存在意義を求めて仕事をし、その仕事をしたことによって周りの人が幸せになり、自分に感謝をしてくれる。でも、そのことによって誰よりも幸せになるのは自分なんです。続けていくと、それがいつしか生きがいになる・・・。そしてそういうものが、本当の「夢」なのかなあ・・・・・・と、オモイマセンカ?
2006.08.27
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先週末のこと、友人に誘われて行ってきた講演は、妙な熱気に包まれていました。講師は永伊智一氏で、タイトルは『怖い製品』というものした。永伊氏は映画監督でもありますが、ジャーナリストとしてドキュメンタリーや報道番組など制作しています。永伊氏は過去に数々の取材を進めるうちにある問題にぶち当たりました。それは私たちのふだん使っているシャンプー、リンス、洗剤などの日用品に当たり前のように含まれている化学化合物の多くには発がん性やアレルギー源となる毒性が伴うこと、さらにその毒性検査のために動物実験が大々的に行われていることを知ったのです。そしてそのことを報道番組で放送しようものなら、経済界や医師会、政府などから圧力を加えられ、この問題についてマスコミで報道することができなかったというのです。講演中、私が毎日(!)使っている歯磨き粉が例に取り上げられました。その製品に含まれる化学化合物の実験結果は、動物を深刻な病気、または死に至らしめる威力を持った毒でした。その「毒」をどの程度まで薄めたら、人体に急性的な影響がでないのかを、動物を使って実験しているのです。実験ではあくまでも「急性的な影響」がなくなるようにしているそうなのですが、では、「慢性的な影響」はどうなのでしょう???「今、使っててなんともないから平気」と思って使い続けていましたが、もしかしたら、今、大丈夫でも数十年後、または自分の子どもに影響がでるかもしれないと思うと、怖くなりました。日本人の二人に一人がガンでなくなるという統計もこういった生活習慣が原因の一つになっているということも、永伊氏は示唆していました。そのほかにも動物実験に対して政府から莫大な助成金が支払われていることや、「動物実験」に関する報道規制の実態について語ってくださいました。マスコミから流れてくる情報は、産業や経済の保護のため、かなりの規制を受けており、物事のたった一面しか私たちに見せてくれていないこと、きれいな女優さんや人気アイドルが起用された化粧品や日用品の広告の裏には、何千、何万匹という動物の命が葬られていることを頭の隅にいれておかなければいけません。「<知らなかった>といって、50年後、自分が病気になっては手遅れです。けれども<知ってるけど何もしなかった>というのはもっとひどいことです。」一度講演を聴いたくらいでは全然分かったうちには入りませんが、知ってしまった以上、何かアクションを起こさないと、氏の言う<知ってるけど何もしなかった>人になってしまいます。私たちにできることは、化学合成物について知ること、そしてせめて動物実験をしていない製品に切り替えていくことかもしれません。こちらのページに動物実験をしていないメーカーが一覧になっています。ただし、上記は動物実験をしていないといっても、代替法や人へのパッチテストなどで化学化合物の実験が行われているメーカーが含まれています。日用品によく使われている化学合成物の一覧です。(公式なものが見つからなかったので民間団体の情報を掲載します)これから買い物をするときは成分表にこれらの成分が含まれていないかチェックしていこうと思います。残念ながら今の社会は便利で安価な商品が大量に流通しており、それらの商品を後押しする広告が繰り返し流されています。私たちはどこでも買えるというその便利さ、安さ、コマーシャルのイメージによってそういった商品を疑いもなく買い続けています。米国産牛肉の安全性への意識の高さがあるのに、毎日確実に体の中に蓄積されていく化学化合物の安全性はなぜ問わないのかその危険性が広く「知らされていないから」ともいえますが、今後「知らせてもらえる可能性はほとんどない」となると、情報は自分で取っていかなければなりません。 1、本質に気づく努力をする 2、正しい情報を取る 3、自分なりの行動に移していく。この三つを日本人、いや、世界中の人みんなができるようになると、社会は変わっていくのではないでしょうか。そんなことを考えさせられた講演でした。永伊智一氏のNAGAI Proのウェブサイトただいま永伊氏は報道できない代わりに全国を講演して回っていたり、ビデオを制作してこの問題を伝え続けているそうです。
