10月9日(金)
鷲巣錦司歌集「綿の城」(24)
発行所:柊書房
著書:鷲巣錦司
発行:平成十九年八月十五日
初めて静岡県歌人協会の総会に出席しました。大広間で昼食をたべていました。そのとき、微笑みながら隣に座り、「どちらからいらっしゃったのですか」と聞かれました。「下田です。」と答えると、「伊豆ですか、昔熱川中学校で教えたことがあります。」と言われ急に話が弾みました。なつかしい思い出です。(静岡市在住)
Ⅰ職退く(24)
バルセロナの空(1)
キリストを面長に描くグレコの絵地上をはるかに見下ろせる顔
ゴヤを見るこころ次第に 顫 へきて 鎖 さるるごとし黒き絵の部屋
止まりたる時間の中の街の景旧きトレンドに秋陽ただ射す
積み上げて天に至らむ天才の狂気を見たりバロセロナの空
生くるものとして創りしかガウディの建造物は精気を発す
モンセラの黒きマリアををろがみぬ弥勒菩薩に似たるその面
(つづく)
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