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エッフェル塔から下りたらお昼を過ぎていました。さすがにおなかが空いたので何か食べられないかと探したのですが:アイスクリームでさえ3.5ユーロ(580円くらい)、サンドイッチは軽く1000円を超えます。スリに遭ってしまって予算のキツイ我々には高すぎますで、仕方ないので空腹のまま、新郎が言っていたオススメの観光スポットサン・ドニに行ってみることにしました。幸いエッフェル塔最寄の地下鉄の駅(名前を忘れましたが)に行ったらパン屋さんがあり、私はミートパイを温めてもらって食べることができました。これは5ユーロくらいだったでしょうか。バターたっぷりの生地に、具もコッテリ…普通なら食べないだろなぁ。新郎によると、サン・ドニは歴代フランス王の墓所となっている聖堂で、ステンドグラスがきれいなんだとか。メトロ13号線というのに乗って行くのですが、乗っている客層がちょっと怖かったです。いわゆる’移民系’が多くて、穴があくほどジロジロ見られるし、緊張しっぱなしでした。サン・ドニ聖堂の最寄り駅はバシリク・ド・サンドニ(そのまんまですね~)です。実はワールドカップサッカー・フランス大会のメイン会場となったスタジアムがあるのもここなんだそうです 駅から出るとパリからちょっと外れているせいか少しうらぶれている?感じで、歩いている人も移民系が多くてドキドキ。かなり神経過敏になっていたと思います。で、聖堂は駅から歩いてすぐの所にありました。 そんなに大きくもないかな??正面左側にも右側のような塔が建っているはずだったのですが、改修工事の設計ミス(おいおい!)で取り払われたんだとか。バラ窓はきれいでしたね~かなり高いところにあって、首が疲れました(^^;)各種ステンドグラスも本当にきれいです。普通に中に入るだけなら無料ですが、地下にある歴代の王様達のお墓を見るには入場料が6.5ユーロ必要でした。せっかく来たのだし、払いましたよー(高いなぁ~)このお墓↓は地下ではなく、地上にありました。誰のかは忘れましたが別格扱いでした。棺と思しき物の上に、リアルな彫刻が乗っています。上のお2人さん(?)は彫刻が裸に近かったですが、他の棺の上に乗っていた彫刻は服を着ていました(もちろん王様・お妃様らしく冠をかぶって)。日本人的感覚でいくと、ちょっとついて行けないというかなんというか、微妙でした地下にはマリー・アントワネットとルイ16世、色男で有名なルイ15世、太陽王と言われたルイ14世などなど、何人ものお墓が並んでいてびっくり。地下だから暗いし寒いし、薄気味悪いしで、写真を撮る雰囲気ではなかったですね聖堂が好きな人や、歴史に興味のある人にはいい場所かも知れません。 ・・・続きます。
2007年06月08日
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ご無沙汰しておりました。実は17日の朝に日本を離れるので、目下引越し作業でバタバタですそもそも何から手をつけていいのやら・・・と未だ混乱状態ですが、とにかくやれそうなものから片付けている状態です。 さて本題:警察署で被害届を出し、盗難証明をもらって夫婦でぐったり、ホテルに帰ってじっとしていようかとも思ったのですが…ホテルで沈んでいるより体を動かして早く忘れようと、半ばヤケクソ(!?)でエッフェル塔に行くことにしました。その日は非常にいい天気で気温もうなぎ上り。4月末のパリで29℃は多分普通じゃないと思います。 長袖が暑かったー!芝生の上ではフランス人がピクニックや日光浴、お肌もあらわでした。塔のエレベーター乗り場は当然長蛇の列で大混雑。一番上の3階展望台まで上がると11.5ユーロもかかります(約1900円!)。日差しがこんなに強くなるとは夢にも思っていなかったので、日焼け止めを持って来ていませんでした(顔が焼ける~)。