夢中人

夢中人

2010.03.13
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恋愛低体温症の人々が増えている、そうで。


ま~それはそれであたしは素晴らしいことな気がした。
低体温症のどこが悪いん?
臆病になるときもあるし、彼以外観えない時もある。
観えなすぎて自分(の行く先、方向性、)を見失うときもあれば、必死に探そうともがくこともある。
それらすべての作業、さくら美しいと思うんだけどね。
自分は恋愛低体温症かも、と危惧しているひとは、往々にして感度の高い人だから。
自分のアンテナがちょっと恋愛に反応してないだけで、ほかのものにはきちんと向かってるからさ。
なんら心配することはない。

年齢や旬なんて、どうにだってなるんです。


自分がそうだったから、はっきり言える。


確かに去年、あたしはとある一人の男子にご執心だった。
そういう意味では低体温症どころか高熱に浮かされていたと言っても過言じゃない。そりゃ~もう、新型インフルも裸足で逃げ出すオーバーヒートだったのだ。


だけど彼のグラスにあたしの雫は落ちなかった(BY平井堅)。


厳密に言うと、そのときさくらは彼と、単なる身体の関係を3か月に一度ほどの割合で重ねてしまっていた。
毎月でも、毎週でもない。
彼からの連絡を、ただ3か月も待って生きていたのだ。
ばかでしょ、でもそうしかできなかった。
他の男子は、見えなかったんだもの。
男の形をしていても、それは彼じゃない。

でもそれが非生産的な考えであることも、同時に知っていた。
そんな思想にがんじがらめにされている間は、決して彼に想いが届かないであろうことも知っていた。
あまりにホットすぎる想いは重いに変わる。
それはどんなアカデミー賞女優でも、完全に隠しきることなんて出来ないと思う。だって受け取る男子も動物じゃん。
こりゃ喰われると思ったら、反射的に引くのが本能でしょ。

そりゃ~もう、本の一冊くらい書けちゃうくらいのコンパ量を千本ノックよろしくこなしてみたのである。
だけどどんなにコンパをしても、どんなにいい男でも、彼以上に抱かれたいと思った男はひとりもいなかった。
だから、彼以外の男子に対してはまったくの低体温どころか、冷凍ですよ、もはや。
フリーズされたアンテナは、反応することを忘れていた、誰といても誰と会っても、夢の中でさえも、彼という思考のヴェールの向こう側でしか、あたしは呼吸できなかったのだった。


だけどそのおかげで、あたしは貧乏な時に(貧乏でなくても♪)おいしいごはんを食べさせてくれるメンズをてんこ盛り見つけたし、泣いちゃいそうな時に怒ってくれたり、一緒に悩んでくれたりする剛毅な女友達をたくさん得た。
それも全員見事に年上、全員経営者よ。
ねーさんがたの恋愛哲学はまっこと深くて濃くて、どれだけそれが自分をあたためたことか。
どれだけ知らない世界を知れたか。
正直今じゃ、そりゃ恋愛が成就しなかったのは悲しいことだし、今だって彼をいとしく思う気持ちがないことはない、情けないことに。
だけどそれ差し引いても「・・・もしや必要悪?」とうそぶくんじゃなく言えるくらいに、成就しなかったことに感謝したい。


これだけは言える。
よっぽど好奇心が強いかSeifishかでないと、恋愛と友情の新規開拓は、両立しない。


ネコも杓子も恋愛せい!恋してなけりゃおかしいやろ?みたいな風潮のほうがクレイジーじゃないかなぁ。
年中発情してるようが不自然だと、思いません?


それは人間関係だけではない、あたしは独り遊び(ってアッチの話ではなく♪ま、それはそれで好きだけど)を覚え、自分で自分の時間を贅沢に使うことの悦びを知った。
独りで旅をすること。
食事を作って食べること。
PC。
仕事。
ああ、なんて甘美な時間だったんだろう。
なんでこれを知らずに今まで生きてきたんだろう。
禁断の果実だったからか・・・とも。


さて、そんな風に時間という名の禁断の果実をむさぼるさくらだけど。


そうだった、新たな恋みたいなものが舞い込んで来たっぽいのだったわ。


半ばあきらめつつも件の片思いの君を忘れられなかったさくら(でも半ば期待してもいた、なぜならそれが恋だから)。
実は新たなオトコにジャンプしようとするきっかけ的な出来事が起こっていたのだったんだけど。


長くなったから、またにします。






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Last updated  2010.03.13 22:48:08


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