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2018年06月15日
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二宮先生語録巻の2【180】その2

、五 こく さい しん めい やしな い、五 じょう かい しん びょう おさ め、 げい こう おの おの もちう まこと かく ごと くんば、 すなわ 万世 ばんせい わたっ へい れを これ もと たつ みち しょう う。

1『報徳秘稿』二九七「一村申し合わせて業を為す、必ず囲碁を為す。若し皆囲碁を業とせば、暫くも立つ道なし。神儒仏も亦然り。衆技百芸も亦然り。年々業を替りて、詰まる処は必ず農業の道に復すべし。年々勤めて其の利限りあるべからず。夫れ、農は本也、其の本立ち、衣食住安じて、而る後に六芸・衆技・小芸迄も行わるる也。」

2『報徳秘稿』五一六「凡そ事には本末あり。農は本也、余は末也。譬ば法華経を村中、男女・老若、押しなべてよみ居たらば、三年も持つまじ。護摩をたくとて家を残らず焼き尽くすとも、亦何の益かあらん。食あって後、神仏も難有(ありがた)し、食を以て命を養い、然る後其の憂る処を除くが為にこそ薬を呑むべし。農業出精を土台として、然る後仁義礼知の薬をもるべし。之を本立ちて道生ずと云うなり。」

《訳》村中が挙って行って、永遠に障害がないものは農業じゃ。これを国家の大本とする。儒教や仏教のようなものは本末でいえば末じゃ。ましてやその他の技芸百工はなおさらである。なぜかというと、村中が挙って行って、一方農業を廃すれば、すぐに飢餓のうれいがたちどころに来よう。たとえ儒者が書を講じ、仏者が経を説き、芸人が技を演じ、百工が精励しても何の役にも立たない。そうであれば、農業の大本にたって、その後に儒教や仏教を心を治める薬とし、技芸百工それぞれ用をなし、一郷を治めるがよい。ああ五穀や九菜は身命を養い、五常十戒は心の病を治め、技芸百工は各々用いるところがある。このようであれば万世にわたって弊害がないであろう。これを本が立って道が生ずるという。





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最終更新日  2018年06月15日 22時14分02秒


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