塔を昇るエレベーターの回転が早いのか、1時間もしないうちに最初のエレベーターに乗ることができました。これで真ん中あたりの2階展望台にまず行き、塔の一番上(3階展望台)に行く別のエレベーターに乗り換えます。てっぺん行きのエレベーター待ちの列に並んだ際、ダンナのすぐ後ろにサングラスをかけた、怪しげなアラブ系?の兄ちゃんが並んでいることに気がつきました。他の観光客はほぼ100%カメラを持ち、リュックやポシェットを抱えていたにもかかわらず、その兄ちゃんはほとんど何も入っていないスーパーのビニール袋を下げていただけ。ダンナはこんな時になぜか読書に没頭中・・・おいおい、無防備すぎ「変な人が見てるよ」とダンナに言ったのですが、本人は「あーそぉ?」と生返事。 (とてもスリに遭ったばかりの人とは思えない言動ですが)兄ちゃんは後ろからじーっとダンナの読んでいる本やカバンを観察している様子でした。まずいなぁ~この感じしょうがないので私がガンを飛ばしておりましたよ~で、3階行きエレベーターの切符をチェックするおじさんの所まで来た時、その兄ちゃんが止められました。おじさん : 「この切符じゃダメだ。」兄ちゃん: 「え?なぜ?行けないのか?」おじさん : 「そう、あんたの切符じゃここの展望台までだ。」兄ちゃん: 「えぇ?どんな切符ならいいんだ?」おじさん : 「頂上まで行けるのは裏が3・Aのものだけだ、あんたのは違うだろ。」兄ちゃん: 「じゃ俺はどうしたらいいんだ?」おじさん : 「一番上まで行きたきゃ別に切符を買ってくれ。」兄ちゃん: 「ここでその切符は買えないのか?」おじさん : 「ここじゃないよ。」兄ちゃん: 「えー?」おじさん : 「ほら、早く列を外れてくれ。後ろがつかえてるから。」おじさんは半ば強引に兄ちゃんを列から追い出しました。本当に知らなかったのか、単なる時間稼ぎだったのか今では謎ですが、切符チェックおじさんに救われた気分でした。やっと頂上にたどり着くと人がいっぱい予想外なことに展望台は窓ガラスとかで囲われておらず、吹きっさらしなんですねぇ。金網がレンズにかからないようにして、ズームで写真を撮ってみました。 シャイヨー宮ですパリの街は放射状に道路が延びているんだな~と実感できます。展望台を一周して、再びエレベーターで今度は1階の展望台に降りました。実はそこには郵便局があり、絵葉書や手紙を出すとエッフェル塔の消印を押してもらえるのです。で、両親や友人に絵葉書(局内で買えます)を書いたのでした内容は「スリに遭ったー」でしたが・・・ 続きます。
2007年06月05日
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ぼやぼやしていたら、もう5月も終わっちゃうことに気がつきました。引越し日が刻々と近づいているのに、来たばかりの海外引越し用ダンボールの山を前にボーゼンとしています。 で、続きです 朝市で楽しいひと時を過ごした後、エッフェル塔にでも行くかねぇ~とメトロ(地下鉄)の駅へ。ダンナは5回目のパリなのでエッフェル塔に昇った(夜に)ことがあったのですが、パリ2度目の私は学生時代の貧乏旅行でお金が足りなくて昇れず、その時は遠くから塔を眺めただけでした地下鉄の窓口でダンナが「パリ・ヴィジット」という、地下鉄・バス・RERが乗り放題の切符を買おうとしたのですが…何やらもめて、窓口のおっちゃんが不機嫌でした。フランス人は不機嫌な気持ちを隠そうとしない人が多いように思うのですが、気のせいかなぁ??素直で分かりやすいけれど、ある意味子供っぽいかも。概しておとなしい、日本人的なダンナはペコペコ謝って切符を購入していました。ホームに下りたらちょうど地下鉄が着いた所だったので、「あー来た来た!」と山手線に飛び乗るみたいに一番後ろの車両に2人で駆け込み乗車したのですが・・・我々のすぐ後ろから若い男性が1人(いや、今から思えば2人だったか?)