2006.08.26
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主人の実家が富山にあり、お盆休みに帰ってきていました。行くと関東周辺に住んでいる従兄弟たちも勢ぞろいしていて、着いた初日はバーベキューで盛り上がりました。ふだんは老人だけで、静寂につつまれている田舎は集まった親族の笑い声で賑やかさが甦り、活気を帯びていました。都会育ちの私はこういう田舎の風景に憧れていました。澄んだ空気の田舎町に帰るとスイカを切って待ってくれているおばあちゃん。扇風機に顔を一味違ったセミの鳴き声に耳を傾ける。都会でのストレスが吹き飛ぶ瞬間です。結婚して3年経ちますが、その間従兄弟や義理の妹の結婚そして出産が相次ぎ、みるみるうちに家族の数が2倍、3倍に膨れ上がりなんだか不思議な気分です。お会いしたことのないご先祖様のお墓に参ってごあいさつ。私にとって、古くて新しい田舎。いいお盆休みでした。写真は立山にドライブに行ったときのものです。清々しい山の空気はどんなご馳走よりもおいしかったので皆さまにもほんの少しおすそわけ・・・
2006.08.18
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8月7日付けの日経MJの一面を見て興奮したのは私だけではないはず。NYのWホテルが特集されていたからです。Wホテルはシェラトンやウェスティンなどを抱えるアメリカの大手ホテルチェーン、スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドの主力ホテルです。マンハッタンだけでも5軒あり、米国内外に21軒あります。それら一軒一軒が違った雰囲気、内装でデザインされ、いつもヒップでおしゃれな客層でロビーやバーが賑わっています。従来の大手チェーンにありがちな均質的なイメージはありません。私はWホテルに泊まったことはありませんが、おしゃれなインテリア空間には目がないので、ときどきロビーに入り込んではピープル・ウォッチングをしたり、ゆったりとソファに腰を落ち着けたりして、しばしのセレブ気分に浸るのがひそかな楽しみだったことを思い出しました。新聞記事では、『ホテル進化論』と称して、アメリカの新鋭ホテルはコンセプトが明確になっていて、X世代(1965-1976年生まれ)やY世代(1977-1994年生まれ)をターゲットに絞り、個性的なサービスや雰囲気を求める客層を上手く取り込んでいると報じています。若者をターゲットにしているとはいえ、実際にはそれに加え、相当な経済力のある層に絞っています。だって、一泊約5万円はするんですから。それでも世界中のセレブや実力者の集まるNYでは、いつも客室稼働率は76.7%を占めているのだそうです。Wホテルの人気はその客室だけではありません。ホテルのバーには昼間からおしゃれでセンスのいい客が世界中からわらわらと集まって、談笑しているのですから、そんな雰囲気を目当てに訪れる人も多いようです。まさに、NYのヒップ なシーンの代表格ともいえます。紙面で紹介されていたのはWホテルの他にニューヨーク市立図書館前の「ライブラリーホテル」、会員制の「ソーホーハウス」、アーティスティックな「ガーシュイン・ホテル」などですが、どれも万人受けするホテルではありません。ホテル側が強烈な個性を放ち、その匂いに吸い寄せられたものだけが客となりうる、そんなビジネスが今、活気に満ちています。いまやアメリカのホテル業界ではブランドを打ち出し、そのブランドにふさわしい客を選ぶ時代に突入しているようです。さあ、あなたが次にNYへ行くときは、どのホテルを選びますか?
