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2005.06.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 現在の文庫版というほんの大きさがA6版(約152×105ミリ)という大きさであることは知っている方も多いだろう。

 しかし、この判型に統一されて普及したのに、岩波文庫と第二次世界大戦が大きく寄与していることはあまり知られていないのではなかろうか。

 岩波書店が上に示した大きさで古典を中心に岩波文庫を創刊したのは、1927年であった。それまであった多くの文庫より判型を小さくし、携帯に便利にするとともに、星ひとついくらと言う単純な価格形態をとったことなどが要因で、人気を博した。

 今の岩波文庫は、この価格形態をとっていないので、若い方は、ご存じないかもしれないが、私が高校生のころは、星一つ70円であった。

 これに対し、新潮文庫や戦前の人気文庫の一つ改造文庫もそれに近い判型にしたが、ほとんど裁断誤差と言うほどまでにはいたっていなかった。

 これが、現在のように文庫本の大きさからでは、どこの出版社のものか分からないほど大きさが統一されたのは、第二次世界大戦による物資不足が原因であった。日本古来の菊判・四六判を基準にしたのでは、西洋紙のA列B列という大きさに合わず、無駄ができるため、紙不足解消のため規格を統一するよう政府が命じたためである。




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Last updated  2005.06.25 10:36:31
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