飛び乗ってきて、足元に何かを落としたらしくて急にしゃがみました。私は慌てて少し後ろによけたのですが、その男性が落としたのか、メトロの切符が落ちていました。で、その若者が切符を拾ったと思ったら、そのままダンナのズボンのすそを引っ張るので ??? と思ったのもつかの間、なぜか彼は閉まりかけたドアをこじ開けて降りていきました。時間にしたらせいぜい2・3秒。 ドアが閉まったとたん、ダンナの顔色が急変、あ゛ーーー!! ないっ!!何がっ?!財布すられたっ!!え゛ーっ!・・・今のヤツ、スリ!? メトロは動き出してしまったので降りることもできず、2人で呆然・・・若者は白人でした。その辺にいそうな、ごく普通のフランス人っぽい顔でした。周りの乗客達が口々に「すぐに警察に行った方がいい」「次の駅には大きな警察署があるはず」と教えてくれました。次の駅でフラフラ降りて、地上に出ました。たまたまベンチがあったので座りました。2人ともかなりの脱力状態です実は財布の中身はお金だけではありませんでした。400ユーロ(約6万5千円)という、かなりまとまったお金以外に:・クレジットカード2枚 (なぜ2枚も入れていたんだろ?)・銀行のキャッシュカード3枚 (これもなぜ入れていたんだ?)・日本のスーパーやデパートのポイントカード3枚(これこそなぜ入れていたんだ?) ここで大活躍したのが成田空港で借りたレンタル携帯電話です。まさに地獄に仏ダンナは日本のカードセンターや銀行に電話をかけまくって全てのカードを停止しました。ダンナが電話をしている間、私はたまたま通りを歩いている女性警官を見つけたので駆け寄って、英語とフランス語のチャンポンで事情を説明(とにかく必死!よく通じたなぁ)、警察署の場所を教えてもらいました。警察署は大きくてきれいな建物で、奥の小さな部屋で女性警官に書類を書いてもらったのですが、防犯上の注意点を言われました:・ズボンのポケットなどフタができない場所には何も入れない(上着の内ポケットは可)・荷物は必ずたすきがけにして体の前で持つ・現金は分散して持つ・中身が見えないようにカバンなどはちゃんと閉める・ジッパーやポケットは外側に見せないようにしてかばんを持つ・ジッパーの取っ手部分は手でにぎって、他人が簡単に触れないようにする・カメラは極力しまっておく・いかにも観光客っぽいもの(会話集・地図)を露出させない日本人はついついカメラを首から下げたままだったり、財布をズボンのポケットに入れがちなので狙われやすい、気をつけなさいと念を押されましたね。そして、やはり・・・なぜクレジットカードを2枚も、現金と一緒に持ち歩いたの?銀行のカードは1枚あれば十分じゃない?スーパーのカードなんて外国では使えないんだから日本に置いてくるのが普通じゃない?しっかり突っ込まれて、ダンナはますます凹んでいたのでした ※ ちなみに ※パリでスリの被害に一番遭っているのは実は中国人だそうです(人数多いしなぁ)。なぜなら、彼らは信用度の関係でクレジットカードを持っている確率が低く、常にそこそこの現金を持ち歩いているから・・・だそうです。フランス人から見れば、日本人も中国人も韓国人も同じに見えますもんねあーあ。
2007年05月30日
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昨日は日記で「アフリカンフェスタ2007に行くぞー」と意気込んでいたのに・・・ダンナが風邪をひいてダウンです 期待していた皆様、ごめんなさい週末に寝込むとはサラリーマンの鏡!なんてのんきなことも言えず、今日は看病をしております子供の頃からのどと腸が弱い人なので、サウジアラビアみたいな’超’乾燥地帯での生活が少々心配です。加湿器は必須かも知れません。 ・・・で、続きです。我々の泊まったプチホテルの前の通り(ルイイー通り)では毎週金曜日に朝市があるとフロントで聞いていたので、「これは見たい!」と朝ご飯の後に早速行ってみました。