2006.08.09
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(昨日の記事「プチ富裕層に聞く(その2)」の続きです。)聞いていた女の子が質問しました。「じゃあ、みんなが勝ち方を習得して、みんなが勝っちゃったらどうなるんですか?」そう聞きたい気持ち、よく分かります!でも、トランプの『大貧民』を考えてみてください。ゲームに参加しているもの全員がゲームの達人だったとしても、結果的に負ける者は出てきますよね。世の中うまくできていて、ちゃんと均衡が取れるようになっているのです。「いいよなー、金持ちは。人が汗水たらして働いているときに、ゴルフなんかに行けてよぅ。」とひがむ人に限って、世の中にはそういうルールやしくみがあること自体、知らないで生きています。なぜならこのしくみは学校では教えてくれないからです。教えを請うのなら、実際に自分の力で金持ちになった人から直接教わるしかないでしょう。そういうKさんも、10年ほど前までは金持ちをひがむ側の人間でした。しかし、ある人にこのしくみを教わることになり、人生を変えることができたといいます。この話、どこかで聞いたことありませんか?そうです。ロバート・キヨサキ著の『金持ち父さん 貧乏父さん』の話ですよね。この本を読んだときは、へえー、そういう人もいるんだなあ。と他人事のように思っていたものですが、実際にそれを実践して、目の前で嬉々として今の生活を謳歌している人に出会うと、やはり衝撃を受けます。Kさんは自分の体験を独り占めせずに、こうやって何も分からない私たちに少しずつ伝えてくれようとしていました。私もここでKさんに直接お話を聞いた者の一人として、このブログを読んでいる方々に伝える責任があると思い、この記事を書かせていただきました。「人生はゲームなんですよ。」そういうKさんの笑顔はとてもくったくがなく、信じてみようかな、この人。と思わせる何かがありました。
2006.08.07
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(前回の記事からの続き)Kさんは続けます。「『大貧民』というゲームって、したことがある人は何度やっても勝ち続けて、したことがない人は負けてばかりいるでしょ。」確かにそうです。『大貧民』(ちなみに関西では『ド貧民』という) をしたことがある人は、ルールも頭に入っているし、カードの出し方、相手との駆け引きの仕方を体得しているので、回ってきたカードの善し悪しという運を差し引いても、初めてやる人とやれば楽々勝てます。しかも、勝った人(つまり「大富豪」になった人) は次回は有利なカードを優先的にもらうことができるので、次もまた勝ちやすくなる、という好循環が生まれるのです。一方、初めてやる人は、周りの人たちに、「おい、『大貧民』やるから、いっしょにやらないか?」と誘われ、「ええー、オレ、それやったことないし、ルール分かんないよ。」と応えます。「いいじゃん、やりながら教えてやるから、とりあえずやってみようよ。」こうしてルールも勝ち方も分からないままゲームに参加します。案の定、初めての人は、ひと通りのルールの説明は聞いたとしても、負けが続き、「大貧民」の地位からなかなか這い上がれないでいます。そして、先ほどの「大富豪」と対照的に「大貧民」になると、次回は手持ちの一番良いカードを「大富豪に」進呈しなくてはならないルールがあるため、悪い手持ちカードでゲームを続けなくてはなりません。トランプ遊びでそんな状況を経験したことがある方はお分かりですよね。つまり、人生もゲームなのです。私たちはこの資本主義の世の中に生きている限り、世の中を成立させているゲームに参加させられているわけです。世の中大半の人は、大学へ入るときも、就職するときも、「みんながそうしているから」または「親にそうしろと言われたから」という理由で、あまり疑問を持たないまま、わけも分からずゲームに参加させられてきているのです。そんなスタンスでゲームをしたところで、世の中のゲームの達人に勝てるわけはありません。ゲームの達人たちは、自分たちにお金が回ってくる方法を熟知しており、自由な時間を作り出す方法も知っています。どちらが良い、悪いということではありません。ただ、どちらになりたいかを「選ぶ」のは自分だということです。今この時代、この国に生まれた私たちは、その選択をする自由が認められているのです。その自由な権利を行使するかどうかも、あなたの自由なのです。ゲームのやり方、しくみ、勝ち方を知らなければ、今からでも知る努力はできます。それには今まで自分をがんじがらめに縛っていた考え方を崩す作業が待っていますが、それがまた大変なんです。けれど、我慢してそれを執念深く続け、ゲームに勝つためのカードの出し方を身に付けていけば、いずれ自分も「大富豪」側にきて、お金が好循環で回ってくることを経験する日が来るのです。(またまた続く・・・)
