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日本に帰ったらしなければならなかったことがあった。
友達の家(実家)に行くこと。
友達のお母さんが長い間、癌で闘病中だったのです。
本当はお見舞いに伺うはずだったのですが
9月12日に亡くなってしまい、
お線香をあげさせていただきに伺うことになったのです。
本当はもっとずっと前に会いに行くべきだったのに。
結婚が決まった時にお隣さんを連れて二人で挨拶に行けばよかったのに。
何度も日本に帰ったのに、
どうしても足が向かなかった。
すっかり痩せてしまったという姿を目の当りにしたら
私はどういう顔をして、何を言うのだろう?
自分に自信が持てなかった。
ごめんなさい。
『お母さん、〇〇の結婚が決まってすごく喜んでたんだよ~』
と友達が言ってくれるたび
胸がキューっと痛んだ。
友人は中華料理屋さんの三人姉妹の末っ子。
友人とは中学、高校、短大と同じ学校で、
短大の時はその中華屋さんでバイトをさせてもらい、
夕飯もご馳走になった。
はじめて私に彼氏が出来た時、自分の親に合わせるよりも先に
そのお母さんに紹介した。
友人のお弁当に入っているお母さん作のから揚げが絶品で驚いた。
料理人のお父さんではなく、
お母さんがこんなにも美味しいから揚げを作るのか!と。
あれ以来、私はそのから揚げを目指して格闘している。
友人の実家には15年近くお邪魔していない。
駅前商店街にあった中華屋さんだった場所も
もう分からない。
ビルを建て、1階がテナントで2階以上を賃貸で貸しているという。
昔は友人宅へは勝手口から上がったものだが、
今回は正面玄関のインターフォンを押した。
思いのほか明るい久しぶりの友人の声。
ほっとした。
昔から美人姉妹であったが、友達もそのお姉さんも衰えることなく
美しかった。
お香典とお花とロールケーキを持参したので、
3人でロールケーキを食べた。
不思議な時間だった。
話が流れるように進む。
友達には私の結婚式に出席してもらったけれど、
話す機会がなかったので実質10年以上ぶりの会話だ。
お姉さんとは15年以上ぶりか?
子供が二人、単身赴任中の証券マンの旦那さん、
都内の一等地、彼女の実家の近くに一戸建てを建てたばかり。
大きなダイアの指輪とロレックス(それも高いほう)。
太る間もないのだろう。ほっそりしている。
私はと言うと、捨てそこなった黒ずんだスニーカーにパンツ。
それもだいぶきつくなっている。
二の腕なんて倍くらいある。
何ともギャップアリアリだ。
お線香をあげさせていただいた後、友達とランチをした。
幼稚園のお迎えまでの1時間半。
話は尽きなかった。
覚えているはずもない事柄がスラスラと口から出てくる。
『よく覚えてるね』 と言って友達はゲラゲラ笑った。
私は思ったのだ。
『私にはここにも友達が居たんだ』 と。
勝手に自分が垣根を作っていた気がした。
彼女には彼女の悩みがあり、
私には私の生活があり、
そして私たちには長い歴史があった。
その歴史はお互いの生活水準が変わろうとも
住む国が違おうとも
揺るがないのだ。
友人宅を訪れた翌日(私がアメリカに戻る前日)、
アマゾンで彼女からギフトが届いた。
素敵なブレスレットだった。
急いでお香典返しを手配してくれたんだと思う。
成田からメッセージを送った。
ブレスレットが届いたこと、
久しぶりに猛烈に楽しい時間が過ごせたこと、
友達っていいなと思ったこと。
友達からの返信は
やっぱりとても懐かしかったと言うこと、
アマゾン特急サービスがあって良かったということ、
気兼ねなく話せる大切な友達だということ、
きっとお母さんも喜んでいると思うということ、
来てくれてありがとうということ。
長い間、会わずとも
いや、会わなかったから余計に
ありがたみを感じたのであります。
そして、私が忘れていたこと、
『中学校の時、家に遊びに行ったらイカの天ぷらをあげてくれたよね』
嘘だ!
私が? 天ぷら? 中学生で?
そんなことした覚えはない!
でも、嬉しかったの。
友達の中で私は生きていた。
中学生の私は、その当時、私なりに頑張って生きていたのだ。
いつも彼女の家でご馳走になる恩返しを少しでもしようと
中学生の私は思ったのかもしれない。
そんな過去の自分に
そして今の自分に少し自信が持てたのであった。
今はフェースブックで辛うじてつながっている私たち。
『三浦春馬が好きなの?』 と聞かれ、
『いいね!したら毎回春馬が出てくるようになって解除の仕方が分からないの(笑)』
『野球好きだったっけ?ダルビッシュ好きなの?』
『誘ってもらったからね。カッコよかったよ(笑)』
『ごめん、FBの使い方良くわからない(笑)』
『じゃ、またFBで!』
駅前で友達と別れた。
<寝ていると体が中央に落ちてしまうので修理依頼しました>

<これでバッチリ!>

昨晩は中央に寄ることなく就寝。
ペンキを塗る私をほめてくれた友達、
何でもできるお隣さんに目を丸くして『凄いね』と言ってくれた友達、
これからも私の私なりの人生
胸を張って生きていこう。
毎日が静かに静かに過ぎていき、、、ブロ… March 4, 2016 コメント(5)
「あったかいんだから~」って言わせてほ… April 23, 2015 コメント(11)