精霊 は、人類が古代から普遍的に持つ観念としての、命や神や霊や魂などを表す言葉の一つ。文化人類学の自然崇拝・精霊崇拝(アニミズム)で「森羅万象に命が宿る」または その根源をなす「気」などを ある社会で「幾つかの具現化された形の中の一つ」を表す言葉ともいえます。
「精霊」と似た言葉に「魑魅(すだま)」「魍魎(もうりょう)」「山霊(さんれい)」「木霊(こだま)」というものがあります。いずれも山や川、草木に宿るとされる精、魂を指します。
「魑魅」は「ちみ」とも読み、「魍魎」と続け「魑魅魍魎」とも言います。自然物に宿っている精から生じ、不気味で害を及ぼしたりするものを「魑魅」や「魍魎」というようです。
「山霊」は山の精、「木霊」は木の精、霊をいいます。
「精霊」という言い方は一般的な語で、万物の根源をなすという精気のことです。
英語では精霊を「spirit」や「ghost」と言いますが、それと聖霊を同一視する場合もあります。
四精霊 は、西洋で四大元素のそれぞれの元素を精霊と擬人観的に妖精としたものの総称。日本語ではelement(元素)を精霊と翻訳したものです。
( サラマンダー )火の精霊。
一般的には、「火トカゲ」の名にあるように炎に包まれるトカゲの形と言われておりますが、人間の姿を取るとするものも多く、ヨーロッパの民話ではしばしば「女性」の姿で描かれます。炎→情熱的→女性という連想によるものでしょうか。なお、情熱的な女性は死ぬとすべてサラマンダーになるという説もあります。
このように容姿には諸説ありますが、一般的にはトカゲ。 中世には石綿の布をサラマンダーの皮と偽って販売していた事例も確認されています。
基本的に人間と変わらない容姿であるとされ、人間と結婚して子をなしたという伝説も多く残されています。
シルフィードとも呼ばれる。中世の魔術書には多くこの精霊に会う方法が言及され、それによると「教会の尖塔」「高山の山頂」など高い場所に行くことが必要であるとされている。 20世紀初頭の実在の魔道師、ダイアン・フォーチュンは、高所恐怖症であるにもかかわらず高山の頂上に登ってシルフに会うことができたと言われています。
ただし、シルフィードとは、人間とシルフの間にできた子供だとする説もあります。
グノームとも呼ばれる。寿命は400歳を超えると言われ、 女性でも250歳を超えると髭が生 えてくる といいます。 鍛冶が得意であるとされており、ある魔術書などには彼らに剣造を依頼する方 法が記されているそうです。 身長は15cmぐらいだと言われています。
[聖霊]
精霊と区別する場合、 聖霊
は「the Holy Ghost(the Holy Spirit)」となります。「the Holy Ghost(the Holy Spirit)」はキリスト教において、父なる神、子なるキリスト、聖霊が三位一体をなし、その第3位を占めるものとされています。
その「the Holy Ghost(the Holy Spirit)」は人間に宿り、神の啓示を人間に感じ取らせる存在とされています。
聖霊
(英: Holy Spirit)は、キリスト教の三位一体である神の三つの位格(ペルソナ)の内のひとつ。
聖書において「霊」は、ヘブル語もギリシャ語も、共に「風」あるいは「息」と訳すことが出来る言語で表現されます。詩篇55篇11節やマタイ1章18節などは、この「霊」が「聖なる」という言葉で修飾され「聖霊」と解釈されますが、特別に「聖なる」という言葉で修飾されていない場合にも文脈により聖霊を指すことも有ります。
旧約聖書では、預言者や特別な人にだけ聖霊は注がれ、神の働きを行ったそうです。しかし、後の時代に 「すべての人に聖霊が注がれる」と預言されています(ヨエル書)。
新約聖書では、イエスは聖霊によって身ごもり、公生涯をはじめる時のヨハネによるバプテスマを受けた後、聖霊を受け 聖霊に導かれて、荒野に行き、40日の試みに会ったそうです。また、イエスは聖霊のことを イエスが去った後に来る「助け主」であると弟子たちに語ったとの事。イエスの昇天後、弟子たちが五旬節に集まっていたとき聖霊が注がれた出来事がペンテコステです。
ちなみに、 ペンテコステ (ラテン語:Pentecostes)は、 聖霊降臨 または 聖神降臨 とも呼ばれる新約聖書にあるエピソードの1つ。イエスの復活・昇天後、祈っていた使徒たちの上に神からの聖霊が降ったという出来事 およびその出来事を記念するキリスト教の祝祭日。
聖霊は神に対して人のために とり成し、人が聖霊によって内面から刷新されて「善良な行い」を行うことが出来るようになるのだそうです。
ウンディーネが一番 好きだな。綺麗で可愛いもんね。森の泉や静かな海辺あたりに居たらハグしよう。聖霊には興味無いな。(the old の独り言)。
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