2006.08.06
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今日は友人に誘われてバーベキュー大会に行ってきました。お肉も野菜もスイカもたらふく食べて、まったりおしゃべりしていると、突然「みんな、トランプの『大貧民』したことある?」と聞いてきた人がいました。それは、バーベキュー大会に来ていた青年実業家Kさんでした。Kさんは年に何度も海外旅行へ行き、行きつけのゴルフ場はロサンジェルスだとおっしゃるプチ富裕層の立場を楽しんでらっしゃる方です。どうやら彼は、そんな彼の生活をうらやむ私たち一般ピープルに対して、何かを教えてくれようとしているらしい。「人生を上手く生きるコツはね・・・」ふむふむ、「大貧民なんだ」ひえ~、何言ってんだ、この人!ツッコミを入れたくなったが我慢して続きを聞いてみる。(次回の記事へつづく。)
2006.08.05
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7月26日付け日経MJで、セコム株式会社が家事代行地域を拡大するという記事が掲載されました。ええっ!?セコムって、家事代行サービスもしていたの?と驚いて記事を読んでいくと、どうやら家事代行は「セコム・ホームサービス」といって、ホームセキュリティーの契約者を対象とした生活支援サービスなんだそうです。さらに数日後「セコムの食」という通信販売の新聞広告を見つけてまたもや「おや!?」と思わされました。セコムって、いったいどんな分野にどうやって進出していてるのでしょう。興味が湧いたのでホームページを開いてみると、あるわあるわ!他分野にわたるサービスが。セキュリティ以外にも保険、医療・福祉、情報・通信、食品など多岐に渡って事業展開しています。一見、バラバラに見えるこれらの事業ですが、実はよーく見てみると、一本の芯がすぅーっと通っていることに気付きます。「この木なんの木?」ではありませんが、幹となるのはもちろんセキュリティ事業で、そこで通信システムが構築されたり、独自のノウハウが培われていきました。その幹を中心として、「あらゆる不安のない社会」の実現へ向けての事業展開が行われていきます。そうです。不安や不便、不満を解消し、顧客に安心、安全を提供するという点で、筋が通っているのです。同社のビジネスモデルを利用してできる事業はたくさんあります。しかし、彼らはむしろ、木の根っこに当たる企業理念にかなったものだけを厳選して、枝葉を広げていったといえるでしょう。1962年当時、世の中がここまで危険や不安に満ちた社会になることを予測してかどうかは分かりません。しかしその不安を解決することに根幹を置く事業に焦点を当て、セコムを興したことは、創業者たちの先見の明といってもいいのではないでしょうか。
2006.08.02
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神戸に帰省中、知り合いでフラワービジネスの起業準備をしているUさんにお会いしました。Uさんは百貨店内の花屋で約20年修行し、その後独立。ご自身で今までにないユニークな形態のお花屋さんを展開しようと準備中でした。兵庫県・夙川にあるアトリエ兼事務所を訪ねると、変わった種類の観葉植物がみごとな信楽焼の器に植えられ、青々と茂っているのが目に飛び込んできました。室内は薄暗く、植物を育てるには一見ふさわしくない環境なのに、なぜ? 聞いてみると、ここでは通常の土の代わりに、ドイツで生まれた「セラミス」という室内栽培のための土が使われていました。「セラミス」は植物本来の「成長する力」を引き出します。その結果、元気で生命力に溢れる草花を手軽に長期間楽しめることができるのです。昨今のガーデニング人気の影で買ってきた植木の育て方が悪く、枯らしてゴミとして出すケースがすごく増えてきていることを憂い、Uさんはセラミスを使った植木を普及させようと奮起したわけです。そこで、植木を購入予定の顧客のお宅に出張し、間取りや光の当たり具合から、どんな植木を配置すればよいか、カウンセリングを始めることにしました。また、植木の育て方から正しい処分の仕方まで、植木に関するありとあらゆることをレクチャーする教室事業も展開する予定だそうです。セラミスを使うことで、ゴミは減り、植物の生命力は高まり、私たちに潤いや癒しを与えてくれます。それは、おのずと環境にやさしくなることにもつながっていきます。ガーデニングで自然を家の中に取り入れるのはいいとして、そこにあるものは歴とした生き物です。それをどう長持ちさせて共存していくか、Uさんはこの問題への取り組みの第一歩を踏み出そうとしています。来年の春頃には本格稼動させるとのこと。鉢植えやアレンジは通信販売を主とするので、全国どこからでも注文できるでしょう。今からとても楽しみです。
