はりきっていこう(^o^)/

はりきっていこう(^o^)/

2016年12月08日
XML
現役の首相が訪問することに決まって


但し、「真珠湾」と「広島・長崎」が同時に登場するのはいかがなものか。

死亡、負傷された方はお気の毒ですがほぼ純粋な軍事基地攻撃と、民間人を主にした無差別原爆攻撃が同列に扱われることに非常に違和感があります。

ってことで過去記事再UP。





(以下は2007年12月8日の記事の再掲です。)





本日は12月8日

稲垣吾郎さん、和久井映見さん、藤村俊二さん、杉浦直樹さん

お誕生日おめでとうございます。


そして
・ジョン・レノンの命日(1980)
・力道山がキャバレーで刺される(1963)
・釈迦が悟りを開く(紀元前428)
日でもある。

でもやはり忘れてはならないのが、真珠湾攻撃。3年9ヶ月にも及んだ太平洋戦争開戦の日だ。

爆笑コメディの「パール・ハーバー」(2001、マイケル・ベイ監督)は置いといて、

本日はこの映画(^-^)b


「トラ・トラ・トラ! TORA!TORA!TORA!」(1970 米、日)

『今世紀最高最大のスケールで描く戦争スペクタクル巨篇!
太陽は昇った-昭和十六年十二月八日-- その真紅の朝焼けは、血と炎のドラマに ふさわしく大空をそめた-- 』


音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:マーティン・バルサム 山村聡 ジェイソン・ロバーズ ジョセフ・コットン 三橋達也 他、アメリカ164名、日本155名。

かなり史実に忠実な戦争映画の傑作。
公開当時は日本で大ヒット、アメリカで大コケしたが、後年再評価された。
黒澤明監督の途中降板でも有名。(ノンクレジット)




1939年、日本では対立するアメリカへの対応が問題となっており、1941年には戦争を討議するまでになっていた。戦争の可否、攻撃地点についての情報にはアメリカも神経を尖らせていた。とうとう日本はハワイ真珠湾攻撃を決定し、帝国海軍機動部隊はあらゆる準備を整えてその時を待った。そして運命の12月8日…

米アカデミー賞
特殊視覚効果賞 受賞
ヽ(´▽`)ノ


「トラ・トラ・トラ」は真珠湾攻撃成功を知らせる暗号のこと。

荒唐無稽で派手なアクション、物理法則を無視した乗り物の動きは一切登場しない。ありえないヒーローや妙なロマンスもない。

でも観る者に感銘を与える映画だと思う。
ほぼ公平に(と私は思う)敵味方、日米双方の視点から描かれていて、個人ではどうしようもない歴史の流れも感じることができる。

日米開戦のメカニズムに興味がある人に強くオススメ。
(`へ´)b


「リメンバー・パール・ハーバー」に代表される感情に囚われず、日米双方の視点でかなり冷静に出来事を映像化。
情報戦におけるアメリカ側の対応のまずさを一つずつ積み重ねて描いており、結果的に「奇襲」となった状況が良く分かる。
どちらかと言うと日本寄りの視点かも。
(´ε`)

これはアメリカではウケないでしょう。よくこんな映画が公開されたものだ。
でもそれは、アメリカの懐が深いことの証明だと思う。
ビバ・アメリカ!
\(^o^)/

結果が分かっているのだから、しょうもない小細工をせずに正攻法で演出したのが成功しているのだろう。
アメリカ側の提督、司令官のうろたえぶり、血気盛んな日本軍兵士、内心はともかく泰然自若とした山本五十六長官。
開戦までは比較的淡々とした展開だ。
日本軍の情報がアメリカに伝わる様子が興味深い。

しかし着実に迫る開戦に向けて物語のテンションは徐々に上がっていき、最高潮に達したところで攻撃が開始される。

その後は迫力満点。ところどころミニチュアもあるけれど、ほとんどが実物。
BGMのない攻撃シーンがかえって臨場感を醸し出す。

苦労して再現した日本海軍機の編隊飛行シーンは、文句のつけようがないくらい。
朝焼けの発艦シーン、編隊飛行シーンはCGではない本物の迫力、存在感にあふれていてホントに素晴らしい。
兵器なので言ってはならないのだろうが、美しい。

また、登場する兵器にはかなり凝っている。

赤城は米空母を代用。
長門とネヴァダは実物大のオープンセット。
主役の零戦、九十九式艦攻、九十七式艦爆等の航空機は米軍の練習機を改造、2種類の機体をつなぎ合わせることまでしたらしい。
(後々、戦争映画や航空ショーにも使用されて、今でも現役の機体もあるらしい。( ´ー`))

実際の飛行はアメリカのスタント・パイロットが行っているが、改造機で空中戦や低空飛行をしているのはスゴイんじゃない?
飛行場の爆撃シーンで、同じ機体の爆発炎上を使い回したりもしているが、戦闘場面はホントに素晴らしい。
\(^o^)/
赤城の艦橋が左右逆とか細かいことはどうでもいいくらい素晴らしいと思う。

あ、「赤城」と言うのは開戦当時の日本帝国海軍の主力空母で、真珠湾攻撃作戦の旗艦のこと。

あ、まさか「空母」が分からない人はいないよね?

とにかく、太平洋戦争の映画では数少ない名画なので、未見の方はぜひ!
(`へ´)b

ヨーロッパ戦争だと傑作が多いのになぁ。
(´ε`)



オススメできる○:「パール・ハーバー」でがっかりした人
オススメしない×:「パール・ハーバー」で感動した人


余談1
「パール・ハーバー」だから直訳は「真珠港」。
「パール・ベイ」は存在しません。
日本語と英語の差、港湾機能や地形まで考慮すると
「湾」と名付けるのが正しいって意見もあるらしい。

余談2
「ゼロ戦」って何?って聞かれた…
とにかく、日中戦争・太平洋戦争のことを知らなさ過ぎる人が多くなったような気がします。
オーストラリアには、日本軍の空襲で亡くなった人がいることも知らないのかな?
ひょっとしたら、アメリカと戦争した事を知らない人もいるのか知らん?

余談3
開戦前に日本の小型特殊潜航艇(甲標的)と米駆逐艦が接触したことまで出てきてホントにビックリ。

余談4
私は決して軍事オタクではありません。
小説や映画を楽しめる程度です。
ってか、これくらい知らないと面白さ半減。



押して下さると、調子にのります(o ̄▽ ̄o)v
にほんブログ村 映画ブログ 名作・なつかし映画へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年12月08日 16時32分15秒
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


お久しぶりデス(^-^)/  
SNOWMAN さん


本作はついこの前、BSにて放映されていたのでチョット観てみました。

緊迫感がとてもいいですね。
ドラマ部分が良いのでシャクの長さがまるで気になりません。
同様に真珠湾攻撃を描いたハズの後年のあの超大作はこのドラマの部分が完敗でしたなァ…。

日米双方が上手に描けているとの御指摘もまさにその通りですね。

たいへん良質の超大作だと思います。

ズッコケ超大作ってモノが結構イロイロあったりする世の中ですがこれは本物ですね。(^-^)/ (2017年01月03日 06時30分51秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

mdu

mdu

サイド自由欄

押して下さると調子にのります (o ̄▽ ̄o)v

にほんブログ村 映画ブログへ
blogram投票ボタン
人気ブログランキングへ


お気に入りブログ
「ホラー映画向上委員会
  MebiusRing」


「クロケットの
  映画倉庫ブログ」


カレンダー

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: