2021.08.02
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​​​​​​​​​​​今回の話題は期待の<Newcomer>...人ではないですがTamronのレンズ「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」のお話になります。

このレンズしばらく前から気になっていたんですが、今回α7RIIが手元から離れてα7IIIがメインとなったので思い切って手に入れてみました。
もちろん中古です...元々このレンズとても安くて手に入れ易い方なんですが、価格ドットコムでの中古価格でも最安になっていたタイミングでMap Cameraでの美品を入手しました。

​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​

《35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F053 仕様》

 光学系構成 : 8群9枚
 焦点距離 : 35mm
 最短撮影距離 : 0.15m

 F値 : f/2.8~f/22
 フィルター径 : 67mm
 マウント : Sony Eマウント
 重量 : 210g

このレンズ「M1:2」という表示から分かるようにハーフマクロです、というかこれまさにマクロレンズと言ってしまって良いかもです(笑)。ハーフマクロと言えば私のものでは「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」や「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」などもやはりハーフマクロです。
ですから「とことん寄れる35mm」という感じです(笑)。
SONY純正の「FE 35mm F1.8」も寄れるレンズで気に入ってはいるんですが、あちらは<22cm・0.24倍>なのに対してこちらは<15cm・0.5倍>ですから比較にならないくらい寄れて大きく写ります。
ですから形状も全然違いますね...

​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​

前玉がこんなに小さいです、「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」からすり鉢状の前部を取ったような感じですね。

ただ1点「仕方ないか」と思わせるのがAFの迷いが大きいこと、これは感覚的にはSP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1「272ENII」と同等レベルです^^;)。
モーターが最新のものを使ってますから「音」は比較的静かなんですが、迷い方はほぼ一緒です。まあ15cmから無限遠までの恐ろしく広いワーキングディスタンスですからねえ。
タムキューなどはリミッターがありますからまだいいのですが、こちらはマクロ域で撮った後に5mちょい先にAFを合わせておくなどちょっとした工夫が必要かもです...さもないとAF望遠マクロ同様にAFが長々と行ったり来たりする羽目に陥ります。

こうした古いAFマクロを使ったことがない人が「最新レンズ」としてこれを使ったりすると「何だこれは?!」ということで手放して私のような中古ユーザーの手元に来てしまう結果となりますね(笑)。

なので私のα7IIIでは純正レンズやオールドレンズを併用する時に便利な「フォーカスモード」をカスタムキー<C2>に割り当ててありますので、ファインダー覗きながら瞬時に「MF」へ切り替えて使えるようにしてます。

それとSONY独自の「フォーカスフォールド」ボタンくらいは欲しかったかな、いろんなケースであれば便利なボタンですからねえ^^;)。

以上がまずは使ってみてのファーストインプレッションですかね、まあこの安い価格ですから欲を出せばそれだけ高額になるだけなので「限界を知って美味しいところを堪能する」、これが安いレンズを楽しむツボですからね^^。

そんな使い心地のこの「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」ですが、肝心な出てくる画の方を見ていただくことにしましょうか。使い始めはオーソドックスにα7IIIの設定をWBは「太陽光」で臨んでます。

[キーボード]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 2秒, ISO100)

まずは寄れるレンズの小手調べ...最短での一枚です。
まさにマクロですよね、少し前に綿棒でキーの隙間をきれいにしたばかりなのに小さな塵がたくさん写ってますね^^;)。さすがにタムキューや「Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8S」ほどの焦点距離がありませんから奥のボケはそれなりですがTamronらしいボケと言えそうです。

[ツル]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/160, ISO100)

ここからしばらく早朝の画が続きます...久しぶりに新レンズということで頑張って早起きしてCobbyの散歩をかってでました(笑)。
しっかり左巻きに絡んでいるアサガオのツルですが、低い朝の光を感じさせる一枚です。朝5時過ぎで日の出からすでに30分以上経過しているのですが、まだまだ開放でもこのシャッタースピードがせいぜいです。なかなか安心のボケではないでしょうか、このへんはさすがに最新のモデルらしいところですね。フォーカス面も比較的シャープでそのボケとのバランスがTamronらしいですね。

[サルスベリ]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/400, ISO100)

こちらも朝の色を感じさせるものですが、奥のボケに見られるまだ陽の当たらないベンチなどはちょっと危うい汚さを感じさせます^^;)。

[サルスベリ:近接]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/4, 1/100, ISO100)

こちらはその一房に寄ってみました。
やはり35mmです...適度に背景が入ります、しっかり花びらが入るよう気持ち1段絞りましたがボケの様子も落ち着いた感じで好感が持てます。

[サルスベリ:最短]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/200, ISO100)

最短の時はおもむろにMFに切り替えてピントリングを最短の位置まで持っていってから花に寄ったほうが早いですね、白に早朝の光が乗りなんともいえない明るさがいい味を出してます。
花びらの質感もしっかり感じられてTamron系柔のらいボケの中に気持ちよく浮き上がります。

[木槿(ムクゲ)の花]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/125, ISO100)

開放でカラフルな玉ボケに囲まれたムクゲですが、前夜の雨のしずくが残りいい雰囲気でしたよ。
絞りについてTamronによるレンズの仕様では開放から2段絞っても円形を保ちますとなっていますが、何度か試しましたが、<f/5.6>では点光源など残念ながらしっかり7角形になってました^^;)。

[ヒメジョオン]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/320, ISO100)

朝の気持ち良い光の中で見たヒメジョオンです、その雰囲気そのままに描写してくれてます。
解像感も高く小さなトゲトゲも捉えてくれます、近い背景などでも強い二線ボケも見られず安心してシャッター切れますね。

ここまでが早朝の画像でしたが、次から夕方の散歩撮に移ります、これがハッとするような描写を見せてくれたものもありなかなかなんですよねえ^^。

[公園の小径]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/4, 1/13, ISO400)

Cobbyの好きな通り道です。すでにフットランプに火が灯り始めてましたが、明かり周りの雰囲気も良し、かつインフォーカスの葉の様子もシャープで気持ち良いくらいです。

[ノウゼンカズラ]
​​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/80, ISO100)

その葉の様子の素晴らしさの最たる一枚がこちらですね。ピントはノウゼンカズラに置いてます、ランプの色をしっかり捉えたくて「-3EV」と限界まで露出補正を下げたんですがそのおかげかノウゼンカズラ全体の描写が深い緑とシャープで立体感のある素敵な描写になってますね...これでF2.8とはいえ開放ですから良いんじゃないでしょうか(笑)。

[キラリ☆ふじみ]
​​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/8, 1/20, ISO100)

日没直前の淡い夕日色がガラスに写った時間帯の一枚で絞りました、解像感たっぷりの描写です。

現像していてこのへんで「違和感」が...このレンズ、Tamronは「カメラの各種レンズ補正はONにして使って下さい」となっているんですが、Lightroomで現像するにあたりα7IIIではα7RIIなどと違い取り込むと同時にレンズのプロファイルを当てた状態になります...これが自分的には良い時と悪い時がありそうです。APO-LANTHAR 50mm F2などでも感じたことで以来レンズプロファイルを使わない傾向が多くなっているんですが...レンズプロファイルがかけてくる開放撮影時の周辺減光を減らす処理では、やはり現像していく過程で不自然に周辺が明るくなることなどとても似ています。
プロファイルを外した方が撮影時の雰囲気をそのままに残したケースも結構有りましたので、現像時はちょっと注意が必要かなと思いましたねえ。

[常夜灯]
​ 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 ​
(f/2.8, 1/125, ISO100)

こうした暖かい光を感じられる時間帯になると「太陽光」では現像時調整の必要が出てきます...とはいえLightroomのWBを「曇天」あたりに変えれば一発OKということも多かったですが。
鷹の目ロッコールなどで日中に撮ったアングルですが、焦点距離35mmのTamronらしいボケで危なげのない描写です。

さてこうして「とことん寄れる35mm」を手に入れると、小旅行などで持ち出すレンズで迷いが生じてきますね(笑)。純正かTamronか...<F1.8>か<F2.8>か、<22cm・0.24倍>か<15cm・0.5倍>か...楽しい悩みが待っていそうです。

※ただし型番が示す<OSD>とあるようにこれは昔からあるDCモーターの焼き直しであり<USD>のような超音波モーターなどと違い本文にあるようにAF速度は雲泥の差があります。
手に入れた個体はまだレンズのアップデートが済んでおらず「Ver.01」だったのですぐ「Ver.02」にアップデートしましたから「合焦していないにも関わらず合焦マークが点灯してAFがストップする」という症状はなくなったようですがAFの状況は相変わらずです。
「瞳AF」は効きますが「動態追従性」はそれほど期待ができないでしょうから孫などと一緒の時はやはり「FE 35mm F1.8」の方がなんといっても安心して使えそうですね。
とはいえ「とことん寄れる35mm」は散歩スナップなどには強い味方なので新たな楽しみが増えたことは事実ですね^^。

そんな新たに手に入れたレンズ「35mm F/2.8 Di III OSD M1:2」の話題でした...^^。

2021年8月 文化の杜公園ほかにて
#α7III
#35mm_F/2.8_Di_III_OSD_M1:2​​​​​​​​​​​





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Last updated  2021.08.08 14:26:57
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