いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2013年10月10日
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占守島というのは、千島列島の一番上の端っこ、戦争の時に最北にあった、日本領土です。

かつて、千島樺太交換条約によって正式に日本のものになり、敗戦によって失われました。

でも、サンフランシスコ講話条約にソ連は調印してないから、千島列島と南樺太は、依然として日本領土なんですけどね。


いいか?北方四島なんてどころじゃないぞ、「千島から樺太から全部返せ」って言って初めて、「せめて四島で勘弁してください」みたいな話になるんじゃないか。

本気出せよな、日本政府。ぶつぶつ。

事実に沿って、取材に基づいて、戦いの有り様をとにかく忠実に再現しようとしたのがわかる力作、なんですが…申し訳ないが、ちょっとわかりづらかったっす。

いっその事、小説形式にしてまとめてくれた方がわかりよかったと思うんだが…新聞記者上がりの人だから、実録最上なんだろうなぁ。

ソ連軍の上陸時間が、日本軍の記録と40分ほどズレてるのは、当時使われてたサマータイム的なものの影響だろうとした考察は見事なんですが、それ、ニ章も使う事か?って話ですのよ。



この戦いの指揮を執って戦死した、池田ってすごくカッコイイ軍人さんがいて、それだけでもこの本を読んだ意味がある、って人なんですが、

この人、本土で軍事教官時代に、司馬遼太郎を直接教えている。

代々軍人の家に育った彼は、若い学生を徴用して使い捨てるような、戦争の在り方に疑問を持っていて、「死ぬべきは君たちではない」といつも言っていたとか。

司馬は、この師のエピソードを、何度も書き残している。

そして、「いまでも、私は、朝、ひげを剃りながら、自分が池田大佐ならどうするだろうと思い、その困惑の大きさを想像したりする。」

「池田大佐は撃退する道を選んだけれど、〇〇君ならどうする?」と、ひとに問うたりもする。
「戦います」と答えるひとが多い中、逆に司馬氏が聞かれると、

「わからない。何十年たっても答えが出ない」と答えたと。

確かに終戦から三日後、撤収支度の中で行われたソ連進攻、例えば戦わなかったとしても、その指揮官は責められる事は無かったはずだ。

しかし、ソ連の目的は勿論、この端っこの島ひとつなんかじゃなく、この進攻をきっかけに北海道全土から東北まで分捕るつもりでいた。

占守島で予想外の猛反撃をくらった事で、ソ連軍は、自分たちの読みの甘さに気付き、日本は国土の分断を免れた。



占守島の戦いで生き残った日本軍は、ソ連軍によってシベリアに送られ、その6割以上の人がそこで命を落とした。例えば、戦わずに全面降伏したとしても、同じ目にあった事だろう。

幸い日本に戻れた者も、思想教育を疑われ、シベリア帰りの苦労は計り知れない。

それを全てわかってなお、それでも、「わからない。何十年たっても答えが出ない」と言うのか。そうか。

この司馬って人の小説、私は一冊も読んだ事無いんだが、悪いがこの男、たいしたこと無いと思うよ。

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最終更新日  2013年10月11日 17時39分12秒


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