ジョーのありじごく

決断のとき

11月5日の日記の最後の方に「明日から、かなり荒っぽい外科手術を開始する」旨、書いた。

その外科手術に向けての根回しは着々と進んでいる。最終的に外科手術の「執刀」を行うのは株主であるため、僕の役割はその株主を以下に「その気」にさせるかなのである。

すべての株主を訪問した訳ではないものの、主要株主の反応は概ね良好で、彼らも基本的には客から預かった大切な資金を投じているので、なんらかのアクションは必要だと常々考えていた模様である。彼らがやろうとすることの方向性と、僕の提案の方向性は、まったく同一ではないかもしれないが、少なくとも遠くはない確信を持てた。

それにしてもである。外科手術をしても、そして外科手術が仮に成功しても、それでも本当に大丈夫なの？という気持ちが私に残っていることは事実である。僕にそう思わせる最大の理由は人材である。人材が恐ろしく低水準なのである。このメンバーを見るにつけ、昨年まで数十億円単位で利益を出していたということ自体が、いかに「バブル」であったかを思い知らされる。

「良い人材が来ないんです」

ある取締役の言葉である。

「こうしろと言っても、それを理解できないのです」

これも同一の取締役の言葉。

プロセスが無茶苦茶で、良い人材が集まらず、その低レベルの人材がより高いレベルを追求しようとしない。これでは会社としての成長は完全に止まってしまう。

私自身、決断のときだと感じている。

締切は17時間後。

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