いつか全て捨てようと思って暮らしてます

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2015年12月14日
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カテゴリ: 映画
良い映画です。

終戦の8ヶ月前、ナチに占領されたオランダが舞台。主人公は隠れ家を破壊されて逃亡中のユダヤのお姉ちゃん。

オランダ、本棚の裏の隠し部屋とくればアンネフランク。これはいわば生き延びて逃げたもう一人のアンネの物語。

逃げるお姉ちゃんはレジスタンスに助けられその活動の支援者となるんですが、レジスタンスにはユダヤ人の他にオランダ人の反ナチの人、社会主義者や共産主義者などいろいろいて一枚岩じゃない様子がわかります。

紳士的で人道的なナチもいるしレジスタンスには裏切り者もいる。こういう見せ方がうまい。

題名は裏切り者の名と証拠が記された手帳から。「黒革の手帳」やね。

棺桶の中に裏切り者を閉じ込めて静かになるまで河原に座ってる風景がとてもシュール。

乾杯する時「女王陛下に」って言うのが良い。この時代のオランダ元首は女王様か。一瞬イギリスの話かと思ったわ。と思って調べたらオランダってイギリスより遥かに長く女王を戴いてた国なのね。ちょっと前(2013年)まで三代123年に渡って女王。この時代は現国王の曾祖母ウィルヘルミナ女王様。

開放軍を迎えるパレードの華やかさ。連合国がジープからチョコレート投げるのはもうデフォルトなのか?とにかくオランダはオレンジなんだなあ。オランダに駐留したのは主にカナダ軍だったのか?



こんな時現代の私たちの価値観が戦後につくられたものであることを発見する。そう、何が正義で何が悪かなんて状況でころっと変わる。

戦後、主人公のお姉ちゃんはエルサレムのキブツシュタイン→ユダヤ人居留地で暮らすんですが、間も無くスエズ動乱が起こってそこも追われることを暗示しつつ映画が終わるのが切ない。

見終わった後、監督が大好きなポールバーホーベン監督だと知ってびっくり。オランダ人だったんだ。
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最終更新日  2015年12月16日 10時30分47秒
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