アキハバラ


たばるざか「田原坂」も有名。
原を「バル」と読んでいます。

鹿児島の人達(薩摩兵)が江戸に入城し、
「あきはばら」という新しい地名を付けました。
もともと「秋葉」という地名で、「あきば」といい、
いまも、あきば神社があります。
その辺りの原っぱを「あきばっぱら」(秋葉原)と呼んでいましたが、
維新政府が西国の方言を持ち込み、変えてしまったのですね。

そして再び非公式ながら「アキバ」と呼ばれるようになっています。

濁音になる例ですが、川端は「かわばた」、川渕は「かわぶち」、川縁は「かわべり」、となってますね。水辺は「みずべ」として生きています。・・方言には「かわっぷち」「かわっぺり」もあります。
これらは濁音/半濁音への変化へ進み、消失しませんでした。

一方、河原、川原は「かわはら」から「かわら」へ変遷しました。ここでは ha が丸ごと消失しました。

京都あたりの地名では、大原は「おほはら」のままです。
田原は「たわら」へ、小原は「おわら」や「おばら」へ変わったところが多いようです。

アクセントの位置が地域によって異なり、変遷の仕方も異なるようです。

漢語ではやや事情が異なります。

一班、一品、一分、一遍、一本という漢語の場合、Pの子音が使われます。
二・・の場合は、H、
三・・・・・・・・PかB、(Sam-pan/Sam-ben)
四、五・・・・・H
六・・・・・・・・P (Ro-ppan) Roku → Rok → Ro
七・・・・・・・H
八・・・・・・・・P (Ha-ppan) Whati→ What → Ha
九・・・・・・・H
十・・・・・・・・P (Ji-ppan) Jifu → Jif → Ji

いっぺん、にへん、さんべん、しへん、ごへん、ろっぺん、しちへん、はっぺん、くへん、じっぺん。
漢語の場合は h の子音が3種類に分化しているものの、消えて無くなることはありませんでした。
人々が元の漢字を意識している限り、たとえ消え掛かっても復元してきたのでしょう。

同様に、話し手が元のスペルを意識していれば、南蛮語も変化していないはずです。

inferno は「いんへるの」と書かれましたが、アクセントがたまたま「へ」にあったうえに、その直前には母音が無いため、
語頭にあるものと同様、スペルを忘れても変遷しなかったようです。

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