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2018年06月12日
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カテゴリ: イマジン
2008年03月27日

家族ふれあい新聞第684号より

自然な出産について

「地球交響曲第5番」を家内と一緒に観てきた。
杉並区に「お産の家」を開院されている大野明子さんのもとでの出産シーンがとても感動的だった。
 後ろの座席では感動のあまり、すすり泣きしている方もいた。
 大野さんは、もとは東大で地球化学を専攻していたが、大学院で博士号をとった後、長男を出産した。
 促進剤を打たれ、お腹を押されるなかで、
「私の望んだお産は、これじゃあない。」と赤ちゃんにおっぱいを含ませながら考え続けた。

本当は自分の力で生めるはず。
人間の赤ちゃんをミルクを溶いて飲ませるのはおかしい、おっぱいのほうがいいはず。
 大野さんの偉いのは、そこですぐ産科医になろうと決断するところだ。
大野さんは、子どもが2歳になる直前に医大に入学して産科医になった。そして平成十一年六月より、杉並区高井戸にて「お産の家 明日香医院」を開院した。
大野先生の産院では、200名近くが出産する中で、帝王切開はないという。
一般的な産院では、帝王切開率が2割~4割という。
出産は重力に逆らわぬよう座位で行い、夫や子も出産に立ち会う。
子どもがお母さんに陣痛が来るたびに
「お母さん、大丈夫?大丈夫?」と聞いている。
きっと、こうしてお母さんは苦しんで大変な思いで、僕も生んだんだと体験して、やさしい子に育つことだろう。
ああ、うちの息子も帝王切開で生まれてきた。

父はガラスケースの中のわが子をみつめながら、
わが身にかえてもと無事を祈った。
ただ健康で朗らかに育てばそれだけでよいと思った。
育児で悩むとき、いつもその原点に立ち返った。
きっと、大野先生がその頃いらして、そこで出産していたらその後違っていたかもしれぬ。先生は言う。

お産のとき、産む人はとても繊細で傷つきやすいけれど、同時に強くもなれる。
お産のとき、大切にされることが、生まれてくる生命をかわいがる力の源になる」

「自分の子どもをかわいいと思う気持ちが地平線のように広がって、他の子どもたちへの愛情に繋がる。
世代を越えて、未来へ繋がる。そんな愛情であってほしいと願っています。」

    生きることとは
 生きることとは 
愛することだ
 妻子を愛し はらからを愛し
 おのれの敵である者をも 愛することだ
 生きることとは 
 生きとし生けるものを
 いつくしむことだ
 野の鳥にも草木にも 
 愛の眼(まなこ)をそそぐことだ
 生きることとは 人間の美しさを失わぬことだ
 どんなに苦しい目にあっても
 あたたかい愛の涙の持ち主であることだ
 ああ 生きることとは 
 愛のまことを 
 貫くことだ       (坂村真民詩集より)





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最終更新日  2018年06月12日 01時58分23秒


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