野菜のサイズがかなり大きいような気がしました。カリフラワーもルバーブ(赤い茎のもの)も、日本では見たことのないブキブキさ。春ということもあってか、イチゴがとにかく多くて目に付きました。 お菓子用、生食用など種類が色々あるようです。これも春野菜なんでしょうね~。 一瞬ウドかと思いました・・・日本じゃ見たことのない、太い!白アスパラガスです。野菜や果物以外に、もちろんお肉や魚もありました。つい目が行ってしまったのがこちら。 ウニでございます!!左奥にはレモン、奥の真ん中はイワシ(内臓処理済み)、奥の右はひらめ?の切身、左(切れてますが)エビもあるし、いろんな魚が出ていてびっくり。鳥肉専門店には鶏だけでなく、アヒル、ウズラ(あら~まるはげにされちゃって)、鳩(これもまるはげでした)、野生の鴨などバラエティーに富んでいました。中国の市場の鳥肉屋さんと違っていたのは、足の部分がみんな切り落とされていたこと。中国人は鳥の足(あの3本出ている部分です)も食べるのですが、フランス人は使わないんでしょうか?確かに見た目は気持ち悪いですが、かじっているといいダシが出てきて実はおいしいんですよ~(私もだいぶ中華に’感化’されちゃったらしい…)。他には: ハチミツ屋さんです。お菓子屋さんもチーズ屋さんもありました。この朝市には食べ物ばかりではなく、下着屋さん(巣鴨の地蔵通りの縁日みたい)、ハンドバッグ屋さん、DVD屋さん、本屋さんなど、いろんなお店があってにぎやかでした。かなりの人出なのも納得ですフランス人のおばちゃん達が車輪つきの大きな買い物袋を引きずりながらお店の人と値段交渉やたわいのないおしゃべりをしていて、とても楽しそうでしたね。この日の晩にダンナの友人宅(新郎とはまた別の人)に招かれていたので、お土産用の小さなお花を買いました。 ミニ花瓶つきのすずらんとバラですフランスでは大切な人の幸運を祈って5月1日にすずらんを送りあう習慣があるそうです。まだ4月27日だったのですが、すずらんがたくさん出回っていました(いい香り)。 ・・・続きます。
2007年05月20日
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時差ぼけで寝不足という状態で朝が来て、ボーッとした頭で窓を開けたら: ヨーロッパに来たんだな~と実感向かい側の建物には歴史を感じました。屋根裏部屋のような部屋もあるようです(夏暑そう)。窓には網戸がないのが普通なんでしょうか。蚊やハエとかいないのか??気にしないだけ??ホテルの入口に通じる小さな中庭も一望できました。 小さな庭にかなり背の高い木が生えていますカラスの声で目覚めるイマイチな東京の朝と違って、小鳥達のさえずりで目が覚める爽やかな朝でした大都市パリにいるというのに静かなのが驚きです。それもそのはず、このプチホテルは騒がしい表通りに面していない造りなのでした。 表通りから見た、ホテルに通じる通路左に積んであるのは表通りに面したカフェの机や椅子です(開店前でした)。朝ご飯を食べる場所はとても小さく半地下で、窓からは掘り返されている箱庭?が見えました。夏場の暑い時期はこの小さな庭(上の写真の庭とは別)で朝ご飯なんだそうです。まーしゃれてるねぇ…って、工事が終わらないとダメじゃんフランスらしく、コンチネンタルな朝ご飯でした(ビュッフェスタイル)。 クロワッサンでかっ!!日本人としてはこれに卵とか、サラダ(とは言わないまでもトマトやきゅうりの輪切り)もほしかったりするのですが、ないんですよね~仕方ない…。で、対策としてパンやチーズをたくさん食べておなかを太らせることになりますさすがパリ、パンがどれも温かくないにもかかわらず、おいしい~ヨーグルトもあったのでしっかり頂きました。宿泊しているのはフランス人サラリーマン(パリに出張で来ている様子)やヨーロッパ系の観光客ばかりで、我々は目立つ東洋人でした。日本人はあまり来ないんでしょうか? 市場(マルシェ)見物~♪に続きます・・・
