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でカラスが公園の水道の蛇口をひねって水を飲んだり、さらに、もう少しひねって水浴びをしている映像が流れていました。ほかにも、カラスがくるみを食べるために、道路にくるみをおいて車にひかせて割ろうとしたりする映像も ありました。また、JR錦糸町駅の自動券売機に出没し、女性の IC
カードをくちばしで器用に横取りし、さらに券売機に挿入し切符を買おうとするカラスもいましたね。からすがにわかにTVを賑わしています。
自宅の近くの話ですが、カラスが夜明け前に近所の神社の森から大群で飛び立っていき、日中は小グループで畑や果樹の近くや、電線、家の屋根などで見かけます。夕方は、カラスがやはり集団を形成し、森に帰っていく姿を見ることができます。なぜか不気味で怖さを感じます。今回、カラスは頭が良いといわれるのですが、どの程度知恵があるのか調べてみたくなりました。
<カラスの種類>
日本で日常的に見られるカラス属のカラスは、留鳥のハシブトガラスとハシボソガラスの 2 種です。都市部にいる ハシブトガラス と田舎に生息する ハシボソガラス です。ゴミ置き場を荒らしたり、人間を観察してさまざまな知恵を身につけるのはハシブトガラスで、クルミを車道においたりするのはハシボソガラスと言われています。 渡り鳥では、北海道にワタリガラス、九州にミヤマガラスとコクマルガラスが冬鳥として飛来する。迷鳥のニシコクマルガラスとイエガラスを含めると、計 7 種が記録されています。

<カラスの脳は同じ鳥類の中でも大きい>
カラスの知能が高い理由には、脳の大きさが関係しているかもしれません。同じ鳥であるニワトリやアヒルと比べてもカラスの脳はとても大きいのです。脳の発達の度合いは、「脳化指数」というもので示されることが多いようです。その脳化指数の中で、カラスは犬や猫よりも高い数値を得ています。カラスの後には馬や豚が続いており、家畜やペットよりもカラスの脳化指数は高いのです。研究の結果、カラスの脳はチンパンジーの脳と比べ 5
%ほどの大きさしかないのにもかかわらず、ほぼ同じだけの知能を持つとされています。
※脳化指数(英語 : encephalization quotient 、略称: EQ )とは、脳の重さと体重から、式[ EQ] = [ 定数 ] × [ 脳の重量 ] ÷ [ 体重 ]2/3 で算出される値である。体重が大きいほど脳も重くなる傾向があるため、それが補正される。動物の知性の指標として、ハリー・ジェリソンが 1973 年に考案した。
<カラスの優れた記憶力>
カラスの記憶力は、 5 年以上あるのではないかといわれています。
他の仲間や子孫に危険な人間の情報を伝える習性があります。そのため、他のカラスも危険人物の顔を覚えてしまっている可能性があるのです。
<カラスの知能の高さの実例>
①
くるみは割って食べる
カラスが車にクルミをひかせて、割れた木の実をくわえてあっさり飛んでいくといった場面を見たことあるかたもいるかと思います。カラスは知能が高く、動く車の近くで生活をしたり、車が通りがかったりするだけで距離感がわかるようになるといわれています。失敗する場合は、クルミを置き直したりもします。
カラスの種類によっては、空高くから硬い地面へクルミを落として、その勢いで割るという種類もいます。
② 道具を作る
サルや人間のようですが、実際にカラスは道具を作ってエサを探したり、食べたりします。 1996 年に、ネイチャーという雑誌でカラスが道具を使っている姿が掲載されました。木の葉利用し、くちばしで葉っぱを切り取っていき、柄だけを残し、まっすぐな棒に加工したそうです。その結果、木の幹の奥深くにいた幼虫を食べたという結果がでています。
③ 固いエサは水にふやかして食べる
カラスは雑食で、なんでも口にしますが中には固くて食べにくいものもあります。固いエサを捕獲したときは、カラスは水たまりや公園の水場などにいき、エサを浸すことでエサをふやかしてから口にするそうです。
また、辛いエサを与えられると、同様に辛いエサを水で洗ってから口にするといわれています。
④ カラスは人の言葉をしゃべることがある
カラスは知能が高いため、人間の言葉さえ覚えることができるといわれています。九官鳥以上に上手に人間の言葉を真似できるだけでなく、犬と同レベル程度には理解ができるのだとも言われています。
⑤ カラスは餌を「貯食」する習性を持っています。
貯食はとってきた餌をさまざまな場所に隠しておき、後で食べるというものです。
野生のカラスはどこに隠しても場所やその隠したエサの種類をしっかりと覚えて戻ってきます。また、エサの種類によって隠し場所を変えるともいわれています。
⑥ カラスはいろいろなことに興味を持ち、遊びを楽しむことができます。人間の動きを真似して公園の滑り台で 遊んだり、雪の積もった車で滑って遊んだりする様子が何度も確認されている。
<カラスは長生き>
カラスの寿命は 10
年~ 30
年程度と言われています。人間の飼育下だと特に長生きになるようで、 30
年を超えるケースもあるのだとか。犬や猫と比べるとかなり長く生きることができるようですね。
<カラスを保護することはできない>
カラスを保護することは鳥獣保護法で禁止されています。従って、カラスは勝手な駆除をすることはできません。
以下の文献を引用させていただきました。
https://www.seikatsu110.jp/animal/am_pigeon/68103/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9
https://www.nature-engineer.com/entry/2018/11/04/031432
カラスはどちらかというと、今まで不吉で怖いという印象がありました。それは、 1963
年ヒッチコックの映画『鳥 The Birds
』 (
アメリカガラス )
の影響もあるかもしれません。大群で空を黒く染めるような飛び、「がーがー」という大きな声で鳴いたり、電線に群がっている様子をみると、ちょっと不気味で怖さも感じることもあります。しかし、いろいろと調べてみると、なかなか知能も高く、道具を使ったり、遊んだり、また意地悪すると覚えていたりして結構、愛らしい側面もあります。簡単なことではありませんが、常に「生きとし生けるもの」と人間との共存ができるような自然環境を考えていなければいけませんね。
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