2006.07.28
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ここ最近、私はアートが気になってしかたありません。特に視覚的に訴える絵画や色彩の持つ力に飢えているような感覚がずっと続いています。アーティストの作品を鑑賞したり、時には自分で塗り絵をしてみたり、中でも美術館に行って大きな絵に出会うことは、もっとも癒される行為のひとつです。そんな中、きのう兵庫県立美術館で行われている台湾の日本画家・陳進女史(1907-1998)の生誕100周年を記念した作品展を観に行きました。陳進女史は若いころ日本へ美術留学に来ていたこともあり、その作風には日本画の様式が採り入れられており、なんともレトロで優しい人物画が多数残されています。彼女の人物画に登場する女性は透き通るように白い肌にピンク色の頬、高価そうな翡翠のアクセサリーを身に付けており、当時の台湾の女流階級の娘さんたちの育ちの良さや上品さが良く表現されています。女性と共に描かれている家具調度品の装飾の繊細さといい、女性の髪形、服装なども当時の流行がしのばれ、台湾の服飾辞典として観ても、とても興味深いと思います。人物画の他には蘭の花など、地面にしっかり根を張った美しい植物たちが描かれていました。絵の雰囲気は柔らかく、女性らしい細やかさが出ており、眺めていて非常に和むのですが、それだけではありません。モデルとなる女性や草花にはゆるぎない強さのようなものが備わっているのです。それはただ美しいのではなく、「中身のある美しさ」とも言えるかもしれません。自分がもし絵画のモデルとして描かれたとき、(そんなチャンスはめったにありませんが)どんな風に描かれ、どんな印象を鑑賞者に与えるのだろう?少しでも表に滲み出る「何か」を画家の目というフィルターを通じて捉えられるようになれば、女としてこれほど嬉しいことはないかもしれませんね。今回は私の趣味に合う作品ばかりだったので、またもや絵の持つパワーと色の不思議な癒し効果に包まれながら、そんなことをつらつら考えた展覧会でした。
2006.07.21
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週末に、BS朝日放送の『賢者の選択』を見ました。これは、毎回勝ち組と呼ばれる「賢者」、ここでは成功している社長たちをゲストに迎え、ジャーナリストの蟹瀬誠一さんがホストとなり、その人の辿ってきた軌跡をインタビュー形式で紹介していくという番組です。今回のゲストはテンプスタッフ(株)の篠原欣子社長でした。篠原社長は現在71歳で今なお現役で活躍しているパワフルおばあちゃん(失礼!)です。話し方もハキハキしていて、その姿からは芯の強さが伺えました。今でこそ、女性起業家が起業しやすい環境になってきて、その活躍が注目されるようになって来ましたが、篠原社長が起業したのは女性が社会に出て働くことすらタブー視されていた時代です。しかも起業する前はヨーロッパへの留学を決行するという、並外れた行動力の持ち主だと知り、私は一気に彼女を尊敬の目で見るようになりました。西洋という憧れの異文化に触れ、英語を何が何でもマスターしてやる!という勢いで勉強していた若き日の篠原社長。ある時豪州で働いていた職場に派遣社員なる人々が出入りしていたことに興味を抱き、人材派遣業の存在を知ったそうです。当時は日本にまだ人材派遣という概念がなく、派遣法もまだ制定されていなかった中、勇気と信念を持ってこのビジネスを日本で始めたのには驚嘆します。まさに、人材派遣の開拓者であり、元祖・女性起業家!彼女の仕事の仕方は極めて普遍的で、これから起業しようとしている私たちの手本となるようなエッセンスが盛り沢山でした。なかでも支社ができて会社が大きくなり始めたころ、企業理念をつくることの重要性を知り、現在にも活きる同社の理念「雇用の創造、人々の成長、社会貢献」を掲げ、一貫してその理念に基づく事業展開をしています。そうすることによって、本来の企業としての長期的成長と社会からの信頼を得ることが出来るのだということを、身を持って教えてくれています。そして、番組の冒頭で篠原社長は「自分には能力がないことを知っていたことが、成功につながった。」という内容のことを話していましたが、後になって反芻すると、これがいかに大切なことなのかを、社長は自分の経験を通じて私たちに教えてくれていたことが分かりました。他にも紹介したい内容がどっさりありますが、番組を見ていただくほうが早いと思います。こちらの再放送は7月20日(木)午後11時~ BS朝日で放映されるそうですので、興味のある方はぜひぜひご覧下さい。(神戸地区ではサンテレビで見られます)アイビーのおすすめです
