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October 18, 2013
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カテゴリ: DIY

日本に帰ったらしなければならなかったことがあった。

友達の家(実家)に行くこと。

友達のお母さんが長い間、癌で闘病中だったのです。

本当はお見舞いに伺うはずだったのですが

9月12日に亡くなってしまい、

お線香をあげさせていただきに伺うことになったのです。

本当はもっとずっと前に会いに行くべきだったのに。

結婚が決まった時にお隣さんを連れて二人で挨拶に行けばよかったのに。

何度も日本に帰ったのに、

どうしても足が向かなかった。

すっかり痩せてしまったという姿を目の当りにしたら

私はどういう顔をして、何を言うのだろう?

自分に自信が持てなかった。

ごめんなさい。

『お母さん、〇〇の結婚が決まってすごく喜んでたんだよ~』

と友達が言ってくれるたび

胸がキューっと痛んだ。

友人は中華料理屋さんの三人姉妹の末っ子。

友人とは中学、高校、短大と同じ学校で、

短大の時はその中華屋さんでバイトをさせてもらい、

夕飯もご馳走になった。

はじめて私に彼氏が出来た時、自分の親に合わせるよりも先に

そのお母さんに紹介した。

友人のお弁当に入っているお母さん作のから揚げが絶品で驚いた。

 料理人のお父さんではなく、

お母さんがこんなにも美味しいから揚げを作るのか!と。

あれ以来、私はそのから揚げを目指して格闘している。

友人の実家には15年近くお邪魔していない。

駅前商店街にあった中華屋さんだった場所も

もう分からない。

ビルを建て、1階がテナントで2階以上を賃貸で貸しているという。

昔は友人宅へは勝手口から上がったものだが、

今回は正面玄関のインターフォンを押した。

思いのほか明るい久しぶりの友人の声。

ほっとした。

昔から美人姉妹であったが、友達もそのお姉さんも衰えることなく

美しかった。

お香典とお花とロールケーキを持参したので、

3人でロールケーキを食べた。

不思議な時間だった。

話が流れるように進む。

友達には私の結婚式に出席してもらったけれど、

話す機会がなかったので実質10年以上ぶりの会話だ。

お姉さんとは15年以上ぶりか?

子供が二人、単身赴任中の証券マンの旦那さん、

都内の一等地、彼女の実家の近くに一戸建てを建てたばかり。

大きなダイアの指輪とロレックス(それも高いほう)。

 太る間もないのだろう。ほっそりしている。

私はと言うと、捨てそこなった黒ずんだスニーカーにパンツ。

それもだいぶきつくなっている。

二の腕なんて倍くらいある。

何ともギャップアリアリだ。

お線香をあげさせていただいた後、友達とランチをした。

幼稚園のお迎えまでの1時間半。

話は尽きなかった。

覚えているはずもない事柄がスラスラと口から出てくる。

『よく覚えてるね』 と言って友達はゲラゲラ笑った。

私は思ったのだ。

『私にはここにも友達が居たんだ』 と。

勝手に自分が垣根を作っていた気がした。

彼女には彼女の悩みがあり、

私には私の生活があり、

そして私たちには長い歴史があった。

その歴史はお互いの生活水準が変わろうとも

住む国が違おうとも

揺るがないのだ。

友人宅を訪れた翌日(私がアメリカに戻る前日)、

アマゾンで彼女からギフトが届いた。

素敵なブレスレットだった。

急いでお香典返しを手配してくれたんだと思う。

成田からメッセージを送った。

ブレスレットが届いたこと、

久しぶりに猛烈に楽しい時間が過ごせたこと、

友達っていいなと思ったこと。

友達からの返信は

やっぱりとても懐かしかったと言うこと、

アマゾン特急サービスがあって良かったということ、 

気兼ねなく話せる大切な友達だということ、

きっとお母さんも喜んでいると思うということ、

来てくれてありがとうということ。

長い間、会わずとも

いや、会わなかったから余計に

ありがたみを感じたのであります。

そして、私が忘れていたこと、

『中学校の時、家に遊びに行ったらイカの天ぷらをあげてくれたよね』

嘘だ!

私が? 天ぷら? 中学生で?

そんなことした覚えはない!

