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2023.04.05
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カテゴリ: メジャーリーグ
これは日本人にとってもめでたいことですね。
でも残念なのはボールをキャッチしたファンが叩かれていること。



プロの試合でファンがホームランボールをキャッチすればそれはファンのものです。
打った選手にメモリアルのボールが返されることもありますが、それはあくまでもキャッチした人の善意。

ところがですね、このニュースがヤフーニュースに出るとコメントの大半が、
「ボールを吉田選手に渡すべき!」
「キャッチして返さない奴は心が狭い!」
「どうせ高値で売るために返さない金の亡者!」
という論調なんですよ。


打ったのは当時タンパベイデビルレイズに所属していたジェフ・ブラムという選手。

恐らく日本人のほとんどは知らないであろう選手のボールですし、メモリアルなボールでもありません。
でもこれは一生に一度あるかどうかの貴重な体験。
ボールは僕だけにしか本物の証明ができないものだとしても、僕自身の思い出にしっかりと刻んでくれる証なのです。

この思いは、確かにもっと有名な大スターのものであればさらに多くの感情が生まれたでしょうが、根本は同じですからスターによる付加価値とは別に誰からも理解されないであろうプライスレスな価値があるのです。

もしかすると吉田選手のボールをキャッチしたファンは僕と同じような気持ちかもしれません。
もちろん、ヤフーのコメント欄に投稿した人たちが言うようにお金が目的である可能性も否定はできません。

だけど確実にお金が目的と言いきることはできませんよね。
それにもかかわらず、多くの人がボールをキャッチしたファンを金の亡者と決めつけて叩いているのです。

さらにその人たちはボールを返却することのモラルですとか、日本人の美徳に絡めながら叩いているから厄介です。

日本人の美徳とやらもヤフーのコメント欄などを見ていると甚だ疑わしくもなってしまいますね。


僕だって日本で生まれ育った日本人ですから。
ただし、僕は自分を多くの人が言うような美しい日本人だとは思っていません。


話はこうして膨らんで盛り上がっていますが、基本的にボールはキャッチしたファンのものであることを忘れてしまっているかのようです。

権利なのです。
今の時代、人々がますます尊重している権利なんですよ。



また、もう一つ残念なのが吉田選手のコメント。
「いつか手元に帰ってきたら嬉しい」

吉田選手は決してファンを咎めたりボールの返却を求めたりしているわけではありませんが、もしも吉田選手が「ボールはファンのもの」と言えば事態はすぐに収束し、誰も不幸にはならなかったと思うのです。

2022年、MLBのスーパーレジェンドであるアルバート・プホルス選手が大記録を残して現役を引退しました。

そのプホルス選手がMLB歴代4位となる本塁打を記録した際、ボールをキャッチしたファンがプホルス選手へ渡そうとしましたが、プホルス選手はそれを断りました。

このニュースが報じられた時、本場の北米だけでなく日本でも多くの人が感動してプホルス選手を賞賛しました。
そのことを覚えている人ならば吉田選手のボールをキャッチしたファンのこと、その人の権利、ボールは誰のものなのかなどについても考えてあげてほしいと僕は思うのです。

もしも吉田選手がボールを巡る騒動のあと、あの時のプホルス選手とあなたような発言をしていれば、きっとより多くの野球ファンの心を掴み、賞賛されてしたでしょうね。

もしかすると、こういうちょっとした発言一つをとっても、レジェンド大スターとその他選手の差が表れているのかもしれません。

会見などでも常に敬意や気配りを忘れない大谷翔平選手はそういった点でも既に大スターなのでしょうね。

プホルス選手、ホームランボールにまつわるニュースはこちら↓↓↓
https://the-ans.jp/news/266127/





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最終更新日  2023.04.05 19:43:29
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