2006.07.20
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「ドーン、ドーン、ドーン・・・」「なーむみょーほーれんげーきょー・・・」「ドーン、ドーン、ドーン・・・」「なーむみょーほーれんげーきょー・・・」日蓮宗総本山・身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)での朝。緑の朝露が心地よい清涼感を漂わせた山林に、その寺院は威風堂々とした風格で佇み、僧侶たちや訪れる信者たちを迎えいれます。午前五時、境内の大きな鐘の荘厳な音が響きます。 「ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・」午前五時三十分、直径一米もありそうな大太鼓が打ち鳴らされます。 「ドーン、ドーン、ドーン・・・」その調子に合わせて三十人近い僧侶たちがお題目を唱えながら、お堂に行進してきます。「南無妙法蓮華経・・・」その太鼓と合唱はすでにお堂で正座していた私の腹に深く深く響いてきて、普段の生活ですっかり忘れ去られていた、神聖な気持ちを呼び起こすには充分でした。これは先週末、祖父の三十三回忌で日蓮宗総本山・身延山(みのぶさん)へお参りに行ったときの光景です。私からすれば、これは非日常的なイベントの一つで、見るもの聞くものが珍しく、正座を一時間以上続けることすら不慣れで足が痛くて大変だったくらいです。しかし、お坊さんたちからすると、これは毎日365日続く日課であり、至極当たり前の行です。そう思うと少し背筋が伸びる心地になりました。日常を離れて山深いお寺のお堂でひたすらお題目を唱える・・・聖地に身を置く安心感と、亡くなった祖父やご先祖様に久しぶりにあいさつすることができたこともあいまって、とてもすがすがしい思いに浸ることができました。御回向が無事終わって寺の外に出ると、山の丘陵に仙人の乗っているような雲が山水画のように漂っていました。「この光景、できすぎだね。」「これぞマイナスイオンの源!」「正座してて足が痛いよう。」家族と親戚が談笑しています。体の中に澄んだ空気を思いっきり吸い込んで、ひとときの非日常感を満喫した身延山参りでした。これで、明日への活力が漲ってきた、かな。
2006.07.19
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今日は、フードコミュニケーションの主宰する「栄養士のためのコーチングセミナー ~イントロ編~」に参加してきました。なんで「栄養士のための」セミナーに参加したのかって?ふふふ。実は私、栄養士の資格を取ったのです!なーんちゃってそんな簡単に取れるわけないですよね。いくら食に関心があるといっても、栄養士さんたちの専門知識に比べれば、私たち一般人のそれなんて、足元にも及びません。だから、栄養士さんたちと少しでも仲良くなって、食に対する意識の高さと、あわよくばその専門知識をおすそ分けしてもらおうと思い、あえて参加させていただきました。集まってきていた栄養士さんたちは、やはり現場で栄養指導など、(自主的にせよ、潜在的にせよ)食生活に助けを求めている患者さんたちに日々、アドバイスを送っている頼もしい方々です。患者さんにどう指導すれば良いか、などのノウハウは、経験的に体得してらっしゃいます。なのに、今日は平日にもかかわらず、患者さんとのコミュニケーションをより良くしたい!という志の高い女性たちが「コーチング」というキーワードに惹かれて同じ会場に集ってきました。孤食や偏食、生活習慣病、アレルギーなど、食に関する様々な問題が噴出している昨今、正しい食のあり方を、情報としてたくさんの人に知ってもらうことが世の中に求められています。そして、その食の伝道師的役割を果たすのが、やはり管理栄養士をはじめとする食のプロたちです。今日はこのセミナーで、コーチングの基本の「き」を学びました。やはり、コーチングを使って、すぐにでも患者さんの食生活を良くしてあげたい、というミッションがあるからでしょうか。みなさん真剣に取り組んでいらっしゃいました。そして、そんなモチベーションが高い方々に囲まれるのがとても好きな私は(モチベーション・フェチ?)みなさんの前向きオーラを浴びながら、一生懸命仲間に入ろうと思って必死でした。その甲斐あって、約6時間のセミナーが終了する頃、何となくコーチングの入口を覗けたような実感が得られました。やったー!今日お会いした輝く栄養士のみなさま。コーチングセミナーを通じて知り合いになれたことに感謝しています!これからのご活躍を期待しています!!