2007年05月15日
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パリのシャルルドゴール空港に着いたのは晩の10時近くでした。「地球の歩き方」には空港から市内に向かうRER(高速郊外鉄道)はとにかく物騒だと書かれていて(日本人観光客は狙われやすいらしい)夜だし嫌だな・・・と思っていたのですが、今回は我々を結婚式に招待した新郎本人がわざわざ迎えに来てくれることになっていました。当時パリは連日暑い日が続いていて、夜にもかかわらず気温は26度、迎えに来た新郎は半そでに膝までのパンツ姿でした。足も素足にローファーです(石田純一か)チュニジア人Z君も素足にローファーだったのを思い出しちゃいました。で、彼に言わせるとやはり空港から出るRERは特に朝晩は危険だそうで、タクシーで行くのが一番安全だから・・・と諭されてタクシーにダンナは基本的にケチケチ路線の人なので、新郎が迎えに来てくれなかったら一番安い手段(=RER)を使ってホテルに向かったことでしょう。疲れていたのでお迎えは本当にありがたかったですね。でも、料金メーターを見ながらハラハラしました。だって、すぐメーターが上がるんですもの・・・ホテルに着いたら夜間料金込みで43ユーロちょっとでした(日本円で約7千円)。RERだと8ユーロ(約1300円)なのですが。でもサービスも悪くないし、日本のタクシーよりかは安い感じを受けました。アジアのタクシーみたいにぼったくられたり要交渉じゃないのが先進国っぽいです。しかも・・・新郎が料金を全部払ってくれちゃいました(ありがとう!!)。泊まったのは Hotel de Reuilly (オテル・ド・ルイイー)という2つ星のプチホテルでした。プチホテルだけあってロビーもエレベーターも驚くほど狭かったし、少々古びてはいるものの、きれいにしてある感じでした。部屋はこんな感じ: カーテン・ベッドカバーの柄がおしゃれ小さいながらもTVは衛星放送が見れました。エアコンは暖房のみ(クーラーなし)。部屋もきれいに掃除されている感じがしました。悪くないなぁ都心の小さなビジネスホテルの部屋くらいの広さでしょうか。バスルームはこんな感じ: コンパクトですコップがペコペコのプラスチック(試飲用かいな)でシャンプーが試供品サイズのパック入り、というところに哀愁が漂ってましたせっけん2つとバスタオル&手ぬぐいっぽいタオルはありましたが、スリッパ・歯ブラシセットはありませんでした(なくても困らないですが)。壁にドライヤーがついていたのには少し驚きましたね。でも一番驚いたのはシャワーです: 狭っ!!これで本当に頭とか洗えるのか?カーテンの外に水しぶきが飛び出ちゃうかもところが使ってみてびっくり。何とか大丈夫で、しかも水も飛び出ませんでした。でも、体の大きい西洋人はスペースから確実にはみ出ます…どうしてるんでしょうね?外がやっと涼しくなってきたので窓を開けてみましたが、網戸がありません結局虫が入って来そうだったので窓は閉めてその日は寝ちゃいました。 続きます・・・
2007年05月11日
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間があいてしまいました。GWは後半に法事があり(亡き舅の17回忌)、ダンナの兄弟家族が一堂に会して大人子供含めて総勢13名、ワイワイ大騒ぎでした。大人数の中で育ったダンナにとっては楽しかったようですが、核家族で育った私にとっては人が多くて精神的に疲れた(厳密に考えると私は誰とも血がつながっていないわけで…子供もいないし)GWでした。さて、前の日記の続きです:モスクワに飛行機が無事に降り立つと、なぜか拍手が起きましたハラショー?!空港の名前はシェレメチェボ空港(舌かみそう)と言うそうです。飛行機の窓から空港の建物を眺めつつ「どこかで見た気が??」