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正義の味方。二ヶ月前まで架空のモノだと思っていた。二ヶ月前、地球侵略を企む悪の組織『ダヴァール』がよりによって日本の東京を襲った。他の襲うところがあるだろうがと突っ込みたいが、話にここの人間は実験体に適していると言う事だ。そして、その第一号に選ばれたのが何を隠そう俺、『神月京助』だった。もちろん素直にはいと答える訳もなく、昔からのなじみの裏道を通ってこれを撒いたが、発信機という反則アイテムで先回りされ、結局捕まってしまった。さすがにスパイ○ーマン2で出てきたようなアームだらけのロボット相手に喧嘩なんてできはしない。『ああ、ここで人生が終わるのか。短かったな』と、眼を閉じると人生のスタッフロールが見える。そんな時、お約束のタイミングで正義の味方が現れた。「お前はいい腕をしているようだ。肉体改造と精神操作が終わったら我が組織の幹部に取り立ててやろう」断る。俺は心の中で言った。ロボットのコックピットに乗るは白髪の博士っぽい奴。見かけ人間、おまけに日本語を喋っているが、俺にとって今はそんな事を考えている暇など無い。白衣にメガネ、ボサボサの白髪に常に気味の悪い笑みを浮かべている口元。とりあえずコイツと視線を合わせたくない。「ひひひひひひひひひ」ついに笑い始めた。そろそろ何とかしないと本当に改造されそうだ。と言ったものの、相手はロボットに悪の組織、シ○ッカーみたいな同じ顔の手下達も下に大勢待機している。仮にこの場アームを逃れられたとしても、このバカみたいな数の手下に取り押さえられるだろう。早逃げ場なし。ロボットが反転し、ここまで来る時に乗ってきた艦まで移動しようとした時だった。ヒュールルルルルルルル・・・・・・「ん?」ミサイルが飛んで来るようなマンガチックな擬音。次の瞬間にはコックピットを少し外し、何かがロボットの装甲を貫いた。「ぬおぉう!!」爆発。同時にロボットを貫いた何かが地面を抉り、爆発の煙と土煙りを同時に発生させ、俺、あの博士、手下ABCSEF…共々の視界を奪う。アームが力を無くし、体を捕まえている部分を外し俺は煙まみれの地面に着地。数人の手下を踏み潰したような気がするがまあ気にしない。ロボットが破損し、回路がスパークする音しかしない。あとは沈黙が流れ、ゆっくりと煙が晴れてくる。そこには、壊れたロボットから慌てて飛び出て足が引っかかりこけて頭を打ったあの博士を見下ろす少女の姿があった。基本、下着しか着ていないようだが、肩や膝、肘、体と一部一部に機械の装甲のようなものがついている。少女はゆっくり俺に近づき、「大丈夫」と手を差し伸べる。俺はその手は借りずに立ち上がり、自分よりちょっと背の低い彼女を見る。歳はそう離れていないだろう。垂れ気味の眼が柔らかく、優しい印象を与える。子供っ気が抜けない表情に、曲げぬ信念を宿した瞳を持っていた、「…アンタは?」「名前を聞く時は自分から」その辺の礼儀も同じのようだ。とにかく助けてもらったことだけを無理矢理自分に納得させ、名乗る。「神月京助」「私は正義の味方育成機関『ジャスティス・メイカー』所属、リィン・D・D。以後、よろしく!」よろしくされても困るのだが…。とにかくこの時をもって、俺の正義の味方と悪の組織の奇妙な付き合いが始まった。プロローグなんだからこんなもんでいいだろう。次回予告「ついに始まった『ジャスティスメイカー』!悪の組織、『タヴァール』から狙われる少年、神月京助を守り通すことが出来るのか!」「誰だアンタ?」「ジャスティスメイカー第一話!『日常』。何よ、やけに平凡なタイトルね」「だから誰だ?」「まあいいわ。次回もお楽しみに~!」
2007/04/10
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どうも、お久しぶり。木ノ宮一町です。今宵タイトルを変更しました。やはり夢なんて大葬なこと考えるんじゃねえなと、思った今日この頃。自分、木ノ宮一町、未熟ながら小説をこのブログに書かせてもらいます。あと、設定とか制作情況とかが主になると思います。今日は以上の連絡だけで終了させて頂きます。実はまたパソコンが壊れてしまったのですよ・・・ショック!!でも壊したのは自分ではありません。このブログで書く(練習)する話のタイトルジャスティスメイカー正義の味方ものです。趣味の塊です!趣味の爆発です。18禁です。うそです。15以上対象です。え、それでも高いって、言わなきゃばれないって(笑とりあえず、サービスカットが多いかと思われます。はーいはい、どーせ変態ですよ。では次回。
2007/04/08
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