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2026.06.16
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『反対意見の力、最高裁という砦』

   ちょうど刊行した回顧録に、提言を書いておきました。(宇賀克也)
管見 最高裁判所 有斐閣 2026年5月30日

   原告適格や訴えの利益をもっと緩やかに認める。
   早く中身の判断に入るようにしないと、
   非効率で国民の権利・利益の救済になかなかつながらない
   行政訴訟の現状は変えられないのではないでしょうか。

宇賀克也元最高裁判事 発言
    私が最高裁で担当した宮城県岩沼市のケースでは、
    原告の議員は、年四回の定例会の中で一番長い九月
    定例会を丸々出席停止になってしまったんです。

    その期間、議会でまったく発言できず、質問もできず、
    投票もできなかった。

    しかし、それは司法審査の対象にならないというのが


    これで本当にいいんだろうかと私(宇賀克也元最高裁判事)は
    思いました。

    公約を掲げて(中略)議員になる。それを受けて議会で発言し、
    投票するのは、民主主義の基本的プロセスですよね。

    憲法上の根拠もなしに、部分社会論という理屈で裁判を受ける権利を
    制限するのは、やはりおかしいのではと思いました。

    幸いこのケースは大法廷に回付できて、全員一致で判例変更ができました。
    六十年ぶりのことです。





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Last updated  2026.06.17 18:45:18
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