と考えておりました。と、見覚えのある飛行機が・・・MIAT(モンゴル航空)だー!尾翼の紺色の馬(やっぱり馬なんですねぇ)が目印です。かつては共産主義国でロシアにおんぶに抱っこ状態だったモンゴル、街中の建物もロシア風だったのを思い出しました。シェレメチェボ空港はモンゴルのボヤント・オハー空港を大きくしたような感じだったのでした。多分モンゴルの空港はモスクワの空港を参考にしてつくられたのでしょう。ただ、大きく違う点がありました。シェレメチェボ空港はサテライト(飛行機の入口に通じる渡り廊下みたいな部分)が全面赤く塗られていました。四角い建物から赤い腕がニョキニョキ…あまりいいセンスとは思えません当然、我々の飛行機はサテライトには接続せず、いったんタラップを降りて、飛行場のバスで空港の建物まで運ばれました。ちなみにその時の気温は17度(東京と一緒!)。モワッとした空気にびっくり空港の建物内に入っても驚きました。暗い・・・省エネか??それに全体的に狭いなぁ~。女子トイレも数が少ないせいで長蛇の列です(免税品店もあるし、ロシアチックなお土産屋さんがちょっと面白くはあったけれど)次のパリ行きの飛行機まで1時間弱しかなかったので慌てました。実はモスクワ→パリ便はエールフランスとのコードシェア便で、飛行機自体はエールフランスの機体を使うため、面倒なことに再度チェックインをする必要があったのです。成田ーモスクワの飛行機の客室乗務員は細めなお兄さんお姉さん達でしたが・・・空港の係官は皆さん立派な体格のおばさま方ばかり。これがニコリともしないでマイペースで仕事してくれるので全然列が進みません。やばいよ~、乗れるのかーっすると、エールフランスの係官が走ってきて「パリ行きの人!」と手招きしてくれ、長蛇の列から辛くも脱出成功!しました。で、チェックインカウンターで『5番ゲート』と書かれたのでその方向に向かって手荷物検査に望んだのですが:係官の話す英語がものすごくなまっていて聞き取りづらい手荷物を全てX線検査機に乗せたのですが、靴もベルトもはずして機械を通すんですね。で、係の人はダンナには「ジャパン?」と尋ね、次の私には「ホンコン?」…おいおい、パスポートちゃんと見てるんかいなーと、私のチケットをみたクマおばさん:パリ行きは5番ゲートじゃないわよ。13番よ。何ですと?!たいへーん、走んなきゃっっ(館内アナウンスなし、モニター表示も違う、なんていい加減な)慌てて靴はいて、ベルトしめて、5番から13番まで結構遠かったけれど、ダッシュしましたよ~。ところが・・・待てど暮らせどゲートが開く気配がありません。周りには同じ便に乗る予定のフランス人がたくさんいたので、場所は間違いないはず。パリから来たエールフランスの飛行機が遅れたために、掃除中で出発できないでいたのでした(ああ無駄なダッシュ)。フランス人達が次々に「遅れる」と携帯電話をかけ始めたのがおかしかったですね。やっと案内があって、チケットを出したら 「ちょっと待った」。係官 : 日本人だけどパリに行くのか? 私 : は…? ええ、パリ行きでいいんですよ (日本人がパリに行っちゃ行けないのかブチブチ…)乗ってみたらフランス人サラリーマンと日本人観光客で満席になりました。そうそう、機体がエールフランスなのでアルコールは無料でしたよでも機内食の晩ご飯がイマイチで、トイレの手を洗うための水が故障して出ませんでした…エールフランスにしてはちょっとダサかったなぁ。 パリのホテルに続きます。
2007年05月08日
