Jewel

Jewel

子宮頸がん


次の日には国立がんセンターで調べてもらう。

兆候としてはHの時に生理でもないのに出血した。
その時は膣に傷がついたのかなと言う程度でしか
考えていませんでした。その後、妊娠が分かったので
そのせいで出血したんだと思っていました。

がんセンターで言われた最初の言葉が
「赤ちゃんは育っていないのであきらめて下さい」でした。
癌と言う事よりもその言葉の方が大きくて・・・
先生にあと1週間待ってください。それでダメなら諦めますと言って、
癌の検査をして帰りました。帰り道には癌の事より赤ちゃんの事で
涙が止まりませんでした。

その4日後にお腹が少し痛くなり、赤いレバーの塊のような物が
でてきました。次の日も同じようになり、その塊を病院に持って行くと、
やはり流産でした。ほとんど綺麗に流れていた為、
その場で先生があとの処置をしてくれて入院などしないで良い状態でした。

癌の検査の方はやはり子宮頸がんと言う事で、私の場合、
1期辺りでa期かb期かはまだ分かりませんと言われました。
a期であれば1回の手術で終わりだが、もしb期なら子宮摘出になります
と言われました。もう1年前なので大まかにしか覚えていませんが・・・
手術の段取りなどご主人にも話すので次回はご主人にも来てもらって下さいと言われました。
お~何かドラマとかであるパターンだ~とか思いながら、
これでひどかったら主人だけが別室に呼ばれちゃうのかなって
考えたりしていました。

手術は10月の終わりにしてもらう事になりました。
子宮ごと摘出の方が確実ですが、円錐切除術と言う方法もありますが
どうされますか?と聞かれ、迷わず、円錐切除でお願いします!
と言いました。だってまだ30代だし、3人目流産の悲しい時だったので
子宮は残しておきたいと思いました。

前の日に色々検査入院して、夜には麻酔科の先生
(これが結構好みの先生でで嬉しかったかも)と話して、
部分麻酔(注射)が怖いので、全身にしてくださいと頼み込む。
先生曰く、この手術はあまり全身でする人がいないのですが・・・
良いですよと言う事で全身麻酔に!

早速、手術の日。歩いて大きな部屋まで行き、
そこの入り口で直君(パパ)とバイバイしました。
中に入って全部脱ぎ、手術服?を割烹着のように着て、
背中やお尻丸出しの状態でワゴン?のような物に乗せられ、
手術室に運ばれました。

そこにはいつも担当して下さっている先生と昨日の麻酔科の先生が
いました。麻酔科の先生が今から点滴で麻酔を流すから
すぐに眠くなるよと言われました。どれくらいで眠くなるん?って
聞くとあれ?昨日も言ったよねって。それでも聞きたいんです!
とか話してるうちに寝てしまっていました。

「はい!終わりましたよ!」の声で目が覚めたら、
病室に戻る途中でした。ベッドに移され、周りの人の話し声も
聞こえるのですが麻酔のせいでうとうとした感じでした。

何の傷みのなく、無事に手術は終了しました。
普通、全身麻酔の後に喉の痛みや声のかすれなどを訴える人が
いるらしいのですが、私は何処も異常なく、
かなりハイテンションだったので結果を見に来てくださった先生に
驚かれました。

ただ入院4日の間で辛かった事は点滴!
私はいつも点滴の針が入らなかったり漏れたり、
色んな所に打たれてアザだらけになるのですが、今回も同様でした。
ベテランの看護士さんに代わっても入りにくいと言われ・・・
点滴が嫌で5日の入院を4日にしてもらいさっさと退院しました。

後、恥ずかしいのが導尿!自分の意志とは関係無しに出るので、
お見舞いに来てくれた人の前でも「チョロチョロ~」と言う音がして、
みんな「今の音何?」と聞いてくるのでいちいち説明するのが
恥ずかしい!だからそれも2日目には取ってもらって
自分でトイレに行った。

癌の結果は結局1期のa期と言う事で、子宮摘出は間逃れました。

その後は月に1回の検査から今は3ヶ月に1回の検査に変わってきました。
経過は今の所、順調のようです。

赤ちゃんができていなければ、子宮ガンもずっと気づかずにいて
進行していたかもしれませんが、赤ちゃんのおかげで
今いる2人の子供のために生きる事ができたような気がします。
みんなに赤ちゃんは癌を知らせる為に来てくれたんだねと
言われましたが、本当にその通りと思いました。

癌は怖いと思いますが子宮頸がんの場合、
早期発見で再発0になるので気にされている方は是非、病院に!

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: