2022.10.02
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カテゴリ: X-T1
☆ X-T1 + AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 & Jena Tessar 2.8/50の巻 ☆


「M42」と「minolta MD」用の2種類のアダプターを使用してみました、「M42」の方はすぐに届いたマイクロ6角レンチにて指標を中央に調整しましたのでやはり気持ちよく使えます^^。

​ X-T1 ​

今回の2本のレンズは過去にもα7IIIに付けて撮り比べをしたことがあるのを思い出しました、意識してはいなかったのですがなにか不思議な「縁」を感じますね。

「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」はエッジを強調しない線が細目で素敵なボケを持ち直射光・自然光それぞれに特徴ある描写をしてくるレンズで最短撮影距離も長く60cmとなります。
片や「Jena Tessar 2.8/50」の方はシャープさでは今どきのレンズに届かないが独自の空気感の中に豊かなトーンとコントラストで吐き出す(色ともども)味のある描写が見られるレンズで最短は35cmと「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」の約半分という短さです^^。

2本まとめた記事にしたのは「撮り比べ」というよりはFUJI(X-T1)のフィルムシミュレーションが上記のような特徴を持つレンズたちの描写をしてどんな<色の世界>を見せてくれるのかに重点を置いて見てみたかったというのが今回の趣旨になりますかねえ。

それではさっそく「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」から見ていきましょうか、ちなみにX-T1はAPS-Cですからこのレンズの場合35mm換算<87mm>となります...


​ AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 ​

フルサイズに比べAPS-Cゆえのレンズ中央の美味しい部分を使えるというだけでなく被写界深度の深さもあるので違いが大きくなりそうですよね。そういう意味でこの開放では背景に少し絞ったくらいのボケがみられますし、主役の一輪もかなりのエリアがインフォーカスとなりますね。
しかしこの<Soft/Astia>は変な言い方ですが、このレンズの特徴(AUTO ROKKORの柔らかさ)をうまく引き出しているのが分かります...フルサイズの印象に引けを取りません。
まさにオールドレンズには<Soft/Astia>が有効に働く見本みたいな描写かな(笑)。

[#2:Soft/Astia]
​ AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 ​

その<Soft/Astia>で絞ってみた一枚です。先程のものと比べ花の背景にシャドー(部)がかなり強くなってますのでシャキッとした感が随分と上がります。
これぞまさにハイライトを柔らかくするがシャドーは締める<Soft/Astia>ゆえに早朝のまだ光が少ない時間ならではの描写になってくるんですねえ...Proviaよりハイライトの柔らかさは少なからずキープされます。

[#3:Provia]
AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 ​

そしてこれがまさに「中庸」の位置にある<Provia>での一枚です。
<Soft/Astia>に比べハイライトを含めTonality(階調性・トーン)がHighとなりますがこのレンズらしいエッジを強調しない線の細さが十分見て取れる画ではないでしょうか。
ただしこの絞りでの背景のボケ加減だけはAPS-Cゆえか味が少し薄れる気がします^^;)。

[#4:Velvia]
AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 ​

それが<Velvia>になった途端にこれです...Tonality(階調性)& Saturation(彩度)ともにシミュレーション一番のHighレベルですからね。花の様子を見るとこのレンズで言えば直射光下の描写のようです(笑)。

[#5:Velvia]
​ AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4 ​

いかがですかこの<Velvia>...[#2]の条件とほぼ一緒なんですが、このレンズの印象を覆すような[#2]の対局の描写のようになりますよね。
でもこの一枚にもFUJIの言う「シーンに対するRobustness(堅牢性)にとことん拘る」という、写っているものが不自然にならない『破綻なき色(描写)の世界』が見られる良い見本みたいなものでしょうね^^。
以上「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」ではヒガンバナ・オンリーとなってしまいましたが、それだけに「フィルムシミュレーション」の世界がよく分かる結果となりとても面白かったですねえ。

それでは次に私の大好きな空気感を持つ「Jena Tessar 2.8/50」へ行ってみたいと思います、このレンズの場合は35mm換算<75mm>となります...

[#1:Provia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

開放といえど<f/2.8>のAPS-Cだとそんなに奥にピントを置いてるわけではないですが、ボケが若干以上に弱くなりこのレンズの悪い癖がまったく見られないのは好ましいことなんでしょうかね(笑)。
花も見頃をわずかに過ぎた終盤ながら素敵な色合いをしっかりこのレンズが拾ってくれます、ここは標準<Provia>で素直に行ってみました...かすれたようなところはこのレンズらしい(塵芥を排除したような)早朝5時台の澄んだ空気感の中に溶け込ませたようで、まさにアバタもエクボになっていて「さすが」です(笑)。

[#2:Velvia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

そしてひと目で分かるこの色世界...さすがのVelviaです。
色の取り合わせも良かったのでしょう、バッタもどこか温かみを感じられて可愛さ倍増です(笑)。
「Jena Tessar 2.8/50」とVelviaはとても相性が良いようです、レンズの豊かなトーンとコントラストがいい具合にVelviaの世界に溶け込んでオリジナリティを遺憾なく発揮している感じです。

[#3:Provia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

花だけに当たる太陽の光...難しいシチュエーションですが、Proviaが「なにも足さない、なにも引かない」といった具合にストレートに中心の光のコアを再現してくれました。

[#4:Velvia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

そして相性の良いVelviaの画が続きます...。
どうでしょう...コスモスの光の透過したピンクが映えるアングルを選んでみましたが、なんともVelviaがベストマッチ...Velviaの引き立て具合が最高です、まさに「期待色」の極み^^。

[#5:Velvia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

先日の(MACRO)ROKKORとはまた一味違う描写が楽しめます。このレンズは嫌味のない深みのある色合いを拾ってくれるところがあるんですが、その力のベクトルをうまくFUJIの世界へ引き込んでいる感じですね。

[#6:Velvia]
​ Jena Tessar 2.8/50 ​

登る朝日によるフレアをもこのレンズの空気に取り込みながら光に満ちたヒガンバナを鮮明に炙り出しているのはまさにVelviaのおかげのようです...Proviaではこうはいかなかったです...好きですねえこういうの(笑)。

さていかがでしたでしょうか...不思議ですねえ、<Soft/Astia>で映える・活きる「AUTO ROKKOR」、そして<Velvia>でより引き立つ「Tessar 2.8/50」。
この「X-T1」で今回純正を持たずにオールドレンズでスタートしたのが良かったかもしれません、じっくりオールドと向き合えるのが良いのでしょうね。「X-T2」でなし得なかった「オールドレンズ+Film Simulation」の深掘りを今度こそじっくり味わい、そして楽しんでみようと思います。

「X-T1」の方にしてほんと良かったと思えた散歩撮でした...^^。

2022年9月 江川周辺ほかにて
#X-T1
#AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4
#Jena Tessar 2.8/50





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Last updated  2022.10.06 00:40:30
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