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パリに行くのに初めてアエロフロートに乗りましたもちろんモスクワ経由です。チェックインカウンターで本日は満席です、といわれてゴールデンウィークを実感機体が古そう とか アルコールが有料 とか、あまり期待しない方がいいようだなぁ~と思って乗り込みました。機体はボーイング767なので、エコノミークラスは2人・3人・2人と座席が並んでいます。はて、通路がちょっとせまい感じが…シートの頭部分です: 青とオレンジが基調のようですね座席が布張りではなくビニールっぽいところが何だかな~(掃除のしやすさを追求?)。それに前の座席との間がほんのちょっと狭いような?今どき座席にモニターもついていないし…でも、オレンジ色の枕とブランケットはありました。実はブランケットが意外と良い物で、今まで乗ったどのエアラインのものよりも厚みがあったように思います。J○L・エール○ランス・KL○・ア○タリアなど、どれもペロペロで静電気がひどくて閉口しましたが、アエロのはそういうことがありませんでした待てよ・・・それだけ機内が寒いから覚悟しておきなさい、という事なんでしょうか(フリースを着ていたし、結局そんなに寒くなかったけど)離陸してしばらくすると機内放送が:当機はモニターの不具合により、映画の上映は中止させていただきます「出たー」妙な失笑が…アエロじゃ仕方ないなーみたいな空気です。モニターと言っても天井に小さいテレビ画面がある古いタイプなので、映画があっても見づらいんですよね~って、この飛行機いつの物なんだ? おしぼりやおつまみが出てくるわけでもなく、ヒマだったのでチラチラまわりを観察していると、どうもモスクワに行く人はほとんどいない様子。モスクワ経由でトルコ・フランス・イギリスなどに行くツアー客ばかり。みんな目的地の「地球の歩き方」を持っているところが観光客まる出しです(もちろん、私も見てました)座席のポケットには一応機内誌があるのですが、あのー、ボロボロなんですけどメニューカードもゴミ袋もついてないし(←ゴミ袋は古さが際立つトイレの戸棚にあったのをもらっちゃいました)。すっかり退屈していたところでイヤホンが配られました。おお~!音楽くらいはあるのね、良かった・・・と思ったのもつかの間、聞こえるチャンネルが3つしかない上、接続が悪くて結局聞こえなくなりましたニンテンドーDSをやっている人やら、クロスワードパズルを解いている人、本を読む人、寝る人、時間のつぶし方はいろいろあるのね~なんて感心しました。 やーっと待望の?機内食の時間です。メニューカードがないので、何が出るのかさっぱり分からないところがミソですなぜか直前に飲み物の希望だけ聞かれ、ウェットティッシュと飲み物が配られます。 ペーパーもオレンジ色パルファム・コスメティックスと書いてあるので匂いがきついのかとビビリましたが、普通のウェットティッシュでした。飲み物はジュース3種(オレンジ・トマト・リンゴ)・7up・ペプシ・水…種類が少ないような?飲み物を飲み終わる頃に機内食が運ばれてきました。 私が選んだ「魚」です ダンナが選んだ「チキン」です意外や意外、機内食がおいしい!魚は照り焼き風味でした。チキンはジューシーだとダンナも喜んでいました。日本で積み込まれただけあって、お寿司やお箸も!食後にはコーヒー・紅茶・ほうじ茶まであって驚きました。モスクワ到着間際にもう1回機内食が出ました。今まで乗った飛行機では冷たい食べ物が多かった(ラップされたサンドイッチ・サラダ・ハム数種類・チーズなど…)のですが: 「魚介類のパスタ」 「ラム肉&オクラ・野菜丼」2度目の機内食ではなんと3種類から選択ができました。なぜかKitKatつき。いずれも暖かい食事で、これまた意外とおいしくてびっくり。 アエロフロート=安さと安全だけかと思っていました。相当使い古している飛行機のはずなのに墜落事故を聞かないのは、整備を相当しっかりやっているという事でしょうね。ご飯がおいしいのは私にはポイント高いかも時間つぶしの手段を整えて行けばOKかな~、でもトイレが古くて汚いのが難点ですね。 モスクワ空港でのすったもんだに続きます・・・
2007年05月02日
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