2006.07.11
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この春、日本に帰国してあらためて驚いたことに、禁煙ゾーンの少なさと喫煙者に対する寛容さというのがありました。海外に住む前は、あまり気にしていなかったのですが、一度日本を離れてから帰ってくると、日本の現状がすごくよく分かりました。7月3日付けの日経MJの一面には全面禁煙or分煙の狭間で揺れ動く飲食店の姿が報告されていました。タバコの値上げ、健康志向の世の中の動きを受け、思い切って全面禁煙にしていたあるコーヒーチェーン店は、客足が遠のき、売上も減少してしまったので、全面禁煙を取りやめ、店内の分煙化へと改装しだしました。同じく、「癒しと健康」がテーマである有名ホテルのフロアでも、宿泊客の喫煙希望の多さに参ってしまい、全室禁煙を取りやめたそうです。日本ではまだまだ喫煙者に対して寛容な空気が流れているし、喫煙率が減っているといってもまだ三人に一人はスモーカーです。つまり、大まかに言うと、こういった施設の利用者の三分の一は喫煙者なのです。全面禁煙にすることは顧客を自ら選ぶことです。よっぽどの信念がないと最初にその決断はしなかったでしょう。ということは、始めに「禁煙」としたのには理由があったはずなのです。「珈琲の香りを損なわせたくないから」だとか、「健康を売りにしているから」とかかもしれません。けれど、客足が伸びず、にっちもさっちも行かなくなり、その信念をドブに捨ててしまいました。企業が勇気を持ち続けて禁煙を貫けば、それが成功例として他の企業へと波及し、社会全体に「施設の中は禁煙が常識」という新しい文化を作り上げることができます。そこでは喫煙者も諦めて施設を利用してくれるかもしれませんが、そういう風土がまだない状態で安易に全面禁煙に取り組むと、痛い目に遭うということでしょうか。それとも、従来は吸えて当たり前だった場所でも、工夫次第で「ああ、ここに来たら、タバコを吸いたくなくなるわ。」という風に、顧客の喫煙を強制的にではなく、自発的に抑える場を創造することはできないものでしょうか。この問題には答えはありません。この現状を切り開き、問題を解決していける者がいたら、それがほんとうの意味での経営者なのではないでしょうか。
2006.07.04
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今朝のテレビ番組に木村拓哉さんが出演していました。彼が主演して大ヒットしたドラマ『HERO』の特番に向けてのインタビューでした。あれから5年間どうやって過ごしてきたか、という質問に対して、彼はカーナビの地図を例にして、「自分の視野が狭まらないよう、常にいろんなことを見たり聞いたり、体験したりするよう心掛けていた。」と語りました。「毎日の生活に追われていると、目の前のことにばかり集中しちゃって、カーナビの地図をどんどん拡大していったように、見える範囲がどんどん狭くなりがち。だから、その地図をずずーぅっとズームアウトして、かなり広い範囲が見えるようにしておくんです。そして、遠いところから自分を俯瞰し、『自分はいまどこにいるんだろう?』って。」これ、今の私にとってはすごくありがたい言葉でした。だって私たち女性って、五感で感じられることや身近で具体的なことだけで世界を見がちで、「木を見て森を見ず」という状態に陥りやすい・・・。女は感情の生き物なんだから、それは自然なことだって、割り切ってますけどね。だからこそ、「見えていない」ということを自覚しているかいないかがけっこう重要だったりします。今、目の前にあることは、物事のほんの一面。それは全体のどの位置にあるものなのか?じつは真実じゃなかいかも?他に見えていないものってないのかな?とくに一つのことにのめり込んでいるときは、危険信号です。そんなときはキムタクの言葉を思い出して、カーナビをズームアウトしましょう。「見えないもの」に目を向けてみると、世界が広がりそうですね。
2006.07.03
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