でも、嬉しかったの。

友達の中で私は生きていた。

中学生の私は、その当時、私なりに頑張って生きていたのだ。

いつも彼女の家でご馳走になる恩返しを少しでもしようと

中学生の私は思ったのかもしれない。

そんな過去の自分に 

そして今の自分に少し自信が持てたのであった。

今はフェースブックで辛うじてつながっている私たち。

『三浦春馬が好きなの?』 と聞かれ、

『いいね!したら毎回春馬が出てくるようになって解除の仕方が分からないの(笑)』

『野球好きだったっけ?ダルビッシュ好きなの?』

『誘ってもらったからね。カッコよかったよ(笑)』

『ごめん、FBの使い方良くわからない(笑)』

『じゃ、またFBで!』

駅前で友達と別れた。

<寝ていると体が中央に落ちてしまうので修理依頼しました>

IMG_0963.JPG

 <これでバッチリ!>

IMG_0968.JPG

昨晩は中央に寄ることなく就寝。

ペンキを塗る私をほめてくれた友達、

何でもできるお隣さんに目を丸くして『凄いね』と言ってくれた友達、

これからも私の私なりの人生

胸を張って生きていこう。






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最終更新日  October 19, 2013 01:19:29 AM
コメント(12) | コメントを書く


■コメント

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Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
短編の小説を読んでいるかのような錯覚に陥りました~
ももさんとご友人の雰囲気や会話の様子、
情景が浮かんできました。
FBがあって、パソコンがあってよかったと思います
私もももさんとPC上でいつでも会えるのが嬉しいです(*゚▽゚*)

友達に会うといくつになってもその当時の自分に帰れますよね~
イカの天ぷらって難関ですよねww水分多くて。。母はやけどしてました(^_^;)

お友達のお母様のからあげを目指していたんですね、
唐揚げにこだわる、ももさん・・やっと解決しました(´∀`)
(October 19, 2013 01:58:24 AM)

Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
まくーさん  さん
わたしもステキな短編小説を読んでる気分で最後まで読んじゃいました。
わたしも同じく夏に10年ぶりくらいで中のいい友達と会いました。
その時、ももさんと同じような心境になりました。
色々な違いもあり、知らない時間もあり、だけど一番多感な時期を一緒に過ごした友人ってのは
何歳になっても会った時に若かった当時に戻れるンですよね。
いやーステキなお話・・感動しました。

ももさん文章めっちゃうまいですね!弟子入りしたいですw (October 19, 2013 08:07:42 AM)

Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
お~~~~~~ぃ

来年の直木賞確実だぞ・・・・

文才隠してたな。 くくく・・・
(October 19, 2013 10:59:30 AM)

Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
metalrainbow  さん
こんにちは。
お久しぶりです。

何だか自分の人生と重なる部分も多々あり、共感しながら拝見いたしました。
海外在住だったために、友人の葬儀に出席できなかった経験があります。
同じく癌でした。

日本に戻ってきてからは、今まで途絶えがちだった他の友達からメールが来るようになり、今では年に二回くらいは会ったりしています(どういうわけか彼らは SNS をやりたがらない……)。

良い友達は、離れていてもどこかできっと繋がっているものですね。
海外暮らしは不便さとストレスが付きまといがちですが、これからもむさしとももさんの記事を楽しみにしております。

(October 19, 2013 11:40:28 AM)

Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
なんだか~他人ごとではない気分だった。。。

私の場合は親が転勤族でもなかったのだけど、高校から地元を離れ~長く付き合うということもなかったのだけど…短大の友人とは1年に1度会ってる♪
今年は息子さんの受験体制に入って、帰省できないから無理だと思うけどね(今は神奈川)

彼女も~それはそれは…優雅に暮らしています。
我が家のようにドライヤーが壊れたら断線修理を自力でするのとはワケがちがいます。
庭木の枝を毎朝~5本切ったりもしません。。。
離乳食に活き鯛のお刺身を使います(笑)

でもね~何なんだろ~正に「彼女の生活」なだけで、親友であることにかわりなく~そう、必死で「折り紙」の課題を折っていた私達に変わりがないのです。

また、いつか~お互いの生活が落ち着いた頃にのんびり話せればソレで良いかと(・∀・)

生きてるお母様に会えなかったけれど、多分、やせ細った姿をももさんに見られなくてホッとしながら~手を合わせるももさんを温かい目で見てくださっていたと思いますよ(*^_^*)


…で、直木賞…狙う?( ̄ー ̄) (October 19, 2013 12:54:08 PM)

Re:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
ふぁぷ  さん
もう帰ってたんですね。
素敵なご友人とそのお母様でしたね。
私も幼稚園〜中学まで一緒だった友人のお母様が亡くなり
葬儀に参列して以来またその友人と遊ぶようになりました。
いい意味で彼女も変わらず昔のように話せて
何で今まで遊んでなかったんだろうと不思議な気持ちになりました。
悲しい出来事で再会したわけですが、故人が引き合わせてくれたのかな?とも思います。

ビール三昧の前のブログw
新橋の居酒屋w共感持てますわw
焼鳥食べたい気分になりました。 (October 19, 2013 07:00:09 PM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
にゃがにゃおさん こんにちは。

私もにゃがさんとこうしてお知り合いになれたのもパソコンのお蔭、あ、一番はグレコのお蔭かな。
とても嬉しく思います。便利になりすぎて恐ろしく思うこともあるけれど、やっぱりインターネットの普及に感謝です。

いかの天ぷらの件、どうしても思い出せません。推測するに、母親が留守にしなければならなかったため『いかの天ぷらでも揚げて食べてもらって』と言い残して出かけて行ったのではないか? でもなぜそこでいかの天ぷらなんだろう(笑)。
未だに天ぷらなんてハードル高いんだから、相当まずい天ぷらを食べさせてしまったんだろうと恐縮しています。

から揚げ、まだまだ先が見えません。あの時の感動と衝撃は昨日のことのように覚えています。
(October 20, 2013 12:10:15 AM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
まくーさんさん こんにちは。

やっぱり同じような経験をされているんですね~。
忘れていた過去の宝を見つけた喜びに浸っています。
急に大人になったような気持ちで生活しているけれど、過去があって今の自分が居るんだなあって。

文章、褒めていただいて恐縮です。あまり褒められないのでめちゃくちゃ嬉しいです。 (October 20, 2013 12:13:58 AM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
逃亡者38号さん こんにちは。

38号さんにまでお褒めの言葉を頂くなんて、、

目指しちゃおうかな、直木賞! (調子こいてみました)
(October 20, 2013 12:15:33 AM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
metalrainbowさん こんにちは。

こちらこそご無沙汰しております。
海外生活されていたんですね。
ご友人が亡くなられた、それも癌だったなんて悲しいです。

離れているとなかなか思うように移動が出来なくて、私の場合それを理由にしてしまうところもありで、時に落ち込みます。

私を含めほとんどの友達が年齢的にFBなどが苦手なのですが辛うじて世間に置いて行かれないようにぶら下がっています(笑)。

時間はあっという間に過ぎてしまいますが、その時間も必要不可欠なんだなあと、久しぶりの友人との会話で身に染みました。

コメント残してくださり有難うございました。
こちらもまたお邪魔します。 (October 20, 2013 12:21:38 AM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
ポニョタ1235さん こんにちは。

あはは。ポニョタさんのお宅のドライヤーの件、我が家も同様です。グレコに噛まれて断線したコードを必死こいて繋いでいます(笑)。

そういう生活に時としてイライラしたり、他人の生活と比べたりする自分が居たのですが、それはそれ、私のれっきとした今の生活。誰に恥じることもないんですよね。

友人が裕福だとしても、それは単に目に見える違いであって、何かに悩んだりする行為はみな同じ。
友は友なんですよね。それに気づくことが出来て良かったと思いました。

お母様の痩せた写真を拝見して、遺影のふっくらした私の知るお母さんとは程遠い姿に胸がきゅっとなりました。
せめてお隣さんを一度紹介できれば良かったなというのが私の後悔です。
どうでもいい、変な男ばかり紹介しちゃったから(笑)。 (October 20, 2013 12:28:19 AM)

Re[1]:私の生活、彼女の生活、変わらない私たち(10/18)  
ふぁぷさん こんにちは。

やっぱり同じような経験されているんですね~。
故人が引き合わせてくれたのかもしれないと私も思いました。
最後の最後まで感謝です。
なかなか会えないけれど、今回のことで時間の経過に怯えることなく何年先に再会してもきっと友達でいられるんだろうなという安心をすることができました。

新橋の居酒屋、名前も知りませんが、結構クオリティが高くて良かったですよ~(渋谷の焼肉はイマイチだったけど)。
お蔭で焼酎飲みすぎて翌日グロッキーでしたけど(笑)。 (October 20, 2013 12:32:23 AM)

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